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まじめ日記 セミナー 「糖化について」/chiropratica 小菅一憲

まじめ日記 セミナー 「糖化について」/chiropratica 小菅一憲_b0195635_204517.jpg


低血糖症と砂糖の話を続けてきたので、今日は糖化についても少しお話したいと思います。
ちょうど先日、臨床栄養士の佐藤先生の「糖化」をテーマにしたセミナーを受講したので、Think HealhにUPしたいと思っていたところなんです。


さて、みなさん!「糖化」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
最近TVでもにわかに健康番組で「糖化予防」「糖化抑制」という言葉が流れていたので、知っている人も多いかと思います。

「糖化」は、酸化と同じく老化に関わっているとして、近年注目を集めています。
生体反応としてこの糖化反応が注目されるようになり、1960年にその代表的な生成物としてヘモグロビンA1cが血糖コントロールの指標として、臨床に応用されるようになりました。さらにこの10年ほどの間に糖化反応は、老化現象、認知症、ガン、心臓病につながる大きな問題として取り上げられています。



現在、老化についての原因としてあげられているのが・・・

フリーラジカル
遺伝子の突然変異
ストレス
免疫システム
細胞プログラム
ホルモンバランス

です。


老化についての話は、また後にテーマにしてお話したいと思いますが、これ以外にもクロスリンクセオリーと言って、糖分またはアルデヒドとタンパク質の結合が細胞組織の機能に及ぼす影響によって老化が促進してしまうことが言われています(Advanced Glycation and Products)。この糖分とタンパク質が結合してしまうことが「糖化」といい、それによって作られた最終糖化産物がAGEsと呼ばれているわけです。そしてAGEsを防ぐことが糖化及び、生活習慣病を予防することにつながります。
糖尿病はまさにこのAGEsが溢れている状態になりますね。


さて、この「糖化」。佐藤先生のセミナーでは、「メイラード反応(褐色反応)」という化学反応が例にあげられていました。
メイラード反応とは、物質(動植物)の中にある糖とたんぱく質(アミノ酸)が反応して、褐色に変化する反応です。物質が何かに変化する場合には、酵素(触媒)がかかわることが多いですが、メイラード反応の場合には酵素が関与しません。メイラード反応によってモノの色が褐色に変化する反応には、温度と pH(酸度/アルカリ度)が深くかかわっているそう。

たとえば切ったリンゴをずっと置いておくと、果肉が褐色に変化しますよね?
これがメイラード反応、つまりリンゴの果肉の細胞が「糖化」しているということなんです。
メイラード反応はpHの数値が大きくなる(アルカリ性方向に進む)ほど反応が進んで褐色が現れやすく、また色も濃くなり、pH3-9の間が最も反応が進むと言われています。また、温度が高いほど反応が進み、温度が10度高くなることで反応は5倍進むとも言われています。

リンゴの他には、プリンのキャラメル部分やサンマの焦げ、ホットケーキの茶色になったところ、オニオングラタンスープの褐色部分などなど・・・。
私たちの日常生活の中でも糖化は、ごく自然に起こっていることです。



この糖化がもし人間のカラダの中で起こったらどうなるでしょう?
これが大問題になるわけなのです。

メイラード反応とは、糖がたんぱく質(アミノ酸)と反応して起こる糖化のプロセスですが、これと同じような反応が体内で起こることによって、細胞に様々な影響をもたらすことになります。
たとえば糖尿病における手足のシビレや眼底出血等も糖化のなれの果てと言えるでしょう。血糖が高いと余った糖分が身体のタンパク質と糖化反応を起こします。
それが皮膚で起これば、皮膚のシワや弾力の低下につながり、血管が糖化によって濁ってくれば、白内障なども起こりえるわけです。
末梢神経が働かなくなったり、細胞壁がダメになったり、血管が詰まったり、歯槽膿漏、朝勃起しなくなる、白内障、皮膚のシワ、弾力の低下・・・などがこの糖化によって作られているものだとすれば、いかに体内で糖化を促進させないようにするかが、生活習慣病や老化の予防につながるということが理解できるのではないでしょうか?



