NO.598 食物アレルギー/過敏症 その10 「食物アレルギーと副腎疲労の関係性」

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今日は、食物アレルギーを知る上で重要な副腎との関係をお話します。
前回のテーマでもあった「副腎疲労」。
この副腎疲労に、食物アレルギーと過敏症は大きく関わっているのです。



アレルギーには、ヒスタミンや他の炎症性物質の放出が起こります。副腎から分泌されるコルチゾールというホルモンは、これらの炎症性物質を抑制してくれる強力な抗炎症性物質だというわけ。
ということは・・・循環しているコルチゾール濃度が、体内の炎症反応レベルの制御においてとても大事な鍵となってきます。

副腎は、アレルギーによって引き起こされるヒスタミンや炎症性物質の放出を抑制し、アレルギー反応や症状を抑えてくれるという大切な役割を持ちます。
このことから言うと、食物アレルギーや環境的アレルギーなどを持つアレルギー体質の方は、特に副腎機能が弱いと言えます。

とくにアレルギー症状を起こすヒスタミンの放出が多いほど、炎症反応の制御に必要とされるコルチゾールが多くなり、さらに多くのコルチゾールを生産するために、副腎はもっと忙しく働かなくてはならなくなります。そして副腎が忙しく働かなければならないほど、副腎は疲労を強め、生産するコルチゾール量が減り、ヒスタミンによる組織の炎症を許してしまうというわけなんです。
こうなっていくと、さらなる悪循環が繰り返され、アレルギー反応がより大きくなるだけでなく、副腎疲労も徐々に深刻さを増していきます。



私たちがこの悪循環を断ち切るためには、アレルギーや過敏症のある食べ物を食生活から排除していくことなのです。これこそが、忙しく働いて疲れきってしまった副腎の負担を減らすためにもっとも有効で簡単な方法とも言えるのですね。

私が臨床に出ていても、副腎疲労がある人には、食物アレルギー、そして食物アレルギーがある人は副腎疲労があるというのは、ほとんどのケースで当てはまります。
だからこそ、食物アレルギーや過敏症の症状と副腎疲労の症状で重なり合う部分もあるのです。
みなさんの慢性疲労の背景にはもしかしたら、気づいていない食物アレルギー、過敏症が潜んでいるかもしれません。



最後に、食物アレルギー/過敏症の改善のポイントを3つあげておきましょう^^。


1.原因食材を避ける(ローテーション)

腸の炎症を長期に引き起こさないためには必須。


2.消化機能を良くする(胃酸、消化酵素)

胃酸の分泌の改善、消化酵素の補助など最重要。


3.小腸の粘膜を回復する(アミノ酸など)

腸の粘膜を回復し、アレルギー物質の侵入を防ぐ。


これにはL-グルタミンというアミノ酸が関わっていますが、このテーマの最後の方でもう一度触れていきますね。
ではでは。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-06-17 18:00 | 食物アレルギー

NO.597 食物アレルギー/過敏症 その9 「自宅で出来る食物過敏症のチェック」

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通常の血液検査などで陽性反応の出た食べ物をすべて排除しても、まだアレルギー反応が出ている場合は、本物のアレルギー反応は起さない食物過敏症がさらに存在しているかもしれません。
そして食物過敏症は微妙な形で、アレルギー反応とは気がつかないような症状を出すことで生活に影響を及ぼすことがあります。
それは、疲労が増加したり、判断が鈍ったり、怒りや他の感情反応が強くなったり、あるいは明白な理由なしに調子が悪くなったりするような症状です。
人によっては、気づいていない人もいるくらいです。

今日は、そういった場合に自分でできる検査法について学んでいきましょう。



まずは

1.観察法
この方法は、食べ物が問題になっている様々なケースでよく使われる方法ですね。
自分がいくつかの食品の中でもある一つに反応していることがわかっていても、どの食品なのか断定できない場合に有効です。
まず多様な食品に対する反応を観察し、疑いのある食品を2週間摂取しないようにします。そして2週間後にその食品の摂取を再開し、自分の反応がどう出るかを観察していきます。

この場合、反応を起こすのは再開した後、とくにその食品を2度目か3度目に摂取した後が多いです。
もしその食品が自分にとって過敏なものであれば、摂取していない2週間は症状が抑まり、再開し始めるとまた症状が出てくることになりますね^^。
他にも疑わしい食品があれば、同様にチェックできます。



つぎに

2.内省的日誌法
この方法では、食後すぐに反応が起こっても、発生頻度が稀(週に2回以下)な食物過敏症を突き止めることに有効です。
食後2、3時間以内に反応を起こした場合に、その症状や反応、その食事で飲食したものを日誌に記録しておき、その記録が10回分くらい集まったところで見直し、それらに共通の食品や食品に含まれる材料があるかどうかをじっくり吟味していくのです。
ちなみに、共通しているものが食べるものではなく、食べる場所であることもあります。例えば、あるレストランでは、反応を起す原因となる油や香辛料が使われているかもしれません。同じものを食べていてもあるレストランでは症状が出るのに、他のレストランでは症状が出ないなどはこのケースに当てはまりますよね^^。



そして

3.食物・反応日誌法
この方法はもっとも詳しく記録をつけていく方法ですね^^。
ある程度根気がないとできないかもしれません。
微妙な食物過敏症やアレルギー、あるいは複数の食物過敏症やアレルギーを発見するのに有効です。こういった過敏症やアレルギーには決まったパターンにはまらず、反応が起こる場合があるので、そういった場合によく用いられますね。

食物・反応日誌法を用いて、口に入るすべての食物と飲み物(水含む)の記録をつけていきます。また日中や夜に起こる兆候や症状も記録します。
この方法では、まず最初は食べ物と症状の相互関係を考えたりせず、単純に記録を取ることだけに専念してください。
反応の出方がパターンにはまっていないので、食べた直後に反応が起きているとは限らないということ、そして、数日たってから反応が起こっている場合があるからです。起床後に頭痛があれば、それを記録し、朝食にとった飲食物を記録します。途中に飲んだ水や間食も同様です。

1週間たった時点で、日誌を見直し、自分の症状の出方に何らかの関連やパターンがあったら兆候や症状、疑いのある飲食物にマルをつけていきましょう。

ちなみに朝、午前中の体調はもっとも重要なpointになります。
朝の寝起きが非常に悪く、軽い二日酔いのような状態を感じる場合、前日に飲食した何かが有害であった可能性が高いからです。
その場合すぐに小さじ半分の塩を加えたコップ一杯の水を飲んでみましょう。
20~30分後に調子が戻ってくるようなら、前日摂取したものの影響である可能性が非常に高くなります。この症状は肝臓のうっ血から生じることが多いとされています。

食物・反応日誌で何かのパターンが見つかったり、疑わしい食品が見つかったら、今度は1の方法のようにその食品を除外してみましょう。
それにより、どの食品に問題を起しているかが断定されてきます。



