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NO.411 マグネシウムの話 その10 「マグネシウムと脳梗塞・脳卒中」

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今日は、マグネシウムの話その10です。
マグネシウム不足は、脳の病気にも関わるというちょっと気になる話をしたいと思います。

脳の病気と言えば、代表的なものは重篤な合併症を伴う脳梗塞があります。神経的なものでは、進行性神経障害を伴う脳卒中や発作性疾患、その他アルツハイマー病、パーキンソン病なども挙げられますね。そして、もちろんこういった神経的な問題は心臓にもあります。
こう考えていくと心臓と脳は、どちらも興奮組織でマグネシウムがないと中枢神経系の興奮亢進が抑えられない臓器とも言えます。


マグネシウムは、血管循環、そして神経を鎮静させる作用があり、脳を守ってくれるものです。


マグネシウムの主な脳における働きをあげてみましょう。

血管を拡げてくれる血管拡張剤としての役割
血管の内皮、内層を保護する役割
カルシウムチャンネルを閉鎖し、過剰なカルシウムの流入を防ぐ役割
食品添加物のような化学物質の毒性から脳を守る役割
神経を落ち着かせてくれる役割


実はこれだけのことをマグネシウムが行っていることがわかっています。

脳卒中の原因として、脳内血管の破裂や血栓がありますが、こういった損傷が狭い場所で起こると、脳の大切な機能が壊滅させられてしまいます。脳卒中は、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性合併症に起因するとされていて、これらは全てがマグネシウム不足と関連しています。
マグネシウムは、先ほど挙げたように、血管に対して重要な役割を果たしています。血栓形成を防ぐことはもちろん、血管損傷を受けた部位を治癒させることにまで関わっているのです。


1989年から1993年にわたる台湾住民の脳卒中における全死亡例が、他の原因による死亡例と比較されています。その研究では、台湾住民の飲料水のマグネシウムレベルが高ければ高いほど、脳卒中の発症率が低いということがわかったのです。
動物実験においても、マグネシウムの静脈注射がアルコール誘因性の出血性脳卒中と、これに伴って起きる脳内マグネシウム・イオンのレベル低下とその他の代謝要因の低下を防いでくれることがわかっています。
脳卒中に襲われて左半身が麻痺してしてしまったニューヨークの議員であったダン・ヘイリーさんは、マグネシウムの静脈注射と酸素治療を行っている医師に診てもらってから、毎日治療を受け、わずか10日もしないうちに歩く事が出来、不自由なく左手が使えるようになったそうです。
その他、ニューヨークで行われた脳卒中患者の研究では、脳卒中の診断を受けて3つの病院の緊急治療室に収容されていた98名の患者を、好感度のイオン選択電極で測定してみると、大幅なマグネシウム欠乏を示していたと言います。またこれらの脳卒中患者では、マグネシウム・イオンに対するカルシウム・イオンの比率が高かったのですが、このバランスはまさに血管緊張とけいれんの原因にもなっているそうです。


こうみていくと、脳梗塞や脳卒中の予防にどれだけマグネシウムが重要かわかってくるでしょう。

マグネシウムは脳卒中を予防し、損傷細胞へのカルシウム侵入を防いでくれるほか、発作やけいれんの発生率を低く抑える働きをしてくれます。
それもそう、神経外科の手術室では、手術に先立ち患者の全員にマグネシウム静脈注射を行っているそうです。



脳は、絶え間なく電気的に活動している臓器と言えます。
脳細胞は特に繊細で、興奮と鎮静のどちらかの状態かでバランスをとっているのです。
脳細胞を制御するのはスイッチなのですが、神経伝達物質によって、あるスイッチがオンに、あるスイッチはオフになっています。
実はこうした神経伝達物質の作用も、カルシウム・マグネシウム・亜鉛がなければ起こり得ません。電気的な刺激に対する神経細胞の応答に、これらのミネラルが重要な役割を果たしているのです。

マグネシウムは特に神経を鎮静させてくれる役割をしてくれています。
ストレスやその他の問題で脳の神経が過剰になっている時に、マグネシウムが不足したりすると、発作が起きやすくなるとも言えます。



いかがでしょうか?

こう考えていくと、脳の病気のほとんどにマグネシウム不足が関与しているということ、そしてマグネシウムこそ、こういった病気の一番の予防になるのではないかと私は思うのです。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

by chiropratica | 2014-02-01 22:12 | マグネシウムの話


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

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