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NO.540 腸管免疫 その7 異常な便とは?

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さてでは、もしかしたら異常があるかもしれない便とは?



1.赤色便
赤い着色料を使った食品や、スイカ、トマトを食べた後に赤い便が出ることもあります。
鮮血が便といっしょに出た場合、多くのひとが切れ痔と考えがちですが、大腸ガンでも直腸に出来たガンの出血だと、痔からの出血と区別することが難しいので、血便が出たら、腸の専門医に行くことが大切です。鮮血便や粘血便のような赤い便は、おへそより下の器官、大腸などで出血があった場合に出る便です。

2.黒色便
黒いコールタール状の便の出る場合は、食道、胃、十二指腸の異常が考えられます。胃潰瘍、十二指腸潰瘍などで出血があると、血が便と混ざり合うため、黒いタール便になるのです。心配のない黒色便は、赤ワインの飲み過ぎの場合、抗生物質や下痢止め、造血剤などの薬を飲んだ後でも起こります。

3.緑色便
溶血性黄疸の場合は、泥状や水状の緑便が出て、顔が黄色くなります。これは、赤血球の破壊が異常に進み、胆汁が出過ぎて、腸での吸収が間にあわないためにおこる現象です。また、小腸、大腸の働きが十分でない場合も、腸で胆汁が再吸収されずにそのまま排出されると便が緑色になります。極端な場合は、緑黄色野菜の食べ過ぎで緑便が出ることもあります。

4.灰白色便
白便が出たら、胆石や胆のうガンなどで胆汁の進路をふさいでいる可能性があります。また、膵臓に炎症がある場合でも、消化酵素として重要なアミラーゼが正常に分泌されないため、肉などが消化しきれないまま便になり、白便となってでることがあります。
(栄養医学研究所HPより引用)




このように便の色によっても身体の健康状態がいろいろわかってきます。

また・・・

1.急に便秘になった
2.便が細くなった
3.排便の後も便が残っている感じがする
4.便秘と下痢を繰り返している
5.下痢が2週間以上続く
6.排便が不規則
7.お腹の張りや腹痛がある

は何かの腸の異常をあらわしているかもしれません。
あまり放置せずに、専門医に相談してみることをお勧めします。


毎日の生活でできる健康のチェック。
いつも自分はどんな便をしているかによっても自分の健康状態がわかることもあります。
明日から便チェック始めましょう!



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-31 10:38 | 腸管免疫

NO.539 腸管免疫 その6 あなたの便は良い便?悪い便?

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便は、食べたもののカスですが、形、色、匂い、量、水に浮くのか、沈むのかなど、その日、その時で、状態に違いがあります。
便は、体の状態や食べたものによって、その時々の表現をしているからです。
それゆえ、便の状態は、健康のバロメーターと言えます。

また便は大腸の蠕動運動にも左右されます。
もし、大腸での水分吸収が活発過ぎたり、蠕動運動の動きがゆっくりだと、水分はその間どんどん吸収されてしまいます。すると便は硬く、小さくなってしまうわけです。

また蠕動運動が活発であれば、どんどん先送りしますので、水分の吸収をする間がなく、ゆるい便になります。




では良い便とはどのような便をいうのでしょう?

1.かたさと形

硬くも軟らかくもない半固形。バナナ状で、するりと出て、水に浮くもの。

2.色と匂い

明るい黄褐色で、臭くない便が健康的。便の色は大体、胆汁の色によって決まると言われています。腸内に善玉菌が多い場合は、腸内の環境が弱酸性に保たれていますので、便の色は黄色に近い色になります。また、肉類や脂肪類を多く摂ったり、腐敗菌が多くなると環境がアルカリ性になるため、便の色は茶褐色から黒褐色になってきます。

3.大きさと量

バナナ2個分(100g~200g)くらいの量。直径2〜3cm、長さ10〜15cmの便を1〜2本。



みなさんのしている便はどうですか?
良い便が出ているでしょうか。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-30 11:35 | 腸管免疫

NO.538 腸管免疫 その5 排便のメカニズム

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食べたものがどのようにして、便になり、スムーズに排出されるか知っていますか?



