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NO.576 骨粗鬆症NEW その9 カルシウムとは?

カルシウムとは何か?


今日はそんな話をしていきます^^。
カルシウムというと、まずミネラルの一種であることはみなさんもご存知だと思います。
では、ミネラルは何かということですが、世の中はほとんど全ての物が、水と有機物と無機物の3つに分けられます。
水と有機物は、酸素と炭素と水素、窒素、現在ある118の元素の中でこの4つで作られているます。そして人間の身体もこの4つで96%を占めていると言われています。
そして残り4%がその他の元素ということですが、それをミネラルと呼んでいます。ミネラルは水と有機物と無機物だと、無機物に分類されるものです。
ちなみに、ミネラルは人にとって絶対必要なミネラルと、必ず必要とは言えないミネラルとがあります。これについては欠乏症などを調べてこのミネラルは必要、これは必要ではないということで、長い時間かけて、調べてきて辿り着いたものです。現在は絶対必要なミネラルを必須ミネラルとして29選ばれています。これがいわゆる必須のミネラル、もしくは必須であろうと言われているものです。

そしてこの必須または必須であろうと言われているミネラル29種類の中で、人では必ず必要、これが欠乏したら、欠乏症が起こるとして必ず摂らないといけないものを16種類定めています。また必ず必要且つ量的に多いものが主要ミネラル(7種類)として認められています。
その他、微量であっても必要として考えられているものもあります。例えば鉄とか銅とか、それは絶対必要なものなのですが、それは微量ミネラル(9種類)として認められています。
そして先程の7種類、100mg以上は絶対身体の中になければならない多量ミネラルの一番トップがカルシウムです。
人の身体の中で必須であって、一番量的にも多いミネラルがカルシウムということになります。




〈主要ミネラル〉
カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム

〈微量ミネラル〉
鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、クロム、コバルト・・・など


カルシウムを多く含む食品には、牛乳やチーズなどの乳製品、ジャコなどの小魚、海藻、種実類、野菜があります。
カルシウムをどの食品から摂った方が良いのかは、後のblogでお話していきますが、ある程度十分にカルシウムを摂取していくことが望まれます。




現在、日本のカルシウム摂取基準として決められているのは600mg〜900mgです。

推定平均必要量:男性600mg/day、 女性500mg/day
推奨量    :男性700mg/day、 女性650mg/day
耐容上限量  :男性2300mg/day、女性2300mg/day

しかし、実は、戦後一度も600mg/dayを超えていないのです。
2008年の国民健康・栄養調査での平均摂取量は550mg/dayだったといいます。

カルシウム摂取量(平成20年国民健康・栄養調査)
50〜59歳 :男性514mg/day、 女性528mg/day
60〜69歳 :男性584mg/day、 女性564mg/day

そして、日本は世界的に見てもカルシウム摂取量が低いようです。




その理由については次回またお話していきますね〜。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

# by chiropratica | 2015-01-24 14:05 | 骨粗鬆症

NO.575 骨粗鬆症NEW その8 カルシウムのバランス

さて、今日は、前回も少し触れましたが身体の中のカルシウムバランスはどのようにして保っているか、命に大切な血液中のカルシウムをどのようにしているかということに話を進めていきますね^^。



まず骨はカルシウムを99%持っているところでした。これは前回やりました。そして残りの1%は血液中に存在しています。この1%がとても大事でその働きには、心臓の収縮に使われたり、筋肉の収縮に使われたりということがありました。
こういった働きによって日々カルシウムが不足すると、脳がそれを察知して、すぐに副甲状腺ホルモンに命令をして、骨からカルシウムを取り出して、血液に補充をします。

逆に食事を食べてカルシウムが補充出来ると血液中のカルシウムが多くなりますね。多くなったものはいらないですから、骨に戻しなさいという命令が行きます。そして多くなったカルシウムを骨に戻すわけです^^。




いかがですか?
実は、こうやって骨と血液の中で絶えずグルグルグルグルカルシウムを調整しているんですね。ちょっと想像してみてください。
こういった働きに役立っているのが、実はこれらのホルモンなのです。

血液中のカルシウムが足りなくなると、先程言いましたように副甲状腺ホルモンに命令を出して、カルシウムを血管に入れます。そしてある程度増えてくるとそれ以上必要ないから、戻るように動きますが、その場合が甲状腺ホルモンなんです。
カルシウムのバランスをとるために副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを出して、甲状腺ホルモンが骨にカルシウムを戻すという働きをしているわけです。
すごいですよね、ホルモンの働き^^。



