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まじめ日記 「患者さんと先生の1対1の対話」/chiropratica 小菅一憲

まじめ日記 「患者さんと先生の1対1の対話」/chiropratica 小菅一憲_b0195635_1155611.jpg


さて、乳酸菌のテーマが終わったところで少し、一息。

久しぶりの「まじめ日記」です。


今日は患者さんを診ているときの問診の重要性についてのお話をしたいと思います。
みなさんから見て、先生と話をするときの時間についてどう思いますか?


多くの方が、自分のこと(身体のこと)をわかってもらいたいと言う気持ちで来院されるのではないでしょうか。
そして問診とは、初対面の先生と初めて対話する時間。
やはり緊張もあるし、全てを伝えきれなかったりする人もいると思います。


最近、テレビを見ていて、あるお医者さんの患者さんに接する映像に心を奪われました。
一人一人の患者さんにまっすぐ前から向き合って親身に話を聞く。そしてところどころでかける患者さんが安心できるような言葉の数々。最後に必ず患者さんと頑張っていきましょうとしっかりと手を握って握手。

感動しました。
自分はここまでできているのか。
声のかけ方や患者さんに対する姿勢まで本当に勉強になったものです^^。



お医者さんでも様々な先生がいます。
ですが、問診というとあっという間に終わってしまい先生がほとんどなのではないでしょうか。



私が以前、身体の具合を悪くした時のことを紹介しましょう。

初めに、知人に紹介され、向かった開業医の先生の病院。
身体の状態についても不安はありましたし、はじめてだったので、やはり緊張していました。そして先生にどんなこと言われるかもやはり気になっていました。
そして問診。
なんとあっという間に終わってしまったのです。

私の症状を先生に伝えると、「じゃあ血液検査をしましょう」とすぐ血液検査。
そして私が「ここも気になっているのですが?」というと「とりあえず、次回また検査してみないとわかりませんね。検査の予約を取って下さい。」

それだけで終わってしまったのです。
そしてお薬も渡されず、次回の検査を待つ状態に。



次に親の紹介で、大きな病院の先生のところにも行きました。さすがに大きな病院だったので、それなりに待ち時間は長かった気がします。

ようやく自分の番。
部屋に入ると、さっそく先生の問診です。
びっくりしたのが、なんとも落ち着いた感じで時間をかけて問診をしてくれたのです。

もちろんその先生の人柄もあるとは思いますが、私の方にしっかりと身体を向けて、ゆっくりと、どんな症状があるか、またこんな身体の症状はないかなど詳しく聞いてくれました。
そしてこういった症状に考えられる病気の話や、具体的な問題についてもわかりやすく話してくれました。
私はこの時、話したいと思うことは全部聞いてもらえたという実感があったのを覚えています。

またその後は、私の身体を触診して、「そこまで緊急を要する症状ではなさそうだし、まず検査をして異常がないかチェックしてみましょう」と優しく声をかけてくれました。

その言葉でどれだけ、安心した気持ちになったことでしょう。
これは大袈裟ではないのですが、安心して身体まで楽になったような感じすらしました。



結果的には、この2つの病院での検査内容や処方される薬は全く同じでしたが、こんなにも感じ方が違うこと、そしてもしかしたら、それが身体の回復にとっても違うのではないかという一面を垣間見れたのです。



今、私の目指すところは、テレビの先生や紹介した後者の先生のような問診。

初診の患者さんには、なるべく話をする時間を長くかけるようにしています。
その患者さんが話足りないことはないか、不安なことはないか、なるべく全てを話して納得してもらいたいのです。そしてその上で治療を受けてもらうことが重要だと思います。




カイロプラクターのウィリアムオズラー氏は、問診は診断をする上で最も大事なものだと述べています。またまったく情報のない知らない人に対して検査や治療をしてはいけないとすら言っています。その前に十分に問診をしてその患者さんのことをよくわかった上で行うべきだと言うのです。

同じくカイロプラクターのウィンクラーは、100人の人に問診と検査を行い、問診だけの状態から、検査を行ったことでさらなる臨床情報を得られたのはその中で5%に過ぎなかったというのです。
問診は、患者さんとのコミュニケーション。そしてその人のことを知ること以上に、症状の大部分を語ってくれるとも言えるのですね。


現在のヘルスケアの中では、1対1の問診の重要性が、どんどん薄れてきてしまっています。ドクターは、ドクターという枠を取っ払って、人と人との対話をしなくてはならない、そしてそれことが患者さんのことを深く知るのにもっとも重要なことだと思います。

また治療家としての自覚、そして自分が何を成し得たいのかということをはっきりと認識し、自分のスタンスを決めることが重要でもあります。


そして興味深いのは、問診の本を出しているカイロプラクターのライメル先生が述べている言葉。
「ドクターと患者の1対1の関係を作りあげること。それには、30分〜60分(もしくはそれ以上の)の問診が必要である。」
そして私の行っているアプライドキネシオロジーのグッドハートは、患者さんに対する時間の使い方として、90%は問診・検査に使用し、残りの10%を治療に使いなさいと述べています。



こうなると初診時における問診の重要性と、そこにかける時間の大切さが心にしみてわかります。
現状では、無理かもしれませんんが、初診時に30分ぐらいは患者さんと1対1で会話をするという時間の使い方ができれば本当に良いなと思います。





一番よい患者さんとドクターの関係というのは、良好なコミュニケーションが保たれているような関係です。

昔は、意見を伝えればよいという関係でした。
先生から患者さんへ伝えることだけですんでしまっていたのです。
インフォームドコンセントと言われても、先生から患者さんへの一方通行だと、コミュニケーションにはなりません。

今ではさまざまな情報があふれている時代になりました。それに伴い患者さんの理解のレベルも上がっています。
患者さん自身が、十分に自分のことを伝えられた、そして十分な情報が獲得できたと納得するということが重要になってくると思うのです。
それが出来て、はじめてコミュニケーションと言えるのですよね。


ドクターについて信頼感が持てるときの理由として

・病気または身体に対して、わかりやすく説明してくれる
・患者である私たちの訴えや話を真剣に一生懸命聞いてくれる。
・ドクターの医療知識が豊富であり、医療技術が高い。
・カルテも含めて診療に関する情報は原則公開してくれる。

があげられています。また態度や思いやりがあるということもある程度の信頼感につながるようですね。
これはまさに私が経験した先生のしてくれたことでもありました。
考えてみると良いドクターというのは良い人間のことですよね。まさに人間性が重要なのかもしれません。


そして受ける患者さん側の意識も実は重要です。
受ける側もしっかりと自分のことを伝える、そして意見を言う、また納得できるまで話をするということを大事に。
納得できないことは何度でも質問をしましょう。治療の方法を最終的に決定するのは患者さん自身でもあるのです。もちろんパートナーとしてのドクターがいますが、結局最後は患者さん自身です。そのためには十分に情報をもらって自分で納得していくことが必要です。


このように先生も患者さんももしっかりと1対1の人間としての対話ができるようになると、これからの医療の未来も明るいのでは?

そんなことを思いながら今日も臨床に向かう私でありました。

やはり、まじめ日記。またしても長文になってしまいましたね。笑。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

by chiropratica | 2011-04-23 11:52 | まじめ日記


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

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