まず食べた物が小腸までくると、その内容物はスープ状となり、そこから栄養が吸収されますよね。そしてその残りカスと水分が大腸へ流れていきます。
大腸のおもな仕事はカスからさらに水分を吸収して、便を排出しやすいように固めること。
消化物は大腸に入った段階では液体の状態です。大腸では、水分が吸収されスープ状から半練り状態へと変わります。
到着から約3時間後に泥状、約7時間後に粘土状、約13時間後に固形となります。
このようにして水分は次第に吸収され、結腸の真ん中で粥状、S状結腸で便の形になります。
直腸では水分が70%になり、100mlほどの水分を含む150~200gの便として、肛門を出ていきます。水分量が多ければ下痢便です。




このように大腸で固められた便は、1日に数回起こる蠕動運動によって、出口である肛門につながる直腸に送られ、一定の量になるまでためておかれるのですが、食事をすることによって腸の蠕動運動が活発になると、大腸内の圧力が高まり、便意を感じて排出されます。
また小腸、大腸を通って、ピカピカの便になり、スルっと肛門から排出されるには、腸粘液という液が重要な役割を果たしています。

大腸では、水分が吸収される一方で、3リットルもの腸粘液が大腸壁から分泌され、移動する便をつつんでいくのです。
なんとS字結腸につくころには、便は5~6層にも腸粘液でコーティングされているのですね。
便をためておくS字結腸あたりでは、腸粘液によりひどくベタベタした便は腸壁にべったりとくっついています。

ところが、朝食後に不思議なことが起こります。胃が動くと、自律神経の働きで、腸壁から水分が分泌されるのです。これを「胃結腸反射」といいます。
それによって、S字結腸のベタベタ粘液と、コーティングされた便との間に水が入ります。すると、停滞していた便は、勢い良く滑り台を落ちるように直腸へ向かい、外へ押し出されるのです。このように、腸粘液は快便を調整する、大切な要素となっています。



便の排泄について、もう少し詳しくお話すると・・・
直腸につながった肛門は、消化管の最末端にあたる部分で、みなさん御存じ、ここから消化物の残りカス、大便が排泄されるのですが、肛門には意思とは関係なくはたらく内肛門括約筋と、意思によってはたらく外肛門括約筋があり、この括約筋によって簡単には漏れないようになっています。

直腸が排泄物でいっぱいになり、直腸の内容が150~200mlになると、直腸内圧は50mmHgに達すると言われています。
内圧が一定以上(30~50mmHg)になると、大脳に刺激が伝えられ、排便反射が起こります。この反射によって便意をもよおすと、ひとりでに内肛門括約筋が緩み、排便が始まるのですね。
ただし、外肛門括約筋は、自己の意思によって緩めようとしない限り閉じたままなので、近くにトイレがないような場合、私たちは便意をこらえることができるのです。
睡眠中に大便を排出してしまうことがないのも、大脳から外肛門括約筋に閉鎖指令が出ているからです。
最終的には排便しようとする意思のもと、いきみと腹圧の力がうまくミックスされて便が押し出され、肛門は開かれ排便が可能となります。
また、腹圧が低い人は内肛門括約筋への刺激が足りないため、便秘になりやすくなります。

こうやってみていくと実にうまくできた仕組みだと思いませんか?

残りカスは定期的に排出してごみをためないというすぐれたシステムがここにあることがわかります。




ちなみに、下痢というのは、大腸で水分が吸収される前に、便が肛門から出てしまった状態で、便秘というのは、大腸で便の水分が吸収されすぎ便が硬くなってしまい、なかなか排便しにくい状態のことをいいます。
ちなみに理想的な便の状態というのは、黄土色のバナナくらいの大きさですね^^。
次回は、「良い便とは?」のお話を。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-29 10:31 | 腸管免疫

NO.537 腸管免疫 その4 大腸の仕組み

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さて、今日は腸管免疫では最も重要になってくる大腸という臓器について詳しくみていきましょう!



