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まじめ日記 「インフルエンザに対する9つの疑問」/chiropratica 小菅一憲

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今日が年内最後のblog更新となりそうです^^。
今年もたくさんの方にblogを見て頂きました。
そしてたくさんの方にご質問を頂き、みなさんが身体のことについてとても関心を持っていること、そしてお医者さんに行ってもわからない体調不良を抱えて苦しんでいる人がたくさんいることがわかりました。
現代の食生活や生活習慣を見ていくと、これからますます増えていくかもしれませんね。
私も少しでも多くの人に情報を伝えて、苦しい思いをしている人の助けになれればと思います。



さて、今日は昨日の続きで、インフルエンザの話題です。

昨日のblogでビタミンDは体の中の抗生物質を高める働きをしてくれ、免疫を高めてくれること、そしてインフルエンザの予防にも非常に効果的であることを述べました。
昨日ご紹介した論文の執筆者であるホープシンプソンさんがこの研究をして行く上でインフルエンザに対する疑問とそれに対する結論をいくつか述べていました。
これが興味深い内容だったので、今日はそれについてご紹介したいと思います。


20年間の答えを求め続けたホープシンプソンさんは、一つの結論に至りました。
それは、インフルエンザというものは、特定のウィルスを感染させやすい動物から広がっていくということ、そしてそれは、季節におおいに関係するということです。
そして結論として以下の9つの項目をあげています。



○なぜインフルエンザは季節に関係していて、あらゆる地域に存在するのか?
  流行している季節以外はどこに存在しているのか。

A.季節と関係ない発生というものは、老人ホームとか監獄のように太陽の光が少ないところに多かった。他には、1918年のように人間の免疫を凌駕するような強い感染力を持った時に発生する。


○ インフルエンザはなぜこんなに爆発的に広がるのか?

A.秋と冬にちょうど免疫が下がるときに、ちょうどインフルエンザにかかりやすい身体になってしまう。
適応性の低い免疫力を持った人がかかりだして、そこから爆発的に広がるケースが多い。


○ なぜ唐突にインフルエンザの感染は終結するのか?

A.ときたま感染力の高い人が少数しかいなくて、感染期間というものが短いと、インフルエンザが終わってしまう。


○ なぜ同じ緯度にある国で感染する傾向があるのか?

A.これは季節による太陽の光の量に関係する。
偶然にも同じ緯度の人は、同じ太陽の量しか受けないので、それによるビタミンDの不足によって免疫が下がっている人達に感染する傾向がある。


○ なぜインフルエンザの流行期間と次の期間の間(インターバル)は不定期なのか?

A.感染しやすい人がいて、彼らを見つけるまでは、すぐに感染できない。だから彼らを見つけるまでは期間が空いてしまう。
自然の免疫の中で、ビタミンDによっていろんなバリエーション(免疫の強弱)があり、感染しやすい人もそうでない人も様々なので、期間にもバラつきがある。


○ なぜ2次的な攻撃というのが少ないのか?

A.2次的に広がる時の感染力は20%しかないから。またそれは、感染しやすい人と、感染しにくいタイプの人がいるから。


○ 昔なぜこんなにインフルエンザが流行したのか?(飛行機などの交通機関が 発達していない時代に)

A.感染しやすい人がいる限りは、その人達が広げていってしまう可能性が高い。


○ 血清反応陰性(インフルエンザウィルスを注入したのにインフルエンザにかからない)の人達はなぜ、病変を発症しないのか?

A.人によってビタミン25(OH)Dのタイプが、感染するかしないかに関わってくるから。


○ この20年間でこれだけワクチンを作っているのにもかかわらず、なぜインフルエンザによる死因というのは減っていないのか?

A.過去20年間を見ると、政府の太陽を浴びるなと言うキャンペーンが非常に多かったためではないかと言われている(皮膚がんになるから)。




いかがだったでしょうか?
インフルエンザは普通の風邪などと違って、様々な特徴があって、その理由も非常に興味深いです。
前回のblogと合わせてみても、ビタミンDの欠落というのは、季節的な要因(冬とか秋に紫外線が減ったり、ずっと家の中にいるなど外的要因)が関与しているということがよくわかりましたね。
また最近はその中でも特にビタミン25(OH)Dが少ない人には呼吸器系の疾患も多いことがわかっています。

すごいですね、ビタミンD。
紫外線の問題もありますが、適度な日光浴は、健康な骨のためにも、免疫力のためにも必要なのです^^。


ではでは。
今年も1年間読んで頂きありがとうございました。
また来年も一緒に健康について考えていきましょう!