少し話を変えますが、この副甲状腺と甲状腺のホルモンの働き、実は残念ながら男性だけのものとなっています。女性は、女性ホルモンと一対で働くために女性ホルモンが引退すると、カルシウムが骨に戻せなくなってしまうんです。
そうするとどういったことが起こるかというと、血管の中に多くなったカルシウムが血管の壁にへばりついてしまったりして、カルシウム性の動脈硬化などが見られたりします。よくレントゲンを写したら白く写ってきて、そしてカルシウムの摂り過ぎですよとお医者さんに言われることがあるんですが、実はそれは逆でカルシウムが足りないから、こういうことになっていることもあります。


みなさん、お医者さんで血管に白くカルシウムが沈着しているような情報が入ったら、ちょっと一呼吸おいてみてくださいね。
これは間違いだぞと考えて、まず食べ方をチェックしてください。そうしないと、血管にへばりついて動脈硬化起こすだけでは留まらないんです。本来カルシウムが細胞の中に入るってことはあまりないんですが、多く血液中に残りすぎたカルシウムは細胞の中に入っていって、血圧を高めたりします。また脳でカルシウムのバランスが崩れると、脳障害を起こしたりする、いわゆる認知症が起こりやすくなるとも言われてきます。なので、少し間違うといろんなことに影響が起こるわけです。

こういったことで女性の場合は、閉経期から血管の石灰化がよく見られますが、男性ではあまり見られないのです(男性では80〜90歳ぐらいで見られる方はいます)。




ところで、認知症は男性と女性はどちらが多いでしょうか?

やはりこれも先程の話からつながっているのですが、年齢で考えていっても女性は男性の倍なんです。長生きするからではなく、年齢を同じにして考えても女性の方が認知症が多いのですね。
男性は女性よりは血管が太く、血流は盛ん、血圧も低血圧の人少ないですよね。女性に比べて、カルシウムが多すぎたからと言って、脳に支障があるというのは、男性の場合は少ないのです。
しかし、女性は貧血や低血圧も含めて、こういったカルシウムバランスによって脳に負担がかかることも出てくるので、1つ骨粗鬆症や骨のことだけではなく、カルシウムのバランスとても大事なことになるのです!



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-01-22 14:06 | 骨粗鬆症

NO.574 骨粗鬆症NEW その7 カルシウムの存在

NO.574 骨粗鬆症NEW その7 カルシウムの存在_b0195635_1171364.jpg


さて今日は「カルシウム」のお話です。



年齢によって「骨芽細胞」と「破骨細胞」のバランスが崩れることのほか、性ホルモンやその他の因子で、骨中のカルシウムが減ることが「骨粗鬆症」の一原因となっているとお話してきました。
たしかにカルシウムが、骨粗鬆症の予防や治療に中心的な役割を演じるミネラルであることは疑う余地がありません。
しかし、カルシウムだけを使った研究では、骨粗鬆症患者に対して良好な結果が得られたものも、得られなかったものもあり、十分な一貫性が見られていないのが現状です。


さてこの中心的存在のカルシウム。
今日はまず、カルシウムが人の身体で、どんな働きをしているのかみていきましょう。


カルシウムは骨だけでなく、血液や筋肉、神経組織にも存在していて、男性なら1.2kg、女性ならおよそ1kgあります。これは体重のおよそ1〜2%です。
カルシウムというのはどういった形で存在しているかを詳しくお話すると、2つあります。
1つは骨とか歯などの硬い組織、そこではハイドロオキシアパタイトという結晶の形で存在しています。このハイドロオキシアパタイトというのは、カルシウムとリンが結合した形です。
この名前はみなさんもご存知だと思います。歯磨き粉なんかによくこういった名前が書いてありますよね^^。これが、身体の中でのカルシウムの99%の存在する形です。
それともう1つが、たった1%だけではあるのですが、血液中や体液中にタンパクと結合した形、またはイオンの形で存在しています。
実は、この1%がとっても大事。1%しかないのですが、命に関わるとっても大事な働きをしているんです。