いままでの復習も含めてですが、大腸というと口から始まる消化器官の最後尾、つまり肛門の手前に位置している器官です。大きくは小腸と大腸合わせて「腸」と呼んでいます。
消化器官は頭頚部から、胸、骨盤に至る長い器官であるため、腸は胸から骨盤内にかけて、複雑な形で存在します。
前のblogでもやりましたが、小腸「十二指腸→空腸→回腸」は約6~7mに及ぶ管状の臓器、大腸は盲腸、結腸、直腸の3つの部分からなり、小腸を取り囲むような形をしています。その長さは約1.5m~2m。その人の身長とほぼ同じだと言われています。
そうすると腸の全体の長さは合計すると8.5m~9mにも及ぶのですね。

また大腸の直径は小腸の2倍ほどで5~6cm、厚さは約1mm。蠕動運動をしたり、ガスがたまって引き伸ばされているときには向こう側が透けて見えるほどの薄さです。




腸の内面は、粘膜で覆われ、外側は平滑筋という筋肉で包まれています。
消化管は口から食道、胃、小腸を通過し、大腸が出口となるわけですが、よく口と腸はつながっているといわれるのはまさにその通り。
物理的なつながりだけでなく、食事が腸の状態にも大きく影響してきます。

腸(小腸と大腸)は、消化・吸収・排泄をつかさどる重要な器官です。腸は食べたものをスムーズに運ぶだけではありません。
小腸の働きは、主に消化、栄養分の吸収、水分の吸収をすることにありますが、
大腸の主な働きは、水分の吸収と老廃物(食物の残骸)の排泄。
小腸から大腸に送り込まれたどろどろの消化物は、結腸を進む間に徐々に水分を吸収され、最初の約4分の1の容積になります。

体内には他にも腎臓、肝臓など、溜まった老廃物を処理する器官はありますが、もっとも多くの老廃物を処理しなければならないのは、消化管の最終器官である大腸なのです。




もう少し詳しく見ていきましょう。

小腸から大腸に移行する部分、大腸の入り口には「回盲弁」という弁があります。大腸の中の圧が高くなっても、大腸の内容物を小腸に逆流させない仕組みになっています。
そして回盲弁より下を「盲腸」と呼び、先端に虫垂という突起があります。動物によっては消化機能を果たす場合もありますが、人間の盲腸にはこれといった役割はありません。

そしてつぎに消化物が向かう場所が「結腸」です。
上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸の4つの部分からなり、小腸で消化・吸収された消化物の残りカスは、蠕動運動によってこれらの部分を進みます。
ここでは小腸で消化されなかった繊維質などを分解して吸収するほか、ある程度の水分も吸収します。
こうして結腸を進みながら、消化物は次第に大便としての形を整えていくのです。

その後、S字結腸と肛門とを結ぶ20㎝ほどの長さの直腸を通ります。
ここには消化・吸収の機能はありません。
消化物は、直腸に至るまでに完全に大便となります。

また大腸の壁面には一定の間隔でふくらみとくびれがありますが、これは内容物をためておくとともに、蠕動運動が起きている際、内容物から水分を吸収しやすくするためなのですね。





このように大腸は、腸内細菌の働きによってここで合成されるビタミンだけでなく、残っている水と塩も吸収していきます。また1日に結腸に入る500〜1,000mlの摩粥に含まれる水分の大部分が吸収され、50〜200mlが糞便に排泄されると言われています。そして結腸の内容物は1時間に5cmのゆっくりとしたペースで前進し、残っている栄養素が吸収されることもあるのですね。
ちなみに、大腸の粘膜か大量に分泌される粘液が、大腸壁を擦過傷や細菌作用から守り、糞便を固める媒介物になると言われています。

