カテゴリ:糖尿病と糖質の悪影響( 23 )

NO.483 糖尿病と糖質の悪影響 その23 「血糖値を上昇させない食べ方について」

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さて、このテーマ最後になりましたが、今日は糖尿病の方にも、反応性低血糖症の方にも、糖質に過敏になっている方にも、そして糖尿病の予防のためにも、「血糖値を上昇させない食事」についてお話したいと思います。


まずイン水リンを過剰に反応させない食事の摂り方としては・・・

1.食間を空けずに4〜5時間おきに食べる (特に昼〜夜)
2.健康的な間食を食べる
3.グリセミック指数の低い食べ 物を食べる
4.精製された炭水化物を減らす
5.小麦粉(グルテン)を含んだものをやめる

こういったことが挙げられると思います。
間食についてはよく聞かれるのですが、砂糖コーティングされていないナッツ、鳥のささみ、野菜スティック、ゆでたまご、小魚、甘みの少ないリンゴなどはオッケーで、甘いお菓子、ケーキ、エネジーバーなどはNGになります。



そして以前もやりましたが、よく噛むこともとても重要です。

1.噛む回数を意識的に増やすように、回数を数えながら食べる。
2.ひと口分の量を少なくする。
3.ゆっくり噛んで、唾液と混ぜ合わせながら食べる。
4.噛む時には箸を置く。
5.飲み込んでから次の食べ物を口に入れる。
6.水分と一緒に流し込まない。
7.歯ごたえのある食材を選ぶ。
8.野菜は茹で過ぎず、大き目に切る。
9.品数を増やし、外食では麺類や丼ものを避け、定食を選ぶ。
10.2人以上で会話を楽しみながら食べる。

よく噛むことは、膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンの分泌量を抑えて、少量の食事で満足感を得ることができるだけでなく、太りにくくさせることにもつながります。ゆっくりと噛む回数を増やせば良いといっても、硬さの足りない食品を何度も噛んでいると、口の中で軟らかくなりすぎて、これ以上噛めなくなってしまいます。つまり、たくさん噛みましょうではなく、噛みごたえのある食品、料理を「噛むことに意識して」食べましょうというのが正解ではないでしょうか。
玄米、胚芽米、豆類、野菜、根菜類などなど・・・。




そして、最近ではテレビでもよくやっているので、段々一般的になってきた感のある食事を食べる順番です。
基本的には野菜 → タンパク質 → 炭水化物の順が進められます。

特に食前に水溶性食物繊維を摂ると、胃の底で膨らみ、できた食物繊維のゼリーが食事の移動を妨害してくれるので、消化吸収がゆっくりになり、インスリンが疲れないのです。
水溶性の食物繊維は、こんにゃくやキノコ類、海草、ゴボウなどにも多く含まれていますね。



血糖値を上昇させない食事の取り方としては、こんなところでしょうか。
後は、食間を空け過ぎた後の食事は血糖値が上がりますので、注意してくださいね。
血糖値が安定すると身体もかなり調子が良くなります。それもそうですよね。均等にエネルギーが補給されているのですから。


このテーマ最後の言葉として・・・

“糖質のことを知って
   適量の糖質を摂ることが、健康につながる”

この言葉で締めましょう。



次回からのテーマは、「時間栄養学」です。
1日の食事はどのようなリズムで食べるのが良いのか、そういったことについてこの新しい栄養学から考えていきましょう^^。



なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。




小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-10 09:27 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.482 糖尿病と糖質の悪影響 その22 「正しい糖質の摂り方とは」

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みなさん、こんにちは。
台風が近づいてきて、沖縄ではかなりの大雨。
被害が大きく出ないと良いのですが・・・。
また関東も今週金曜や土曜には台風が直撃する予定なので、交通機関がかなり乱れそうな感じがしますね・・・。
みなさんも外出する際は、注意していきましょう。



さて、今日は「正しい糖質の摂り方」についてお話したいと思います。

糖質についての考え方というのは、世間でもかなり様々な意見があり、みなさんもとても迷われるところだと思います。基本的には糖質は身体を動かす大切なエネルギーの1つです。もちろんとても大切な栄養です。しかし、この栄養素は過剰になっても問題を起こすと思ってください。特に近年ではこの糖質を摂る形が直接的(精製されていることで吸収が早い)な形が多くなったため、それによる血糖値の不安定な状況や糖質過剰による問題が起きているのです。

食事療法の中にも様々なものがありますが、1つ糖質ということを考えると、マクロビオティックと糖質制限食というのは細かい栄養計算などは除くと相反するものになると思います。
マクロビオティックでは、お肉や卵、乳製品などは摂らずにタンパク質の摂取源は大豆に集中します。お魚を摂る方もいますが、やはりかなり気をつけていかないとタンパク質不足、そして糖質の占める割合が多くなります。逆に糖質制限食は、極端なものでは、炭水化物を一切摂らないので、エネルギーの中での糖質の占める割合が少なく、高タンパク、高脂肪食になります。


どちらが正しい食事療法かということを考えるのは全くのナンセンスです。
この2つは全くの真逆のようですが、それぞれに効果もあげています。
しかし、その裏側ではその食事療法をやって、調子が悪くなった人もいます。
大抵の方は、その食事療法をやってしばらくはとても体調が良くなるのですが、良かれと思ってずっと続けていると、体調が思わしくなくなる人が多いと思います。
これは極端な食事のせいで、栄養素の偏りが起こるからです。
もちろん、初めは乱れた食生活からこういった食事療法を取り入れると、内臓の調子も上がり体調も良くなるのですが、長期になると少なくなった栄養素によってエネルギーの効率性が落ち、栄養のアンバランスにより新たな問題が起こるのです。

もちろん、その方の代謝タイプ、その時の身体の状況、状態によってはその食事療法が必要になることも私はすごくわかります。
要は、人のタイプは本当に人それぞれであり、その時のストレスのかかり具合、胃腸の消化吸収能力の違い、身体の状況、状態によって合う食事バランスは全く変わってくるということです。
なので、その方のタイプ、状態によっては、それぞれの食事療法は最高なものにも、最悪なものにもなり得るということです。




そして、こういうことを考えていく上で、この糖質という栄養素はとても重要なポイントになります。



正しい糖質の摂り方で重要となってくるのは、次の2点です!