ものを見る、手足を動かす、心臓の筋肉を収縮させて呼吸をするといった生命活動のすべてが、カルシウムイオンの出入りによって行われています。
心臓を動かすということもカルシウムがやっています。もちろん筋肉の収縮もそうですし、血液を固めること、いわゆる出血をした時のカサブタですね、その時にもこのカルシウムが働くわけです。その他、イライラを鎮めたりという作用もみなさんも良く知っているカルシウムの効能の1つです。

カルシウムは、体内で血液や体液中に流れながら、ここまでの全身に関わる細かい仕事、命に関わる仕事をしているので、脳でその量をしっかり監視しています。(もちろん脳でもカルシウムはとても大切です)。
そのためカルシウムイオンが不足すると、副甲状腺ホルモンの働きによって骨のカルシウムが血液に溶け出して生命を維持しようとします。またカルシウムを十分に摂っていれば、血中濃度を一定に保つため、血液から骨へとカルシウムが送られていき、骨に貯蔵されます。
これら全ては、厳しく脳で管理されているわけですね。


脳でのカルシウム濃度の調節ですが、1%というのは1dl辺り、8.5〜10mgの範囲内で保てるように監視しているわけです。カルシウムは心臓を動かしたり、筋肉を動かしたりすると消耗して減ってきます。そして8.5mgよりも減ってくると、脳はいち早く副甲状腺ホルモンに命令を出して、今血液中にカルシウムが足りないから、今骨からカルシウムを取り出して、血液中に補充しなさいという命令をするわけなんですね〜^^。



これだけ脳が厳密に管理しているカルシウム。やはりカルシウムは身体にとってとっても大事ということには変わりないようですね。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-01-20 11:17 | 骨粗鬆症

NO.573 骨粗鬆症NEW その6 骨の基本的な構造

NO.573 骨粗鬆症NEW その6 骨の基本的な構造_b0195635_16234484.jpg


骨粗鬆症とは、骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。日本では、骨粗鬆症の人が女性で約800万人、男性では約200万人、合計1,000万人と推定されています。そしてこの数は高齢化社会に伴ない、さらに増加していく傾向にあります。
いままでお話してきたように、骨は他の臓器と違うところがあります。実は年齢によって老化するということはないんです。骨の構成成分が減少することについて、「骨の老化」という言葉を使っていますが、生理的な老化はありません。老化がないということであれば、しっかり予防していけば、十分丈夫な骨を維持できるわけです。



骨というとみなさん、まずカルシウムが思い浮かぶと思いますが、実は骨はカルシウムとリンが結合したリン酸カルシウムや、接着剤の役割を果たすコンドロイチンや、骨組みのコラーゲンなどからできています。またその他にもビタミンやミネラルも骨を作るためには大切な栄養素でもあるのです。

今日はその基本となる構造や強度についてお話していきましょう^^。



まず骨をビルに例えてみましょう。
ビルを作る時は、鉄骨を作ってからセメントを入れます。それと同じで、鉄骨部分である部分をコラーゲンで作って、モルタル(接着)のためにムコ多糖類で必要で、その上セメントであるカルシウムがくっ付いていると考えてくださいね。
ここでわかるのは、骨はカルシウムだけではなく、鉄骨部分となるコラーゲンも大事ですし、やはり粘り気も必要ということなんです^^。

やはり骨のことを考えるとまずコラーゲンが重要になります。
いわゆる骨格を先に作っていかないと、カルシウムが無駄使いになりますから、少し時間差でタンパクとビタミンCでコラーゲン作りをした後、ベタベタになるもの、いわゆる粘土みたいなものを塗ります。それが身体ではムコ多糖というものです。いわゆるコンドロイチンだとかヒアルロン酸だとかそういうものですよね。
こういったものがその後カルシウムをくっ付けていくのにとても大切なんです。
栄養素で言えば、ビタミンAから作られるのがコンドロイチン、ビタミンB6、B群から作られるのがヒアルロン酸、Cから作られるのがコラーゲンということで、メインはタンパク質から作るのですが、これらの栄養素がないと作れないということになります。
いろいろな栄養素が関わりあっているのがお分かりになるでしょうか?

