NO.582 骨粗鬆症NEW その15 「マグネシウムの大切さ」

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さて、今日からカルシウム以外でも、骨作りに大切な栄養素をたくさん紹介していきます!
1つ目は何より大事な「マグネシウム」についてお話しますね^^。




特にミネラルの中では「マグネシウム」が重要です。マグネシウムは、「カルシウム」とセットで必ず必要なミネラルで、身体の内外のマグネシウムが、カルシウムの吸収と代謝をコントールし、体内環境の調整を行っているという研究も多々あります。

最近の研究では、骨粗鬆症の女性19人中16人にマグネシウムの不足が認められたと報告しているくらいで、カルシウムが正しく作用するにはマグネシウムが欠かせません。つまり、皆さんが、カルシウムの吸収とそれをコントロールするために必要十分なマグネシウムを体内に持ち合わせていなければ、カルシウム過剰が引き起こされ、カルシウム過剰による筋肉痙攣、繊維筋痛症、動脈硬化、虫歯などの症状を招く可能性もあるということです。そしてこの状態が腎臓でおこれば、カルシウム過剰による結石ができやすい状況になってしまいます。

これらは、カルシウムとマグネシウムが互いに拮抗作用を持つためです。
カルシウムは筋肉のテンションを高め硬直させる作用があるのに対して、マグネシウムは筋肉を弛緩させリラックスさせる作用があるのですね。
とくに、筋肉細胞で、この2つのミネラルバランスは大切で、バランスが崩れると筋肉の収縮や弛緩がスムーズにできなくなります。マグネシウムが不足していると、緊張が解けず、筋肉がひきつります。これが心臓で起きてしまうと心筋梗塞などにつながってしまいます。

少し難しかったかもしれませんが、カルシウムとマグネシウムは細胞内において互いに助け合いながら働いているのはわかりましたか?

骨作りにおいては、リン酸マグネシウムとして骨に存在したり、骨芽細胞、副甲状腺ホルモンに必要とされ、カルシウム吸収に重要な活性化ビタミンDを作るときに腎臓で必要なミネラルでもあります。
カルシウムとマグネシウムの摂取バランスとしては2:1~1:1がベスト。豆類、貝類、雑穀、海藻などがマグネシウムを多く含んでいます。





以前、このblog「マグネシウムの話」でもお話しましたが、少しだけマグネシウムの作用についてもお話しておきましょう^^。

マグネシウムは、体内の325種類以上にもなる酵素を制御しています。
それらの酵素の中の一つは、エネルギーを産生、搬送、貯蔵、利用する働きをしているもの、また細胞新陳代謝、DNA、RNAの合成、細胞成長、細胞増殖などに関わる働きをしている酵素もあります。またマグネシウムは体内の神経を活動させる電流の統合をしていたり、心臓活性、神経筋伝導、筋肉収縮、血管緊張、血圧、抹消血流などにも関与しています。
難しい言葉が多いと思いますが、身体の様々なことに本当によく関わっているミネラルなのです。
前述したように、カルシウムの細胞出入りを制御、調節するのもマグネシウムのため、マグネシウムがないと正常な筋肉活動が出来ません。マグネシウム不足は筋肉衰弱、骨軟化、不安症、心臓発作、不整脈、突発発作、けいれんにも関わっています。

全米化学アカデミーの調査結果によると、大半のアメリカ人がマグネシウム欠乏症で、男性では1日の推奨摂取量の約80%、女性に至っては70%程と言われています。
ここまで体内の様々な酵素反応に関わるマグネシウムなので、このミネラルが不足するだけで、体調不良が起こることが想像出来るのではないでしょうか?
アメリカで、1936年に書かれた上院文書では、「現在何百万エーカーという農地で栽培されている食品(果物・野菜・穀類)は、もはや何種類かのミネラルを十分に含有しておらず、そのため、いくらこの種の食品を摂ったとしても、われわれは飢餓状態におかれたままになるのである。肉体の健康は、私たちが取り込んでいるカロリー、ビタミン、あるいは脂質・タンパク質・炭水化物を正確な割合で摂ることより、摂取するミネラル類に直接的に依存している。研究室のテストによれば、果物、野菜、穀類、卵、さらに現在では牛乳・肉類でさえもが数世代前のものとは同じではなくなってきている。果物や野菜を食べて、完全な健康に必要とされるミネラル塩を胃袋に送り込もうとしても出来ない相談になっている」と書かれています。

これが書かれたのは1936年。
今から77年前です。今日では農地がさらにミネラル欠乏状態にあるのは、目に見えていて日本も例外ではありません。また肥料もこうしたミネラルの補充を十分に満たしていないと言います。





いかがでしたか?

骨にとってはもちろん、人間の命の営みにもカルシウムは不可欠なミネラルですが、そのカルシウムが確実に働くために「マグネシウム」が必須であるということを知っている人はあまりいなかったかもしれません。
いままでの話で、カルシウムとマグネシウムの働きについてある程度理解して頂けたなら、毎日の生活でこれらのミネラルを上手に摂取していけると良いと思います。今日からは是非、カルシウムだけでなく、マグネシウムにも注目してくださいね^^。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

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by chiropratica | 2015-02-07 10:08 | 骨粗鬆症


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