1.自分の体質に合った糖質量を知る
2.自分の症状に合った糖質量を知る



ということです。
自分の体質、症状に合った糖質量がわかり、その適量を摂ると明らかに体調は良くなります。
糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質の3つのバランスがその人に合ったバランスで摂取出来た時に、初めて毎日エネルギー全開で、動けるのです。

その糖質の量を知るための1つの手段が、何回か前に紹介した2週間テストです。
興味のある方は是非一度やってみてください。
自分に合った糖質量を知ることは、これからの人生を健康的に生きていくために、とても大切なポイントとなるでしょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-09 09:07 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.481 糖尿病と糖質の悪影響 その21 「カロリー制限食と糖質制限食」

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さて、このテーマもいよいよ大詰めになってきました。
これからは、糖質に対してどのように食事を考えていけば良いのかお話していきましょう!


先日お話したように、糖尿病と診断されると、まずお医者さんに言われることは「糖尿病の治療の基本は一に食事療法、二に運動」です。
そしてこの食事療法とは通常はカロリー制限食になりますね。
たとえば、身長170cm体重80kgのデスクワーク中心のサラリーマンでは、1日の総摂取カロリーは1,600kcal程度に抑えられ、そのうち55〜60%を炭水化物で摂取し、脂質は20〜25%以内に抑えるように指導されます。
しかし、この食事では物足りなさを感じる人が圧倒的に多く、食後の血糖値の上昇は十分に抑えられないのが現実です。そして食事療法をしてもヘモグロビンA1cが目標のレベルまで下がらないと、血糖を下げる内服薬を使いましょうということになります。
またそれでもダメなら、いよいよインスリン注射です。


そして、これに対して、近年こういった状況の対処法の1つとして登場し、世の中を席巻する勢いのある「糖質制限食」。

この食事療法は炭水化物の摂取を制限するもので、低炭水化物・高脂肪食となります。
糖質制限食では、食後に血糖値が上昇せずインスリンも分泌されないので、一見糖尿病には好都合だと見えるでしょう。確かにヘモグロビンA1cは下がり、薬は減って、体重も減る、それにHDLコレステロールは上がり、中性脂肪が下がるので、糖尿病、メタボリックシンドロームを背景に脳血管障害や心筋梗塞、狭心症などの病気にかかっている患者さんにとっては夢のような治療法に思えるかもしれません。
しかし、近年ようやくハーバード大学をはじめとして、世界の多くの研究グループが糖質制限食に対する大規模研究の成果を発表しており、厳しい糖質制限食は総死亡率を増やすので危険ということを明らかにしています。また糖質制限食では、細胞は血糖だけでエネルギーをまかなえず、脂質を分解して得られるケトン体と脂肪酸をエネルギーとして利用します。しかし、ケトン体はれっきとした有機酸なので、高濃度による血液の酸性化傾向が続くことの安全性に保証はないとしています。



【カロリー制限食】

総摂取カロリーを抑える
炭水化物60%脂質20%程
大切な栄養素が減ってしまう
血糖値上昇は抑えられない
日本人の6割はやせ糖尿病
糖尿病が悪化したケースもある

【糖質制限食】

炭水化物を制限する
低炭水化物・高脂肪食
食後血糖値の上昇が抑えられる
体重は減る
ヘモグロビンA1cが下がる
コレステロール値改善
中性脂肪が下がる



少しその研究についても触れておきましょう。

2010年10月にローカーボ食の将来を決定する研究成果がハーバード大学のHuら(Fung TT et al.: Ann Intern Med 153、2010)によって発表されました。
この研究はローカーボ食とハイカーボ食を合わせて13万人、20-26年間もの長期間追跡した大規模研究です。観察期間中に12,555人もの死亡が発生し、死亡原因を解析するのに十分なパワーがあります。食事内容と疾患、死亡の関係を目的とした研究ではおそらく歴史上最大規模です。この研究の特徴は脳心血管死亡数だけではなく癌死も目的としていること、4年に一回詳細な食事調査を行っていることです。

この研究では炭水化物・糖質制限をローカーボ指数という新しいマーカーによって1-10群に分類しました。スコアはハイカーボ食で1、段階的にスコアは増して、最も厳しい炭水化物制限で10となります。
まず総死亡についてハザード比をみると、男性ではローカーボ指数が高くなるほどつまりローカーボ食を厳しく行うほど有意にハザード比は増加していました。女性では有意ではありませんでした。死因別に解析すると、男性では癌死のハザード比はローカーボ指数が高くなるほど高くなりましたが、女性では高くなりませんでした。
ここでハザード比とはローカーボスコア1(つまりハイカーボ食)に比べてどのくらい死亡数が増えるかの比です。たとえば喫煙者は非喫煙者に比べて癌死のハザード比は1.5くらいです。
また、ここでは詳しく触れませんが、ローカーボ指数が高いほど、つまり厳しい炭水化物制限をすればするほど、意外にも脳心血管死も増えていたそうなのです。



上記のような大規模研究の結果、つまりローカーボ食群はハイカーボ食群より死亡率が高いという研究は、ギリシャやスウェーデンからもすでに論文があります。しかし、それらは食事内容の詳細な解析はありません。ハーバード大学の研究が優れているのは食事解析の緻密さにあります。

