まじめ日記 花粉症対策/chiropratica 小菅一憲

先日は、ようやく春一番が吹いたようです。
それにしても暖かかったですね〜。
うちのクリニックに来院する患者さんもみなさん洋服に困っているようでした。
そしてきましたね。そう。花粉です。
ここ3日くらいは大分飛んでいるようですし、くしゃみや鼻水が出てきた人もいるのではないでしょうか。
この時期になると花粉症がひどい私の友人もいち早く私にメールしてきます。「きてるよ・・・涙」と。
ということで今日は花粉症の対策についてお話したいと思います。
今から50年前には、日本では「アレルギー」はほとんどなかったと言われていますが、現在では国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。本来の免疫機能はウイルスや細菌といった人体に有害な働きをするものに攻撃をしかけ、無害化したり、排除し、身体を守る防御機能なので、人体に対して無害なもの、有益なものに対しては働かないようになっているのですが、これが何かのキッカケで攻撃し始めるとアレルギー症状も起こってきます。
アレルギー物質のほとんどが粘膜から侵入してきますが、花粉症はその中でも鼻や目の粘膜に炎症を生じて、鼻や目にアレルギー症状および全身症状を招くものです。
アレルギーを起こしやすい要因として、家系的因子としてIgEという抗体が多い、肥満細胞が多い事などが挙げられますが、この遺伝的な素因に加えて、環境因子が関係してきます。たとえば大気汚染物質、ストレス、自律神経のアンバランス、そして脂肪酸の摂取が多いこと、また脂肪酸の中でω3系とω6系脂肪酸の摂取バランスが悪く、ω6系脂肪酸が多いことなどが挙げられます。
花粉症を起こりづらくするには、要はこのIgEの抗体の生産を少なくしてあげると良いということになります。抗体は大別して、A、D、M、G、Eという5種類がありますが、それぞれに得意分野があります。
問題となるIgE抗体は、本来寄生虫に対して働く抗体ですが、人類の歴史において、現在では寄生虫は駆除されほとんど存在しないのですが、IgE抗体を作る能力は維持されています。このため化学物質の影響や何らかの問題で花粉やハウスダストといった、本来無害であるものに対しても「敵」や「異物」として攻撃を仕掛けてしまうようになるのです。
免疫を話していくのに、ヘルパーT細胞という大事な細胞があるのですが、これについては話が長くなるので今回は省きますが、そのヘルパーT細胞の種類によってIgEを生産したり、抑制したりする働きがあるので、なるべく抑制してあげるような方向へ生活習慣を変えていくと良いということになりますね^^。
では、本題の花粉症対策について。
① 一般的な食事
緑黄色野菜や水溶性食物繊維、Fish Oil(魚の油)、未精製穀類(玄米など)を摂るように心がけましょう。
また炎症を促進してしまうような赤身肉やカフェイン、アルコール、乳製品などはなるべく避けましょう。お肉はなるべく網焼きにして油を落としたり、脂身の少ないところを選びましょう。
② 砂糖を摂りすぎない
白砂糖やブドウ糖およびすべての加工食品(コカコーラ、清涼飲料、キャンディ、ケーキ、パイ、甘いロールなど)の摂り過ぎは、マクロファージ、ナチュラルキラー細胞など、白血球の機能を弱め、また炎症のコントロールをしている副腎に負担がかかります。
スナック菓子、缶ジュース類、砂糖、ファーストフードは避けましょう。
③ ω6脂肪酸(リノール酸)を控えよう
大部分の植物油(大豆、キャノーラ、紅花、トウモロコシ、ヒマワリ)はω6系脂肪酸が多く、加熱すると人間に害を及ぼすトランス脂肪酸の生成されることがあります。これらで作られた食品(フライドポテト、ポテトチップなど)を過剰に摂取することや、高濃度のリノール酸、トランス脂肪酸の摂取は、身体に害があるだけでなく、アレルギーの症状を強くします。
市販のドレッシングは植物油が使われているので、必要であればω3系で作りましょう。
マヨネーズも避けましょう。
④ ω3脂肪酸( α-リノレン酸)を増やしましょう
αリノレン酸を多く含んだω3系の油は、炎症を抑える物質に変わってくれます。シソ油、亜麻仁油などが代表的なものですが、それ以外にもマグロ、サケ、イワシ、サンマ、サバなどにもω3系のEPAやDHAが含まれます。また海草類(昆布、ひじき、海苔、わかめなど)にもαリノレン酸が含まれので、積極的摂りましょう。
⑤ ヒスタミンを減らしましょう
炎症の原因の1つがヒスタミンです。ヒスタミンは食品にも含まれますし、腸管内でアミノ酸のヒスチジンが細菌の作用でヒスタミンに変わることもあります。また肝臓においてヒスタミン分解酵素が作られているため肝臓の健康は重要になります。アレルギーの人は、血中ヒスタミン値が高く、ビタミンC値が低い傾向にあるため、十分なビタミンCを摂ると血中ヒスタミン値が低下してくると言われます。
ビタミンCとケルセチンというフラボノイドを摂ると効果的です。ケルセチンは免疫を高め、アレルギーを抑えてくれると言われます。 私のクリニックで扱っているビタミンCはこのケルセチンが含まれているものです。
⑥ 副腎を強くしましょう!
副腎皮質ホルモンが十分に分泌されないと、アレルギーは悪化します。副腎皮質ホルモンの生産には、ビタミンB群(パントテン酸、B2、B6)、コリン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、必須脂肪酸が必要なので、やはり①で述べたように緑黄色野菜は必要ですよね。そしてレバーでしょうか。
もちろんストレスをかけないことが副腎にとって一番大事になることは言うまでもありません。
⑦ γ-リノレン酸
私もよくお勧めしていて、何人かの方に使って頂いていますが、身体の中の炎症を抑える物質を作るのに必要なγリノレン酸(月見草オイルやボラージオイル)。日本人では4分の1の人が不足していると言われています。
そこでこのγリノレン酸をサプリメントで摂ってあげると、アレルギー症状を抑えてくれるのです。
少し長くなりましたが、これからの季節ますます花粉が飛んできますので、是非是非参考にしてみてくださいね^^。
小菅一憲
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by chiropratica
| 2013-03-03 15:29
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