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NO.463 糖尿病と糖質の悪影響 その3 「血糖とは?」

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今日は、糖尿病の詳しい話に入る前に「血糖」とは何かについてお話していきましょう^^。

「血糖」とは文字通り、「血液中に溶けている糖」という意味です。
糖と名がつくものには、ブドウ糖、砂糖、ショ糖、麦芽糖にオリゴ糖など何種類もあります。しかし、「血糖」という言葉の「糖」は「ブドウ糖」のみを指します。すなわち、血糖とは「血液中に溶けているブドウ糖」を意味します。

なぜ、ブドウ糖のみがそんなに大事なのでしょうか。
それは、ブドウ糖は細胞のエネルギー源だからです。人間の身体は、約60兆個もの細胞が集まって構成されています。人間が行きているということは、1つ1つの細胞が行きていることを意味します。具体的には個々の細胞は、ブドウ糖をエネルギー源として生きています。細胞の内部に取り込まれたブドウ糖は、ATP(アデノシン3リン酸)と呼ばれる物質に変換されます。ATPは細胞にとって生命を維持するための必要不可欠なエネルギー物質で、自動車のエンジンに例えればガソリンに相当します。ATPを細胞内部で産生出来ない細胞は死んでしまいます。従って、ATPを生み出すためのブドウ糖は人間にとって必要不可欠な栄養源なのです。





では、血糖値が身体の中でどのようにコントロールされているのか見ていきましょう。

先程もお話したように、血糖(血液中のグルコース)は、私たち人間が生きていくためにもっとも利用しやすいエネルギー源です。
私たちが生きていくには、エネルギーが必要です。呼吸をするにも、心臓が鼓動を打つためにも、眠っているときでさえも、私たちはエネルギーを消費しています。細胞ひとつひとつがただ存在するというためだけにも、エネルギーは必要です。
私たちの生命を維持するためには、エネルギーはなくてはならないものなのです。

たとえ身体を動かさなくても、私たちの「頭の中」での活動にも、エネルギーは使われます。とくに脳はエネルギーを多くつかう臓器として知られています。
なにかを感じたり、考えたり、しゃべったり、笑ったりするにも、脳はエネルギーを消費しているのです。



さてではこのエネルギーはどこからくるのでしょうか?

私たちの人間にとってのエネルギー源は、食べものに含まれるいわゆる「三大栄養素」、つまり炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質です。
私たちは、これら三大栄養素を分解したものを、細胞内の「ミトコンドリア」というエネルギー産生工場にほうりこんで、酸素と混ぜ合わせて燃やすことでエネルギーを得ています。
私たちの身体は、食べ物を食べると、吸収しやすいようにさらに細かい物質に分解していきます。これが消化ですが、これら栄養素が消化、分解、吸収されると、グルコース、遊離脂肪酸、アミノ酸などの物質になります。
これらが全身のひとつひとつの細胞の中にとりこまれ、エネルギーとして利用されます。

人間は必要に応じてこれらのエネルギー源を使い分けて、エネルギーを得ています。

このように人間はグルコース以外にも脂肪酸、アミノ酸、ケトン体などのエネルギーを使うことができますが、血液中で最初の使われるのはグルコースなのです。
特に脳が普段使うエネルギーのメインは「グルコース」!(たまに脂肪から作られるケトン体も使っています)。
脳以外の身体の組織でも、「グルコース」は1番手っとりばやく使えるエネルギー源と言えますね。


こういったことから、私たちの身体は、つねに血糖値が安定していることを望んでいるのです。血糖値が安定していると、エネルギーがスムーズに作られ、頭もよく働き、体調も良いと言えます^^。
特に脳はグルコースを蓄えることが出来ず、40秒で消費してしまうので、脳のためには血糖値を安定した状態で保っておく必要があるわけです。
このため血糖値はつねに一定の範囲内(80~100mg/dl)になるように、綿密な調節が行われています。




ちょっと話は変わりますが、私たちの身体は、体の中のいろいろな条件を常に同じ状態に保とうとしています。
たとえば、夏の暑いときは汗をかいて熱を発散し、体温が上がりすぎないようにしていますし、冬の寒い時はブルブル震えて熱を産生し、体温が下がりすぎないようにして、1年中ほぼ同じ体温を保っているのです。
体温が高すぎても低すぎても人間は死んでしまいますから、生きていくためにちょうどいい温度をつねに維持しようとしているわけです。

このような体のはたらきのことを「生体恒常性(ホメオスターシス)」といいます。

この働きは、体温だけでなく、血圧や心拍数、発汗量や尿量、血液中のいろんな物質の濃度など、ありあらゆるものごとの調節が、ホメオスターシスによって行われています。
ホメオスターシスのおかげで、私たちは生きていくことができるのです。
つまり、ホメオスターシスとは、とても大切な「生命維持装置」なのです。そして「健康である」ということは、「ホメオスターシスが滞りなく正常に働いていること」でもあります。


このように、私たちの身体には数えきれないほど多くのホメオスターシスが働いていますが、中でももっとも厳重にコントロールされているものが、血糖値なのです!
血液中のグルコースは、私たちが生きていく上でとても大切なエネルギー源であるため、空腹時で80~100mg/dlというとてもせまい範囲の中に保たれています。
食後では30~60分で120~140mg/dlくらいまで上昇しますが、1~3時間後にはまた空腹時のレベルにもどります。


またこのように大切な血糖値をいつも安定した状態にしておくために、身体の中では多くの臓器が関係して、綿密な血糖のコントロールが行われているのです。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

by chiropratica | 2014-06-05 22:00 | 糖尿病と糖質の悪影響


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

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