食事内容を動物性脂肪・蛋白質中心摂取群と植物性脂肪・蛋白中心摂取群別に解析すると、男女とも前者でのみ癌死が増加しますが、後者では増加しないこともわかりました。男性の動物性脂肪・蛋白質摂取群で35%炭水化物制限群(1.5食制限レベル)では癌死のハザード比は1.45です。これは喫煙のハザード比に相当します。
(ローカーボ食研究会より引用)



ちなみに3食のうち1食のみ炭水化物を除去する程度の緩やかな糖質制限食は、死亡率を上げず、安全なことがわかっています。

いかがでしたか?
ではどうやって糖質を摂っていけば良いのか。
迷うところですね。
次回は正しい糖質の摂り方についてお話していきましょう^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-08 16:46 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.480 糖尿病と糖質の悪影響 その20 「炭水化物不耐症 症例報告」

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ここ2回程、「炭水化物不耐症」のお話をしてきましたが、今日は私のクリニックにいらした患者さんでまさに「炭水化物不耐症」の問題があった方を紹介しましょう。


この方は、とてもエネルギッシュで頑張り屋の秘書さん(36歳女性)です。
体調不良、胃腸の痛み、腰痛、膝の痛みで来院されました。2、3ヶ月前からずっとだるく、ご飯を食べると胃痙攣(胃が心臓のようにドクドクする)が起きて、下痢をするとのこと。特に昼ご飯の後がひどく、夕方から朝まで下痢が続くこともあるそうです。確かにここ最近はストレスが多く暴飲暴食をしていて、ここ3年で9キロ程体重が増加したということでした。
ちなみに胃カメラでは異常がなく、アレルギ−検査をやっても特に問題はなし。
さらに、お話を聞いてみると、10年前から、食後の異常な眠気、腹部膨満感、消化不良、便秘、腸内ガス、チョコレートを欲する、気分の上下などの症状がありました。



検査をしていくと、膵臓に負担がかかっていて機能低下している様子が顕著で、まさに「炭水化物不耐症」でした。
この方の場合、炭水化物と甘い物の過剰摂取によって、血糖値の乱高下が起こり、膵臓にかなりの負担がかかっていたと思います。また長期的なストレスも問題を起こす大きな背景になっていました。

この方は、まさに典型的な炭水化物不耐症だったので、2週間テストをお勧めしました。
テスト後には、胃腸の問題はもちろん、便通も改善。さらには背部痛と腰痛もなくなり、朝の目覚めも良く、肌の調子も良くなったそうです。




いかがでしたか?
2週間テストは大変なテストだと思いますが、私のクリニックでも明らかに糖質にかなり過敏で糖質からの悪影響で身体の症状が出ている方には、2週間テストをお勧めしています。
炭水化物(糖質)の摂り過ぎが原因の場合、胃腸の問題はもちろん、おどろく程、身体の症状も改善してしまうケースが多いです。
中には座骨神経痛まで治ってしまうこともあるくらいなのです。

糖質によって内臓にかけた負担が、筋肉骨格系のバランスまで崩してしまうことはよくあるものなんですね^^。



次回からは、「低炭水化物食と糖質の摂り方」についてお話していきたいと思います。
このテーマも大分長くなりましたが、終盤なので、しっかりついてきてくださいね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-04 12:47 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.479 糖尿病と糖質の悪影響 その19 「2週間テストのすすめ」

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炭水化物不耐症そのものは病気ではありません。しかし、症状が放置されたままでいると、病気のきっかけをつくることになります。
炭水化物不耐症ではなくても、キャパを超えた過剰な炭水化物摂取も、体調を崩す原因となります。そうならないための適正量を調べるのが2週間テストなのです。

今日はその2週間テストについてお話しましょう。


2週間テストは適切な食事のバランスを見つける重要なテストです。
このテストで、炭水化物不耐症かどうか、また、どれくらい炭水化物を取るのが適性かを知ることができます。
食事で食べる炭水化物の約半分は、脂肪として蓄積されます。また、多く炭水化物を取ると過剰にインスリンが産生されます。そのことによって脂肪の燃焼を落とす結果となってしまいます。
2週間テストで、炭水化物の適量を知り、過剰摂取とさよならしましょう^^。



2週間テストの進め方(実践マフェトン理論 引用)


まず2週間テストでは、糖質(炭水化物)を一切控えます。

2週間テストで食べていいもの

卵、チーズ類、肉類(加工済みの肉には砂糖が入っている可能性があるので避ける、ひき肉も除く)、魚、魚介類、海藻類、野菜類(イモ類、かぼちゃ、コーンは除く)、豆腐、ナッツ類、野菜ジュース、オイル(白濁、透明なボトルに入っている油は避ける)、酢、マヨネーズ、マスタード、海塩(岩塩は避ける)

2週間テストで食べてはいけないもの

食べていいもの以外はすべて食べてはいけない。
具体的には米類(餅も含む)、パン類、麺類、シリアル、豆類、果物、果物ジュース、ミルク、ヨーグルト、イモ類、コーン、菓子類、甘いもの(砂糖が入っているものすべて)、酒類など。




1 前回紹介した炭水化物不耐症の症状リストから、思い当たる症状や兆候を探しましょう(テストの後それらの症状が変わっているかどうかを確認します)。

2 体重が気になるなら、体重を測っても良いです。ただし毎日は計らないように。それがストレスになってしまうので。できるだけ最初と最後に測りましょう。

3 テストは2週間だけ。永遠に続けるものではないことを覚えておきましょう。

4 決められた食品だけを食べましょう。それ以外は絶対に摂らないように。

5 コレステロールや脂肪やカロリーは気にしないように(食事のバランスを考えるのは次の段階)。

6 これはあくまでテストであって、ダイエット法ではないことを理解しておきましょう。

7 テストの途中で炭水化物を少しでも摂ってしまったら、最初からやり直します。

8 朝食は必ず摂ります。

9 空腹にならないよう、食べて良いものは好きなだけ(とくに野菜は十分に)たっぷり食べましょう。

10 間食を含め、2〜4時間おきに食事をとり、空腹になることを避けます。

11 水を十分に飲みます。

12 塩分を摂りましょう。

13 調味料として砂糖が使われていないかを確認しましょう。

14 食事以外は、通常どおりの生活をしてもよいのですが、レースや筋力系のトレーニングは避けます。



テストはあまり難しいことではありません。
しかし、ほとんどの人が今まで食べていた食べ方とは随分違ったものになるでしょう。
それは多くの人が炭水化物に偏った食事をしていて、低脂肪、低タンパク質の食事をしているケースが多いからなのです。