最後に

4.コカ脈拍検査
この方法はいままでの方法と少し違いますが、アーサー・コカにより紹介された方法です。
誰もが簡単に覚えることのできる単純な検査です^^。

この方法は、食物アレルギーが起こると副腎が反応し、結果として心拍数が上昇するという事実に基づいて行われます。
そのため、食前および食後15分と30分に脈を測れば、たった今食べたものにアレルゲンが存在するかどうか、ほぼ瞬時にフィードバックを得ることができます。

よく聞くことなのですが、自分が過敏もしくはアレルギーをもったものを食べると、「動悸がする」「(頭が)ふわーっとした感覚がある」などはまさしく心拍数が上昇した結果ですよね。

さて、まず食事をするごと、もしくは何か食べたり飲んだりするごとに、日付と時間、食前の脈拍数、摂取した飲食物、食後15分および30分の脈拍数を記録していきましょう。
これによってある特定の食べ物や飲み物に悪影響を受けていることが確定できたら、1の方法のように除去・誘発確認テストを用いてみましょう。2、3週間その飲食物を食事から完全に除去した後に、再導入して同じように脈拍を測っていくのです。
その場合、その食べ物を再度食べる1時間前と1時間後は、水とその食品以外は何も摂取しないで行いましょう。食べる前に静かに脈を測り、食べた後も1時間後まで、15分ごとに脈を計ります。感情の揺れや気分の変化、エネルギーの上がり下がりがないかチェックしていきましょう。

このコカ検査は非常に簡単で効果的ですが、一つ欠点があります。中度~重度の副腎疲労をわずらっている場合は、副腎が食物アレルギーに反応できないほど疲労しているため、過敏症やアレルギーのある食品を摂った後に脈拍が上昇しない場合があるのです。その場合は、なるべく症状がどのように出るかを注意深く観察しましょう。副腎機能が回復してくるにつれ、過敏のある食べ物で脈拍が上がります。





いかがだったでしょうか。

これだけの自分自身でできる検査法があります。
もちろんある程度まめに記録していかなければなりませんが、これで健康が得られて、以前よりエネルギーに満ちた生活が送れるなら、安いもんです。

これらの検査で疑いのあるものを除去してその後再導入するときですが、大抵の場合、変化が明確になるのは食品を再導入した初回ではなく、2回目か3回目に起こる場合があります。重要なのは、初回だけで判断せず、反応が起こらなければ次の日、3日後も疑いのある食べ物を試してみましょう!
また、こういった過敏症をもった食品を摂取した後は、30~40分間はとても調子がよく、その後にエネルギーの極端に低い状態に陥ることが多いということも最後に付け足して起きましょう。何か低血糖症にも少し似ていますね。



こうやって検査で得た食べ物については・・・
過敏症が軽度、再導入時に僅かな反応しか起こらなければ、4、5日に一度なら食べても大丈夫かもしれません。しかし、著しい反応が起こり、それが日常生活で体験したくないほどひどい症状であれば、その食べ物は完全に除去することをオススメします。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-06-10 12:11 | 食物アレルギー

NO.596 食物アレルギー/過敏症 その8 「食物アレルギーの検査(アプライドキネシオロジ−)」

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カイロプラクティックによる栄養素を評価する方法は、アプライドキネシオロジーの創始者グッドハートにより発達してきました。
アプライドキネシオロジーの栄養学的検査は、その物質による味覚受容器と嗅覚受容器への刺激に対する神経システムの反応を使用しています。

みなさんにはあまり馴染みがない方法だと思いますが、実はこの検査けっこうパワフルではっきり結果が出てくるのですよ^^。



さて、具体的に言うと、このテストは、患者さんに食べ物を咀嚼させたり、舌に乗せてもらうことによって行われます。
この状態で筋力検査を行い、その筋肉の力の入り具合でその食べ物やサプリメントの必要性や食品過敏症などをチェックしていきます。

この方法では主に味覚による求心性の刺激と口腔の刺激による味覚受容器からの情報に対する中枢神経の解釈が、最終的に機能変化(検査では筋力低下など)を起こすことが実証されているのですね^^。
不思議ですよね。


臨床では、患者さんに物質を咀嚼させることですぐに身体機能の変化が観察されます。
空腹で泣いている子供が口に食べ物を入れるだけで即座に泣きやんだり、低血糖症で苛立っている人でも、糖を含む食品を口に含むだけで、血糖値を上げるのには不可能な短時間で落ち着くことからもすぐに身体の変化が出ることは納得できるのではないでしょうか。


このようにアプライドキネシオロジーの栄養学的検査は、その場でその人に必要な栄養素や合わない食材などをチェックすることができるパワフルな検査法ですが、もちろん全てを示すものではありません。
筋力テストに精通したアプライドキネシオロジストが行って初めて効果的な検査と言えます。
また正確な判断には、一般的な栄養学的知識を熟知し、それによる考察とその他生化学検査、理学検査の結果なども加味していくことが必要です。



ちなみにお話してきたように、アプライドキネシオロジーの検査では、食べ物に対するアレルギーがある場合、その食材を口に含んだ状態で筋力検査を行うと、一般的な筋肉に筋力低下が見られたり、あるいは、食物によってストレスを受ける領域に関連する筋肉に筋力低下が見られます。
こういった場合、検査でも決まって副腎の機能低下が見られ、副腎に対する治療は何よりも優先されます。そしてこれに関連して、仙腸関節(骨盤)の後方に傾いた状態が見られることがあります。これはアレルギーや過敏反応を起こす副腎機能低下症に起因して、関連する足(モモの辺り)の筋肉が弱化し、仙腸関節の機能障害を起こすからと考えられています。
構造的な問題を治療していくことも、こういった副腎機能低下や食物アレルギーを改善していくために重要なことです。その他、食物アレルギーがある場合、カンジダ症と低血糖症も存在しています。また回盲弁症候群が継続して存在していることもよくあるので、それに対する治療も大切になってきます。


興味ある方は是非一度チェックしにいらしてくださいね^^。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-06-03 19:18 | 食物アレルギー

NO.595 食物アレルギー/過敏症 その7 「食物アレルギーの検査」

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食物アレルギーの診断は、本当に難しいものです。
しっかりとした診断をするには、疑わしい食べ物を特定することやその食べ物が有害反応を引き起こすという証明、また免疫が関与していることの確認が必要になります。

もし不適切な診断に基づいて食事から食べ物を除外することは患者さんの栄養状態を脅かすこともあるので、慎重に行わなければならないのですね。


自分がもし食物アレルギーではないかと思ったら、まずは信頼できるドクター(専門医、栄養療法、カイロプラクター)のもとに行くことです。
そこでしっかりと自分の症状そして症状が発現するときの状況、疑わしい食べ物など聞いてもらいましょう。




今日は、食物アレルギーの検査法を紹介していきますが、いくつか方法があります。

〈診断検査〉
皮膚試験
放射性アレルギー吸着試験(RAST)
酵素結合免疫吸着検定(ELISA)
CAP-RAST蛍光免疫測定法(FEIA)
特異IgG、IgM、IgA抗体検定
細胞障害性試験
舌下試験と中和
キネシオロジー検査
IgG4
白血球サイズの変化(抗原白血球細胞抗体試験)