そして次回「排便のメカニズム」に続きます^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-28 10:54 | 腸管免疫

NO.536 腸管免疫 その3 消化と吸収、排泄の流れ

今日は、本格的に腸の話に入っていく前に、少し復習しておきましょう^^。


消化は、口に入れた食べ物が歯によって噛み砕かれ、唾液と混ぜ合わされることから始まります。
その後、食物は食道を通って胃に入り、胃で強酸性の消化液と胃の筋肉の収縮運動により、どろどろの粥状になって、十二指腸に送られ、胆汁や膵液と混ぜ合わされて小腸へ。
小腸で食べ物に含まれていた栄養素のほとんどと水分の約80%が吸収されます。吸収された栄養素は、腸の血管から肝臓に運ばれ、科学的に処理された後、からだの各部分に送られます。
栄養素を吸収された繊維質や水分などは大腸に送られ、残りのカスは水分を吸収され、固形物(大便)となって肛門から排出されます。

所要時間としては口では、平均60秒。胃の中には約2~4時間とどまり、小腸でさらに消化され、大腸へ送られ便として出るまでには、食後24時間~72時間かかると言われています。




これが簡単な「消化と吸収、排泄の流れ」になりますね^^。

消化に関しては・・・

歯で噛み砕かれた食べ物は、胃でさらに揉みほぐされ、
口腔、胃、十二指腸、小腸などでは、いろいろな消化液が分泌され、食物を吸収しやすい形にまで分解します。
大腸以外の消化管全てが関わっているわけです。


吸収に関しては・・・

主に小腸で、分解された食物から栄養素が吸収されます。
ただし、アルコールは胃でも吸収されます。
小腸がほとんど100%栄養吸収を担っています。


排泄に関しては・・・

最後の残った残りかすは、腸内細菌の働きでさらに分解され、水分も吸収されて容積が減り、便として排泄されます。
みなさんご存知の通り、大腸がこの仕事をしています。




このように消化管の働きは行なわれていますが、その中で今回のテーマに関わる腸は、栄養分を吸収する小腸と水分を吸収する大腸の2つに分かれます。
小腸は、約6〜7m。内側は、縦毛(じゅうもう)とよばれる無数のヒダに覆われそこから栄養分を吸収し毛細血管を通じてその栄養素を全身へ送る役目をもっています。  

大腸とは、右下腹部の小腸終末部から、肛門に至るまでの約1.5〜2mの管腔の臓器です。肛門に近い約20cmを「直腸」、それ以外の部位を「結腸」と呼びます。
右下腹部から右上腹部までの結腸は上に行くので「上行結腸」、右上腹部から左上腹部までは、横に行くので、「横行結腸」、同様に左上腹部から左下腹部に至る部位を「下行結腸」と呼び、ここから、直腸に至るまでの部位は、S字に屈曲しているため「S状結腸」と呼ばれています。そして直腸、肛門になります。
その主な働きは、小腸から流れてきた内容物(下痢状の便)の水分を吸収し、固形の便にすることなのです。




次回は、大腸の仕組みについて見ていきましょう!



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by chiropratica | 2014-10-24 10:27 | 腸管免疫

NO.535 腸管免疫 その2 腸内環境の悪化した原因

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カイロプラクティックの中でも、大腸機能不全に関与する疾病は、食生活の変化に伴い、今世紀から急速に増加していると述べています。

そしてその原因とは・・・
1.砂糖や小麦粉などの精製された炭水化物使用量の増加
2.粗質物の摂取量の減少

である、と断言しています。


こんな話もあります。

大腸に関わる疾病は、主に産業化された地域や家でみられるというのです。
これらの疾病は、とくに1870年に穀類の粉砕が石臼から製粉機に移行し始めてから現われており、虫垂炎は、1880年以降まではあまり一般的ではなく、憩室性疾患は、1920年代まで主要な疾患ではなかったというのです。痔や大腸・直腸における腫瘍は、精製した炭水化物を消費する国で最も一般的な病気でもあるというデータもあります。

