<   2015年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

NO.579 骨粗鬆症NEW その12 「女性ホルモンと骨粗鬆症」

b0195635_1340135.jpg


骨粗鬆症はサイレント・ディジーズ(静かな病気)ともいわれ、深く静かに進行していき、女性は男性よりも早く、30歳前後から始まるとされています。
そして、中年になるとさらに進行し、骨粗鬆症を患う老人の80%が女性であると言われています。
とくに日本では、約1000万人が骨粗鬆症であり、その9割が女性とされています。

【男性】
70歳以上総人数(2010年)
8,396,000人

骨粗鬆症人数
約2,000,000人
割合:23.8%(約1/4人)

【女性】
70歳以上総人数(2010年)
12,226,000人

骨粗鬆症人数
約8,000,000人
割合:65.4%(約2/3人)




では、なぜ女性の方が男性より骨粗鬆症になりやすいのでしょう?


「骨粗鬆症」のテーマの最初に少し触れましたが・・・
それには2つの理由が考えられます。

一つは、女性の骨は、男性の骨に比べて、「骨量が少ない」ということです。
これは単に、骨の在庫量が少ないということですね。
同じ理由で身長が低い人や細い人は、骨粗鬆症になりやすいと言えます。
そしてもう一つは、女性では、骨からカルシウムが溶け出すのを防止する役割を負っていた女性ホルモン「エストロゲン」が閉経後に急激に減少することが関わっています。
一方、年をとった男性でのホルモン「テストステロン」の産生は次第には減少するものの、女性に比べるとわずかです。


女性ホルモン「エストロゲン」はカルシウムの吸収に関わっていて、カルシウムの吸収率を上げると言われています。閉経後「エストロゲン」の分泌がなくなるとカルシウムの吸収率が急に下がってきます。
カルシウムは骨や歯の形成以外に、「血液凝固」「神経伝達」「筋肉収縮」という人間のカラダにとっては不可欠な大事な役割を担っています。そのため、血中のカルシウム濃度は厳しく一定に保たれているのです。
閉経後、カルシウムの吸収が減ると血中のカルシウム濃度が減ります。そうするとカルシウム濃度を一定に保つために、PTH(副甲状腺ホルモン)が分泌され、骨からカルシウムを溶出することになるのです。

このことにより、閉経後、骨からカルシウムが抜けやすくなり骨量が減少することになります。

副甲状腺ホルモンが、骨からカルシウムを取り出す作用をするのは男性も一緒ですが、男性では血液中にカルシウムが増えると甲状腺ホルモンが余ったカルシウムを骨に戻す役割をしてくれます。
一方、女性ではこのカルシウムを骨に戻す役割を先程の女性ホルモン「エストロゲン」が担っているので、閉経後にはこのルートがSTOPしてしまうのですね。

これが男性よりも女性に骨粗鬆症が多い理由なのです。



また女性では、閉経後にカルシウムの吸収力、骨の再生力が弱まっているのに、カルシウム剤をたくさん摂り過ぎることで、血液中のカルシウムが過剰になり血管にカルシウムが沈着して、動脈硬化を起こしやすくなります。またさらにカルシウムが細胞の中に入ってくると、脳障害(認知症)などが起こりやすくもなるので、注意が必要です。
女性では男性の2倍も認知症が多いと言われるのは、このことが背景にあるのかもしれません。



さて、このような性ホルモンによる影響以外に
骨粗鬆症を引き起こす危険因子をあげておくと・・・

家族の病歴
人種
細い体型ないし小さな体型
長期間の安静・寝たきりや運動不足
早期の閉経(手術による卵巣摘出、卵巣機能低下など)
甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症
糖尿病
喫煙
多量の飲酒
カフェイン摂取
ある種の投薬(ステロイド剤や甲状腺ホルモン剤、抗がん剤、抗痙攣剤)
食生活
・ ダイエットの経験
・ カルシウムとビタミンDが不足した食事
・ ビタミンC欠乏症
・ 加工食品・インスタントの摂り過ぎ
・ 食塩・タンパク質の摂り過ぎ

・・・

などですね。

また長期間の安静や運動不足、低身長、細い骨格、身内に骨粗鬆症がいる人などは、自分の不注意ではなく、どうしても骨塩量が少なくなりやすい身体の状況を持っています。このテーマでも骨の在庫と最初お話したと思いますが、身長が少なければやはり在庫は少ないということなんです。逆に身長が高ければ在庫量が多いということになるので、身長が低い人や身体が小さい人は、骨格的に骨粗鬆症になりやすいと言われます。女性で細い人もやはり在庫量は違いますよね。そういうことから考えていくと男性の方が在庫量が多いということはあるかもしれません。もちろん、倉庫がいくら大きくっても若い時に詰めなければそれは在庫量はもともと少ないのですが・・・。