(クラウスの食品・栄養食事療法辞典より引用)


この中で、皮膚試験は日本でも行われていますね。皮膚に抗原を侵入させて、反応をみる方法です。ただスクリーニング検査であって、これのみを診断ツールとして信頼することはできません。
こういった皮膚検査は空気中の浮遊物に対する1型アレルギー(IgEによる)を見つけるのに良く用いられるのですが、食物アレルギーを同定するのにはあまり信頼できないとされているのですね^^。


今、もっと簡単で信頼性のある試験がELISA(酵素免疫吸着)食品パネル検査です。
多数の食品を検査するために必要な血液検体は一つだけなので、ずっと簡単に特定できます。基本的なパネルには90〜100種類の食品が含まれ、もっと多いものでは香辛料、ハーブ、調味料、珍しい食品も含めた175種類の食品が網羅されています。


たとえばIgGのスタンダード・フードパネルを紹介しましょう。


○乳製品:
カゼイン、チェダーチーズ、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト
○フルーツ:
リンゴ、アボガド、バナナ、網メロン、チェリー、ココナッツ、赤ブドウ、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、モモ、パイナップル、いちご、スイカ
○ナッツ、穀類:
アーモンド、あずき、玄米、カシューナッツ、蕎麦、トウモロコシ、小麦グルテン、キドニー豆、緑豆(マング・ビーンズ)、オートムギ、ピーナッツ、ピスタチオ、白米、ライムギ、ゴマ、大豆、クルミ、全粒小麦、さやいんげん
○野菜:
アスパラガス、筍、もやし、ニガウリ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、きゅうり、ナス、ニンニク、ピーマン、昆布、リーキ、レタス、マッシュルーム、オリーブ(黒)、タマネギ、かぼちゃ、ほうれん草、さつまいも、トマト、じゃがいも
○肉類:
牛、鶏、卵黄、卵白、ラム、豚
○シーフード:
あわび、ハマグリ、タラ、カニ、イカ、牡蠣、バラフエダイ、サーモン、スズキ、エビ、マグロ
○スパイス:
カレーパウダー、しょうが、マスタード、黒胡椒、チリ、バニラ
○その他:
製パン用イースト、醸造用イースト、ココア、コーヒー、蜂蜜、さとうきび、緑茶



これだけの種類のものに対するアレルギー反応がわかります。
この方法だと血液に循環している抗体を検証するパネルが使われるのですが、食物からの抽出物がポリスチレン製のプレート上の溝にそれぞれコーティングされます。そこに患者さんの血清が添加され、その後発色剤が加えることで各溝の発色量から結合した抗体の量を検証するのです。
この検査を行っているUSバイオテック社では、こういったたくさんの種類の食物アレルギーの検査としてIgG測定法に有効性があるとしています。
その理由は、食物に対するIgG抗体はIgEよりも血中に長期に残るため、上昇したIgGはアレルギー症状の予告になると数ある研究でも報告されているからということです。

とにかく、この検査法では多くの種類の食べ物を検査でき、主要な食物アレルギーを発見できるので、かなり有効です。
この検査で反応が強かったものを自分の食生活から除外してみると、副腎機能が向上し、身体への負担が少なくなることで、様々な不調から解放されることを感じると思います。

ただ一つ問題なのは、検査は日本では行われておらず、非常に高価なことです(3万円以上)。これは日本のドクターの中でも意見が分かれているからなのですが、IgGの検査で出てくる過敏もしくはアレルギーの食品は種類が多くて、全て除外することが非常に困難なことと、中にはそこまでやる必要がないのではないか考えのドクターもいるということです。私は、この検査をすることによって今の身体の不調の原因が明確になったり、他の医療機関では治らなかった身体の不調から解放される大きな手助けになると思っているので、検査が日本で行われていない状況には疑問なのですが・・・。
もちろん日本で行われていないだけで、検査は可能です。現在では一部のクリニックで扱っているところもありますね。いずれにせよ、アメリカの検査機関に送る形で調べることができます^^。
当院でもこの検査を扱っているので、必要な方にはお勧めしています。

興味のある方は是非。


さて、この検査以外にも、細胞性免疫食物反応検査というのがあります。
これは、遅延型過敏反応検査(DTH)や活性化細胞検査(ACT)としても知られていますが、あまり一般的ではない血液検査で、前述のELISA法では検出されない微妙な、もしくは遅延型のアレルギーを発見するのに役立つ方法です。
この検査では、特定の食品の摂取後に最高3日まで遅れの出る可能性のある免疫系反応の一部を調べます。こういったものは通常のアレルギー検査やパネル検査では検出されないので、ELISA法とこのACTの検査を組み合わせれば完璧ということでしょうか。
そこまで検査する人はなかなかいませんが、紹介まで。




このように日本ではあまり知られていないアレルギー検査まで紹介してきましたが、これらの検査を用いてある結果が出たら、過敏症やアレルギーのある食品リストを作り、それらの食品を避けていきます。
パネルで反応が強かった食品をまず2週間摂取しないでみましょう。
それで体調がどのように変化するかを見ていきますが、中には数多くの食品に反応がある結果が出た人もいると思います。
そういった方は、全てを避けるのが難しかったり、除外することが大きなストレスになる可能性があるので、反応が大きいものをまず避けて、小さい反応のものはローテーションで摂るようにして体調の具合を見ていきましょうね。
どちらにしても信頼できる栄養療法のドクターか、栄養に知識のあるカイロプラクターの指導のもと行っていくのがベストでしょう。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-05-27 15:04 | 食物アレルギー

NO.594 食物アレルギー/過敏症 その6 「食物不耐性とは?」

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みなさん、こんにちは^^。
大分blog更新が空いてしまいました。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
これからもたまに投稿が空く時はあるかもしれませんが、定期的には情報発信をしていきますので、よろしくお願いします。

では、今日の話題へ。

今日は「食物不耐症」についてお話していきます。



まず、「食物不耐性」の話の前に、食物アレルギーと食物不耐性についての分類をお話しておきますね。
基本的にいままでお話してきた「食物アレルギー」は免疫が媒介するものです。

アレルギーでは「感作」が起こりますが、感作というのは、抗原と抗体の特異的な結合に使われる言葉です。感作は、免疫細胞がアレルゲンに初めて曝露する時に起こり、感作が起こると次に同じアレルゲンに曝露する時に、そのアレルゲンを認識するように免疫細胞が変化してきます。こうやって一度侵入してきたアレルゲンを記録し、二度目に侵入してきたときにすぐに攻撃できるようにしておくのですね。
少し難しい話になりますが、免疫細胞には、Bリンパ球、Tリンパ球、マクロファージがあり、骨髄中の幹細胞から派生するリンパ球や胸腺の幹細胞に由来しているT細胞というものが、免疫系に非常に重要な役割(体液性免疫と細胞性免疫)をしています。
抗体(免疫グロブリン)が関与している体液性免疫は食物アレルギーにおいて重要な役割を果たしています。抗体は、抗原の提示に反応してBリンパ球(B細胞)によって産生され、抗原にこの抗体が結合することで、肥満細胞による化学物質の産生や細胞傷害を引き起こし、アレルギー症状が起こります。