Hope you have a nice holiday and a great year ahead!



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-29 20:00 | まじめ日記

まじめ日記 「ビタミンDが免疫を高めインフルエンザを予防する」/chiropratica 小菅一憲

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昨日に引き続き、この季節に知っておきたい話題についてお話しますね。
ここ何年かの発見で、ビタミンDは体の中の抗生物質を高める働きをしてくれ、免疫を高めてくれることがわかっています。
また、みなさんにも知ってもらいたいのは、インフルエンザを予防するのにこのビタミンDにかなりの効果があるということなのです^^。

今日は2008年に発表された論文を紹介しましょう。


インフルエンザは、みなさんもご存知の通り非常に感染力の高いウィルスです。
しかし、インフルエンザが流行するにはいくつかの特徴があるのですね。
例えば、インフルエンザが人によってかかる人とそうでない人がいることや、同じ緯度で偶然にも流行があったりしたり、インフルエンザの発生が季節に関係していたりと・・・。
これ、面白いと思いませんか?




今日はまずビタミンDについてお話していきますね。

論文を発表したホープシンプソンさんの仮説では、インフルエンザの季節的な要因というものでは、太陽光線の影響があると言っていましたが、最近の研究では、カラダの抗バクテリアペプチド(AMP)が季節的に低下してしまうことによって起こっているのではないかと言われており、ビタミンDがこのAMPに高い効果があるのではないかということがわかってきているのです。

アロイヤーさんとリーイングさんがやった研究では、104人の閉経後のアフリカ系アメリカ人の女性にビタミンDを投与すると、風邪とインフルエンザの症状が起きにくかったということがわかっています。
この研究ではビタミンDを低い摂取量1日に800IUの場合でも、ほとんど風邪の症状がなくなっており、高い摂取量2000IUでは、症状は全くなくなったと言います。

すごいですね!

私のblogでは、骨を強化するビタミンとして紹介したことがありますが、たしかにビタミンDは、抗生物質の役割を果たすビタミンとも言われています。
マクロファージの中にビタミンDがあると、炎症を促進させるサイトカインや、インターフェロンγとTNFα、IL12という物質が抑制させられて、病気の感染する分子的なパターン(PAMP)を落とすと言われています。
また少し難しい話になりますが、細胞の外側の層(表皮)では、ビタミンDというのはPAMPリセプターを使ってケラティノサイトを活性化させて、微生物に対して反応させられるようにします。それゆえビタミンDというのは、表皮のローカルキャパシティを高め、抗生物質を作り、同時に炎症のときのサイトカインなどを抑制させる作用をしてくれるのです。



話を続けていくと、先ほどお話していたAMPが粘膜の表面にコーティングされた防御壁を作ります。ウィルスがカラダに感染するには、その粘膜を貫通していかなければならないのですが、この防御壁がかなり役立つわけです。ということは季節的にAMPが少なくなると、ウィルスに感染しやすくなるということですよね。
そして、ビタミンDは、AMPを活性化させることができる物質でもあるということです^^



動物の中では、免疫を循環させるためにビタミンDを必要としない動物もいます。ネズミや犬は、ビタミンDのリセプターがなくて、ビタミンDを必要としていません。
ちなみに人種によっても身体のビタミンD量は違ってきます。たとえば、アフリカ系アメリカ人の血漿の中のビタミン25(OH)Dは、白人と比べて低いとされています。その結果、ビタミンDによって動く抗微生物サーキットを使って免疫システムを刺激することができません。
どうしてアフリカ系のアメリカ人にビタミンDが少ないかと言うと、高メラニン色素を持っている人たちは、ビタミンDを肌の中で作るUVを防いでしまうからと言われています。(肌の中のケラティノサイト「表皮の細胞、角化細胞」にUVが当たることでビタミンDができる)
ということは、黒人などの肌の黒い人は免疫も下がってしまいますよね。
また、年をとってもビタミンDを作る量が減ってしまいます。



ほとんどの人間は、太陽を浴びることによってビタミンDを合成するので、人種によって欠落しているというのは、地球上を見てみると、どこかしらで存在しています。それは時間帯であったり、季節だったり、緯度であったりすることが関係していますが、冬場は欠落する割合が特に高くなります。
これで、インフルエンザが緯度や季節に関係する理由がわかってきた気がしますね!



