カテゴリ:代謝の話( 9 )

NO.392 代謝の話 その9 「人それぞれの代謝タイプについて」

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今回テーマにして話してきた代謝の話。

皆さん。カラダがどのように栄養を取り入れ、どのような流れで身体を動かすエネルギーを作っているか理解して頂けたでしょうか?
今日が最後になりますが、ご存知のようにカラダのエネルギー源となる食べ物は、タンパク質と脂質、炭水化物の3種類になります。もちろんこの中で一番使いやすいのは炭水化物(糖質)です。しかし、持久力などを考えるとタンパク質も重要ですし、脂質もかなり大きなエネルギー源の1つです。
そして、実はこの摂取バランスは、健康的な生活を送るために大切な要素になるのです。


食べ物を燃料として考えるなら、タンパク質、脂質、炭水化物をどのような比率で食べるかということは、燃料をどのような比率で自分のカラダに取り込むかというふうに考えることができると思います。人には燃料を代謝するタイプがそれぞれ違い、タンパク質を燃料にするのが得意なタイプや逆に炭水化物を燃料にするのが得意なタイプ、その中間のミックスタイプが存在するのですね。


炭水化物は、燃焼するのに時間がかからない燃料です。
そして逆にタンパク質と脂質は、燃焼に時間がかかる燃料と言えます。これはなんとなくわかると思いますが、さらに人には燃料を燃焼するのが速いタイプ(Fast Oxidizer)と遅いタイプ(Slow Oxidizer)がいるのです。これこそが代謝タイプの違いです。

燃料を燃焼するのが速いFast Oxidizerの方は、燃焼に時間がかからない炭水化物だけを摂ると早い段階で、燃料が枯渇してしまい、エネルギー切れとなってしまいます。このため、燃焼に時間がかかるタンパク質と脂質を多めに摂る必要があります。このタイプの人がまさに「タンパク質タイプ」と呼ばれる人です。逆に燃料を燃焼するのが遅いSlow Oxidizerの人は炭水化物でも十分燃料が持続します。もちろん血糖値をすぐにあげてしまう糖質ばかりの食生活はかえって負担をかけてしまうことがあるので注意は必要ですが、タンパク質や脂質に比べて炭水化物の比率が多いのがこのタイプいわゆる「炭水化物タイプ」の人です。
そしてもちろんこの中間の方「ミックスタイプ」の人もいます。

ちなみに日本人はミックスタイプ、炭水化物傾向の人がとても多いと言います。
逆にアスリートでは、タンパク質タイプやミックスタイプの中でもタンパク質傾向の人が多いですね。



参考までにそれぞれのタイプのお勧めされる比率を書いておきましょう。

○タンパク質タイプの人
炭水化物:タンパク質+脂質 ▷ 3:7

○ミックスタイプの人
炭水化物:タンパク質+脂質 ▷ 5:5(タンパク質3:脂質2)

○炭水化物タイプの人
炭水化物:タンパク質+脂質 ▷ 6:4


自分の代謝タイプにあった正しい比率で栄養が摂れた時に、一番エネルギーに溢れ、イキイキとして毎日集中力が続くような生活が送れるようになるでしょう。
もし、自分に合った比率で食べ物を食べられたら、毎日パワー全開で走れます。
そして、脂肪を貯め込むこともなく、効率よく燃料を燃やせるわけです。
またそれぞれのタイプで、他にも特徴があります。
例えば、タンパク質タイプの人は、副交感神経優位な方が多く、逆に炭水化物タイプの人は交感神経優位な方が多いことや、タンパク質タイプの人にとって砂糖は特によくないので、極力摂らないようにしなければなりませんが、炭水化物の人は糖質ですぐに問題を起こしにくいことがかえって摂り過ぎを引き起こしてしまうこともあります。


みなさん、この代謝タイプかなり興味が湧いてきたのではないでしょうか?
このタイプを判定するのには、いくつかの設問に答えて頂くようなテストがあるのですが、ここでは紹介しきれないので、自分の最適な食事比率を見つけるためのステップを簡単に紹介しましょう。


これは以前お話したことがある2週間テストにも似ていますね。

まず最初の5〜7日間は一般的な炭水化物とでんぷん質の野菜(イモやカボチャ)などを全く摂らない食事をします。その他のお肉、お魚、卵、ナッツ、種子類などのタンパク質や脂質は好きなだけ摂ってください。またその時の野菜は緑黄色野菜などの非でんぷん質の野菜にします。
また満腹にすることはないですが、糖質ではない間食を適宜摂るようにしましょう。

こうすると、ほとんどの人が体調が良くなったと感じます。
最初は怠さ、頭痛、フラフラする感じなどの症状を伴うこともありますが、そこを乗り切るとかなり気分の良い状態になり、エネルギーの上昇を感じるようになります。