このセミナーでは、「糖化」は別に恐れるものではないということを学びました。糖化とは糖とタンパク質(アミノ酸)が反応することで起きますが、糖もタンパク質も人間にとっては大切な栄養であり、エネルギーであるので、人間が生きていく上では「糖化」は非常に身近な現象でもあるのです。
なので、どうやって糖化を防ぐかということより、悪さをする糖化による副産物「AGEs」をどう作られなくするかに重点を置くべきだと佐藤先生はおっしゃっていました。



インスリンへの抵抗性を持ち始めると、2型糖尿病に近づきますが、そうなると、血中のグルコース(糖)のコントロールがうまくできなくなります。血液中を慢性的に高い濃度の糖が流れることは危険ですよね。
それは酸化ストレスも高くなることはもちろん、糖化が起こりやすくなるということにあるのです。末梢の細胞などで糖化が起こると、最終糖化産物AGEsが作られます。このAGEsによって末梢の細胞や神経に問題が起こると、視覚障害や末梢神経に深刻な欠陥が起こってしまうことがあります。


これを防ぐのは、いままでのテーマでさんざんお話してきた食事なのですが、糖もタンパク質も人間にとって大事な栄養なので、どちらかを極端に制限するということではなく、その人の年齢、性別、仕事、環境にあった食生活(主に糖質、タンパク質、脂質の栄養バランス)が重要になってくるのは言うまでもないでしょう。

さて、最後にこの糖化を抑制してくれる成分についてもお話しておきましょう。


グアニジン
アミノグアニジン
ビグアニド化合物

これら3つの成分は、ゴ―ツルーというハーブに含まれる薬効成分で、インスリンの抵抗性を抑制し、糖代謝を促進してくれるものです。最近の研究では、グアニジンとビグアニドにはAGEsの形成阻害作用があることがわかっています。
このグアニジン、カモミールやドクダミ、セイヨウサンザシ、ブドウの葉にも含まれていることがわかっているので、こういった成分を30代くらいから日常で取り入れるようにすると糖化抑制に多いに役立つかもしれません。

その他、強力な糖化抑制作用をもつ素材として「α-リポ酸」があげられます。
α-リポ酸はヒアルロン酸の合成も促進してくれるので、美容の面から見ると、糖化抑制とヒアルロン酸によるダブル効果があるわけですが、オススメはR-ALAのタイプです。
α-リポ酸にはSのタイプとRのタイプがあるのですが、Sタイプだと体内でビタミンB6とマグネシウムを使って変換する手間があるので、R-ALAがオススメなのです。

食べ物では、α-リポ酸を含むものとして「ブロッコリー」があります。
ブロッコリーは、私のblogでも紹介しましたが(こちら)、本当に栄養豊富で生活習慣病予防の強い味方になってくれる野菜ですね!
ただ、α-リポ酸を摂るのなら、ブロッコリーを熱しないでください。α-リポ酸は熱に本当に弱くて、熱するとなくなってしまうのです。
日本人はブロッコリーを生で食べるのには慣れていませんが、α-リポ酸を意識するなら、生かジュースで摂ることが良いでしょう。


α-リポ酸は糖化抑制作用以外にも、体内で強力な抗酸化作用を持つグルタチオンを作るのにも必要で、TCAサイクル(以前のblog参照)で糖からエネルギーを作るのにも必要になります。α-リポ酸を摂ると元気が出ると言われるのはそのためですね。うつ様症状や慢性疲労などにも効果的です^^。
なお、サプリメントで摂った場合に、飲んだ後1時間以内に尿をすると硫黄っぽい匂いがするのは、体内でα-リポ酸がしっかり吸収され代謝された証拠です。




今日は、「糖化」について触れましたが、アンチエイジングのことを考えていくのなら、みなさんもAnti-Aging老化抑制からさらに、Anti-AGEing糖化抑制という考え方に見方を変えてみてはいかがでしょう?
それこそが、本当の老化予防になることは言うまでもありません。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

by chiropratica | 2011-11-17 08:03 | まじめ日記


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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