甘いものや炭水化物を多くとっている人なら、テストの始まった数日の間は、甘い物がやたらと食べたくなるはずです。何人かの人と一緒にこのテストをすると、2週間が比較的楽に過ごせます。それは甘い物や炭水化物を渇望するような状態になった時、それを話せる相手がいると、気持ちが落ち着くからです。
ちょうどタバコを止めるときと似ていますね。

さて2週間テストがしっかりクリアできたら、2週間テストの後にもう一度以前に訴えていた問題のリストを再評価してみましょう。
2週間テストを終えて、何も改善が見られないなら、炭水化物不耐症ではありません。
逆に気分がよくなっていたり、体重が減っている場合は、炭水化物不耐症の状態にあるといえ、炭水化物をあまりに多く摂り過ぎていたということです。



そしてもし2週間テストで、それまで気になっていた症状が改善されたら、次の段階です。
次は、自分がどれくらいの炭水化物の物量に耐えられるかを知ることが大切になります。
そのため、2週間テストの後、食事に少しの分量の炭水化物を加えていきます。
たとえば昼食に1枚のパンを加えたり、夕食に半分のじゃがいもを添えたりしてみましょう。決して急に増やさないようにしてください。
ポイントは少しずつです。

しかし、白砂糖を含んだ食品や精製された小麦粉を含んだ食品、白米は避けます。
パンやパスタは全粒粉のもの、白米は玄米を食べるようにしましょう!


さて、少し加えても大丈夫なら、一食だけ炭水化物を食べてみましょう。
まだ毎食毎に加えてはいけません。
これはインスリンの量が以前の食事に依存しているところがあるからです。
そしてそれが大丈夫であれば、次は一食抜かして炭水化物を加えるというように少しずつ増やしていきます。

炭水化物を増やすごとに、テスト後に消えた症状に注意し、特に食べてすぐ起こってくる症状に気をつけてみます。
たとえば、腹部膨満感や、食後すぐ眠くなったり、落ち込んだりするような症状がないかどうか。もしも症状が戻ってきたとそれば、それは炭水化物の摂り過ぎになります。

その手前くらいの炭水化物量が一番適しているということです。
みなさんに覚えておいてもらいたいのが、炭水化物摂取量のリミットは非常にわずかな差になるということ。
しかも炭水化物に敏感な人は、少し甘いデザートを食べただけで急な眠気に襲われたりするので、注意しましょうね。




私も、この2週間テストをやったことがありますが、最初は食べるものが本当にないことに気付きました。
それだけ炭水化物に偏った食生活をしていたということですよね。

パスタやそば、おにぎり、定食、丼もの・・・。

そこで、みなさんにも少しアドバイスを。
野菜は、スティック状にして小さい容器に入れて持ち歩きましょう。そうするとお腹が空いた時にすぐつまめます。またチーズやナッツ、煮干しなどの間食用食品は、好きなものを持っておくといいですね。

野菜とお肉を入れたようなポトフみたいなスープも作り置きができますし、野菜もたくさん入れることができるのでオススメですよ。
食事の時は、サラダを一皿に大盛りで乗せて、その上にチキンなんてレシピもどうでしょう?

また卵はいくらでも食べて下さい。
お肉やお魚も食べたいだけ食べて良いのです。

私もそうだったのですが、食べるものがなくて空腹感をなかなか埋められなかったのを覚えています。
しかし、2週間テストの間はお腹を空かせないようにしなくてはなりません。
お肉やお魚、卵などをしっかりと食べていきましょうね。
脂肪やタンパク質の摂り過ぎを心配する人もいますが、これは2週間だけのテストですので、長い目でみれば、ひどいアンバランスな食事になることはありません。

それと水分はしっかり補給してくださいね。
また食事の間を空けたり、食事を抜いたりはしないように。勘違いする人もいるのですが、決してダイエットのためのテストではありません。




私がやった時は、はじめの3日間くらいは炭水化物がきれて、すごいエネルギー不足を感じて、食べたい要求も強かったのですが、4日目くらいから急激に体調が良くなりました。
これをやって良かったと思えるのは、やはり自分にとって適性な炭水化物の量がわかったということ。
その適性な量の摂り方をしていると、以前より朝がスッキリと起きられ、日中も眠くなることがなく、すごく集中力が続くのです。
これを知ったら、昔には戻れません。笑^^。


みなさんも是非試してみてくださいね。
もしわからないことがあれば、聞いてください。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-03 12:44 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.478 糖尿病と糖質の悪影響 その18 「炭水化物不耐症の症状とは・・・」

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このblogでも一度掲載して、反響の大きかった「炭水化物不耐症」。
もう一度ここで再掲載しましょう。


炭水化物不耐症とは、その名前の通り、炭水化物の摂り過ぎで、日々の身体の不調が起こるという話なのですが、知ってびっくり。まさに日々、私達がよく感じる不調がそこにあります。

さぁ。行ってみましょう。



炭水化物は身体にとって不可欠な栄養素。それは間違いないのですが、炭水化物の摂りすぎも病気のキッカケを作ってしまうことがあります。
栄養学を勉強していると、現代人の食べ物がものすごく偏っていることを感じます。何に偏っているかと言うと、炭水化物!なのです。

