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NO.350 老化 その2 「活性酸素」

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活性酸素。
酸化の原因とされる活性酸素、実は私たちの生きていくために必要な酸素からできる非常に似た物質でもあるのです。

今日は、活性酸素に関する話をしていきましょう。


酸素分子というのは、他の分子にくっついたり、他の電子を奪ってきたりする性質があります。これは酸素分子の核の周りを飛んでいる電子がペアになる相手を探しているためです。
酸素には電子がくっつく腕が2本伸びていますが、これが両方とも埋まっていると安定しているのですが、片方が空いていたりすると不安定になり、そこにくっつける電子を探して動き回るのです。
たとえば、水H2Oは、酸素分子に水素が2つくっついて安定した状態ですね。これが、紫外線によって片側がとられてしまうとHOという不安定なものになります(活性酸素)。このHOは、その後もう片腕につけるHを探し回るわけです。そして細胞の皮膜にあるHを奪い取ってしまう、そしてHをとられた細胞はとなりの細胞と奪い合い、細胞がダメージを受けてしまうわけです。


このHOという不安定な状態が、まさに「活性酸素」というわけですね。



活性酸素には、4つの種類があります。これらの分子構造は、本来の酸素分子とそれほど違いはないのですが、酸素分子以上に不安定かつ強引な性質を持っています。このため、糖質、脂質、アミノ酸など、各器官を構成する分子を酸化したりして、体内に悪影響を与えてしまうのです。



1.スーパーオキシドラジカル

人間の体内でもっとも大量に発生するが、他に比べると反応性が低く、身体に与える影響も少ないと言われています。食べてエネルギーを作った後に出てくるススでもあります。

☆抗酸化物質
SOD、ビタミンC
スーパーオキシドラジカルをやっつけるのは、元々人間が持っている酵素「SOD」や「ビタミンC」が行なってくれます。


2.過酸化水素

過酸化水素の電子はすべてペアになっているため酸化力は大きくありませんが、わずかなきっかけで2つに別れ、狂暴なハイドロキシラジカルになってしまうことがあります。過酸化水素は「オキシドール」とも呼ばれ、消毒薬としても馴染みがありますよね。

☆抗酸化物質
グルタチオンペルオキシターゼ(酵素)、ガラクターゼ(酵素)、ビタミンC


3.ハイドロオキシラジカル

活性酸素の中で最も反応性が強く、酸化力も強いと言われています。脂質、糖質、タンパク質など近くにあるあらゆる化合物と反応してしまうので体内への影響力が最も強い活性酸素です。

☆抗酸化物質
ビタミンC、α-カロテン、β-カロテン


4.一重項酸素

電子そのものはすべてペアになっているのですが、酸化力が非常に強いと言われています。ガンの原因となります。

☆抗酸化物質
リコペン、α-カロテン、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB2




いかがですか?
こう考えていくと、活性酸素がいくら発生しても(発生させないのが良いのですが)抗酸化物質や活性酸素消去酵素をしっかり補給してあげていれば、健康は保てると言えます。
抗酸化物質とは、リコペンやα-カロテン、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB2、そしてグルタチオンなどですが、これらがどういった食べ物に入っているかもみなさんならもうご存知ですよね。
色の濃いお野菜は大事なわけです^^。


もちろん活性酸素を発生させないようにさせていくことも重要事項ですよ。
それが、今回のテーマである老化にも関わっているのです。
私たちの身体には、活性酸素から身を守るため、抗酸化酵素などによる防御システムも備わっています。しかし、中高年になるにつれて防御力が弱まり、反対に活性酸素の働きが強まって、身体のあちこちに酸化が及んできます。
風邪をひきやすくなったり、肌荒れやしみが目立つ、疲れがとれないといった症状がみられたら注意しましょうね。


最後に活性酸素を減らすための生活習慣を少しあげておきましょう!