それ以外にもお薬を長期で飲んでいる方や、ホルモンの病気を持っている方、女性の場合は閉経前に卵巣を両方取っていたりすると、リスクが高くなります。




骨粗鬆症の治療としては、ホルモンを投与するような治療法や薬などがあり、閉経後の女性に対するエストロゲンの補給が、骨粗鬆症の予防や治療に役立つことは多くの研究から指摘されています。しかし、エストロゲンによる治療は、ガンのリスクを高めることも懸念されます。
多くの女性にとって、早い時期から十分な量のカルシウムやミネラルを摂り、運動することが、歳をとってから治療や薬、カルシウムの補助食品を摂るよりも、はるかに効果的でしょう。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-31 22:42 | 骨粗鬆症

NO.578 骨粗鬆症NEW その11 骨粗鬆症とは?

b0195635_21194566.jpg


寝たきりになる原因の1位が脳卒中、2位が老衰、3位が骨粗鬆症による大腿部骨折であるため、「骨粗鬆症」は高齢社会が抱える問題として注目されるようになりました。


骨粗鬆症 osteoporosis(por=狭い通路、-osis=狭い)は文字通り、小さな孔がたくさんある状態の骨です。
骨粗鬆症とは、骨に小さな穴がたくさんあいて、鬆(す)が入ったように軽くスカスカになり、もろく折れやすくなった病態をいいます。




骨はカルシウムとリンが結合したリン酸カルシウムや、接着剤の役割を果たすコンドロイチンや、骨組みのコラーゲンなどからできていますが、主成分であり、骨密度を保つのにも欠かせないカルシウムは、前回のblogでも述べたように加齢とともに減少していきます。

その他にも加齢とともに・・・

カルシウム吸収率 ↓
骨を作る能力 ↓
運動量 ↓
食事量・消化吸収能力 ↓
ビタミンD3の生産能力 ↓


こうして骨密度が2〜3割も減ると、骨はスカスカで軽石のような状態になり、重いものを持つと腰が痛んだり、転倒したり、場合によっては日常生活のなんでもない動作でも骨折を招きます。ひどくなると骨量があまりにも減少するので、骨格はもはや、日常生活で生じる機械的な負荷にさえ、耐えられなくなってしまうのです。
例えば、単にちょっと急いで座ったために、骨盤の骨が骨折することも起こり得ます。アメリカでは1年間に100万例以上の、主に腰、手首、背骨の骨折が骨粗鬆症によって引き起こされているといいます。


骨粗鬆症で骨折しやすい部位としては、

上腕骨外科頚部(腕の骨、肩関節に近い部分)
脊椎(背骨)
大腿骨頚部(足の骨、股関節に近い部分)
撓骨遠位端(手首の辺りの骨)

これらの部分は、通常の骨折しやすい部位とは違い、カルシウムを取り出しやすい部位とも言えるでしょう。
ちなみに頭蓋骨は骨粗鬆症にはなりません。それだけ脳は大事ということです。
その他、歯も骨の一部であるため、歯周病にかかりやすくなり、咀嚼がうまくできなくなることから栄養不良や、脳への刺激が弱まるため認知症の引き金になるといった、さまざまな疾患を引き起こしています。

骨粗鬆症の怖いのは骨格系全体を冒すことです。骨折に加えて、椎骨(背骨の一つ一つの骨)の萎縮を招き、その結果、背が低くなったり、背中が大きく丸まったり、骨性の痛みを生じたりしてしまうのですね。




気になる人は骨密度を計ってみることをおすすめします。
1平方cmあたり1gが正常値であり、その7〜8割以下なら骨粗鬆症予備軍であり、注意が必要です。
ちなみにわが国の骨粗鬆症の患者さんは、女性が約800万人、男性が約200万人、合計1000万人と推定されています。これは、高齢化社会に伴ないさらに増加していく傾向にあります。
そのうち男性が8,366.000人、女性が12,226,000人です。
やはり女性が多いんですね〜。

2010年の70歳以上の人口は20,622,000人と発表されています。

次回は、女性ホルモンと骨粗鬆症との関係についてお話していきましょう!



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-29 21:22 | 骨粗鬆症

NO.577 骨粗鬆症NEW その10 日本ではカルシウムが不足している!?

b0195635_13334725.jpg


さて、前回はカルシウムとは何か、人間が必要とする必須ミネラルの中でも重要度が高いミネラルということをお話してきました。

しかし、実はこの一番多く、そして必須であると言われているカルシウムが、日本人にとってはとても不足がちなんです。カルシウムというのは、身体で作ることができないので、どうしても食べ物から摂らなければならないのですが、これがなかなか食べ物から摂れていないのが現状です。
国民栄養調査で、今カルシウム何mgぐらい摂れているなどと言われているか、みなさんはご存知でしょうか?また今は食事摂取基準と言われていますが、1日どれだけ必要だと言われているかご存知でしょうか?