現代では、お金さえ払えば、お腹がすぐにいっぱいになるものが、安い値段で手軽に手に入ります。
コンビニのサンドイッチやおにぎり、お菓子などなど。まさにそれらは炭水化物です。
炭水化物というと、いままでお話してきたように糖質です。糖質ですから、食べると当然血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。分泌される速さや量は、糖質の種類や一緒に食べたものにも影響されますが、炭水化物が多い、インスリンを分泌しやすい食事をしていると、血糖値の不安定な状態に陥ります。

近年、注目を集めているのは、普通に健康な人に炭水化物過敏症が非常に多く、半分くらいの人が炭水化物をうまく消化できないでいるということ。つまり多くの健康で血糖値も正常と言われる人の中に、インスリン抵抗症の方がいるということなのです。

多くの場合、遺伝的(例えば家族に糖尿病の人がいる)な要素があり、さらに炭水化物の摂り過ぎというライフスタイルが症状を悪化させています。この症状を炭水化物不耐症と呼んでいますが、炭水化物の耐性は一般的に年齢とともに低下するため、炭水化物の摂取量も少なくしていかなければなりません。

炭水化物不耐症は人によって症状も違います。血液検査ではもっと後の段階でなければ診断できないのですが、症状は何年も前に始まっていると言えます。不耐症そのものは病気ではありませんが、症状が放置されたままでいると病気のきっかけを作ることになります。またキャパを超えた過剰な炭水化物摂取も、体調を崩す原因となります。



炭水化物の摂り過ぎで起こる症状には、みなさんが普段身近に感じるものが多いと思います。



炭水化物不耐症の症状とは・・・


疲労感(一日中、もしくは朝や昼だけととにかく疲れを感じる)
仕事や勉強に集中できない
記憶力減退
想像性の欠如
低血糖症状(甘いもの・カフェインが欲しくなる、めまいを感じたり、イライラする、情緒不安定)
腹部の膨満感
炭水化物や糖分を摂った後の眠気
脂肪の蓄積と体重の増加
中性脂肪の上昇
高血圧
うつ症状
薬物中毒(たばこ、アルコール、カフェイン、他の薬物がやめられない)



こう考えていくと、どれだけの人が炭水化物を摂り過ぎているのでしょう?



食事というのは、健康を維持するために本当に重要なポイントになります。
これは私自身、様々な勉強をしてきた以上に、自分の身体でも体験してきたことです。
そしてその中でも特に、糖質(=炭水化物)、たんぱく質、脂質の三大栄養素の摂取バランスが非常に大切になります。


まず一番大事なのは、糖質の摂り過ぎに注意をするということ。
みなさんは「脂質の間違いでは?」と思うかもしれませんが、問題は脂質よりも「糖質の摂り過ぎ」なのです。


糖質は、食べると消化されてブドウ糖となり、血液中に運ばれます(血糖)。この数値(血糖値)が上がると、膵臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げるように働きますが、インスリンには、血糖を脂肪に換えて体脂肪として蓄えられるのを促進したり、体脂肪がエネルギーとして使われるのを妨げる働きもあります。
たくさんの糖質を摂取すると、それだけ血糖値は急激に上昇し、その分、より多くのインスリンが分泌されるのです・・・。インスリンが引き起こす重要な症状とは空腹感です。炭水化物食の後、インスリンの分泌が血糖を下げますが、それにより、ご飯を食べてまだ1~2時間しかたってないのに空腹感を覚えます。

そうなると大抵甘いものが欲しくなり、間食をすることになります。そして多くの場合、その間食も炭水化物であり、さらに炭水化物の摂取量を増やしてしまう結果となります。
これらの一連の流れで、体脂肪はより貯蓄されるのにもかかわらず、エネルギーとして使われないという悪循環を引き起こしてしまいます。

また急激に血糖値があがると、その人には、低血糖の傾向が出てきます。
炭水化物中心の食事、または甘いものや砂糖が多く含まれた食べ物を摂ると、血糖値が急速に上がり、それに反応してインスリンが過剰に分泌されるために、今度は急速に血糖値が下がり、結果的に低血糖に陥るのです。実は、この低血糖というのが、慢性疲労やうつ病・統合失調症などの精神疾患など、種々の病態の原因のひとつになっているということを知らない人が多いのです。
またこれを続けると、膵臓が疲弊し、糖尿病に移行しまう恐れがあります。
糖尿病まではいかなくても、この低血糖の状態に陥っている人はかなりいると私は思っています。


糖質(=炭水化物)は摂りすぎるといわば、麻薬のようになってしまうので、これが一番怖いのです。



カイロプラクターのマフェトンは、糖質、たんぱく質、脂質の摂取カロリー比率は、4対3対3が理想としています。もちろんこれは人によって適切な割合が異なってきます。血糖値の調整がうまくできない人はもっと糖質を減らした食事を摂らなければならない場合もあります。

その人にとって、三大栄養素を理想的な割合で食べれた時に、はじめて血糖値が安定し、なおかつ脂肪を燃焼しやすい健康的なカラダがつくれるとも言えます。
そして、これは本当に健康の基本とも言えるべきことなのです。




ちなみに日本食の栄養摂取比率の現行は、7.5対1.5対1.0。

私は、このバランスはもちろんのこと、その上に糖質が添加された加工品、清涼飲料を知らず知らずに摂取することで、現代人に糖尿病が増えてきたとも思っています。
つまり我々日本人の多くは、栄養比率を根本から変えていかなければならないということになります。

そしてもちろん先程も言ったように、個人でその比率は若干異なり、さらに同じ人でも状況によってニーズが変わってきます。また中身も肝心です。糖質、たんぱく質、脂肪とともに、それぞれ食べるべき食材、避けるべき食材があるのです。それについてはいままでたくさんお話してきました^^。
さらに、野菜やきのこ類、海藻をバランスよく、積極的に食べることも大切。これらに豊富に含まれる食物繊維には、血糖値の上昇を防ぎ、また糖質が脂肪分を燃やす働きを低下させるのを防ぐ作用があります。
とくに今の日本人は野菜不足なので、食べ過ぎといったことはないでしょう。積極的に食べていきましょう。
炭水化物を控え、タンパク質や野菜をしっかり摂るようにすると、様々な不調が改善してくると思います。