しかし、1週間以降は大抵の方が少しエネルギー不足を感じてくるので、この時点でタンパク質の量を減らしながら、野菜の量を増やしていき、その後少量のでんぷん質の野菜を食事(一食)に加えてみます。最初はイモ類などを大さじ1杯くらいの量ですね。

そして少量のでんぷん質を摂っても調子が良ければ、もう一食でんぷん質を増やしていきます。毎食増やしていっても順調であれば、今度は全粒穀類(玄米や全粒粉のパンなど)を摂ります。
こうして、本当に少しずつ少しずつ、炭水化物の量を増やしていくことで、自分が1番合っている比率を探っていくのですが、もし最適な比率より超えてしまうと、疲労感や気分の上下、消化器系の症状、甘いものへの欲求、その他身体の症状など、以前と同じような症状が出ると思います。そうなったら、炭水化物を摂り過ぎのサインになるので、それの少し手前まで戻していきましょう。


こうやって自分の炭水化物の適量がわかると、それ以外をタンパク質と脂質で補うという比率が1番最適なバランスということになります。
炭水化物は摂り過ぎても不足しても、症状を引き起こすので、この炭水化物の適量というのが非常に重要になってくるのです。

自分にとっての最適な燃料比率がわかった方は、それを1日単位でなく、おおまかに1週間ぐらいでどのぐらいの量かというのを計っておきましょう。炭水化物というのは、ある日摂り過ぎるとそのまま次の日、次の日と増えてしまうこともよくあります。
外食で炭水化物の量が多くなった場合は、次の日に少なめにして調節するなどうまくコントロールしていきましょうね^^。



自分に合ったバランスが見つかった時は、しばらくするとその摂取比率を自分のカラダが自ら欲するようになります。カラダが発する声に耳を傾け食事を微調整していってみて下さいね。
人間のカラダは60兆個の細胞で作られていて、それらの細胞すべてがタンパク質、脂質、炭水化物によって作られ、維持されています。
正しい食事をとれた時、食べ物は究極の薬になります。

今回お話した自分の代謝タイプに合った燃料比率がわかれば、食後に得る感覚が大きく違ってくると思います。エネルギーが湧く感覚が長続きし、精神的にスッキリすること、また充足感や満足感も感じることになるでしょう。また甘いものやカフェインへの欲求もなくなると思います。



いかがでしたか?
代謝のテーマはけっこう重要なところです。
代謝のバランスは、以前話した副腎疲労の回復にもとても重要になってきますし、代謝タイプに沿った食事をすることで病気になりずらくなります^^。

なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-06-30 19:48 | 代謝の話

NO.391 代謝の話 その8 「ATPサイクル」

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前回は、細胞中のミトコンドリアでATPというエネルギー源を栄養から合成し、それを分解することで様々な仕事をする時のエネルギーを作り出しているというお話をしました。
各細胞では、このミトコンドリア内におけるATP合成と、細胞の仕事によるATPのADPとリン酸への分解が何度もサイクルのように行われています。
活発に活動する細胞は、まさにこのサイクルの回転が速いということになりますね^^。


今日は筋肉と内臓器におけるATPの使われ方について、見ていきましょう!


私達、動物の特徴でもある筋肉の収縮は、筋繊維を構成しているアクチン繊維とミオチン繊維が滑ることによって起こっていますが、これもATP分解によるエネルギーが必要になります。
ATP分解はミオシン分子の中でミオシンATPaseという酵素によって行われますが、筋肉内では膨大な量のATPが合成されるとともに、ミオシン分子で分解されています。
その量は平均男性の1日エネルギー転換量2,550kcalに対して、1,000Kcalにも及びます。

このようにATPの分解を介した筋肉の収縮は、人間にとって最大のATP消費システムと言えますね。しかも激しい運動をするとATPを分解してエネルギーを作る時に大量の熱を発生します。これが寒い時に身震いが起こり、ATP分解に伴い熱を発するというシステムなのです^^。



さて、日本の平均男性(20代)の1日エネルギー転換量は2,550Kcalの中の骨格筋で使われる1,000Kcalを除くと後はほぼ内臓器の仕事のためのエネルギーとなりますね。
これが一般的には基礎代謝量とされています。
内臓には平均して約3mmol/kgのATPが存在していて、脳では最初に述べたATPのサイクルが1日4,100回も回転しています。
このATPの合成や分解のサイクルは、各臓器によって違いますが、みなさんの身体の60兆個の細胞では、このようにATPが秒刻みで合成・分解されていることを覚えておいてくださいね^^。


ここまでのblogで、大体みなさんが1日3食の食事をして、その栄養を分解したものと、酸素を使って燃焼を起こし、ATPというエネルギーの元を作るという代謝の流れがわかったと思います!