○たばこを控える

たばこの煙には活性酸素やその発生を助長する有害物質が数多く含まれています。血液中に入ると、動脈硬化の原因となる酸化LDLをつくる原因ともなるのですね。

○アルコールを摂り過ぎない

肝臓がアルコールを分解するときにも、活性酸素が発生します。
飲む量の多い人、アルコールに弱い人は、とくに注意が必要。

○軽めの運動をする

激しい運動をすると呼吸量が急増し、活性酸素の発生を促します。反対にウォーキングや水中歩行程度の軽めの運動は、抗酸化酵素の働きを高め、身体の酸化を抑えてくれるのです。

○ストレスをためない

ストレスを受けると一時的に血液の流れが悪くなり、これが元に戻るときに活性酸素が発生します。これを繰り返してしまうと酸化が促進されてしまいます。

○紫外線を避ける

紫外線に当たると、皮膚臍傍でも活性酸素が生成され、シミやシワの原因となります。短時間の日光浴はビタミンDの生成に重要だという話はしましたが、長時間紫外線に肌をさらすのは活性酸素の点から考えるとよくないのですね。
適度が一番です。
長時間になる時は、日焼け止めや帽子などの紫外線対策もしていきましょうね。



いかがでしたか?
酸化や老化の天敵である活性酸素。
いかにこの活性酸素を発生させないか、また防御システムを栄養でしっかりサポートしてあげるかが重要なポイントということはおわかり頂けたでしょうか。

でも、この活性酸素、実は私たちの生活の中でほんのしたことで役立ってもいるのですよ^^。
みなさん布団を干しますよね。
実は布団の中の水分が日光の紫外線にあたって、活性酸素になり、これが布団の除菌、消毒をしてくれるのです。
ね!役に立つ場面もあるのです。

でも人の身体の中ではやはり有害。
みなさん、うまく対処していきましょうね!



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


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by chiropratica | 2012-08-26 16:11 | 老化

NO.349 老化 その1 「アンチエイジング」

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みなさん。
今日からのテーマは、「老化」にスポットをあててみたいと思います!
昨今、アンチエイジングというのが本当に話題になっています。
年齢とともに、身体の機能が落ちたり、肌の張りがなくなったり、眠りが浅くなったりは誰にでもあることだと思いますが、人によっては中年以降でどーんと老け込んでしまう人もいれば、おばあちゃん、おじいちゃんになっても若々しい人がいますよね。
70歳になっても、9歳若く見える人もいれば、9歳歳をとって見える人もいるということなのです。


老化に逆らうことはできませんが、いつまでも若々しく、元気でいたい!というのはみんなの共通な願いではないでしょうか。

良い意味でイイ歳のとり方をしていきたいですよね。



今日からは、そんな老化についてのいろんなこと。
そして健康的に歳を重ねるにはどうしたら良いのか。
そんなことについて話していきたいと思います。



老化は、医学的には・・・
「年々歳を重ねていく加齢とともに、身体の臓器の機能が低下して、ホメオスタシスの維持が困難になり、死に至る過程」
・・・となっています。


死に至る過程のいうのが寂しい感じがしますが、要は、生命を維持していくためのシステムに不具合が生じてきて、やがては死に至る、その過程というわけですね。

年齢とともに体力の低下が起き、この体力の低下にともない環境への適応能力が低下、このため、ストレスに対抗する能力が低下し、体調を壊したり、食べ過ぎて肥満になったりします。こういった悪循環が起こることも老化の特徴です。




さて、では老化はどんなメカニズムで起きるのでしょうか。
少しずつ説明していきましょう。
老化のメカニズムには現在、以下の3つの考え方があります。


1.細胞プログラム説(遺伝的に仕組まれている老化)
2.分子障害説(後生に外から訪れる老化の作用)
3.遺伝子説(遺伝的に仕組まれている老化)




1.細胞プログラム説(テロメア説)

この説は比較的新しい学説です。私たちの身体では常に細胞分裂が繰り返されています。しかし、実は細胞が分裂できる回数には限りがあるのです。
体内には寿命の時計が組み込まれています。この時計の名前を「テロメア」と言っていますが、この「テロメア」、何をしているかというと、細胞の分裂できる回数を決めている部分なのです。