この抗体にはいくつか種類があります。
それはIgA、IgD、IgE、IgG、IgMの5つクラスです。これらの抗体は、もちろん細菌やウィルスから身体を防御しています。
たとえば、母乳中の分泌型IgA抗体は、母乳哺育の乳児にウィルスや細菌に対する腸の防御をもたらしてくれます。またIgA抗体は唾液や腸分泌液中に存在し、抗原の吸収を阻止しているのですね。
そしてIgE抗体は身体からの寄生生物除去を助け、いわゆる食物アレルギーのIgE介在性反応に関与しています。
そのほかIgDは免疫グロブリンのクラス転換に関与していますが、他の機能は解明されていません。

抗体にはこれだけの種類があるわけです。
そして、アレルギー反応は免疫系の異常な反応ですが、その反応には、4つの種類があります。



①1型 即時型過敏症、アナフィラキシー性IgE介在性、レアギン性反応

枯草熱、アナフィラキシー、大半の食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息が該当します。症状は数秒以内から最高で2時間以内に起こります。
食物反応は、咽頭浮腫、吐き気、嘔吐、重度の腹痛、鼓腸、下痢、血管浮腫、湿疹、紅斑、そう痒、喘鳴、咳、胸部締め付け、低血圧、気管支痙攣、ショックなど。


②Ⅱ型 細胞障害性

血液型が不整合な輸血によって起こります。
食物反応の例はありません。


③Ⅲ型 抗原–抗体複合体 アルサス反応

一部の食物反応において生じます。
乳汁中の沈降素が慢性呼吸器感染症の小児の肺、また胃腸疾患の患者さんの腸管中に発見されているそうです。
反応が現れるには通常6時間またはそれ以上かかり、臨床的に明白になるには数日かかる可能性もあります。


④Ⅳ型 遅延型または細胞介在性過敏症

移植片拒絶反応によくみられる機序。タンパク質漏出性腸炎などの一部の食物アレルギーに関与しています。



即時型過敏症(1型)はIgEが関与しており、アレルギー反応の中では最も頻度が高く、その機序は明確にされています。
もう一つの非IgE介在性免疫反応(IgEが関わっていない)の食物過敏症については、機序が明らかではないですが、食物の特異抗体(IgA、IgG、IgM)が関わっています。
そして、遅延型とも言われるⅣ型は、セリアック病(重度の小麦のアレルギー)やタンパク質漏出性腸症(リッキーガット症候群)、好酸球性胃腸炎、および潰瘍性大腸炎などにも関わっていると言われています。




前置きが長くなりましたが、これらが「食物アレルギー」と呼ばれる免疫が介在するものです。
では「食物不耐性」とは何なのでしょう?

「食物不耐性」とは食物アレルギーとは異なり、免疫反応を誘起しません。食物不耐性は特定の食物を分解する消化酵素を十分に持っていなかったり、添加物や食物に自然発生した化合物などの化学物質を身体が処理できなかったりすることなどが原因になります。



それこそ、種類はたくさんあります。


乳糖不耐性
アルコール不耐性
ソラマメ中毒症
フェニールケトン尿症
ガラクトース血症
ヒスタミン不耐性
チラミン不耐性
硫黄不耐性
グルタミン酸塩不耐性
オクトパミン不耐性
サリチル酸塩不耐性

などなど・・・


有名なのは、乳糖不耐性でしょうか。
乳糖不耐性の人は、牛乳の中の乳糖という成分を消化する酵素を持っていないため、乳製品を摂ると痙攣性腹痛や下痢を発生することがあります。
赤ちゃんの時は、乳糖を分解するラクターゼという消化酵素を持っているのですが、成人になるとほとんどの人で生産されなくなると言われており、日本人の80%以上が乳糖不耐性です。

また発酵食品や保存食、干物やワイン、塩漬けなどに多いヒスタミンを分解出来ないヒスタミン不耐性の人や、硫黄を含むような食材を消化分解できないような硫黄不耐性も比較的多くみられるものです。硫黄(化合)成分は、保存剤、防腐剤、漂白剤、発色剤、酸化防止剤として食品添加物のカテゴリーで広く使われており、サラダバーにはこういった添加物が多く使用されているので、サラダバー症候群の名前でも知られていますね。




そして、硫黄にも通じますが、添加物にたいする拒否反応も食物不耐性と定義されています。
食物添加物、合成着色料、保存料、乳化剤/安定剤、充填剤、香味料、人工甘味料に対する反応は、健康に大きな影響をおよぼす可能性があります。

添加物の中には・・・安息香酸、トラガカント、エチレンジアミン4酢酸、アスパルテームなど、添加物は山のようにあります。日本は特に食品添加物が多い国として知られていますから。
こういった添加物に敏感な場合、湿疹、頭痛、呼吸困難、認識機能障害、疲労などの、免疫システムを介在しない症状が現れることがあるので注意が必要です。

あまり自然ではないものは食べない方が良いのは、やはり基本になりますね^^。




このように、食物過敏症(不耐症とも呼ばれる)とは、アレルギーよりも意味合いが広く、食品や食品の構成成分、添加物などに起因するあらゆる身体への悪影響が含まれています。
食物過敏症は、個体差がはっきりしていて、ある人に大問題を起こす成分が、他の人にはまるで影響を及ぼさなかったりします。
医療従事者が混乱するのは、この過敏症というものの症状の多くが、アレルギー反応を介せずに発生することです。
そのため、このアレルギーではない、食物過敏症の方の多くは、トラブルを抱えたまま放置されているわけです。



ブラナマン医師は、症状にいたる基本的なメカニズムがどうであれ、患者さんが特定の食品にうまく対処できずに苦しんでいることに変わりはなく、アレルギーと過敏症の区別がどうだという問題より先に、患者さんを救うことが優先されるべきではないかと述べているのですが、まさに同意できる言葉ですね。
さらにブラナマン医師は、「食品過敏症を解決することで60%の病気は改善される」とも語っています。

現在の大抵の医師は、栄養療法や食品過敏症について知らない方が多く、その重要性が見過ごされるケースが多くあります。
私が臨床をやっていて、常に思うのは、診断が適切でなければ、適切な治療ができないということ。

何よりも根本的な原因に対しての治療を行うべきなのです。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-05-20 12:20 | 食物アレルギー

NO.593 食物アレルギー/過敏症 その5 「食物アレルギーが身体に及ぼす影響」

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食物アレルギーに起因する炎症は、あらゆる病気や障害の原因となります。
症状は人によって異なり、病気になりやすい弱い部分に現れます。

例えば、前回お話した遅延型アレルギーの場合、食物抗原に暴露すればするほどIgG抗体が増えます。
この増加は免疫システムに負担をかけ、時間とともに炎症を引き起こし、あらゆる症状の原因となります。またIgG抗体と抗原の複合体(炎症媒介物質)は、血流に乗って体中の組織や臓器に運ばれ、血液が流れている場所であればどこでも炎症が起こしてしまいます。