老人と肥満の人、日光にあまり当たらない人、肌が黒い人、北極か南極圏に近い人達に、高い割合でビタミンDの欠落する人が多くみられます。
赤道近くだと、季節的なビタミンDの量が変わるそうです。これは太陽を避けようとする行動であったり、雨季であったり、大気汚染が関係するのではないかと言われていますが、こういったことでも季節的に免疫が下がる時期があるということはとても興味深いです。
一つ例をあげると、香港で行われた研究では、小さい子供たち(香港)はビタミン25(OH)Dのレベルが20ng/mlで低く、夏場でも30ng/mlを超える子がいなかったと言います。この分野のエキスパート達は、この数値は低すぎると言っており、このことが、免疫の低下につながり、インフルエンザにかかりやすくなることに関わっているのではないかとも言われています。



今回の論文の執筆者であるエドガーホープシンプソンさんは、さらなる研究をして、太陽からくる放射線は、インフルエンザに対して深い効果を持っているとしているそうです。

さらなる研究に期待したいところですね!
インフルエンザ予防にはビタミンDです^^。



小菅一憲

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参考文献:
On the epidemiology of influenza
Open Access
John J Cannell*1, Michael Zasloff2, Cedric F Garland3, Robert Scragg4 and Edward Giovannucci5
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by chiropratica | 2012-12-28 13:55 | まじめ日記

まじめ日記 「風邪に対するガーリックの効用」/chiropratica 小菅一憲

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年末でバタバタしているうちにあっという間に一週間たってしまいました。
Blogもなかなか更新できていません・・・。
さて、最近風邪やノロウィルスが流行っていますね。
私のクライアントさんの中にも風邪をひいている方も多いですし、電車の中でも咳をしている方をみかけます。


そんなことで、今日は様々な効用があると言われている私も大好きガーリックのお話をしていきたいと思います^^。
風邪に対するガーリックの効用についてです!



ガーリックは風邪に対してとても有効ということが知られています。
しかし、この考えはもともと伝統的なものがあるだけで、最近の研究によってようやく抗バクテリアの作用があることがわかってきました。
ガーリックが風邪に良いということについての研究論文を探すと5000枚にもなるようですが、その中に興味深いものがあります。

その論文では146人の人が毎日ガーリック食べ、3ヶ月のデータを取っています。そしてこの参加者に風邪がどれだけ長引いたかをチェックしたところ、ガーリックを3ヶ月食べた人では、ガーリックを食べなかった人に比べて、風邪になる人が少なかったといいます。



風邪は、いろんなウィルス(ピコロナウィルス・・・etc)が一般的な原因になっています。

鼻水、咳、疲労感など風邪の症状は共通していますが、2003年のデータでは、子供は1年に6〜8回、大人は2〜4回風邪をひくのが平均。
アメリカでは年間かかる風邪に関係する経済的な負担は、4兆円にものぼるといわれています。
これはメディカルコストだけではなくて、仕事休むなど、その他生活にかかってきたようなコストも全て考えるとこのくらいになるそう。



ガーリックは、抗バクテリア、抗菌剤、抗真菌といったような特性を持っていますね^^。
またトリグリセリド、コレステロールの数値を下げてくれるような作用があるのですが、血圧降下作用、動脈硬化進行を抑える、血液凝固を抑える、抗がん作用、免疫促進の作用もありの万能食材なのです。
ガーリックを潰した時に出てくるアリシンに抗菌作用があるといわれますが、新鮮なガーリックでは、ガーリック1gにつき、4.38〜4.65mgのアリシンがあり、一欠片のニンニクの中には、17.52〜18.60mgのアリシンがあるとのこと。

これがもしかしたら、風邪をひきにくくすることに効果を発しているかもしれませんね。



ただいくつかの研究では、実際体内でアリシンが消化された後で、しっかり吸収されていない場合もあるそうですし、はっきりとしたエビデンスはないとのことなので、まだもう少し研究が必要でしょう。
この研究では、他のマイナス要素として、臭さやかゆくなったり、発疹、呼吸するとチクチクするような感覚が出た人がいたとのことです。

そりゃあ毎日ガーリックはきついかも。
匂いもね。笑。



ちなみに・・・

市販で売られているガーリックエキスやガーリックタブレットとかでは必ずしも同じ量のアリシンが摂れるわけではないので、風邪予防にはちゃんとしたニンニクを食べましょうね^^。