この食事摂取基準では、カルシウムは1日最低600mg摂りましょうと言われています。もちろん男性か女性、もしくは年齢でも基準量は違ってきますが、大体600〜900mgぐらいだと思ってくださいね。そう、これだけの量が食事摂取基準では言われ続けているんですが、実は戦後一度も600mgに達したことはありません。
最近、2008年の国民健康栄養調査では、悲しいかなカルシウムの1日摂取量は平均550mg前後しか摂れてないんです。


しかもこんなに摂取量が少ないのは日本だけなんです。
それは一体なぜでしょう・・・?



みなさん、まずミネラルはどこにあるか、そしてどういうところに含まれているかと考えていくとやはり土壌ですよね。そしてまさに大きな海なんです。
なのでそういった土壌や海からミネラルを取り込んだ野菜や穀類、または土壌の中を流れている水、海の中を泳いでいる魚、または海の中に生えているもの、こういうものが私たちのカルシウム源になっているのです。
しかし、日本は残念ながら、火山国です。
火山国ということは、土壌が酸性の土壌と言えます。酸性の土壌の中ではアルカリのミネラルは極端に不足しています。こういった背景から、私たちが食べている野菜や穀類にもミネラルが少ないという火山国特有、日本特有の事情があるわけなんです。土壌にミネラルが少ないので、 必然的にそれらの草を食べている牧畜にも少なくなります。日本は悲しいかな、ヨーロッパなどの鉱山がある場所とは違うということになりますね。

日本は軟水と言われていると思います。これはまさに土壌を流れている水もカルシウムはもちろん、ミネラルが少ないことを示しています。お酒を作るにはとても良いお水なんですが、こういった欠点もあるということです。
逆にヨーロッパなどは硬水ですね。硬水で洗濯するとあまり泡が立たないと言いますが、日本では軟水ななので、泡立つと。面白いですが、こういった違いも土壌や水の違いから起こるんです。




いずれにしても、こういった土壌に含むミネラルが少ないことで、野菜や水から取り入れようとしても、いずれにしても摂取量が少なくなってしまうというわけです。




でも悲しんでばかりはいられません。
確かに骨にとってカルシウムは一番大事です!
でもカルシウム摂取量は骨の強度を決める一要素に過ぎません。
私は、このblogでも何度も勉強してきたように、カルシウムを胃腸で吸収するための消化吸収力をしっかり養うことが大切だと思います。


また「骨粗鬆症」はカルシウム不足が原因で、改善にはカルシウムの補充が不可欠だと言われてきました。
しかし、実は、骨のカルシウムが不足して起こる病気は実は「骨軟化症」で、「骨粗鬆症」というのはカルシウムの不足だけでは起こりません。
骨粗鬆症とは、骨がもろくスカスカになる状態、骨の基質(骨組み)が崩壊している状態です。
骨の仕組みはビル建設と似ています。ビルを建てるとき、必ず鉄筋で基礎をつくり、そこにコンクリートを流し込みますね。カルシウムはコンクリートにあたりますが、鉄筋の骨組みがあるからこそ、コンクリートはこれに張りついて強靭になります。
骨粗鬆症は、骨組みのほうが崩壊している状態ですから、カルシウムだけを摂っていても、それこそむだ骨なのです。



骨のことを考えれば、実はカルシウムだけでなくいろんな栄養素を考えなければならないのも事実なんですね^^。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-27 17:59 | 骨粗鬆症

NO.576 骨粗鬆症NEW その9 カルシウムとは?

カルシウムとは何か?


今日はそんな話をしていきます^^。
カルシウムというと、まずミネラルの一種であることはみなさんもご存知だと思います。
では、ミネラルは何かということですが、世の中はほとんど全ての物が、水と有機物と無機物の3つに分けられます。
水と有機物は、酸素と炭素と水素、窒素、現在ある118の元素の中でこの4つで作られているます。そして人間の身体もこの4つで96%を占めていると言われています。
そして残り4%がその他の元素ということですが、それをミネラルと呼んでいます。ミネラルは水と有機物と無機物だと、無機物に分類されるものです。
ちなみに、ミネラルは人にとって絶対必要なミネラルと、必ず必要とは言えないミネラルとがあります。これについては欠乏症などを調べてこのミネラルは必要、これは必要ではないということで、長い時間かけて、調べてきて辿り着いたものです。現在は絶対必要なミネラルを必須ミネラルとして29選ばれています。これがいわゆる必須のミネラル、もしくは必須であろうと言われているものです。

そしてこの必須または必須であろうと言われているミネラル29種類の中で、人では必ず必要、これが欠乏したら、欠乏症が起こるとして必ず摂らないといけないものを16種類定めています。また必ず必要且つ量的に多いものが主要ミネラル(7種類)として認められています。
その他、微量であっても必要として考えられているものもあります。例えば鉄とか銅とか、それは絶対必要なものなのですが、それは微量ミネラル(9種類)として認められています。
そして先程の7種類、100mg以上は絶対身体の中になければならない多量ミネラルの一番トップがカルシウムです。
人の身体の中で必須であって、一番量的にも多いミネラルがカルシウムということになります。