遅延型アレルギーの検査について、日本ではアンブロシアさんが有名ですが、そこで書いてある食物アレルギーの例をあげると・・・

○チーズと卵を食べた9ヶ月の子供に、湿疹や呼吸困難が見られた。
○グルテンとカゼインの摂取で、突発性統合失調症を発病した。
○バナナやクルミを食べて、口腔内のかゆみ、顔面の紅潮、喘鳴を経験した。
○複数の食物アレルギーを患う10歳の少女に、昼間性/夜間性の遺尿症・遺糞症(おもらし)が見られた。
○複数の食物アレルギーを患う子供たちに、偏頭痛と多動症が見られた。
○食物抗原と抗体の複合体が、メニエール症候群の発症と悪化の原因となった。

いろいろな身体への悪影響がわかりますね^^。



食物アレルギーは関節炎にも関連しています。

栄養療法のジョナサン・ライト博士は、リウマチ性関節炎は食品過敏性が原因で発症するものではないが、ほとんどの患者さんが食品過敏性によって症状を悪化させていると言っています。薬品を使わない自然な治療を志向する医療家の必読書である「An Alternative Approach to Allergies」の中で、シーアラン・ランドルフ医学博士は、過敏症を起こす食品や化学物質を排除することにより、リウマチ性関節炎の症状が著しく改善されたケースを詳細にレポートにしています。
またその他の研究でも、リウマチ性関節炎の患者さんのアレルゲンを突き止め、それを排除することで治療の効果が上がったと報告しているものもあります。




その他、私も経験したことがありますが、食物アレルギーとよく関連するのが胆嚢炎です。

ジョナサン・ライト博士は、「Healing with Nutrition」の中で、胆嚢炎の患者さんは、アレルゲンとなっている食品を食べなければ、胆嚢の発作は防げると述べています。
ジェームス・ブラナマン医学博士(米国アレルギー医師会)の文献通りに、臨床で応用したところ、胆嚢炎の患者さんで発作を起こした人はなく、胆嚢を手術で切除した人はいないそうです。

ブラナマン医学博士の研究レポートでは、69人の被検者(そのうち胆石が確認されていたのは51人、すでに胆嚢を摘除されていた人も18人)全員に、アレルギーを起こしにくい食品だけで構成した食事が与えられましたが、その結果についてブラナマン博士は、「基本的なアレルゲン除去食を1週間与えただけで、すべての患者の症状が消失した」と報告しています。
ブラナマン博士は、アレルギー反応によって胆管(胆嚢から小腸へ胆汁を流すチューブ)が膨張することで、胆汁の流れがせき止められたり、遅れたりして胆嚢に痛みが出るのではないかと説明しています。

私も臨床において、食物アレルギーを持っている方に、胆嚢の問題をよく見かけます。胆嚢に問題があると食物アレルギーがあるのかと疑うぐらいです^^。
また、もう1つ面白い例をあげると、グルテンアレルギーを持っている方は甲状腺機能低下がよく見られます。あまり知っている方は少ないかもしれませんが、グルテンのタンパク質と甲状腺のタンパク質が似通っているために起こると言われています。
同じように、甲状腺機能低下が見られた場合、グルテンアレルギーの有無はやはりチェックしています。

これについては、また後ほど記事にまとめようと思っていますので、お楽しみに〜。




このように、身体にありとあらゆる悪影響を及ぼす食物アレルギー。
食物アレルギーに起因する炎症はあらゆる病気や障害の原因となりますが、症状は人によって異なり、病気になりやすい弱い部分に現れます。メニエール症候群、てんかん、自閉症、統合失調症、その他の行動障害、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、セリアック病、過敏性腸症候群はすべて、食物アレルギーが関係している可能性がある炎症状態です。
根底に食物アレルギーを抱えていると、身体は常に攻撃にさらされた状態になります。

やはり自分のアレルギーは何かを知っておくことはとても大切なんですね。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


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# by chiropratica | 2015-04-29 22:09 | 食物アレルギー

NO.593 食物アレルギー/過敏症 その4 「即時型アレルギーと遅延型アレルギー」

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みなさんは「食物アレルギー」という名前を聞くと、どんな症状を思い浮かべるでしょうか?

おそらく、魚介類、ケーキを食べることによって、数秒〜数十分の間で蕁麻疹などが出てしまったり、酷いときには呼吸困難になったりするというイメージを持っていると思います。
しかし、アレルギーはこれらの症状だけではありません。
アレルギーには数日経ってから肩が凝ってしまったり、うつになったり、アトピーになったりと様々な症状を引き起こす可能性があります。
これらのアレルギーは「遅延型アレルギー」と呼ばれていて、蕁麻疹などの数秒ほどで症状が出るものを「即時型アレルギー」と呼んでいます。



病院に行って検査をしても特に異常はないのに、なぜか調子が悪いと感じることが多い人は、もしかしたら遅延型アレルギーの問題があるかもしれません。そしてアレルギー検査を受けることによって不調の原因がわかり、体調がとても改善する可能性があるのです。



食物アレルギーには2種類あります。
1つ目はみなさんもご存知の即時型アレルギー(Ⅰ型)です。
このアレルギーには抗体の「IgE」が関わっていて、花粉症もこの中に入ります。
即時型アレルギーでは、食べ物を食べた直後、もしくは一時間後に蕁麻疹は発赤、浮腫、痒みや下痢などの急性の症状が出てきます。
この場合は、みなさんも何か食べ物が悪さをして、身体に不調が起こったとすぐにわかりますよね。
そうなんです。即時型アレルギーはご自分でも食物アレルギーと認識出来るアレルギーと言えますね。

さて、もう1つの方が遅延型アレルギー(Ⅲ型)です。
これは抗体の「IgG」が関係していて、食べてもその時には何も症状が出ません。
6時間〜12時間、遅い人は24時間後、またものによっては1週間から10日間に渡って体調を崩すものもあります。
症状自体も、即時型アレルギーと違って、疲労感や眠気、頭痛、耳鳴り、めまい、肌荒れ、アトピー、下痢、便秘、お腹の膨満感など多岐に渡ります。
実際には本当にゆるやかに症状が起こってくるので、食物アレルギーとは気づきずらいのです。
これが遅延型アレルギーです。




遅延型アレルギーの場合は、その時食べたものがすぐ症状に出るとは限らないので、場合によっては今日の体調が、昨日食べたものの影響ということもよくあります。




簡単に理論をご説明すると、Ⅰ型の即時型食物アレルギーは、原因食物を摂取してから数時間以内に起こる即時型の反応で、反応免疫細胞の表面に付着しているIgE抗体が食物抗原と結合します。そしてIgE抗体は肥満細胞(MAST CELL)とも結合しているので、IgEが抗原とくっついて反応を起こすと、ヒスタミン、セロトニン、サイトカイン、ロイコトリエンなどの炎症性メディエーター(媒介物)や免疫メディエーターが放出されるんですね。
ヒスタミンはみなさんも聞いたことがあると思います。
かゆみやむくみ、蕁麻疹などの原因になりますよね。
いわゆる即時型アレルギー特有の急性の症状をもたらすのはこれらの炎症性化合物と言われています。即時型アレルギーはこういった炎症性の化合物が放出されることから、気付きやすいアレルギーと言えますね。