さて、血糖値を安定させるという点では、食べ方も重要です。

まず欠食しないこと。食事を抜くと、空腹時間が長くなるため、血糖値が下がった状態が続き、次に食事をすると一気に上昇することになります。これが続くと血糖値が激しい上下動を繰り返すことになり、安定しません。1日3度の規則正しい食事は重要なことです。血糖値調節が難しい人は、1日5~6食にするか、血糖値を上げない食べ物で間食してあげることも必要になります。

また、血糖値を安定させるという意味では、よく噛んでゆっくり食べることもポイントです。
よく噛まず、一気に食べものをかきこむと、血糖値は急上昇し、大量のインスリンによって急下降してしまうのです。
噛めば噛むほど、唾液もたくさん分泌されますが、唾液には、消化という働きのほか、細菌などの殺菌作用や添加物の解毒作用もあります。

最近テレビで、アンチエイジングについての事が、放送されていましたが、食べ方も紹介されていましたね。
野菜を先に食べてその後たんぱく質、炭水化物を食べるという順番。これももちろん血糖値をむやみに上げないことと関わってきています。


血糖値を安定させること、これこそが健康のカギでもあるのです!




カイロプラクターのマフェトンは適正な炭水化物摂取量を知るための「2週間テスト」を推奨しています。

2週間テストは適切な食事のバランスを見つける重要なテストです。このテストでは2週間だけ炭水化物、糖質を制限して、それによって炭水化物不耐症かどうか、またどれくらい炭水化物を摂るのが適性かを知ることができます。

炭水化物不耐症で問題が起こっている場合、このテストで症状が改善する人は数多く、寝つき、寝起きがよくなった、昼食後に眠くならない、疲労感が消えカラダが軽くなる、頭がスッキリしたなど、かなりの改善がみられます。なかには便秘が解消したりする人もいます。これは大量の炭水化物が消化不良と関係しているからといえます。また内臓の調子の悪さは筋肉骨格系にも影響を与えるので、このテストをすることで腰痛や背部痛、足のシビレが治るということもめずらしくはないのです。



みなさんも一度トライしてみてはいかがでしょう?



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-02 12:37 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.477 糖尿病と糖質の悪影響 その17 「隠れた糖質 〜糖質の悪影響〜」

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みなさん。

今は私たちの毎日の生活の中で、砂糖をどのぐらい摂取しているかと聞かれても、あまりピンとこないかもしれません。
今はあまり食卓、もしくはレストランで砂糖を後から料理に足すような機会はあまりないと思うので、実際の食べ物にどのぐらい砂糖が含まれているかを気にしたことはないと思います。
しかし、実は世界的に糖質の消費量は年々増加傾向にあります。自分ではそんなつもりはなくとも、外食の料理や加工品などに砂糖が入っていて、知らず知らずのうちに糖質を取っている可能性があるということなのです。

世界では、糖尿病患者が年々増えていますが、いずれ糖尿病へと足を踏み入れる糖尿病予備軍もかなり増えています。日本でも糖尿病予備軍を入れると690万人。もはや国民病とも言える域まで来てしまいました。40歳以上で計算すると10人に1人が糖尿病です。
糖分は人間がエネルギーをつくるためには大切な成分であることは確かです。
しかし、現代人の摂取している糖分の多くは、いわゆる精製された糖の「ショ糖」になります。WHO(世界保健機構)は以前から、エネルギーをつくるために食事から摂取するショ糖は、全素材成分の10%程度に抑えるべきであることを強調してきています。



しかし、ショ糖の消費を抑えたところで、甘味料添加物として加工食品などに添加されているショ糖は摂取食品の82%にもなるという研究報告が発表されています。
いくら糖分の摂取に気を使っても、残念なことにほとんどの加工食品の中にショ糖が含まれているということです。
みなさんもスーパーに行ってみて、加工食品を見てみてください。


裏のラベルを見ると、必ず「砂糖」や糖類の表示があるはずです。
どれだけ砂糖が添加されているのでしょう。
しかも、コンビニや自販機などで簡単に買えるようになった缶コーヒーや清涼飲料水には驚くほどの砂糖が添加されています。
砂糖が添加されているものをあげてみても、菓子パン、コーンフレーク、ソース、ケチャップ、ドレッシング、ケーキ、お菓子類、ファーストフード、野菜ジュース、清涼飲料水などあげればキリがありません。

また近年では野菜や果物の糖分も上がってきています。
それは甘い方が美味しいと感じるという間違った考えから、どんどん糖分を上げる品種改良が進められているのです。実際にトマトやジャガイモ、サツマイモなど様々な野菜はもちろん、果物でもかなり糖分の高い品種が出ていますね。




糖質が増えていくと糖尿病はもちろん、様々な症状、病気が増えていきます。
それには・・・
○ 肥満、糖尿病、アルツハイマー病、脳卒中、高血圧、心臓疾患全般への関連
○ 慢性的な炎症に関連し、関節炎、関節包炎、筋肉、靭帯、骨の破壊への関連
○ 慢性疲労症候群とうつ病に関連、抜け毛などにも関連(血流が悪くなることに関係している)
○ 脂肪の増加(摂取した糖類の約40%は脂肪に置き換わります)
○ 口腔疾患(虫歯を含む)、加齢(糖化による細胞劣化の進行)の促進、脳の老化


最近では、糖質ゼロと言って人工甘味料も出ていますが、 自然界に存在しない人工的に作られたような精製糖類は糖尿病やその他の疾患を誘発しやすいとされています。




みなさんも是非、こういった隠れた糖質にもっと気を配るべきでしょう。
特に食後の極度の眠気や集中力の低下、気分の上下、ちょっとしたミスが起こる場合は、血糖値の調節がうまくいっていない証拠です。こういった症状が出始めたら、要注意です。
是非糖質の量、そして加工食品の原材料をチェックすることを習慣づけていきましょう!