〈主要ミネラル〉
カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム

〈微量ミネラル〉
鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、クロム、コバルト・・・など


カルシウムを多く含む食品には、牛乳やチーズなどの乳製品、ジャコなどの小魚、海藻、種実類、野菜があります。
カルシウムをどの食品から摂った方が良いのかは、後のblogでお話していきますが、ある程度十分にカルシウムを摂取していくことが望まれます。




現在、日本のカルシウム摂取基準として決められているのは600mg〜900mgです。

推定平均必要量:男性600mg/day、 女性500mg/day
推奨量    :男性700mg/day、 女性650mg/day
耐容上限量  :男性2300mg/day、女性2300mg/day

しかし、実は、戦後一度も600mg/dayを超えていないのです。
2008年の国民健康・栄養調査での平均摂取量は550mg/dayだったといいます。

カルシウム摂取量(平成20年国民健康・栄養調査)
50〜59歳 :男性514mg/day、 女性528mg/day
60〜69歳 :男性584mg/day、 女性564mg/day

そして、日本は世界的に見てもカルシウム摂取量が低いようです。




その理由については次回またお話していきますね〜。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-24 14:05 | 骨粗鬆症

NO.575 骨粗鬆症NEW その8 カルシウムのバランス

さて、今日は、前回も少し触れましたが身体の中のカルシウムバランスはどのようにして保っているか、命に大切な血液中のカルシウムをどのようにしているかということに話を進めていきますね^^。



まず骨はカルシウムを99%持っているところでした。これは前回やりました。そして残りの1%は血液中に存在しています。この1%がとても大事でその働きには、心臓の収縮に使われたり、筋肉の収縮に使われたりということがありました。
こういった働きによって日々カルシウムが不足すると、脳がそれを察知して、すぐに副甲状腺ホルモンに命令をして、骨からカルシウムを取り出して、血液に補充をします。

逆に食事を食べてカルシウムが補充出来ると血液中のカルシウムが多くなりますね。多くなったものはいらないですから、骨に戻しなさいという命令が行きます。そして多くなったカルシウムを骨に戻すわけです^^。




いかがですか?
実は、こうやって骨と血液の中で絶えずグルグルグルグルカルシウムを調整しているんですね。ちょっと想像してみてください。
こういった働きに役立っているのが、実はこれらのホルモンなのです。

血液中のカルシウムが足りなくなると、先程言いましたように副甲状腺ホルモンに命令を出して、カルシウムを血管に入れます。そしてある程度増えてくるとそれ以上必要ないから、戻るように動きますが、その場合が甲状腺ホルモンなんです。
カルシウムのバランスをとるために副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを出して、甲状腺ホルモンが骨にカルシウムを戻すという働きをしているわけです。
すごいですよね、ホルモンの働き^^。



少し話を変えますが、この副甲状腺と甲状腺のホルモンの働き、実は残念ながら男性だけのものとなっています。女性は、女性ホルモンと一対で働くために女性ホルモンが引退すると、カルシウムが骨に戻せなくなってしまうんです。
そうするとどういったことが起こるかというと、血管の中に多くなったカルシウムが血管の壁にへばりついてしまったりして、カルシウム性の動脈硬化などが見られたりします。よくレントゲンを写したら白く写ってきて、そしてカルシウムの摂り過ぎですよとお医者さんに言われることがあるんですが、実はそれは逆でカルシウムが足りないから、こういうことになっていることもあります。


みなさん、お医者さんで血管に白くカルシウムが沈着しているような情報が入ったら、ちょっと一呼吸おいてみてくださいね。
これは間違いだぞと考えて、まず食べ方をチェックしてください。そうしないと、血管にへばりついて動脈硬化起こすだけでは留まらないんです。本来カルシウムが細胞の中に入るってことはあまりないんですが、多く血液中に残りすぎたカルシウムは細胞の中に入っていって、血圧を高めたりします。また脳でカルシウムのバランスが崩れると、脳障害を起こしたりする、いわゆる認知症が起こりやすくなるとも言われてきます。なので、少し間違うといろんなことに影響が起こるわけです。

こういったことで女性の場合は、閉経期から血管の石灰化がよく見られますが、男性ではあまり見られないのです(男性では80〜90歳ぐらいで見られる方はいます)。




ところで、認知症は男性と女性はどちらが多いでしょうか?

やはりこれも先程の話からつながっているのですが、年齢で考えていっても女性は男性の倍なんです。長生きするからではなく、年齢を同じにして考えても女性の方が認知症が多いのですね。
男性は女性よりは血管が太く、血流は盛ん、血圧も低血圧の人少ないですよね。女性に比べて、カルシウムが多すぎたからと言って、脳に支障があるというのは、男性の場合は少ないのです。
しかし、女性は貧血や低血圧も含めて、こういったカルシウムバランスによって脳に負担がかかることも出てくるので、1つ骨粗鬆症や骨のことだけではなく、カルシウムのバランスとても大事なことになるのです!