逆にⅢ型の遅延型アレルギーは、体中に炎症や痛みなどを引き起こします。これらの反応にはIgG抗体自体が重要な役割を果たしていて、先程お話したように原因食物を摂取してから数時間から数日後に起こる遅延型反応です。
IgGも食べ物とはくっ付きますが、それだけで終結してしまい肥満細胞とは結びつきません。その代わり食べ物とくっ付いた状態で免疫複合体をつくります。そしてこの免疫複合体が血液に乗って身体のあちこちで炎症を起こしてしまいます。やっかいなのは症状が慢性的で、複数の臓器が関連して、時間が経つにつれて悪化する可能性があります。原因食物を繰り返し摂取すると過敏性反応が強くなる特徴があります。

肥満細胞と結びつかないため、ヒスタミンが出ないことが何より気付きづらいアレルギーになっています。




IgGは主要な抗体の1つであり、「IgG1、IgG2、IgG3、IgG4」という4つのサブクラスに分けられています。IgGの「G」は、英語で遅延型を意味する「gradual」の頭文字を取ったものですね。
特定の状況下では免疫システムが過度に働き、これらの抗体を作り過ぎることがあります。IgG抗体が多すぎると、過敏反応と呼ばれる過度の反応を起こし、身体のあらゆる場所に過度の炎症や症状が発生します。

遅延型アレルギーは、みなさんの長期的な健康に悪い影響を及ぼす可能性があります。
IgG抗体は何ヶ月も体内で持続するため、身体のあらゆる場所に慢性炎症や組織変性を起こしていきます。
この過程は非常にゆっくりと気付かないうちに進行していくので、だんだんと不健康な健康状態に慣れてしまい、痛みやうずきを当然のことと考えたり、加齢によるものと諦めてしまう人も多々います。




遅延型アレルギーの症状には・・・

頭痛
注意欠陥
多動症
不眠
うつ症状
慢性疲労
喘息
感染を繰り返す
にきび
アトピー
口内炎
副鼻腔炎
鼻水
かゆみ
下痢
腸内ガス
腹部膨満感
便秘
お腹の痛み
体重がなかなか増えない
関節痛
関節炎
リウマチ

などなど・・・

かなり多岐にわたる症状があります。

また世界では、「小麦などのグルテンに対するアレルギーは、リウマチの症状を悪化させる」「ナス科の食物アレルギーは関節炎に関連する」「乳のカゼインに対するアレルギーはアトピーの原因になる」「子供の自閉症やADHDも食物アレルギーが関与しているのでは?」などと様々な研究が出ています。

私が臨床をしていても、特に麦のグルテンや乳のカゼインに対する遅延型アレルギーの方は多いですね。

ある研究では、グルテンやカゼインが腸内で消化される過程で、それぞれグリアドルフィンとβカソモルフィンと呼ばれるペプチドが形成されるとしています。これらのエクソルフィンは脳の神経伝達機能に影響を与えると言われ、自閉症患者の87%と統合失調症の患者の86%にグルテンに対する高濃度のIgG抗体が認められているとしています。また自閉症の患者の90%と統合失調症患者の93%にカゼインたんぱく質に対する高濃度のIgG抗体が認められ、3ヶ月にわたりグルテンとカゼインを含まない食事をした結果、統合失調症患者の症状は改善され、自閉症を患う子供たちの81%に改善が見られたそうです。
ちなみに、エクソルフィンに似た化合物はトウモロコシや大麦にも確認されています。


こう考えていくと、みなさんの気付いていないかもしれない遅延型アレルギー。
本当に様々な症状の背景に関わっていて怖いのです。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-04-22 12:37 | 食物アレルギー

NO.592 食物アレルギー/過敏症 その3 「食物アレルギーの仕組み」

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今日は、食物アレルギー/過敏症の第3弾です。

さて、まずアレルギーの原因となるアレルゲン(抗原)はどこから人間の体内に入ってくるかというと、ほとんどが粘膜ということになります。
身体の外側はみなさんも知っての通り、皮膚で覆われています。皮膚は、実は何層もの表皮細胞や角質によって形成されていて、その数は15層にもなると言われています。何層もの防御壁があるので、こういったアレルゲンはもとより、微生物やウイルスもなかなか皮膚からは入ってくることが出来ないのです。
 
しかし、口から肛門までの消化管や鼻から肺までの気管の内側は粘膜と呼ばれ、通常は1層の上皮細胞からなるために外からの侵入物に対して比較的弱い場所です。サランラップ2枚くらいのイメージを持って頂くとわかりやすいでしょうか。
 実はこの粘膜がほとんど病原体やアレルゲンなどの侵入経路となっています。もちろん粘膜も決して負けてはいません。ここではこういった病原体から感染を守るために免疫が戦っているわけです。
この免疫こそがこれらの病原体の感染から身体を守る最前線と言えます。




免疫システムは私達の身体を外界から防御するようにつくられています。
免疫は身体の中でも特に複雑なシステムです。免疫がなければ人は生きていくことができません。少なくとも、免疫システムが最高の状態で機能していなければ、侵入する異物から身体を防御することができないため、健康を大きく損なう可能性があります。
特に、免疫システムの60%は腸壁に存在しています。腸壁は外界と身体の内部とを隔てる「巨大な壁」のようなものです。免疫細胞は、摂取された食物と最初に接するこの場所たくさん存在しています。免疫細胞が食物に対して免疫反応を起こすか起こさないかはここで決定されるのですね。

食物はもちろん、花粉、カビ類などの身体に取り込まれる全てものは、外界から入ってきた情報と見なされます。
これらの情報は体内に自然に存在しないため、抗原と呼ばれます。抗原は異物であるため、免疫反応を引き起こす可能性があります。しかし、すべての抗原が必ずしも免疫反応を誘発するわけではありません。食物に含まれるたんぱく質や炭水化物などの多くの抗原は、生命活動に不可欠な良いメッセージを持っています。なので、通常、免疫細胞はほとんどの食物を良い情報と判断し、粘膜のところを素通り出来ます。




さて、食物抗原(アレルゲン)になりやすいタンパク質の消化過程を詳しく説明しましょう!