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-07-01 12:15 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.476 糖尿病と糖質の悪影響 その16 「糖化抑制と糖尿病予防に役立つ成分」

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いままで、糖尿病の仕組みや原因、そして糖尿病の合併症、糖化の話を中心に話してきました。
こういった病気を予防していくには、もちろん食事を中心とした生活習慣の改善が重要なのは言うまでもありません。

今日は、それにプラスアルファで、知っておくと糖化抑制に役立ち、さらに糖尿病の予防になる成分をご紹介していきますね。


1.ケルセチン
ブドウ糖をソルビトールに変える酵素を阻害。


2.アラビノース
砂糖の吸収を40%カットしてくれます。L-アラビノースは、長期間使用しても体に無害で、天然のビート大根(甜菜)から得られた成分で、適度に甘みがある(砂糖の1/2)ものです。日本でも食品として販売され入手可能です。L-アラビノースには、血糖を上昇させ、脂質合成をしてしまうショ糖の吸収を抑える作用があり、日本でもアメリカでも糖尿病や高血糖の改善素材として注目されています。


3.α-リポ酸
α-リポ酸の体内での働きは、糖の分解を助けたり、エネルギーを酸性する際の補酵素的な役割を担ったり、強力な抗酸化作用を持つことでも知られています。

(働き)
糖質、炭水化物、脂肪酸、タンパク質、アミノ酸の代謝

解毒作用

コレステロール抑制

強力な抗酸化作用

エネルギー産生

この中でも特に注目したいのが、糖の代謝作用です。
この作用は膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンに匹敵する程とも言われています。5年前にアメリカで行われた研究では、α-リポ酸が糖代謝を促進するとともに、インスリンに対する感受性をも向上させる作用があり、結果として血糖値を下げる効果があることを発表しています。
またすごいのは糖化を抑制する効果もあるということですね。


4.カルノシン
カルノシンはアミノ酸のβ-アラニンとL-ヒスチジンによって構成されているアミノ酸複合体で、人の筋肉や神経細胞に多く存在する物質です。糖化によるAGEが原因の1つとされる白内障の症状改善、緑内障や加齢黄班変性の症状緩和といった、目の症状の改善、予防に優れた効果があることが、動物実験だけでなく人の臨床検討でも報告されています。


5.グアニジン
6.アミノグアニジン
7.ビグアニド
いずれも2型糖尿病の治療薬として処方されてきた薬の主要成分で、ビグアナイド剤と呼ばれ、代表的な薬は「メトホルミン」。これらの成分は、ゴーツルー(Goat’s rue)という植物の花から抽出されたもの。
グアニジンやビグアニドは、インスリン抵抗性を改善、糖代謝を向上させ、糖化の進んでいく過程で化合物(AGEsを含む)を作る行程を阻止する作用を持っています。

(グアニジンを含む植物)
カモミール、ドクダミ、セイヨウサンザシ、ブドウの葉など
アルギニン : 構成成分にグアニジンが含まれているアミノ酸


1.マグネシウム
インスリンの放出とインスリン機能にマグネシウムは関係。2型糖尿病の多くの人のマグネシウムレベルが低いことが判明しています。

2.ビタミンB6
体内でたんぱく質と糖が結合する初期の段階で、たんぱく質と糖の合成を阻害する作用をもったビタミンです。

3.ビタミンC
抗酸化ビタミンはAGEが作られる少し前の段階で糖化を抑えてくれる抗酸化物質です。また糖尿病患者でビタミンCの損失が多いことがわかっています。

4.グルタチオン
肝臓で作られる最強の抗酸化物質です。糖化抑制にも非常に重要です。



是非、参考にしてみてください^^。



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by chiropratica | 2014-06-27 15:22 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.475 糖尿病と糖質の悪影響 その15 「糖尿病と認知症」

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今日は、最近問題となりつつある糖尿病と認知症についてお話しましょう。
興味深い話なので、糖尿病でない方も是非知識として頭に入れておいてくださいね^^。


1999年に、糖尿病は認知機能低下に影響しているとして、血管性認知症とアルツハイマー病との関わりが発表されました。特に糖尿病は、認知症の発症危険度を1.5〜2.5倍にすると言われています。
けっこう高い数値ですよね。
また最近では、耐糖能異常でも認知症が増えることがわかりました。これについては特に空腹時血糖値より食後血糖値が高いほどなりやすいと言われています。

そしてここがポイントなのですが、高血糖の脳への影響以外にも、低血糖も同様に危険であるということです。低血糖の回数および重症度に比例して認知度の危険度もアップするのです。
要は、脳の大事なエネルギーである糖分がある一定の量が継続して補給されていないと、脳の機能が低下してしまうということなのですね。それは高血糖になっても低血糖になっても問題だと言うことです。




カイロプラクティックの神経学という分野では、脳の機能低下に関して専門的に治療を行なっていますが、やはり慢性的なインスリン抵抗性の上昇、インスリンの過剰分泌とともにアルツハイマーと記憶障害のリスクが増えるとしています(ワシントン医学大学)。


また低血糖時もそうですが、ストレスも大きな要因になります。
ストレスや低血糖時は、副腎から抗ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されますが、コルチゾールの過剰分泌が長期に続くと「海馬」へのダメージが起こり、記憶や学習能力の低下を引き起こすと言われているのです。

海馬とは・・・
大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部です。
特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官で、虚血に対して非常に脆弱であることや、アルツハイマー病における最初の病変部位としても知られており、最も研究の進んだ脳部位です。