これらに共通するものはなんでしょう。

そう。食べ物の精製なのです。


流行病の研究では、伝統的な食生活を続けているアフリカの部族には、大腸機能不全の疾病の発病率は低いことが確認されています。
これらの民族が摂取する食べ物は、繊維質の割合が高く、精製炭水化物の割合は低いのです。
しかし、もしこの民族の人たちがイギリスやアメリカなどに移住し食生活を変化させると、イギリス人やアメリカ人と同様、大腸機能不全による疾病にかかる割合が高くなると言われています。


このことは驚かれることだと思いますが、今日本人が抱えている「腸内環境」の悪化を改善させるヒントが隠されていると思いませんか?


もちろん、腸内環境を悪化させているのは、食生活の変化ばかりではありません。ライフスタイルの変化も大きな原因のひとつですね。
たとえば、クルマ社会の進展による運動不足や、増大する残業時間、外食の増加、加工食品の普及など、50年前にくらべるとその生活環境の変化は驚くべきものと言えます。


前にも述べましたが、私が臨床に出ていても、消化器の問題で悩んでいる人は増えているというのが正直な感想です。
便秘や腹部膨満感、慢性的な軟便・下痢など腸の不調は本当に多く、対処的な薬の使用に頼ったり、もうあきらめてその状態を放置し、慢性的になってしまっている人もいます。
薬は対処療法に過ぎないということ、そして腸の状態を不健康のまま放置するということがどれだけ身体に悪影響があるかということは、いままでこのblogを読んで頂いた方にはよくわかって頂けると思います。


これらの腸の改善には、セルフ・メディケーションが欠かせません。
つまり、腸の機能を完全回復する方法は、まさに日々の食生活の改良やライフスタイルの改善が、非常に重要になってくると言えるのです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-23 13:24 | 腸管免疫

NO.534 腸管免疫 その1 腸の健康と身体の健康

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今日から、「腸管免疫」をテーマにお話していきます。
みなさんと一緒に腸の健康と栄養を考えていければと思います^^。



腸は、食べ物の栄養素や水などを吸収してくれる大切な場所です。
吸収された栄養素は、その人の血液だけでなく体全体の質を決定します。そのため腸と血液の健康は、人の体の健康を左右する大事なところといえます。
腸は体の内側にある器官でありながら、外界と直接接しています。 
というのも、腸を食べ物が通過するからです。そのために腸は身体に必要な栄養素を選択して、栄養素だけを吸収し、細菌やウイルスなど害のあるものは排除するという体を守る役割も果たさなくてはなりません。
一般的に腸の粘膜のヒダが健康なピンク色で、ポリープなどがない人は、肌にもハリがあり、若々しく、健康な場合が多いようです。
逆に腸がかたく、狭く、便の停滞がある人は見た目も年齢よりも老けて見え、 実際にも生活習慣病を抱えている場合が多いと言われています。




最近、「腸内環境」という言葉がよく聞かれるようになりました。
その背景には、慢性便秘をはじめ、大腸の病気(大腸ポリープや大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病などの難治性炎症性腸疾病など)が増加の一途をたどっている状況があります。

つまり、日本人の腸内環境は悪化しているのですね。


1960年以前の日本では、米と魚、野菜を中心とした食生活が一般的でした。
しかし、1960年代半ばを境に、食卓には肉がならぶようになり、ヨーグルトなどの乳製品の摂取量が増える一方、米や野菜などの摂取量は減り、精製された食物を非常に多く摂るようになりました。結果的に食物繊維摂取量が極端に減少したのです。
日本人の食物繊維の摂取量を1950年代と2004年とで比較すると、日本人の1日の食物繊維の平均摂取量は、約25g前後から13.9gへ減少しています。一方、脂肪の摂取量は、1日平均25g前後から55g前後まで増加。とくに動物脂肪の摂取量が著しく増加しています。