食物中のタンパク質は、胃の中に入ると、その強酸性の胃液によってタンパク質の高次構造が破壊されて変性します。変性したタンパク質は一次構造が露出し、タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の作用を受けやすくなります。
胃液には、ペプシンという酸性溶液中で作用するプロテアーゼが存在するので、その作用によって、タンパク質分子の内部の一次構造が切断され、いくつかのポリペプチド断片になるわけです。
胃の中で処理された食物は、十二指腸に入ると膵液と混ざっていきます。膵液には高濃度の重曹(炭酸水素ナトリウム)が存在するので、まず塩酸が中和され、その後、トリプシンおよびキモトリプシンという、中性溶液で働く2種類のプロテアーゼによってペプシンで部分的に分解されたタンパク質(ポリペプチド)は小腸内でさらに細かく分解されます。
その結果生じる小さなペプチド(オリゴペプチド)は、小腸の管腔壁に結合して存在する種々のペプチダーゼによって、完全にアミノ酸にまで分解されていきます。


しかし、タンパク質のなかには強固な高次構造をもつものがあって、熱を加えた後でも、消化管の中で分解されないものがあります。また、ポリペプチドにまで分解されても、それ以上分解されないで残るものもあります。
さらには、年齢が上がってきたり、ストレス、その他胃の機能障害によって胃酸の分泌が少ないもしくは胃酸の濃度が薄い状態がある場合、タンパク質の消化がうまく出来ず、同じようにポリペプチドの状態で小腸粘膜のところに未消化のタンパク質が向かうことになります。
これらの未消化のタンパク質およびポリペプチドの多くのものは、糞便とともに排出されますが、一部には、小腸上皮細胞の飲作用によって細胞内に取り込まれるものもあります。

細胞内に入ると、ペプチドの多くのものはリソソームでアミノ酸まで分解されていきますが、中には細胞内でも分解されないで残るものがあります。
こういったペプチドはもともと自分の体にないものであり、小腸の粘膜部分にいる抗体に異物として認識され、抗原(アレルゲン)になってしまうのです。



これこそが食品アレルギーが起こる仕組みですね。
また人によっては、特定の食品タンパク質の特定領域のペプチドがアレルギー抗原になることが知られています。



次回は、即時型アレルギーと遅延型アレルギーについてお話していきます。



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-04-15 11:38 | 食物アレルギー

NO.591 食物アレルギー/過敏症 その2 「食物アレルギーとは」

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近年になってアレルギーの発症率は非常に増加しています。みなさんの周りでもアレルギーの人や子供が増えたと思いませんか?
その原因には、偏った食事、ストレス、トラウマ、感染、科学物質、環境有害物質、遺伝性要因などが関わっていますが、なかでも50年前に比べ、明らかに食べ物に対する過敏症(一般的には食物アレルギーと呼ばれている)は、増加の傾向をたどっています。


そもそもアレルギーという言葉は、ウィーンの小児科医クレメンズ・ピーター・フレヘール・フォン・ピルケ氏とアメリカの小児科医ベラ・シック氏が、種痘が患者に及ぼす影響を研究している時に作った言葉だそうです。
ギリシャ語の「アロス」(変化・様変わりした状態)、と「エルゴン」(反作用・反応性)を合わせて作った言葉で、フォン・ピルケ氏は、アレルギーを超過敏反応であると定義しました。
こうやって1906年にはじめてアレルギーが提唱されたとき、アレルギーとは「変化した反応」のような意味合いでした。それから長い年月を経るうちに、当初の意味合いは医療現場から失われていきました。
現在では、「抗原」と呼ばれる分子によって誘発される反応がアレルギーであると考えられています。



カラダの仕組みでは、この抗原を退治するために、身体の中の白血球が「抗体」をつくり出します。そしてこの抗体がなんらかの原因で必要以上に過敏反応することがあるのですが、アレルギーでは、あるこのような過敏反応してしまう同じ抗原が身体に侵入してきたときに、同じ抗体が放出されて、過剰に働くことで、アレルギー反応が起こるとされています。
こうした「抗体」、免疫グロブリンは、Y型をしていて私たちの免疫システム細胞によって作られます。また接触する個々の抗原ごとによって固有の形になっているのですね。
アレルゲンである「抗原」は、人によって多岐に渡りますが、特定の食物や花粉、動物の鱗屑、カビ、イースト菌などがあります。
人間の身体の免疫システムは、身体の防衛反応として、激しい炎症を介してこのアレルゲンを中和しようとするのですが、その一連の反応がアレルギーと言われるものです。



みなさんが、食物アレルギーというと思い浮かべるのは、食べた後、突然起きるような呼吸困難や蕁麻疹、胃腸障害のようなものだと思いますが、実はその症状は多岐に渡ります。
それには、肉体的な症状、精神的な症状を含め、様々な症状がありますが、反応が早い即時型というタイプや、反応が遅い遅延型と呼ばれるもの、そして症状が慢性化するもの、一過性で終わるものなどと様々なものがあります。
そのため、中には自分の症状が食物アレルギーできているということに全く気付いていない人がいるのですね。
簡単に言うと、一般に言われるような、涙目や目のかゆみ、鼻水や鼻のかゆみ、くしゃみ、蕁麻疹、湿疹、腫れ、胃腸障害(下痢、嘔吐)など、すぐに自覚症状として現れるものだけでなく、自覚症状として現れなくとも体内の細胞臓器に影響を与え、慢性化していくものまであります。

すぐに反応が現れるものを、一般的にIgE免疫介在型アレルギーと言います。この反応は通常激しく突然に起きるため、原因となる食べ物とその症状の関係はすぐにわかることが多いです。
しかし、このIgE以外のタイプのアレルギー、特にIgG免疫機能によるものは、反応が遅く、発症するのに数時間から数日間もかかり、長時間続いて遅発性の症状が出るので、なかなか原因がわからないケースがあります。アレルギーの性質上、本人がその存在にまったく気づかないこともあり、知らないうちに自分の健康が蝕まれていることがあるので、長期にわたると実は怖いものです。
このIgGタイプの症状は、軽度で慢性的なものが多く、全身疲労、イライラ、頭痛、異常な食欲、食物中毒症状、注意散漫・・・などなどと、これが食物アレルギーから来る症状とは思えないのも、原因に気付けない理由の一つでしょう。



食物アレルギーが広い範囲で健康状態に悪影響を及ぼすことは、アメリカのアレルギー委員会元委員長のブラナマン医師をはじめ多くの研究者が指摘しており、私も自分の経験でそのことには確信があります。

ブラナマン医師はこう言います。

「食物アレルギーは、からだのあらゆる部分で、あらゆることを起こしうる」



また、なかにはこの一連の反応に抗原や抗体が関与していないものもあり、それらはアレルギーとは呼ばないと一般的には考えられていますが、ブラナマン医師は、アレルギーと呼ばれようが呼ぶまいが、健康を害するものであることには変わりはないとしています。





このアレルギー反応が起こらないものに、食物過敏症と言われるものがあります。
その話も少し触れておきましょう!