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-22 14:06 | 骨粗鬆症

NO.574 骨粗鬆症NEW その7 カルシウムの存在

b0195635_1171364.jpg


さて今日は「カルシウム」のお話です。



年齢によって「骨芽細胞」と「破骨細胞」のバランスが崩れることのほか、性ホルモンやその他の因子で、骨中のカルシウムが減ることが「骨粗鬆症」の一原因となっているとお話してきました。
たしかにカルシウムが、骨粗鬆症の予防や治療に中心的な役割を演じるミネラルであることは疑う余地がありません。
しかし、カルシウムだけを使った研究では、骨粗鬆症患者に対して良好な結果が得られたものも、得られなかったものもあり、十分な一貫性が見られていないのが現状です。


さてこの中心的存在のカルシウム。
今日はまず、カルシウムが人の身体で、どんな働きをしているのかみていきましょう。


カルシウムは骨だけでなく、血液や筋肉、神経組織にも存在していて、男性なら1.2kg、女性ならおよそ1kgあります。これは体重のおよそ1〜2%です。
カルシウムというのはどういった形で存在しているかを詳しくお話すると、2つあります。
1つは骨とか歯などの硬い組織、そこではハイドロオキシアパタイトという結晶の形で存在しています。このハイドロオキシアパタイトというのは、カルシウムとリンが結合した形です。
この名前はみなさんもご存知だと思います。歯磨き粉なんかによくこういった名前が書いてありますよね^^。これが、身体の中でのカルシウムの99%の存在する形です。
それともう1つが、たった1%だけではあるのですが、血液中や体液中にタンパクと結合した形、またはイオンの形で存在しています。
実は、この1%がとっても大事。1%しかないのですが、命に関わるとっても大事な働きをしているんです。





ものを見る、手足を動かす、心臓の筋肉を収縮させて呼吸をするといった生命活動のすべてが、カルシウムイオンの出入りによって行われています。
心臓を動かすということもカルシウムがやっています。もちろん筋肉の収縮もそうですし、血液を固めること、いわゆる出血をした時のカサブタですね、その時にもこのカルシウムが働くわけです。その他、イライラを鎮めたりという作用もみなさんも良く知っているカルシウムの効能の1つです。

カルシウムは、体内で血液や体液中に流れながら、ここまでの全身に関わる細かい仕事、命に関わる仕事をしているので、脳でその量をしっかり監視しています。(もちろん脳でもカルシウムはとても大切です)。
そのためカルシウムイオンが不足すると、副甲状腺ホルモンの働きによって骨のカルシウムが血液に溶け出して生命を維持しようとします。またカルシウムを十分に摂っていれば、血中濃度を一定に保つため、血液から骨へとカルシウムが送られていき、骨に貯蔵されます。
これら全ては、厳しく脳で管理されているわけですね。


脳でのカルシウム濃度の調節ですが、1%というのは1dl辺り、8.5〜10mgの範囲内で保てるように監視しているわけです。カルシウムは心臓を動かしたり、筋肉を動かしたりすると消耗して減ってきます。そして8.5mgよりも減ってくると、脳はいち早く副甲状腺ホルモンに命令を出して、今血液中にカルシウムが足りないから、今骨からカルシウムを取り出して、血液中に補充しなさいという命令をするわけなんですね〜^^。



これだけ脳が厳密に管理しているカルシウム。やはりカルシウムは身体にとってとっても大事ということには変わりないようですね。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-20 11:17 | 骨粗鬆症

NO.573 骨粗鬆症NEW その6 骨の基本的な構造

b0195635_16234484.jpg


骨粗鬆症とは、骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。日本では、骨粗鬆症の人が女性で約800万人、男性では約200万人、合計1,000万人と推定されています。そしてこの数は高齢化社会に伴ない、さらに増加していく傾向にあります。
いままでお話してきたように、骨は他の臓器と違うところがあります。実は年齢によって老化するということはないんです。骨の構成成分が減少することについて、「骨の老化」という言葉を使っていますが、生理的な老化はありません。老化がないということであれば、しっかり予防していけば、十分丈夫な骨を維持できるわけです。



骨というとみなさん、まずカルシウムが思い浮かぶと思いますが、実は骨はカルシウムとリンが結合したリン酸カルシウムや、接着剤の役割を果たすコンドロイチンや、骨組みのコラーゲンなどからできています。またその他にもビタミンやミネラルも骨を作るためには大切な栄養素でもあるのです。