テロメアは、染色体の先に伸びている核酸で、染色体を保護する役割をしているのですが、細胞分裂を繰り返すとこの部分がだんだん短くなります。これが老化になるのです。
要は、何度も分裂をしてテロメアが短くなりすぎると、その細胞はもう分裂できなくなるのです。
細胞が分裂して新しい細胞を作ることが、細胞を維持することには重要なのですが、それができなくなると、機能が低下してしまいますよね。

これが老化ということなのですね。



2.分子障害説

この説は、みなさんにも馴染みがあるかもしれませんが、活性酸素によって身体がさびついてしまうことが老化の原因という説です。

フリーラジカルという言葉は、聞いたことがあるでしょうか。
電子には、いつもペアになりたがる変わった性格があります。100種類ほどある原子の大部分はシングル電子をもち、水素は1つ、酸素は2つというようにその数もはじめから決まっています。たとえば、酸素にはこの腕が2本ありますが、酸素の両手に水素が1つずつつながった時に、全部が落ち着いた関係になります。
お水、つまりH2Oはこの状態ですよね。
ちなみにこのH2Oからむりやり水素電子をひとつはぎとると、パートナーのいない手が1本残されてしまいます。これこそがフリーラジカルと呼ばれるものです。
フリーラジカルは、「ペアになっていない電子を抱え、非常に反応しやすくなっている原子や分子」のことです。フリーラジカルの中には、電子のペアを作るために、他の分子から強引に電子を奪う過激分子もいて、その代表格が「活性酸素」なのです。

こういうフリーラジカルなどによって攻撃されると、身体にはさびるミネラル分もありますし、細胞膜は油でできているので、酸化によってどんどん身体がさびついていきます。
さびついてしまうと細胞も持っている機能を充分に果たせなくなるのです。

分子障害説は、これが老化の原因とする説です。



3.遺伝子説

もう一つは、老化を促進する遺伝子があって、それがプログラムとして組み込まれていることによって老化が起きるとしている遺伝子説です。




みなさんいかがですか?
このように老化のメカニズムを3つ見てきましたが、遺伝子が関わる部分は私たちの努力ではどうしようもなさそうな分野なので置いておいても、分子障害、いわゆるフリーラジカル、活性酸素が関わっている老化であれば、いままでずっとやってきたようなビタミン・ミネラル、抗酸化物質によって老化を防止できる可能性はありますよね!

次回は、このフリーラジカルや活性酸素について理解を深めていきましょうね。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-08-23 14:56 | 老化

NO.348 目の栄養 その2 「ルテインとアスタキサンチン」

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今日は、目のテーマ最後になります^^。

目に良いとされているルテインとアスタキサンチンという色素(カロテノイド)を紹介していきましょう!




ルテイン

ルテインは、何度か登場してきましたよね。
眼の黄斑部と水晶体に存在していて、紫外線や人工の青い光による抗酸化ストレスから細胞を守ってくれる働きがあります。

紫外線を浴びたり、テレビやパソコン、携帯電話の画面から出る青い光を見ることで、眼の中にあるルテインは少しずつ消費され減っています。
いままで話してきたように、ルテインが不足することで、黄斑変性症や白内障などの目の病気の発症率が上がるという報告があるのです。


しかし、残念ながらルテインはヒトの体内では生成できません。
日々の食事やサプリメントを通じてしっかりルテインを補給してあげることが重要になりますね^^
ルテインはグリーンの濃い食べ物に微量だけ含まれているので、お野菜などで探してみて下さい。




アスタキサンチン

アスタキサンチンは、天然に広く分布する赤、橙、黄色などの脂溶性色素です。
ヘマトコッカスなどの藻類に含まれるアスタキサンチンは、食物連鎖によりオキアミやサクラエビやサケの体に蓄えられ、イクラや筋子の彩りを作っています。
なので、鮭の身が赤いのはまさにこの体内に蓄積したアスタキサンチンの赤い色素によるものなのです。
産卵のために急流を遡上する力をつけるために海でアスタキサンチンを含む藻などのエサを大量に摂取し、アスタキサンチンを筋肉に蓄えるといわれています。