日本人は戦前まで動物性食品をほとんどとることがなかったため、遺伝的にタンパク質分解能力が弱く、高タンパク質をとると腸内に未消化のタンパク質が残ります。未消化のタンパク質は腸内で異常発酵(腐敗)するため、人間にとって「毒」です。腸の短い欧米人はそれを速やかに排出できますが、日本人は植物性食品を消化するのに適した長い腸をしているため、それだけ長い時間、腸内に腐敗産物がとどまることになります。よって、肉や脂肪分をとる量が多く、便秘がちになる人ほど、大腸ガンになる確率も高くなるのです。食べているうちに体質も変わってくるよと楽観的な見方をする人もいますが、オーストラリアでの皮膚ガンの増加の例にあったように、残念ながら人の体はそう簡単に適応できるものではありません。

このような食生活の欧米化によって、1980年以降は腸の病気が増えてきたといっても過言ではないでしょう。




特に腸内環境が悪化した原因とは・・・

「砂糖や小麦の摂取量増加」と「粗質物の摂取量減少」が関わっていると言われています。

次回はこのところについて、もっと詳しく見ていきましょう!



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by chiropratica | 2014-10-22 17:38 | 腸管免疫

NO.533 目の病気NEW その13 目の負担を減らすには・・・

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今日で、目の病気のテーマ最後になります。
最後は、「目の負担を減らす」ポイントを少しお伝えして終わりにしたいと思います^^。





眼の負担を減らすには!?

1.ときどき画面から眼を離すようにしましょう。

できれば、1時間に15分の休憩をとり、作業の区切りの良いときには、なるべく遠くの景色を眺めるようにしましょう。
眼をたまに休ませてあげることがポイントです。


2.環境光に気を配りましょう。

ディスプレイに外光や蛍光灯などが反射しないようにしましょう。
ディスプレイが上を向き気味だと、蛍光灯の光などが反射してしまうので、眼にあまりよくありません。


3.姿勢とドライアイに対策をしましょう。

作業中、無理の無い良い姿勢をキープできると首から肩、眼の疲れも変わってきます。
また画面の位置が上すぎると眼が乾きやすいとも言われているので、画面の位置、向きにも注意しましょう。


4.アイウェアを活用しましょう。

最近ではブルーライトをカットする高機能のアイウェアが出ています。
場面に応じて使い分けることで、眼の負担を格段に減らしてくれます。



最後の言葉になりますが・・・

“今の時代
目の健康を守るのは
自分の責任”

現代になって、パソコンはもとより、携帯やタブレット時代の幕開けにより、目の病気のリスクが格段に上がりました。
自分の目を守るのはもはや自分自身しかないと思います。
このblogでお話したこと、是非実践してみてくださいね^^。



なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。




小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-21 10:07 | 目の病気

NO.532 目の病気NEW その12 ブルーベリーのアントシアニン

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ブルーベリーは確かに目に良いって言われますよね。
前回のblogでブルーベリーが出てこなかったので、不思議に思われた方もいるかもしれません。
一応、ブルーベリーについても少し触れておきますね^^。


眼が疲れるメカニズムとして、眼の網膜にはロドプシンという物質があります。
このロドプシンが光を受けるとレチノールとオプシンに分解されて、また再合成するということを繰り返すのです。
この分解の時に生じる電気信号が脳に伝わり、物が見えると認識するのですが、長時間、眼を酷使するとロドプシンの再合成が追いつかず、物が見えにくくなったり、眼が疲れた状態になってしまいます。

こんなときにブルーベリーが登場です!