食物過敏症(不耐症とも呼ばれる)とは、アレルギーよりも意味合いが広く、食品や食品の構成成分、添加物などに起因するあらゆる身体への悪影響が含まれています。
食物過敏症は、個体差がはっきりしていて、ある人に大問題を起こす成分が、他の人にはまるで影響を及ぼさなかったりします。
医療従事者が混乱するのは、この過敏症というものの症状の多くが、アレルギー反応を介せずに発生することです。
そのため、このアレルギーではない、食物過敏症の方の多くは、トラブルを抱えたまま放置されているわけです。



ブラナマン医師は、症状にいたる基本的なメカニズムがどうであれ、患者さんが特定の食品にうまく対処できずに苦しんでいることに変わりはなく、アレルギーと過敏症の区別がどうだという問題より先に、患者さんを救うことが優先されるべきではないかと述べているのですが、まさに同意できる言葉ですね。
さらにブラナマン医師は、「食品過敏症を解決することで60%の病気は改善される」とも語っています。
たしかに前回の食物アレルギーが関わっている病気のリストを見てみれば、そのことが決して大袈裟ではないことがわかります。



現在の大抵の医師は、栄養療法や食品過敏症について知らない方が多く、その重要性が見過ごされるケースが多くあります。
私が臨床をやっていて、常に思うのは、診断が適切でなければ、適切な治療ができないということ。

何よりも根本的な原因に対しての治療を行うべきなのです。



最後に食物アレルギーと過敏症のカテゴリーを紹介して今日はおしまいにしましょう。

1967年に米国のコロラド大学とスウェーデンのカロリンスカ研究所の共同研究チームによって、現在言われているIgEアレルギーが解明されました。
しかし、最近では、IgE以外の反応もあるということが解明されてきており、食物を食べて体が何らかの反応を起こす状態を「食物過敏症状(Food Hypersensitivity)」と呼ぶようになり、4つのカテゴリーに分けるようになったのですね。


1.食物アレルギー
  IgE誘因食物アレルギー(3)
  非IgE誘因食物アレルギー(4)

2.非アレルギー性食物過敏
  ラクトース(乳糖)不耐症
  食品添加物(色素、硫黄成分など)
  反応の原因が不明

3.IgE誘因食物アレルギー
  牛乳、卵、大豆、米、ピーナッツ、小麦などの食材
  花粉
  ダニ・ほこり
  ゴム

4.非IgE誘因食物アレルギー
  セリアック病(グルテン、カゼインなどの不耐症)
  体系的アレルギー性皮膚炎



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-04-08 15:59 | 食物アレルギー

NO.590 食物アレルギー/過敏症 その1 「自分で気付いていない食物アレルギー」

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みなさん、今日から4月です^^。
今日からは新しいテーマ「食物アレルギー/過敏症」についてお話していきたいと思います。
以前にも一度特集を組みましたが、このblogでも人気が高い記事の1つなので、もう一度新しい話題も取り入れながら、書いてみたいと思います。


ローマ時代の詩人であり哲学者でもあるルクレティウスという人は、「ある人にとって食物となるものは、別の人にとっては苦い毒となることもある!」と言っています。

この言葉は、本当に的を得ていると思います。
私のところにも、「人に勧められた健康食品を摂ったら、酷く体調を崩した」と言って来院される方は数知れず・・・。私自身も以前、人に勧められた健康食品で体調を崩した苦い経験があります。



ほとんど全ての人に、身体に合わない食物はあります。
そして現状、その食べ物に気付いていない人は多いものです。

実は、健康状態や身体の機能は食べ物によって左右されます。
また人の身体の機能や精神状態は、食べている食事で決まります。
この精神状態というのは、食物アレルギー・過敏症をよく知っている方であれば、特に影響があることを知っているでしょう。食べる物と気分の間には強い相関関係があるということです。人の身体の精神の状態は食事で決まると言っても過言ではないでしょう。
そして、健康に良いと言われている食べ物全てが万人にとって良いとは限りません。一般的に勧められる玄米や発酵食品などももちろん合わない人はいます。
私たちには、それぞれまったく違う個性(タイプ)があり、強い点や弱い点、そして必要としている栄養素が異なります。

これは栄養を学ぶ方には、必ず知っておいてもらいたいことです!




そして、この食物アレルギーには、自分で気付いていないアレルギーがあるということ。
アレルギーには時間をかけて徐々に症状が発現するものがあり、自覚症状がないことがあります。
通常、身体に相容れないものを食べるとほとんどの人はそのことに気付きます。それは食中毒の発作であったり、何かの病気の症状であったりするかもしれませんが、食物アレルギーである可能性も十分にあります。
しかし、中には自覚症状がなく、自分で気付いていないアレルギーによって体調を崩している方も多く存在するという現実があります。


あなたにとってアレルギー性の高い食べ物を食べ続けると、体内で炎症が起こり、細胞が十分に機能出来ない状態に陥ります。細胞の機能低下と炎症は様々な病気につながります。
食物アレルギーは身体のあらゆる細胞組織に悪影響を及ぼします。関節、筋肉、肺、脳、血管、つまり血液が流れる場所であればどこでも炎症が起き、症状が現れます。



食物アレルギーによって起こる症状のリストを紹介しましょう!

喘息
鼻炎
膀胱炎
滑液包炎
セリアック病
うつ病
十二指腸潰瘍
浮腫
疲労
胃炎
発疹
低血糖
めまい
学習障害
軽い脳の機能障害
気分が安定しない
頻繁に感染症にかかる
ふきでもの
夜尿症
気管支炎
口や唇の潰瘍
慢性の腰痛
下痢
湿疹
腹部にガスがたまる
頭痛(片頭痛など)
自閉症
総合失調症
慢性疲労症候群
てんかん
ハイパーアクティビティ
過敏性大腸炎
メニエール
中耳炎
口内炎
線維性筋痛症
関節リウマチ
関節の痛み、腫れ
栄養素の吸収不全
腎炎
尿にタンパク質が出る
発作
潰瘍性大腸炎
肌のかゆみ
アトピー性皮膚炎
蕁麻疹



こうなってくると食品アレルギーや過敏性の存在を知らないだけで、一般的な医療現場では無数の誤診が生まれているかもしれませんよね。深刻な症状を抱えている人でも、病院の検査で異常がなく、原因がわからない人の場合、食品アレルギーがかかわっているケースはものすごい数になるのではないでしょうか。
私の臨床でも、カイロプラクティックの検査で、食物アレルギーや過敏症の疑いがある患者さんが多々います。症状のひどい人にはアレルギーの検査を受けてもらったりもしますが、食物アレルギーを解決できると持っていた症状に大きく改善がみられたり、すっかり消失することもあります。
そして解決できた患者さんからは、決まって「こんなに身体が元気なことはいままで初めてです!」とおっしゃって頂けるのです^^。





食物アレルギーが広い範囲で健康状態に悪影響を及ぼすことは、アメリカのアレルギー委員会元委員長のブラナマン医師をはじめ多くの研究者が指摘しており、私も自分の経験でそのことには確信があります。

ブラナマン医師はこう言います。

「食物アレルギーは、からだのあらゆる部分で、あらゆることを起こしうる」




是非、みなさんの隠れた(潜在的な)食物アレルギーを特定することで健康になりましょう!
このテーマで書くことがみなさんの健康に貢献出来れば、言うことはありません。
また次回からゆっくり勉強していきましょう!



小菅一憲

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# by chiropratica | 2015-04-01 12:10 | 食物アレルギー


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