人気ブログランキング | 話題のタグを見る

NO.467 糖尿病と糖質の悪影響 その7 「糖尿病とは?」

NO.467 糖尿病と糖質の悪影響 その7 「糖尿病とは?」_b0195635_21345740.jpg


雨の日が続いていますね。
こういう時期は、体調を崩す人が多い時でもあります。
気温も変わりやすいので、みなさんも体調管理には気をつけてくださいね^^。

さて、今日はついに本題である糖尿病に入ります。



糖尿病は1型と2型に大別されますが、日本では9割が2型糖尿病です。1型糖尿病は、膵臓のインスリンを分泌する部位(ランゲルハンス島のβ細胞)に自己免疫による炎症・破壊が起こる病気です。最終的にはインスリンを分泌する能力が廃絶してしまい、インスリンが絶対的に不足するため、インスリンを注射しなくては生きていけない状態になります。
それに対して2型糖尿病には、2つ原因があります。一つはインスリン分泌障害で膵臓のβ細胞の機能が低下し、インスリンの分泌量が減るものです。特徴として1型糖尿病ではインスリン産生が非常に低下していますが、2型糖尿病の場合はやや低下する程度から、かなり低下する場合まで患者さんによって個人差があります。そしてもう一つの原因が、インスリンの抵抗性の増大(インスリンが効きにくくなる)です。食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスや疲労の蓄積、慢性的な運動不足が持続すると、「インスリン抵抗性」に陥ってしまいます。多くの2型糖尿病の患者さんは、この2つの原因が合併した状態、すなわち「インスリン分泌がやや少ない状態」+「インスリン抵抗性」で糖尿病が引き起こされています。

2型糖尿病は病名が同じでも、人によってその特徴は異なります。もちろん治療方針も個別に考える必要があります。
例えば、ある方は「インスリン分泌が相当低下している」+「インスリン抵抗性は軽度」であり、別なある方は「インスリン分泌がほとんど低下していない」+「インスリン抵抗性が非常に強い」という具合です。自分がどのタイプかを知り、正しい方向で自己管理していくことが重要ですね。




これまでのblogでは、「肝糖産生」や「糖取り込み」という血糖値の仕組みについてお話してきましたが、糖尿病はこの仕組みのどこかに障害が起こるために発症します。

そこで糖尿病の起こる原因について考えてみましょう!


身体からは何種類ものホルモンが分泌されていて、インスリンもその1つです。インスリンは、膵臓のランゲルハンス島と呼ばれる細胞集団の中のβ細胞から分泌されているホルモンでしたね。
ホルモンを分泌する臓器を「分泌臓器」、ホルモンが作用する相手方の臓器を「標的臓器」と呼びますが、分泌臓器から出たホルモンは、血液に乗って全身を巡り、標的臓器に働きかけて、そのホルモン特有の作用を発揮します。インスリンの場合、膵臓が分泌臓器で肝臓や筋肉が標的臓器ということになり、血糖の調節作用を発揮します。分泌臓器(膵臓)→ホルモン(インスリン)→標的臓器(肝臓・筋肉)という3ステップのうち、いずれかのステップに異常が起きると血糖の調節がうまくされずに糖尿病になってしまいます。




糖尿病の原因には主に3つあります。

1つ目は分泌臓器に原因がある場合で、膵臓自体の問題でインスリンが作れなくなる状態です。このため、インスリンの欠乏状態になりますから、インスリンを注射によって身体の外から補充する必要があります。

2つ目は、インスリン自体の異常です。これはインスリンの遺伝子に突然変異が起こり、正常のインスリンとは異なる変なインスリンが作られる場合です。この異常インスリンは正常のインスリンとは構造が少し異なるため、膵臓からきちんと分泌されていも、血糖を調節する作用は発揮されません。この病気は一種の遺伝病と考えられており、日本でも和歌山県の家系で発見されています。発見された異常インスリンは「インスリン和歌山」と名前が付けられていますが、このようなインスリン遺伝子の突然変異は非常に稀な病気です。

3つ目は、標的臓器の肝臓や筋肉に原因がある場合です。せっかく膵臓から分泌されたインスリンが血流に乗って、肝臓や筋肉に到達しても、肝臓や筋肉の細胞に原因があって、インスリンの作用がうまく発揮されません。このような状態を「インスリン抵抗性」と呼んでいます。肝臓や筋肉がインスリンに抵抗しているわけではありませんが、インスリンに帯する感受性が低下しているという意味で、「インスリン抵抗性」と表現されています。これは肥満や運動不足など生活習慣の悪さが主な原因とされています。


次回は糖尿病の自覚症状や診断基準について、お話します。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

by chiropratica | 2014-06-12 21:33 | 糖尿病と糖質の悪影響


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

最新の記事

NO.589 骨粗鬆症NEW..
at 2015-03-07 09:57
NO.588 骨粗鬆症NEW..
at 2015-03-05 09:44
NO.587 骨粗鬆症NEW..
at 2015-03-03 09:57
NO.586 骨粗鬆症NEW..
at 2015-02-21 10:28
NO.586 骨粗鬆症NEW..
at 2015-02-19 14:05

以前の記事

2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月

検索

カテゴリ

全体
骨のお話
生活習慣病
椎間板ヘルニア
逆流性食道炎
頭痛
骨粗鬆症
牛乳の話
高血圧
変形性膝関節症
炎症の話
消化と栄養吸収
腸の話
腸内細菌の話
回盲弁症候群
睡眠の話
妊娠&出産
栄養(基礎編)
低血糖症
砂糖の話
糖尿病と糖質の悪影響
副腎疲労
副腎疲労 (New)
食物アレルギー
アレルギー対策
大腸ガン
目の病気
老化
耳の病気
更年期障害
代謝の話
脳の健康
マグネシウムの話
花粉症
時間栄養学
生理前症候群PMS
腸管免疫
食べる日記
きまま日記
まじめ日記
未分類

その他のジャンル

ブログパーツ

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

健康・医療
メンタル

画像一覧