その抗酸化力はビタミンEの1000倍、Βカロテンの100倍と言われ、「史上最強のカルテノイド」とも。

血中脂質の活性酸素を抑え、血管を若々しく保ったり、免疫細胞を活性酸素から守ることで免疫力を高めてくれる作用があります。またアスタキサンチン自体がガンの増殖を抑制することも知られています。さらに、脳関門を通過することができるため、目の病変の予防と治療に効果があるとされているのですね。


アスタキサンチンは魚ではサケやタイ,キンメダイ,鯉,イクラなど。甲殻類ではエビやかになどに多く含まれています。
しかし、これらの動物のアスタキサンチンは食物連鎖によって蓄えられたもので、動物自身が体内で作り出しているわけではありません。
自ら作り出すのことができるのは、ヘマトコッカス藻などの植物だけなのですね。

鮭や甲殻類は、この藻をエサとして摂取して体内に蓄えているわけです。

ヘマトコッカス藻は、淡水性単細胞緑藻で、普段は緑色をしていますが、紫外線などの環境変化でストレスを感じると、体内にアスタキサンチンを作り、赤く変色していきます。
太陽光線や活性酸素などのストレスに対して、自らを防御するためにアスタキサンチンを合成し、またそれを食べにきた生物の抗酸化にも役立っているのですから、すごいですよね。


この強力な抗酸化力は、紫外線にあたったときやエネルギー生成時に発生する活性酸素(一重項酸素)の消去能力に優れ、トマトのリコピンにつぐ強さがあると言われています。





その他

ビタミンB1は視神経を正常に保つのに役立ちますね。またビタミンB2が不足すると、眼の粘膜に影響して眼精疲労が起こりやすくなるので、ビタミンB群重要と言えますね。
糖分を摂り過ぎると消耗が激しくなるので、気をつけましょう。

ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンももちろん効果ありです。
ビタミンCは眼の毛細血管などのコラーゲン作りにも役立ち、ビタミンEは、血行促進作用があるので、栄養が運ばれたり、不純物を代謝したりしてくれるので眼の健康を保つのにも役立ちます。

目のビタミンとも言われるビタミンAは、網膜に存在し、目の働きに関わっています。

その他、鯖などに多いタウリンは、視神経の働きを円滑に保ち、網膜神経の働きや修復も助けていると言われています。




さて、目の病気のテーマはこれでおしまいです。
いかがでしたか?

現代では、生活が便利になるにつれ、目に負担がかかる状況が増えていっていることがわかりますね。
目に負担がかかる分、なるべく目の働き・抗酸化力をサポートしてあげるような、栄養素は本当に大切になってきます。

目に特化したサプリメント(ルテイン、アントシアニン、アスタキサンチン配合)もありますので、もし興味のある方はこちらから気軽に聞いてくださいね。
ではでは。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-08-12 14:51 | 目の病気

NO.347 目の栄養 その1 「ブルーベリーのアントシアニン」

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ここ何日か涼しい日が続いていますね。
朝晩が少し過ごしやすいです^^。

さて、今日ちょうど私のクライアントと目の話をしていて、眼精疲労がつらいから、ブルーベリーのサプリメントを毎日飲んでいるという方がいました。
そんなことで、今日は「ブルーベリー」の話題にしてみようと思います。


眼が疲れるメカニズムとして、眼の網膜にはロドプシンという物質があります。
このロドプシンが光を受けるとレチノールとオプシンに分解されて、また再合成するということを繰り返すのです。

この分解の時に生じる電気信号が脳に伝わり、物が見えると認識するのですが、長時間、眼を酷使するとロドプシンの再合成が追いつかず、物が見えにくくなったり、眼が疲れた状態になってしまいます。


こんなときにブルーベリーが登場です!