今日はその基本となる構造や強度についてお話していきましょう^^。



まず骨をビルに例えてみましょう。
ビルを作る時は、鉄骨を作ってからセメントを入れます。それと同じで、鉄骨部分である部分をコラーゲンで作って、モルタル(接着)のためにムコ多糖類で必要で、その上セメントであるカルシウムがくっ付いていると考えてくださいね。
ここでわかるのは、骨はカルシウムだけではなく、鉄骨部分となるコラーゲンも大事ですし、やはり粘り気も必要ということなんです^^。

やはり骨のことを考えるとまずコラーゲンが重要になります。
いわゆる骨格を先に作っていかないと、カルシウムが無駄使いになりますから、少し時間差でタンパクとビタミンCでコラーゲン作りをした後、ベタベタになるもの、いわゆる粘土みたいなものを塗ります。それが身体ではムコ多糖というものです。いわゆるコンドロイチンだとかヒアルロン酸だとかそういうものですよね。
こういったものがその後カルシウムをくっ付けていくのにとても大切なんです。
栄養素で言えば、ビタミンAから作られるのがコンドロイチン、ビタミンB6、B群から作られるのがヒアルロン酸、Cから作られるのがコラーゲンということで、メインはタンパク質から作るのですが、これらの栄養素がないと作れないということになります。
いろいろな栄養素が関わりあっているのがお分かりになるでしょうか?

もし食べ物で入れるならば、出来るだけネバネバの食べ物を摂っていきましょうね。しかも私達は動物ですから、植物のオクラ、納豆、なめこだけではダメなんです。動物性のネバネバのところ、魚の皮の下だとか目玉のまわりだとか、スペアリブのところは必要になってくるということです^^。

さて、コラーゲンとそういったムコ多糖類がしっかり準備されるとその上でカルシウムとビタミンD3が間に合えば、骨作りが完成になります!
骨はカルシウムから作られていると思っている方が多いんですが、このように見ていくと実はカルシウムだけではないんですね。




さて、もう少し詳しくみていくと、骨の鉄骨部分は「骨基質」と呼ばれています。この骨基質はその90%をコラーゲンが占めています。このコラーゲンはビルで言えば鉄骨でしたね。骨の骨組みを作っている繊維、それがコラーゲンです。
そしてその骨基質(鉄骨部分)にハイドロオキシアパタイト(リン酸カルシウム)がくっついたものが骨になります。ちなみにこのハイドロオキシアパタイトはリンとカルシウムがくっついたものです。
骨基質はコラーゲンが90%、非コラーゲンとしてオステオカルシンが10%あります。オステオカルシンを作るには成分として、ビタミンKが必要になります。さらに言うと骨芽細胞から骨を作る時にビタミンKも必ず必要になります。
これが、骨粗鬆症になっている人は、ビタミンD3だけでなく、ビタミンKが不足していることも多いと言われる所以です。




いかがでしょうか?
またこのテーマの最後でもう一度お話しますが、1つ骨と言ってもいろんな栄養素が関わっているのです!



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-17 16:39 | 骨粗鬆症

NO.572 骨粗鬆症NEW その5 無理なダイエットの怖さ

b0195635_17193542.jpg


前回は、20代、30代に骨の最大骨塩量(ピークボーンマス)がやってくるということ、その若い時期にしっかりと骨のミネラルを補給することが大事であることをお話しました^^。

今日は、もうお分かりだと思いますが、そういったことを考えると若い時の過剰なダイエットって危険?という疑問が湧いてくると思います。
そうなんです!若い時の栄養状態は本当に人生に関わってきます。今回のテーマの骨には直結しますし、さらに女性であれば、不妊症、また未来の赤ちゃんの健康状態にまで影響が及ぶと言っても過言ではありません。現代病のほとんどは若い時の偏食などが関わっていることも多く、是非みなさんにもこのことは肝に銘じておいてほしいのです。

では、以前もお話したことがあると思いますが、もう一度お話していきましょう^^。




骨量が減少したり、もろくなったりすることが、最近では若い女性にも増えて問題になっています。
これは過激なダイエット、偏食、運動不足が原因で、卵巣が機能不全に陥り、やはりエストロゲンが低下し、骨がもろくなるからです。
また急激な減量により、栄養素の欠乏が起こり、骨粗鬆症を引き起こしやすくなります。
特に20歳前後の若い女性の大幅な短期間の減量は大きな問題となっています。

先程もお話しましたが、本当は20歳が骨の成長期のピークです。この骨の成長期にある人の大幅なダイエットは特に危険になることはわかるでしょうか?
1ヶ月2キロ以上の減量や単品ダイエットなどの栄養素が欠乏するダイエット法などは極力つつしむべきでしょう。すでに20代で骨粗鬆症になる人が増えていますし、今後もその傾向が高いと言えます。