みなさんもお試しあれ^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-27 18:10 | まじめ日記

NO.366 耳の病気 その9 「カイロプラクティック小話」

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今日で耳のテーマを終了したいと思います。
最後にちょっとしたカイロプラクティックにまつわるお話をしますね。
カイロプラクティックって実は、難聴を治したところからスタートしているんです^^。


カイロプラクティックは1895年にアメリカでD.D.パーマーという人によって創始されました。
彼が一番最初に背骨の治療を試みたのは、彼のオフィスの掃除人でハーベイ・リラードでした。
ハーベイリラードは、17年間「難聴」に悩まされていたのですが、D.D.パーマーが彼の背骨をチェックすると、ある部分が異常に隆起しているのを見つけたのです。
D.D.パーマーは、この背骨が「難聴」の原因になっていると考え、この背骨を矯正しました。そうするとなんと17年間悩んでいた難聴が改善し、聞こえるようになったと言われています。

矯正した背骨は上部胸椎の2番と言われていますが、いまでは頸椎ではないかなどの話も出たりと憶測が飛び交っています。どちらにしても難聴を治したことがD.D.パーマーがカイロプラクティックを創始するキッカケとなったのですね^^。


その後、磁気療法士をしていたD.D.パーマーは、彼の友人であるサムエル・ウィードにお願いして、ギリシャ語で手「カイロ」と施す「プラクティック」を合わせてカイロプラクティックを命名してもらい、めでたくカイロプラクティックが誕生したのです!


そんな始まりがあるカイロプラクティック。
私も以前、難聴で問い合わせを頂いた記憶もあるくらいなのです。
今日はそんな小話をしてみました。
たまに歴史をじっくり見直してみるのも面白いですね。
またどこかの機会でこういった小話も入れていきたいなと思いました。



今日で耳の病気のテーマは終了になります^^。
なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-18 16:29 | 耳の病気

NO.365 耳の病気 その8 「メニエール病」

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今日は、耳の病気のテーマ最後に「メニエール病」について触れておきます。

フランスの医師、プロスパー メニエールが初めて提唱したと言われる「メニエール病」。
内耳性めまいのあるのものがメニエール病と呼ばれています。
みなさんの中にも、お医者さんに行って原因不明のめまいや耳鳴りについてメニエール病と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。


メニエール病は、内耳からくる回転性のめまいや吐き気が起こります。
また大抵、正常な状態→めまい・耳鳴り→難聴→正常な状態→めまい・耳鳴り・・・と繰り返すことも多い病気です。

ちなみにメニエールが起こる原因は、内耳が内リンパ水腫を起こしてしまうからです。
耳にあるリンパ液は古くなったら新しいものを入れ替えたりするという新陳代謝のシステムがあり、古いリンパ液を入れておく袋があります。
通常は古いリンパ液というのはその袋に吸収されるのですが、メニエールの場合、その古いリンパ液がうまく吸収されず溜まってしまうのです。溜まってしまうと袋が破裂、もしくはリンパ液がすべて流れてしまうということが起こります。

こうやってリンパ液の問題が起こるとバランスが崩れ、めまいや耳鳴りが起こるわけですね。
またその袋を治していく過程で難聴が起こったりするのです。


しかし、なぜ古いリンパ液が吸収されずリンパ腫を起こすのか、根本的な原因は分かっていません。
自律神経の問題、精神的・肉体的疲労、ストレス、睡眠不足などの状態が関わっているとも言われます。
大抵病院では、利尿剤とステロイド剤を処方されることが多いと思いますが、ストレスコントロールの指導、そして場合によっては手術の選択肢もあります。



メニエールは、何のきっかけもなく、突然おこる回転性のめまいが特徴なので、初めての方はとくにビックリするかもしれません。また耳鳴りも伴い、さらにその後の難聴など特徴はあるので、心当たりのある人は一度受診しましょうね。
私が臨床でみている中では,回盲弁症候群の方でメニエールっぽい症状が出ている方もけっこう多い印象がありますね。
全身のむくみや体液の滞留が原因になっているかもしれません。



いかがでしたか?
簡単にメニエールをまとめましたが、こう耳の病気をみていくと原因がわからない病気がけっこう多いですよね。
また危険な病気以外ではやはりストレスや自律神経のバランスは大きく関わるところでしょう。
うまくコントロールしてストレスをためないことは真の意味での予防になるかもしれませんね^^。