カシス、アサイー、ハスカップ、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンは、このロドプシンの再合成を促進することによって眼の疲労回復や視力向上に効果があると言われています。
アントシアニンは植物に含まれる紫色系の色素で、ポリフェノールのフラボノイド系に属しています。
上記のもの以外にも、ブドウ、黒大豆、小豆、紫芋、赤キャベツなどにも含まれるので、けっこうありますよね^^。

他のポリフェノール同様、強い抗酸化作用や免疫力向上の効用があります。
ということは、生活習慣病予防の味方ということですね。

またアントシアニンは毛細血管の血流を改善する働きもあるため、いわゆる眼の仮性近視化を抑制してくれると言われています。肝機能の回復、血圧上昇の抑制にも効果があるとされます。



ただ、これだけ良さそうなアントシアニンですが、夜盲症に効果があるという論文はありますが、その他の眼の病気に良いかどうかの論文はあまり出ていなかったと思います。
どうでしょう・・・。
私は、眼精疲労や夜盲症の人は効果があると思っていますが、他の目の病気には、アントシアニン以外の栄養素も考えるべきだと思います。




ちなみにアントシアニンには多くの種類があります^^。


アントシアニン類は、アントシアニジン、糖、酸の3つの部分で基本的に構成されていますが、これらの組み合わせによって、赤色系統から青色系統までさまざまな色の違いがあります。
代表的なブルーベリーにも15種類のアントシアニンが含まれているというから驚きですよね。
またその種類によって体内での活性も違うのですね。

ブルーベリーの中では、野生種のビルベリーがアントシアニンが多く含まれます。

カシスは、特に眼に優れた働きを持つといわれる、デルフィニジン系、シアニジン系のアントシアニンが多く含まれ、アサイーやハスカップのアントシアニンも同じように注目され始めています。

この季節、ブルーベリーがよく出回っていますので、
是非アントシアニンを補給してくださいね。
私もブルーベリーは大好きな果物の一つです^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-08-10 20:30 | 目の病気

NO.346 目の病気 番外編 「ブルーライトの光」

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以前、Macの情報誌を読んでいて、気になった記事があったので、ここで紹介したいと思います。

「実は怖い!液晶のブルーライト」という記事で、興味深いものがありました。




仕事や趣味でのパソコンはもちろん、移動時間中のiphoneやipad、携帯ゲーム機、そしてリラックスタイムのテレビ鑑賞など、私たち現代人は生活の中で液晶ディスプレイを眺めている時間が非常に多くなってきています。
この雑誌では、液晶ディスプレイを長時間見続ける生活がどのような影響を与えるかは、はっきりと解明されていないが、眼には少なからず有害であると話していました。


これはこのテーマでもずっとやってきたことですよね。
液晶の画面の光は、目の網膜にダメージを与えてしまいます。



現在、液晶ディスプレイは光源に蛍光管を採用したものから、LEDを採用したもの、LEDディスプレイにシフトしつつあります。そして、最近になってLED液晶ディスプレイが発する光の中の青い部分「ブルーライト」が眼に悪い影響を与えていることがわかってきたのです。
紫外線が眼に有害になるのは、みなさんの中でも常識になってきていますが、この紫外線の次に波長が短く(380nm~495nm)可視光線の中でもっとも高エネルギーなのがブルーライトと言われています。


特に最近さまざまな機器に利用されるLED液晶ディスプレイは光の直進性が強く、青色の成分が多いため、長時間眺め続けることで眼(網膜)への負担がより大きくなると言われています。
それが眼のかすみや疲れ、ドライアイ、そして頭痛や肩こりなどの眼精疲労にもなります。
もちろん、いままで勉強してきた眼の病気にもなりやすくなりますよね。



またこれは睡眠のテーマのところでお話しましたが、ブルーライトは「サーカディアンリズム(昼夜の体内リズム)」に影響するとされていて、夜間に青色光を見続けることは体内リズムを狂わす原因ともされています。
これには睡眠ホルモンであるメラトニンが関わっています(こちらを参照)。

もちろんブルーライトは全て有害というわけではありません。ブルーライト自体は自然光にも含まれ、色を表現するために欠かせない要素でもあります。
問題になるのはその量だといわれます。




この雑誌では、ここからが興味深いのです。
このブルーライトの量が多い電子機器を比べているのですが・・・

LED液晶ディスプレイが普及する以前に使われていた古いブラウン管テレビやディスプレイからも蛍光灯や白熱灯といった環境光からも一定量のブルーライトは発せられています。しかし、LED液晶ディスプレイはその構造上、ブルーライト成分がブラウン管に比べて非常に多く含まれているそうなのです。