骨粗鬆症は日本では1996年に1000万人、2001年には1200万人と言われ、急増してきています。これは中年以降の病気だった骨粗鬆症が、無理なダイエットの影響で、若い世代にも広がってきたことと、食生活の変化により、マグネシウムなどの骨のカルシウム吸収を促進する物質の欠乏、ビタミンD不足が拍車をかけているのでしょう。
骨粗鬆症を含めた生活習慣病、また様々な病気の原因が、食生活のかたよりによるものと言っても過言ではありません。
また毎日の食事をバランスよくとることが、すべての病気を予防する基本であることには変わりはありません。



無理なダイエットは、食事のバランスが取れないだけでなく、栄養不足に陥り、様々な問題につながってくるので、本当に怖いことです。
私たち日本人は、あまりそういう知識がないので、基本的に意識が低く、その怖さを本当に理解できていません。まず食事の大切さへの意識を高めて、自分の栄養吸収にもう少し関心を持ってはいかがでしょう。

私たちのカラダを作る一つ一つの細胞は、食事から摂る栄養でできているのですから。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-15 17:23 | 骨粗鬆症

NO.571 骨粗鬆症NEW その4 ピークボーンマスと加齢による骨量減少

今日は、加齢による骨量の減少についてお話していきたいと思います。

まず、みなさん、年齢的に言うと何歳ぐらいが一番骨が丈夫かご存知ですか?
通常、骨塩量ということで骨のいわゆるミネラル量を計る数値があります。その中でも最大骨塩(ピークボーンマス)とは文字通り一番骨代謝が活発な時期に蓄えられる骨塩量のピークのことで、20歳~30歳頃に最大量に達します。
ちなみに以前は、女性の平均では、30代にピークボーンマスが来るということで言われていましたが、今は残念ながら20代になっている現状があります。
これが骨の現状ですね。
実際に20歳〜35歳までが一番骨が強い。強いということは最大骨量を持っているということなんですが、残念ながら最大骨量を持った後は、だんだん減少していきます。



実は、ピークボーンマスを境に、骨の骨塩量は減っていき、強度も下がってきてしまうと言われています。ピークボーンマス時に80%程あった骨塩量が、60代、70代、早い人では50代過ぎから40%を切るようになってくると骨粗鬆症になってしまうわけです。

なぜ減少するかということですが、やはりどうしても、年齢的に(男性も女性も共通ですが)ミネラル分の吸収が悪くなる、そういった意味で下がってきてしまうのです。また女性には女性特有のことがありますね。




加齢による骨量減少の原因

1.エストロゲンが骨の新陳代謝に関わっているが、エストロゲンの減少による骨量の減少が起こる。
2.骨をつくる細胞の働きが弱まる。
3.骨に刺激を与える運動量の減少。
4.食事量の減少。
5.消化吸収能力の低下。
6.Caの吸収を助ける活性化ビタミンDの産生減少によるCa吸収の低下。



さて、女性はというと、女性特有のことがあるんですね。
これはエストロゲンが骨の新陳代謝に関わっているからです。閉経に向かってエストロゲンが減少してくるので、当然骨量の減少も起こってくるわけです。
それと骨をつくる細胞の働きが年齢とともに働きが弱まるということもあります。これは年齢とともに致し方ないことかもしれません。
またこれは女性特有かもしれませんが、骨というのは、刺激を与えることで活性化する細胞であるのに、その刺激を与える運動量がどうしても少ないことも骨量の減少と関係があります。
その他段々食事量が減ってきますよね・・・。そして先程お話した消化吸収能力も減ってくるわけです。さらにもう1つ、カルシウムの吸収を助ける活性化ビタミンDという、ビタミンの生産能力も減ってくるので、それによってカルシウムの吸収が出来なくなって骨粗鬆症が起こるということも大きな原因の1つに上げられます。
こういう風に見ていくと、男性よりも女性の方が、減少するリスクになりうるものをたくさん抱えているということになりますね。




最初の話に戻りますが、年齢とともに骨量が減少してしまうのが必然の流れなら(もちろん予防についてはこれからお話していきますが)、子供の頃にしっかりとピークボーンマスを上げて上げる栄養学が必要です。なので、この骨粗鬆症というテーマは若い人は関係ないということではないんです。今は大人になってから栄養学学んでも遅いんです。後手になってしまうので、是非今から考えていてほしいのです。
今の若い人は、30代でも60%を割っている方がいます。そういう方は、50歳を超えると、骨粗鬆症のリスクが特にあがると言われています。

骨のことを考えると、若い時の食事や運動がどれだけ大事か。
是非みなさんも覚えておいて頂けると嬉しいです!^^。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-13 16:00 | 骨粗鬆症

NO.570 骨粗鬆症NEW その3 加齢と骨格

今日は「加齢と骨格」というお話で、以前もblogで一度お話していますが、再度掲載させて頂きたいと思います^^。



このテーマの初めにお話したように、実は「骨」自体には老化というものはありません。
骨には生理的な老化というものはないのです。
「加齢」とともに起こるのは、骨の構成成分が減少して骨量が減るということなのです。
それを一般には老化としていますが、骨自体に老化はないので、その構成成分を増やしておく、もしくは減らないようにすることで、加齢による骨の変化は防止できるということなのです。