もし食べ物で入れるならば、出来るだけネバネバの食べ物を摂っていきましょうね。しかも私達は動物ですから、植物のオクラ、納豆、なめこだけではダメなんです。動物性のネバネバのところ、魚の皮の下だとか目玉のまわりだとか、スペアリブのところは必要になってくるということです^^。

さて、コラーゲンとそういったムコ多糖類がしっかり準備されるとその上でカルシウムとビタミンD3が間に合えば、骨作りが完成になります!
骨はカルシウムから作られていると思っている方が多いんですが、このように見ていくと実はカルシウムだけではないんですね。




さて、もう少し詳しくみていくと、骨の鉄骨部分は「骨基質」と呼ばれています。この骨基質はその90%をコラーゲンが占めています。このコラーゲンはビルで言えば鉄骨でしたね。骨の骨組みを作っている繊維、それがコラーゲンです。
そしてその骨基質(鉄骨部分)にハイドロオキシアパタイト(リン酸カルシウム)がくっついたものが骨になります。ちなみにこのハイドロオキシアパタイトはリンとカルシウムがくっついたものです。
骨基質はコラーゲンが90%、非コラーゲンとしてオステオカルシンが10%あります。オステオカルシンを作るには成分として、ビタミンKが必要になります。さらに言うと骨芽細胞から骨を作る時にビタミンKも必ず必要になります。
これが、骨粗鬆症になっている人は、ビタミンD3だけでなく、ビタミンKが不足していることも多いと言われる所以です。




いかがでしょうか?
またこのテーマの最後でもう一度お話しますが、1つ骨と言ってもいろんな栄養素が関わっているのです!



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


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# by chiropratica | 2015-01-17 16:39 | 骨粗鬆症

NO.572 骨粗鬆症NEW その5 無理なダイエットの怖さ

NO.572 骨粗鬆症NEW その5 無理なダイエットの怖さ_b0195635_17193542.jpg


前回は、20代、30代に骨の最大骨塩量(ピークボーンマス)がやってくるということ、その若い時期にしっかりと骨のミネラルを補給することが大事であることをお話しました^^。

今日は、もうお分かりだと思いますが、そういったことを考えると若い時の過剰なダイエットって危険?という疑問が湧いてくると思います。
そうなんです!若い時の栄養状態は本当に人生に関わってきます。今回のテーマの骨には直結しますし、さらに女性であれば、不妊症、また未来の赤ちゃんの健康状態にまで影響が及ぶと言っても過言ではありません。現代病のほとんどは若い時の偏食などが関わっていることも多く、是非みなさんにもこのことは肝に銘じておいてほしいのです。

では、以前もお話したことがあると思いますが、もう一度お話していきましょう^^。




骨量が減少したり、もろくなったりすることが、最近では若い女性にも増えて問題になっています。
これは過激なダイエット、偏食、運動不足が原因で、卵巣が機能不全に陥り、やはりエストロゲンが低下し、骨がもろくなるからです。
また急激な減量により、栄養素の欠乏が起こり、骨粗鬆症を引き起こしやすくなります。
特に20歳前後の若い女性の大幅な短期間の減量は大きな問題となっています。

先程もお話しましたが、本当は20歳が骨の成長期のピークです。この骨の成長期にある人の大幅なダイエットは特に危険になることはわかるでしょうか?
1ヶ月2キロ以上の減量や単品ダイエットなどの栄養素が欠乏するダイエット法などは極力つつしむべきでしょう。すでに20代で骨粗鬆症になる人が増えていますし、今後もその傾向が高いと言えます。



骨粗鬆症は日本では1996年に1000万人、2001年には1200万人と言われ、急増してきています。これは中年以降の病気だった骨粗鬆症が、無理なダイエットの影響で、若い世代にも広がってきたことと、食生活の変化により、マグネシウムなどの骨のカルシウム吸収を促進する物質の欠乏、ビタミンD不足が拍車をかけているのでしょう。
骨粗鬆症を含めた生活習慣病、また様々な病気の原因が、食生活のかたよりによるものと言っても過言ではありません。
また毎日の食事をバランスよくとることが、すべての病気を予防する基本であることには変わりはありません。



無理なダイエットは、食事のバランスが取れないだけでなく、栄養不足に陥り、様々な問題につながってくるので、本当に怖いことです。
私たち日本人は、あまりそういう知識がないので、基本的に意識が低く、その怖さを本当に理解できていません。まず食事の大切さへの意識を高めて、自分の栄養吸収にもう少し関心を持ってはいかがでしょう。

私たちのカラダを作る一つ一つの細胞は、食事から摂る栄養でできているのですから。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-01-15 17:23 | 骨粗鬆症


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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