実際に普段使っているMacやiphone、ipadなどから発せられるブルーライトの量を「分光器」と呼ばれる機器を使って測定してみると、もっとも大量のブルーライトを発していたのはiphone4Sで、続いてipad2、ウィンドウズのデスクトップ機、iMac、Macbookエア、アンドロイド搭載のスマートフォンという結果だったのだそう。
これは、iphone実は意外な落とし穴が。
画面が綺麗ということはこういった健康への害もあるのですね。


一方、一昔前のブラウン管ディスプレイは非常に低い数値だったということでした。



この記事では、搭載される液晶パネルや液晶パネルの駆動方式によって発せられるブルーライトの量は異なるため、一概にはいえないものの、比較的新しいモバイルデバイス、中でもアップル製品は多くのブルーライトを発していることがわかると締めていました。

私も昔からapple製品愛用者なので、これにはドキッとしました。

対策練らなければなりませんね。目の健康のために。





眼の負担を減らすには!?

1.ときどき画面から眼を離すようにしましょう。

できれば、1時間に15分の休憩をとり、作業の区切りの良いときには、なるべく遠くの景色を眺めるようにしましょう。
眼をたまに休ませてあげることがポイントです。


2.環境光に気を配りましょう。

ディスプレイに外光や蛍光灯などが反射しないようにしましょう。
ディスプレイが上を向き気味だと、蛍光灯の光などが反射してしまうので、眼にあまりよくありません。


3.姿勢とドライアイに対策をしましょう。

作業中、無理の無い良い姿勢をキープできると首から肩、眼の疲れも変わってきます。
また画面の位置が上すぎると眼が乾きやすいとも言われているので、画面の位置、向きにも注意しましょう。


4.アイウェアを活用しましょう。

最近ではブルーライトをカットする高機能のアイウェアが出ています。
場面に応じて使い分けることで、眼の負担を格段に減らしてくれます。




いかがでしょう?
みなさん、特にパソコンを普段から良く使う方は、これからも毎日の積み重ねになっていくので、
早いうちに対策をうってみては!?

ちなみにこのアイウェア、「JINS」というところから「JINS PC」というブルーライトをカットしてくれる眼鏡が出ています。軽くて、カラフルな色もあるので、評判良いみたいですよ^^。



これで番外編終了です。
次回からは「目の栄養」についてお話しましょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-08-05 13:53 | 目の病気

まじめ日記 植物の色素 「ポリフェノールとカロテノイド」/chiropratica 小菅一憲

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今日は、昨日のお話でカロテノイドという成分が出てきたので、そういった植物の色素成分について簡単に理解を深めておきましょう。


植物は、太陽の光を使って光合成をしていますが、光合成と同時に大量の活性酸素が生まれます。
この活性酸素は、私たちにとっても老化の原因になったりしますが、植物にとっても有害で、活性酸素を上手く処理するかが種族保存のためには重要だったわけです。


この点、植物は活性酸素を制御する能力を時代とともに進化させてきたのです。
まさにその能力が「植物の色素」であり、植物はその色素を果実などに多く含ませ子孫繁栄を実践してきたといえます。

一方、私たち動物は摂取する食べ物から、このような抗酸化作用のあるものを取り入れて役立てています。
この植物色素の代表的なものが「ポリフェノール」や「カロテノイド」なのですが、これらは、ビタミンにつぐ必須栄養素として考えられており、色とりどりで色の濃い野菜や果物を食べることが、美味しいことはもとより、健康を保つ上で非常に大事なポイントとなっているわけです。



緑黄色野菜を積極的に取りましょうというのは、ビタミンを摂取しようという以外にこういった意味があるのですね^^。




さて、では、このポリフェノールとカロテノイドの違いはなんなのでしょう。


ポリフェノールは、よく聞かれますよね。
植物の葉、茎、花粉、樹液などに含まれる「食物色素」の総称で、数千種類もあるものです。
ポリフェノールでよく知られているものには、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、ケルセチン、タンニン、ルチンなどがありますね。