次回、おそらく最後になりますが、人によって代謝のタイプの違いがあることについてお話していきますね。この話は必見ですよ^^。
では〜。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-06-21 19:03 | 代謝の話

NO.390 代謝の話 その7 「エネルギーの代謝とは?」

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私達人間は、1日3食のご飯を食べ、そこからタンパク質や炭水化物(糖質)、脂質など、エネルギーの原料となる栄養を取り入れ、それを呼吸によって取り入れた酸素を使って燃焼することでエネルギーを作り出しています。
それについてはいままでのblogでお話してきました。

ではこのエネルギーとは何なのでしょう?

私達が呼吸をし、食べ物を食べ、燃焼することは生きるための絶対条件です。
恐らくみなさんも中高校時代の授業を思い出して頂けると、ATPという化合物の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
私達は、実は燃焼することでこのATPという化合物を合成し、このATPが細胞の中で分解される時に発せられるエネルギーによって様々な仕事をしているのです。
これらの仕事の中にはもちろん身体を動かすこと、運動することはもちろん、身体の中で様々な物質を合成したり、もしくは電気を起こしたりということがあります。



生命が地球上に誕生したときから、細胞内では、簡単に他のエネルギーに転換することができる化合物が作られていました。それこそが、ATPいわゆるアデノシン3リン酸と呼ばれる物質です。ATPは水と反応することで、ADP(アデノシン2リン酸)とリン酸に分解されるとエネルギーが遊離していくのです。

ATP + H2O(水) → ADP + Pi(リン酸) + 7.3kcal(エネルギー)

みなさん覚えているでしょうか?


地球に存在する生物は300万種類と言われますが、こうやって作り出したエネルギーを利用して仕事をしています。動物が走ったり、取りが空を飛んだりもそうですね。魚や虫で光る生物もいると思いますが、それらもこのエネルギーを使っています。
もちろん人間も例外ではありません。
他の生物と同じように、自分でATPを合成し、それを分解してエネルギーを作り出すことで様々な仕事をこなしているわけなんです。


さて、次に人間の細胞内をみてみましょう。
細胞の中には、細胞内小器官と呼ばれる構造があります。みなさんも聞いたことがあると思いますが、その1つがミトコンドリアです。
食事と呼吸によって取り入れた燃料と酸素は、最終的にはこのミトコンドリアというところに運ばれて燃焼します。燃焼すると同時にミトコンドリア内の特別な装置が作動して、ADPとリン酸からATPが合成されます。
そしてミトコンドリア内で合成されたATPは、その細胞の中のすべての場所で使われます。
必要な場所に運ばれて、ADPとリン酸に分解されていろんな仕事のエネルギーに置き換えられるわけですね^^。
人間の身体には脳や心臓のように常に活発に仕事をしているところと皮膚のようにあまり活発ではない部分があります。ということは、もちろん場所によって、大量のATPを作って消費する細胞と、そうでない細胞が存在します。特に脳をはじめとする内臓臓器は、休みなく働いているわけなので、ATPの合成と消費についても休むことができません。これこそ、人間が常に呼吸して、体外から栄養を取り入れ燃焼をすることが生きるための条件である理由です。


また、ATPは貯蔵ができません。ATPを大量に消費する脳の神経細胞では、ATPが約0.15%の濃度で存在していますが、脳はこの量を20秒以内で使い切ってしまいます。ということは、絶えず細胞はATPを合成し続けなければなりませんよね。また激しい運動をする時には大量のATPが消費されていきますが、この時もATPを絶えず合成するために、呼吸が激しくなっているのがわかると思います。
私たちが生活で使っている電気と似ていますが、ATPも貯蔵出来ないので、絶えず合成しているわけです。


さて、今日はここまでにしておきます^^。
次回をお楽しみに。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-06-13 19:57 | 代謝の話

NO.389 代謝の話 その6 「1日3度の食事」

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前回は、グルコースの合成や貯蓄についてお話してきました。
お話してきたように、グルコースは脳や筋肉が働くためのエネルギー源です。そしてこのグルコースは肝臓でグリコーゲンとして貯蓄も出来ますし、脂肪に変換して身体の各場所で貯蓄することも可能でした。

筋肉の活動強度が大きくなると、食事で摂ったグルコースでは間に合わなくなり、また肝臓のグリコーゲン貯蔵量でもまかないきれないことも良くあります。
しかし、もちろん健康な人間であれば、脂肪を燃焼したり、肝臓でグルコースを合成することでこの不足を補うことができます。この糖新生の能力は、グルコースの絶対必要量である6g/時間を十分に供給することが可能で、この能力は空腹時にある程度の活動をすることで増強することも出来ます。
こう考えていくと、日常的に短時間は空腹になって活動する時間を作った方が、健康維持には大切な場合もありますね。
もちろん低血糖症などの問題がある方は避けた方が良いですが・・・。



さて、逆にグルコースが常に補給されるような状況だとどうでしょう?