ではでは。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-16 23:00 | 耳の病気

NO.364 耳の病気 その7 「めまい」

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大分寒くなってきましたね。
街はもうクリスマスモード一色です。
私はこの時期が大好きなのですが、みなさんはいかがでしょうか?
今年はなかんか忙しく、クリスマスのイルミネーションも見れてないですが、
一日くらいはクリスマスを楽しみたいものですね^^。


さて、今日は「めまい」についてお話していきましょう。

めまいと言ってもいろんなタイプの「めまい」があります。
これはインターネットで検索してもすぐ出てくると思いますが、「流動性めまい」、「立ちくらみのようなめまい」、「回転性めまい」の3つがあるのです。
一つずつ簡単に説明しますね。


○流動性めまい

身体がフワフワした感じで、ふらつく。
姿勢を保つのが難しい。
まっすぐ歩けない。

などの症状があります。
また頭痛や顔面、手足にしびれ、運動麻痺などを伴うこともあります。
これは主に「脳」の問題で起こると言われています。


○立ちくらみのようなめまい

立ち上がるとクラっとする
時に目の前が暗くなる
失神を伴う

などなど、これは全身性の疾患に関わっています。
例えば、低血圧、更年期障害、心因性のものなどです。


○回転性のめまい

自分自身がグルグルまわっている感じがする
周囲がグルグルまわっているように見える

これはまさに耳の問題で、音が聞こえづらい、耳に詰まった感じがあるなどの難聴や耳鳴りが伴ったりすることもあります。


めまいを起こす主な耳の病気としては、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、突発性難聴、前庭神経炎などがありますね。
基本的にお医者さんに行くと、血流を回復するような「循環改善薬」やめまいに対する不安を取り除くための「抗不安薬」、内耳のリンパ液の滞留を改善するための「利尿薬」、炎症が起こっている場合などは「ステロイド薬」、その他は神経の働きを改善するための「ビタミン剤」などが処方されると思います。


ここでは、めまいについて簡単な知識を持っておくことにしましょう。
まずは危険なめまいを知っておいてください。

激しい頭痛
手足がしびれる・思うように動かない
物が二重に見える・かすみがかかる
ろれつがまわらなくなる
意識がなくなる

などです。
危険な病気が潜んでいる可能性があるのので、すぐに病院で診てもらいましょう。



次にめまいが起こった時の対処法ですが、まずは安静にします。
静かなところで横になると良いでしょう。
そして場合によっては体勢を変えるのが辛いこともあるので、身体全体で寝返りを行うようにしましょう。頭と身体を同じ方向に動かす要領です。
また突然めまいに襲われると誰でも怖くなったり、不安になると思いますが、不安感はめまいをさらに悪化させることにもなります。
なるべく気持ちを落ち着かせるようにしましょうね^^。


栄養学的にはビタミンB12が関わっていることも多いのですが、ビタミンB12は本当に奥が深いので、これについてはまた別の機会にお話していきたいと思っています。
ただ、めまいは様々な不調、例えば副腎疲労、更年期障害、自律神経疾患、不安恐怖症、うつ病などの症状でも必ず症状一覧に出ているものなので、ストレスやホルモンバランスの乱れなどに大きく関わっていることは確かでしょう。
また栄養のバランスが崩れるとこういったことも起きやすいので、そういったことからも栄養を吸収する胃腸とくに胃酸の分泌などが深く関わっていることは言うまでもありません。


次回は「メニエール病」についてお話していきます^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-12 20:55 | 耳の病気

NO.363 突発性難聴とカイロプラクティック Case Study

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ちょうど先日突発性難聴の方が来院されたので、今日はそのケースについてお話していきますね。

この方(40代男性)は、先週に一度右耳がこもった感じがしたということで病院に行ったら突発性難聴の診断を受けられました。
病院では薬(ステロイド)とビタミン剤が処方され、飲んでいたのですが、その後に出てきた肩こりが辛くて来院されたのですね。難聴はずっと続くわけではなく、少し聞こえなくなって又戻るような感じだそう。また肩こりはこれまでに経験したことないくらいガチガチになっているということでした。


カイロプラクティックでは、難聴の症状が脳や神経の問題で起こっていないかをまずチェックしていきます。この方の場合は検査時には、そういった異常はなかったので、耳にも関わる上部頸椎や頭蓋骨の状態、また全身のバランスを検査していきました。