ちなみにカロテノイドといえば、ベータカロテン、リコピン、アスタキサンチンなどが代表的なものでしょうか。


そして違いは何かというと、ポリフェノールが「水溶性」であるのに対して、カロテノイドは「脂溶性」の色素ということです。またポリフェノールは「植物」のみに含まれますが、カロテノイドは「植物と動物」両方に含まれています。



みなさんこれで植物成分について知識が増えましたね^^。
こうなると、ビタミンと一緒で、水溶性のポリフェノールは、こまめに補給して、脂溶性のカロテノイドは、少しの油と一緒に摂ると効果的になるということです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-08-03 11:14 | まじめ日記

NO.345 目の病気 その6 「黄斑変性について」

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8月に入りました!
全国、異様な暑さが続いていますね。
昔は30度は珍しかったような気がしますが、今となっては34度とかも普通にありますからね。
暑いわけです。

患者さんもこの暑さと冷房の温度差で、風邪をひかれる方、夏バテでだるい方が増えてきました。
食欲も減りますが、しっかり栄養と水分を補給して、体調万全に楽しい夏を過ごしたいものですね^^。




さて、今日も目の病気のテーマ続けていきます。

眼で病気にかかりやすいのは、いままでのお話しでも登場している「水晶体」と「網膜」です。
水晶体は、水とタンパク質からできており、血管も神経もない透明なものです。
これは以前のblogでやりました。
そして水晶体が酸化や変性などの影響で白く濁ってしまう病気が、「白内障」でしたね。
さて、網膜の病気としては、前回お話した「網膜剥離」以外に、最近では「黄斑変性」という症状が増えています。



今日は、この「黄斑変性」という病気についてお話していきましょう。

黄斑変性症は、物がゆがんで見え、中心部がぼやけてしまい視界が狭くなるものです。
網膜の中心部にある直径2ミリの黄斑部が、老化や光ストレスによって機能が衰えるために起こる病気とも言われています。


さてその原因は、実は現代人にとても関わるものなのです。

それが、先ほど出てきた「光ストレス」というものなのですが、光ストレスとは、可視光線の中でももっとも強いエネルギーを持つ青色光のことで、太陽の光だけでなく、現代社会では、テレビやパソコンなどからも青色光を浴びる機会が増えていることは想像に難くありません。
紫外線A波やB波は角膜や水晶体で斜断されるのに対して、青色光は網膜まで到達し、網膜の中でも黄斑部はとくに光が集中する場所であるため、ストレスを受けやすいのですね。

この青色光による光酸化ダメージが黄斑変性の原因の一つと言われています。



こうなると現代人にとても多い病気というのが、納得頂けるのではないでしょうか。
現代では、ほとんどの人がパソコンを使います。
しかもiphoneなどに代表されるスマートフォンを使う機会も増えているでしょう。
これらの多くが強い青い光を発しているものなので、毎日黄斑部がストレスを受けていると考えても良いですよね。

黄斑部ではルテインというカロテノイドがこれらのストレスから網膜を守っていますが、このルテインは自分のお母さんからもらったもので、自分自身では合成できないので、量にも限りがあります。
このルテインが無くなってしまうと、黄斑変性になってしまうわけです。
パソコンやゲーム・テレビなどの光を見ることが多くなった現代では、以前老人にしか見られなかった黄斑変性が子供にも見られるようになったという話もあります。
これからの生活で、ある程度注意していかないと、今の若い人達が年をとったとき、20~30年後は黄斑変性極端に増加している可能性も多いにありますね。



対策としては、先ほどお話した抗酸化作用を促すカロテノイド(色素)を摂取することです。
眼の黄斑部に存在するカロテノイドは、ルテインとゼアキサンチン(ルテインの代謝物)のみであることが知られているので、積極的に摂取していきたいものです。
それもそう、2005年には厚生労働省が、IT系企業の人にはルテイン6g/日摂るよう勧告しているくらいです。

ちなみにルテインは、体内で合成することができないので、食事やサプリメントでしっかり補給していくべきでしょう。
また青い光を軽減するような画面に貼るシートもあるので、活用していきたいものです。

ルテインのことを詳しく知りたい方は
こちらが詳しいですよ^^。

ルテイン情報局





小菅一憲

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by chiropratica | 2012-08-02 10:52 | 目の病気


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

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