2014年 10月 16日 ( 1 )

NO.531 目の病気NEW その11 目の栄養で大切なもの

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今日は、目に良いとされているルテインとアスタキサンチンという色素(カロテノイド)を紹介していきましょう!




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【ルテイン】

ルテインは、何度か登場してきましたよね。
眼の黄斑部と水晶体に存在していて、紫外線や人工の青い光による抗酸化ストレスから細胞を守ってくれる働きがあります。
紫外線を浴びたり、テレビやパソコン、携帯電話の画面から出る青い光を見ることで、眼の中にあるルテインは少しずつ消費され減っています。
いままで話してきたように、ルテインが不足することで、黄斑変性症や白内障などの目の病気の発症率が上がるという報告があるのです。

しかし、残念ながらルテインはヒトの体内では生成できません。
日々の食事やサプリメントを通じてしっかりルテインを補給してあげることが重要になりますね^^
ルテインはグリーンの濃い食べ物に微量だけ含まれているので、お野菜などで探してみて下さい。




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【アスタキサンチン】

アスタキサンチンは、天然に広く分布する赤、橙、黄色などの脂溶性色素です。
ヘマトコッカスなどの藻類に含まれるアスタキサンチンは、食物連鎖によりオキアミやサクラエビやサケの体に蓄えられ、イクラや筋子の彩りを作っています。
なので、鮭の身が赤いのはまさにこの体内に蓄積したアスタキサンチンの赤い色素によるものなのです。
産卵のために急流を遡上する力をつけるために海でアスタキサンチンを含む藻などのエサを大量に摂取し、アスタキサンチンを筋肉に蓄えるといわれています。

その抗酸化力はビタミンEの1000倍、Βカロテンの100倍と言われ、「史上最強のカルテノイド」とも。
血中脂質の活性酸素を抑え、血管を若々しく保ったり、免疫細胞を活性酸素から守ることで免疫力を高めてくれる作用があります。またアスタキサンチン自体がガンの増殖を抑制することも知られています。さらに、脳関門を通過することができるため、目の病変の予防と治療に効果があるとされているのですね。


アスタキサンチンは魚ではサケやタイ,キンメダイ,鯉,イクラなど。甲殻類ではエビやかになどに多く含まれています。
しかし、これらの動物のアスタキサンチンは食物連鎖によって蓄えられたもので、動物自身が体内で作り出しているわけではありません。
自ら作り出すのことができるのは、ヘマトコッカス藻などの植物だけなのですね。

鮭や甲殻類は、この藻をエサとして摂取して体内に蓄えているわけです。
ヘマトコッカス藻は、淡水性単細胞緑藻で、普段は緑色をしていますが、紫外線などの環境変化でストレスを感じると、体内にアスタキサンチンを作り、赤く変色していきます。
太陽光線や活性酸素などのストレスに対して、自らを防御するためにアスタキサンチンを合成し、またそれを食べにきた生物の抗酸化にも役立っているのですから、すごいですよね。

この強力な抗酸化力は、紫外線にあたったときやエネルギー生成時に発生する活性酸素(一重項酸素)の消去能力に優れ、トマトのリコピンにつぐ強さがあると言われています。





【カロテノイドとは?】

植物は、太陽の光を使って光合成をしていますが、光合成と同時に大量の活性酸素が生まれます。
この活性酸素は、私たちにとっても老化の原因になったりしますが、植物にとっても有害で、活性酸素を上手く処理するかが種族保存のためには重要だったわけです。
この点、植物は活性酸素を制御する能力を時代とともに進化させてきたのです。
まさにその能力が「植物の色素」であり、植物はその色素を果実などに多く含ませ子孫繁栄を実践してきたといえます。
一方、私たち動物は摂取する食べ物から、このような抗酸化作用のあるものを取り入れて役立てています。
この植物色素の代表的なものが「ポリフェノール」や「カロテノイド」なのですが、これらは、ビタミンにつぐ必須栄養素として考えられており、色とりどりで色の濃い野菜や果物を食べることが、美味しいことはもとより、健康を保つ上で非常に大事なポイントとなっているわけです。

緑黄色野菜を積極的に取りましょうというのは、ビタミンを摂取しようという以外にこういった意味があるのですね^^。
さて、では、このポリフェノールとカロテノイドの違いはなんなのでしょう。

ポリフェノールは、よく聞かれますよね。
植物の葉、茎、花粉、樹液などに含まれる「食物色素」の総称で、数千種類もあるものです。
ポリフェノールでよく知られているものには、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、ケルセチン、タンニン、ルチンなどがありますね。
ちなみにカロテノイドといえば、ベータカロテン、リコピン、アスタキサンチンなどが代表的なものでしょうか。
そして違いは何かというと、ポリフェノールが「水溶性」であるのに対して、カロテノイドは「脂溶性」の色素ということです。またポリフェノールは「植物」のみに含まれますが、カロテノイドは「植物と動物」両方に含まれています。

みなさんこれで植物成分について知識が増えましたね^^。
こうなると、ビタミンと一緒で、水溶性のポリフェノールは、こまめに補給して、脂溶性のカロテノイドは、少しの油と一緒に摂ると効果的になるということです。




【その他】

ビタミンB1は視神経を正常に保つのに役立ちますね。またビタミンB2が不足すると、眼の粘膜に影響して眼精疲労が起こりやすくなるので、ビタミンB群重要と言えますね。
糖分を摂り過ぎると消耗が激しくなるので、気をつけましょう。
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンももちろん効果ありです。
ビタミンCは眼の毛細血管などのコラーゲン作りにも役立ち、ビタミンEは、血行促進作用があるので、栄養が運ばれたり、不純物を代謝したりしてくれるので眼の健康を保つのにも役立ちます。
目のビタミンとも言われるビタミンAは、網膜に存在し、目の働きに関わっています。
その他、鯖などに多いタウリンは、視神経の働きを円滑に保ち、網膜神経の働きや修復も助けていると言われています。



現代では、生活が便利になるにつれ、目に負担がかかる状況が増えていっていることがわかりますね。
目に負担がかかる分、なるべく目の働き・抗酸化力をサポートしてあげるような、栄養素は本当に大切になってきます。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

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by chiropratica | 2014-10-16 14:01 | 目の病気


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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