そうすると、左半身の筋力が全て落ちており(内分泌のバランスが悪い時に起こりやすい)、その原因が副腎疲労にあることがわかりました。
副腎は私のblogでも登場していますが(こちらを参照)ストレス調整臓器と言われるくらいなので、ストレスが長期でかかっていると疲労し、それによって身体の調整機能が低下してしまうと言われています。
この方の場合もそういった傾向と、また頭蓋骨のバランスの乱れから精神的(感情的)な問題があることがわかりました。

もちろん筋肉骨格系をチェックしていくと、副腎に関わる部分の関節、骨盤の捻れ、そして左半身が低下していることによる全身の傾きなどが見られ、肩こりが起こっている左肩まわりは当然のごとく、固まっていました。



治療では、まず副腎の機能をアップさせていくようなリンパのポイントを刺激し、内臓の働きを軽くしていきます。また難聴などに関わってきやすい頭蓋骨や頸椎の状態は、注意深くケアしていきました。
そうしていくうちに大分全体のバランスが整ってきたので、後は、左肩周り、特に背中の筋肉をしっかり緩め、骨盤の捻れも調整しました。



治療後は大分スッキリされたようです。

今回のケースでは、ストレスが大きく関わっているようだったので、最後には日々の中でのストレスコントロールの方法についてアドバイスさせて頂きました。ご本人もストレスには自覚があるということで、納得されていました^^。



ストレスというのは、目に見えないものです。
突発性難聴も原因は不明ですが、急にストレスが原因と言われてもピンと来ない人が多いのではないでしょうか。
ただ、私が臨床に出ていてストレスによって大きく身体のバランスを崩している方は数多くいます。
そしてそのストレスが身体のどこに影響を起こすかは人それぞれです。それが積もりに積もって、大きな病気になってしまうことも少なくないのです。なるべくその前に何か、身体の異常を感じたらカイロプラクティックでチェックをオススメします。そのためには自分の身体の声にも耳を傾けることが大事なのではないでしょうか。


突発性難聴も、日々の身体へのストレスが溜まって出現する危険信号かもしれませんね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-08 15:48 | 耳の病気

NO.362 耳の病気 その6 「突発性難聴」

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今日は最近テレビでも話題になった「突発性難聴」についてお話したいと思います。


突発性難聴はその名の通り、突然原因不明な難聴が起こることです。
その症状は大抵突然起こり、突発性難聴になった人は、難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的です。
ということで、ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは突発性難聴ではないのですね。随伴症状として耳鳴りや耳の閉塞感を伴うことが多く、半数以上の方は発症の瞬間に強いめまいも伴っていることが多いと言われています。
突発性難聴の原因は残念ながらわかっていません。
お話したように、急激に発症する感音難聴のうち、原因不明のものを突発性難聴と呼んでいます。



ただ、現在一般的に原因とされている有力な2つの説があります。
ここでも紹介しておきましょう!


○ウィルス感染説

これは帯状疱疹によるもので、このウィルスは誰の身体の中にも必ず存在し、通常は神経の檻の中に入れられているのですが、免疫が弱くなると檻から出てきて神経に悪さをすると言われています。
この悪さが耳の神経で起こると突発性難聴になるという説ですね。

○内耳循環障害説

この説は、内耳血管の痙攣や塞栓、血栓、出血などによる循環障害が難聴の原因とするものです。治療として血管拡張剤、抗凝固剤などの循環を改善する薬剤が有効なことがこの説の理由となっていますが、まだ本当の原因とするには明確ではないようです。



突発性難聴の原因として、ストレスもあげられるので、要はストレスをあまりかけないようにする、また疲れを溜めないようにして免疫を低下させないようにすることが予防となりますね。
そして、血流障害は肩こりなどから起こることも多く、特に首スジにある胸鎖乳突筋(耳の下〜鎖骨にかけての筋肉)が緊張すると耳への血流障害が起こるとも言われますので、なるべく首スジはよくストレッチしてあげると良いでしょう。

カイロプラクティックでもこの筋肉について治療していくことがあります。特に頭や首が前方に出ているような姿勢をとっている人に問題があることが多いので、デスクワークの方は要注意ですね^^。



突発性難聴は、起こったらすぐにお医者さんに見てもらった方が予後が良いと言われています。
何かおかしいと思ったら、2週間以内には一度診てもらいにいきましょう^^。

では今日はこんなところで。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-12-04 16:43 | 耳の病気


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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