前回お話したように、人間の骨は、新しい骨をつくる細胞「骨芽細胞」と古い骨を溶かす細胞「破骨細胞」が同時に働くことで代謝を行っています。骨の中の古くなったコラーゲンとカルシウムを破骨細胞が酸で溶かして血液中に流します。そして骨芽細胞はまずコラーゲンから骨基質(骨の骨組み)を作り、そこにカルシウムを加えて骨を作り出します。1本の骨は2年〜3年かけて生まれかわりますが、加齢によってバランスが崩れると、骨を破壊する細胞のほうが偏って活発になっていき、骨密度が減っていきます。

人は産まれてから思春期にかけては、このようなリモデリングで骨が失われるよりも、骨形成の方が勝っています。
青年では、骨が失われる早さと形成される早さとが、ほぼ等しくなります。
そして中年になって、性ホルモン(ステロイド)量が減少すると、閉経後の女性では特に、骨吸収量が骨形成量を越えるので、骨量が減少します。



女性と男性では骨量の減少の仕方が少し違います。

通常、女性は骨量が減少するのは30歳以降に始まり、エストロゲン(女性ホルモン)の量が減少する45歳頃には急激に、加速的に骨量が減ってしまいます。そして骨量の減少は続き、70歳までには骨に含まれるカルシウムの30%が失われます。女性では、一旦、骨が失われ始めると、10年間に約8%ずつの骨量が失われ続けてしまうのです。
さらに女性の骨は一般に男性の骨よりも、元々小さいので、老人での骨量の減少は、女性に典型的で、より深刻な問題を引き起こすことになります。

一方、男性では、60歳になるまで、骨からカルシウムが失われることはなく、その後は10年間に約3%ずつ骨量が失われます。




加齢による「骨量の減少」は避けられないことなのですね。
そしてもう一つ、加齢によって起こることがあります。それは「骨が脆くなる」ことです。
骨が脆くなるのは、タンパク質を合成する早さが遅くなることと、ヒト成長ホルモンの分泌量が少なくなることなどによります。ヒト成長ホルモンの量が減ると、骨を強くし、骨に柔軟性をもたせる繊維の産出量が減ってしまうのです。結果として、コラーゲン(タンパク質やビタミン)やカルシウム結合タンパク質で出来ていた「骨基質(骨の骨組み)」の大部分が無機のミネラルによって占められるようになってしまうのです。




このように・・・
加齢は骨に対して、大きな2つの影響をもたらします。
それは、「骨量が失われること」、そして「骨が脆くなること」なのです。


いちどスカスカになった骨は二度と回復しません。
骨量が減っていくのは誰にもまぬがれないことならば、どうすればいいのでしょう。
それは20〜35歳にピークを迎える最大骨塩量(peak bone mass)をできるだけ増やしておくことです。
若いうちから食生活と運動で、最大の骨量をあげておけば、加齢によって減ってきてもリスクは少なくなります。
そして、そのことが骨粗鬆症の予防にもなるのです。


もう間に合わないという人がたくさんいるかもしれません。
それでも骨を丈夫にする栄養素や食事、運動によって骨量の減る速度をゆるやかにはできるでしょう。
骨に適度なストレスを与える運動の目安は一日に一万歩以上。
ホルモンなどの調整薬で「治す」ことも不可能ではありませんが、丈夫でしなやかな骨をつくるために、ふだんの生活を見直すことから予防を始めましょう。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

[PR]
by chiropratica | 2015-01-10 14:21 | 骨粗鬆症


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

最新の記事

NO.600 食物アレルギー..
at 2015-08-19 17:22
NO.599 食物アレルギー..
at 2015-08-12 13:57
NO.598 食物アレルギー..
at 2015-06-17 18:00
NO.597 食物アレルギー..
at 2015-06-10 12:11
NO.596 食物アレルギー..
at 2015-06-03 19:18

以前の記事

2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月

検索

カテゴリ

全体
骨のお話
生活習慣病
椎間板ヘルニア
逆流性食道炎
頭痛
骨粗鬆症
牛乳の話
高血圧
変形性膝関節症
炎症の話
消化と栄養吸収
腸の話
腸内細菌の話
回盲弁症候群
睡眠の話
妊娠&出産
栄養(基礎編)
低血糖症
砂糖の話
糖尿病と糖質の悪影響
副腎疲労
副腎疲労 (New)
食物アレルギー
アレルギー対策
大腸ガン
目の病気
老化
耳の病気
更年期障害
代謝の話
脳の健康
マグネシウムの話
花粉症
時間栄養学
生理前症候群PMS
腸管免疫
食べる日記
きまま日記
まじめ日記
未分類

ブログパーツ

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