カシス、アサイー、ハスカップ、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンは、このロドプシンの再合成を促進することによって眼の疲労回復や視力向上に効果があると言われています。
アントシアニンは植物に含まれる紫色系の色素で、ポリフェノールのフラボノイド系に属しています。
上記のもの以外にも、ブドウ、黒大豆、小豆、紫芋、赤キャベツなどにも含まれるので、けっこうありますよね^^。
他のポリフェノール同様、強い抗酸化作用や免疫力向上の効用があります。
ということは、生活習慣病予防の味方ということですね。

またアントシアニンは毛細血管の血流を改善する働きもあるため、いわゆる眼の仮性近視化を抑制してくれると言われています。肝機能の回復、血圧上昇の抑制にも効果があるとされます。

ただ、これだけ良さそうなアントシアニンですが、夜盲症に効果があるという論文はありますが、その他の眼の病気に良いかどうかの論文は出ていないのです。
眼精疲労や夜盲症の人は効果があると思っていますが、他の目の病気には、アントシアニン以外の栄養素も考えるべきだと思います。




ちなみにアントシアニンには多くの種類があります^^。
アントシアニン類は、アントシアニジン、糖、酸の3つの部分で基本的に構成されていますが、これらの組み合わせによって、赤色系統から青色系統までさまざまな色の違いがあります。
代表的なブルーベリーにも15種類のアントシアニンが含まれているというから驚きですよね。
またその種類によって体内での活性も違うのですね。
ブルーベリーの中では、野生種のビルベリーがアントシアニンが多く含まれます。
カシスは、特に眼に優れた働きを持つといわれる、デルフィニジン系、シアニジン系のアントシアニンが多く含まれ、アサイーやハスカップのアントシアニンも同じように注目され始めています。

私もブルーベリーは大好きな果物の一つです^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-10-17 10:03 | 目の病気

NO.531 目の病気NEW その11 目の栄養で大切なもの

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今日は、目に良いとされているルテインとアスタキサンチンという色素(カロテノイド)を紹介していきましょう!




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【ルテイン】

ルテインは、何度か登場してきましたよね。
眼の黄斑部と水晶体に存在していて、紫外線や人工の青い光による抗酸化ストレスから細胞を守ってくれる働きがあります。
紫外線を浴びたり、テレビやパソコン、携帯電話の画面から出る青い光を見ることで、眼の中にあるルテインは少しずつ消費され減っています。
いままで話してきたように、ルテインが不足することで、黄斑変性症や白内障などの目の病気の発症率が上がるという報告があるのです。

しかし、残念ながらルテインはヒトの体内では生成できません。
日々の食事やサプリメントを通じてしっかりルテインを補給してあげることが重要になりますね^^
ルテインはグリーンの濃い食べ物に微量だけ含まれているので、お野菜などで探してみて下さい。




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【アスタキサンチン】

アスタキサンチンは、天然に広く分布する赤、橙、黄色などの脂溶性色素です。
ヘマトコッカスなどの藻類に含まれるアスタキサンチンは、食物連鎖によりオキアミやサクラエビやサケの体に蓄えられ、イクラや筋子の彩りを作っています。
なので、鮭の身が赤いのはまさにこの体内に蓄積したアスタキサンチンの赤い色素によるものなのです。
産卵のために急流を遡上する力をつけるために海でアスタキサンチンを含む藻などのエサを大量に摂取し、アスタキサンチンを筋肉に蓄えるといわれています。

その抗酸化力はビタミンEの1000倍、Βカロテンの100倍と言われ、「史上最強のカルテノイド」とも。
血中脂質の活性酸素を抑え、血管を若々しく保ったり、免疫細胞を活性酸素から守ることで免疫力を高めてくれる作用があります。またアスタキサンチン自体がガンの増殖を抑制することも知られています。さらに、脳関門を通過することができるため、目の病変の予防と治療に効果があるとされているのですね。


アスタキサンチンは魚ではサケやタイ,キンメダイ,鯉,イクラなど。甲殻類ではエビやかになどに多く含まれています。
しかし、これらの動物のアスタキサンチンは食物連鎖によって蓄えられたもので、動物自身が体内で作り出しているわけではありません。
自ら作り出すのことができるのは、ヘマトコッカス藻などの植物だけなのですね。