このように、当初は認知症に対して、高血糖の影響が考えられましたが、実は低血糖も同様に危険であることが各研究で明らかになっているのです。
低血糖の回数および重症度に比例して、低血糖発作1回ごとに認知症の発症危険度が上がります。
こうなるとこれからの時代の血糖コントロールは、高血糖と同様に一度も低血糖を起こさないコントロールが要求されます。
むやみにインスリンを使って良いということではないのですね。
薬で血糖値を下げる場合も、低血糖を起こさないようにうまくコントロールしていかなければなりません。



これは、ヨーロッパなどで、ヘモグロビンA1cの目標値が緩めに修正されていることと無縁ではないのです。
今日はかなり重要な話だったと思います。
糖尿病の合併症予防のための血糖コントロールは重要ですが、低血糖も注意していかなければならないポイントでもあります。
糖尿病でなくても、現在若い世代にも甘いものや精製炭水化物の取り過ぎで、反応性低血糖症というものがありますが、その症状の1つに記憶低下や集中力低下があるのは、まさにこういうこととつながりがあるとも言えるでしょう。



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by chiropratica | 2014-06-26 12:59 | 糖尿病と糖質の悪影響

NO.474 糖尿病と糖質の悪影響 その14 「糖尿病の合併症」

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今日は、糖尿病で一番怖い「合併症」の話をしていきます。
糖尿病は血管の病気と言われるように、糖尿病では血管性の問題が合併症としてはと有名です。
それもそう、糖尿病の3大合併症(網膜症、末梢神経障害、腎症)は最小血管障害と呼ばれているのです。

全身の中でもとくに腎臓、目の網膜、神経にブドウ糖をソルビトールに変えるアルドース還元酵素が多いので、その部分に 血管障害が現れやすいと言われています。
またこれらの合併症は、糖尿病を発症してから経過が長いほど起こりやすく、HbA1cの値が8.0以上になると悪化しやすいのです。




では、少し詳しく見ていきましょう!


糖尿病の合併症は何が原因で起こるのでしょう?
これには2つ原因が挙げられます。
どちらも糖尿病によって、血糖値が高い状態が続くと、血液中の余ったブドウ糖が問題を起こすということなのですが、1つは、ここ何回かやってきた「糖化反応」です。そしてもう1つが「ソルビトール」という糖アルコールの問題です。


1.糖化反応

高血統状態が続くと、血液中のブドウ糖は体を構成する細胞のたんぱく質と結合し、「糖化タンパク」になり、これはタンパク質が変性した物質であり、たんぱく質としての正常な働きができなくなります。要は血管が硬くなってしまうということですね。したがって高血糖が続くと、血管細胞や細胞内のタンパク質に異常が起きて、合併症を引き起こします。


2.ソルビトール

ソルビトールとは、ブドウ糖(グルコース)から合成されてできる糖アルコールの一種で、砂糖の60%の甘味度があります。食品添加物、甘味料、化粧品としても使われていますね。
このソルビトールは、糖尿病の合併症の原因の一つと考えられています。
血液中のブドウ糖の量が増え続けると血管を構成している細胞の中で「アルドースリダクターゼ(還元酵素)」が働き出します。これはブドウ糖をソルビトールというものに変えるものなのですが、血糖値が正常なときにはソルビトールがもしできても果糖に変えられて細胞外に出されますが、高血糖状態が続くと次々にソルビトールが作られ、処理しきれなくなり、血管細胞(特に細小血管を構成する内皮細胞)内にソリビトールが増えてしまいます。
しかし、血管にはソルビトールはあっていけないので、それを薄めるために浸透圧によって細胞内に水が入ってきます。すると血管細胞内は水ぶくれ状態になり、血管が脆くなり、細小血管に障害が起きてくるわけです。
全身の中でも時に腎臓、目の網膜、神経にアルドース還元酵素が多いのでスルビトールが作られやすいために細小血管障害として合併症が現れやすいのです




糖尿病の主な合併症としては・・・

○糖尿病網膜症
悪化すると・・・失明

○糖尿病腎症
悪化すると・・・人工透析

○糖尿病神経障害
悪化すると・・・壊疽による足の切断

○動脈硬化
悪化すると・・・脳梗塞、心筋梗塞

○歯周病
悪化すると・・・歯の消失



こういったものが挙げられます。
悪化すると・・・のところがとても怖いと思いますが、そこまでいくことをなんとか防ぐように血糖コントロールが行なわれるわけです。
もちろんそのコントロールがうまく行けば回復は出来るので、むやみに不安になったり落ちこんだりしないで下さい。

また病気の状態に応じて、さまざまな治療法があります。

例えば糖尿病の合併症である網膜症が見つかったから、初期の段階の「単純網膜症」は、血糖のコントロールで症状を改善することができます。血糖をきちんとコントロールしていれば、網膜症の進行を食い止め、小さな出血は自然に消えることもあります。「増殖前網膜症」の段階までは、レーザーを利用した「光凝固」という治療法が行われます。出血や白斑が消え、病気の進行を防ぐ効果があります。末期段階の「増殖網膜症」の場合、比較的軽い場合はレーザー光凝固で治療しますが、硝子体出血や網膜剥離が起きていたら、「硝子体手術」を中心とした治療が行われます。出血のある硝子体を取り除いたり、増殖膜を切り取ったりする手術です。膜にレーザーを当てて、小さなやけど(凝固斑)をつくることで、新生血管の発生を防いだり、出血や白斑を解消する効果があります。



いかがでしたか?

今日は怖い糖尿病の合併症についてお話しましたが、最近では、糖尿病とガンそして認知症との関わりが強く言われるようになりました。
次回は「糖尿病と認知症」について少しお話したいと思います。
お楽しみに〜^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2014-06-25 12:12 | 糖尿病と糖質の悪影響


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