鮭や甲殻類は、この藻をエサとして摂取して体内に蓄えているわけです。
ヘマトコッカス藻は、淡水性単細胞緑藻で、普段は緑色をしていますが、紫外線などの環境変化でストレスを感じると、体内にアスタキサンチンを作り、赤く変色していきます。
太陽光線や活性酸素などのストレスに対して、自らを防御するためにアスタキサンチンを合成し、またそれを食べにきた生物の抗酸化にも役立っているのですから、すごいですよね。

この強力な抗酸化力は、紫外線にあたったときやエネルギー生成時に発生する活性酸素(一重項酸素)の消去能力に優れ、トマトのリコピンにつぐ強さがあると言われています。





【カロテノイドとは?】

植物は、太陽の光を使って光合成をしていますが、光合成と同時に大量の活性酸素が生まれます。
この活性酸素は、私たちにとっても老化の原因になったりしますが、植物にとっても有害で、活性酸素を上手く処理するかが種族保存のためには重要だったわけです。
この点、植物は活性酸素を制御する能力を時代とともに進化させてきたのです。
まさにその能力が「植物の色素」であり、植物はその色素を果実などに多く含ませ子孫繁栄を実践してきたといえます。
一方、私たち動物は摂取する食べ物から、このような抗酸化作用のあるものを取り入れて役立てています。
この植物色素の代表的なものが「ポリフェノール」や「カロテノイド」なのですが、これらは、ビタミンにつぐ必須栄養素として考えられており、色とりどりで色の濃い野菜や果物を食べることが、美味しいことはもとより、健康を保つ上で非常に大事なポイントとなっているわけです。

緑黄色野菜を積極的に取りましょうというのは、ビタミンを摂取しようという以外にこういった意味があるのですね^^。
さて、では、このポリフェノールとカロテノイドの違いはなんなのでしょう。

ポリフェノールは、よく聞かれますよね。
植物の葉、茎、花粉、樹液などに含まれる「食物色素」の総称で、数千種類もあるものです。
ポリフェノールでよく知られているものには、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、ケルセチン、タンニン、ルチンなどがありますね。
ちなみにカロテノイドといえば、ベータカロテン、リコピン、アスタキサンチンなどが代表的なものでしょうか。
そして違いは何かというと、ポリフェノールが「水溶性」であるのに対して、カロテノイドは「脂溶性」の色素ということです。またポリフェノールは「植物」のみに含まれますが、カロテノイドは「植物と動物」両方に含まれています。

みなさんこれで植物成分について知識が増えましたね^^。
こうなると、ビタミンと一緒で、水溶性のポリフェノールは、こまめに補給して、脂溶性のカロテノイドは、少しの油と一緒に摂ると効果的になるということです。




【その他】

ビタミンB1は視神経を正常に保つのに役立ちますね。またビタミンB2が不足すると、眼の粘膜に影響して眼精疲労が起こりやすくなるので、ビタミンB群重要と言えますね。
糖分を摂り過ぎると消耗が激しくなるので、気をつけましょう。
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンももちろん効果ありです。
ビタミンCは眼の毛細血管などのコラーゲン作りにも役立ち、ビタミンEは、血行促進作用があるので、栄養が運ばれたり、不純物を代謝したりしてくれるので眼の健康を保つのにも役立ちます。
目のビタミンとも言われるビタミンAは、網膜に存在し、目の働きに関わっています。
その他、鯖などに多いタウリンは、視神経の働きを円滑に保ち、網膜神経の働きや修復も助けていると言われています。



現代では、生活が便利になるにつれ、目に負担がかかる状況が増えていっていることがわかりますね。
目に負担がかかる分、なるべく目の働き・抗酸化力をサポートしてあげるような、栄養素は本当に大切になってきます。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


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by chiropratica | 2014-10-16 14:01 | 目の病気


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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