グルコースは身体にとっては一番使い勝手の良いエネルギー源ですが、これを常時補給することは必ずしも健康的なこととは言えません。
糖質の質や摂り方にもよりますが、糖分の量が多くなれば、血糖値の不安定な状況も作り出すことは以前のblogでも何回もお話してきました。またグルコースはアルデヒド基というのを持っていて、このアルデヒドは反応性が高く、濃度が上がると有害にもなります。正常な血糖値濃度を超えてしまうと、糖化反応が起こり、タンパク質と糖が結びついて変性することもよく言われますね。


ちなみに、先程の糖を合成していく糖新生能力は、空腹時にある程度活動することで増強すると話しましたが、これまた空けすぎれば良いということでもありません。

糖新生では、主に筋肉のタンパク質を分解してアミノ酸にしたものを原料にして糖を作り出します。このタンパク質はどこから持ってくるかと言うと私達の身体そのものです。
要は、自分の身体の一部を破壊しながら、身体を動かすエネルギーを作り出すわけです。
糖新生は便利で必要不可欠な能力ですが、もちろん肝臓には負担がかかりますし、その代謝過程では有害物質も生じます。
こう考えていくと、糖新生は大事ですが、常にこれに頼ることは良くないという話になります。


結論は、グルコースを補給し過ぎても、補給しなさすぎてもダメということですね。
こういった意味では、やはり1日3食の食事は、平均的な活動をする一般の人間にとっては合理的で最適な栄養摂取であると言えるのでしょう^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-06-08 11:47 | 代謝の話

NO.388 代謝の話 その5 「グルコースの合成」

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6月に入りました^^。早いものです。
東京は一足早く梅雨入りし、なんとなくジメジメした気候になってきました。
ただ、まだ夜は冷えたりすることもあるので、油断すると寒いことがありますね。


さて、代謝の話を続けていきましょう!

通常の人が、一日昼間の活動時に5〜6時間の間隔で食事をするのは、平均的な筋肉の活動に必要なグルコースの消費速度に対応しています。
しかし、毎日毎日、人は同じように活動するわけではないので、活動の強度の大きさの変化はもちろんあります。また食事の時間帯がずれることもあるでしょう。


あまりに空腹になると、頭がふらふらしたり、頭痛がしたり、めまいや不快感が起こる場合もありますが、これはみなさんもご存知の通り「低血糖」の状態で、脳にグルコースが足りなくなり、脳の機能が低下するために起こります。
こういう時は甘いものが欲しくなりますよね。


しかし、通常の人であれば、空腹になったとしても、たとえ間食なしでも、簡単には「低血糖」に陥ることはありません。
ここが今日のお話の中心になりますが、これは、人がカラダにある物質を使って肝臓でグルコースを新しく合成するシステムがあるからなのです。
このグルコースを合成する能力(糖新生)は、肝臓の機能のうちでも最も重要な一つで、健康な人の持久力や耐久力のベースとなるものですね。一般的に幼児は、この肝臓の糖新生の機能が未発達なので、1日3度の食事では不十分で、間食を行いながら血糖を維持しています。しかし大人になってこの習慣が止められないと糖新生の能力が未発達になるだけでなく、糖質過剰による様々な問題、そして肥満などの生活習慣病につながる原因になります。

またもちろん寝ている時間、特に夕飯から朝食までの時間は8時間〜12時間ぐらいになりますが、この時には必ずと言って良いほど、肝臓における糖新生の機能が働き、朝に低血糖が起きないようにしているわけです^^。



前回のblogでお話したように、肝臓と筋肉のグリコーゲン貯蔵量には限界があります。もし、ご飯をおかわりしたり、自分の貯蔵量をオーバーするぐらい余分に摂取するとどうなるでしょう。実は人の肝臓は貯蔵量が一杯になっても、さらにグルコースを摂取することができるのです。
これらの余ったグルコースは、肝臓で脂肪に変えられ、血液を介して脂肪組織に運搬されます。こうやって身体の脂肪としてグルコースは新たに貯蓄されるわけです。
脂肪組織の貯蓄量は大きく、健康な女性で体重の25%、男性で15%あります。また肥満の人だと30%にまで及びます。ここまでの貯蓄量があるため、肝臓の貯蔵量は数時間分であるのに比べ、脂肪組織は、数週間分の燃料を貯めることができると言われています。

しかし、ここで覚えておいてもらいたいのは、グルコースは簡単に燃焼しますが、一度脂肪になるとなかなか燃焼しずらいことがあります。またグルコースから脂肪になるのは容易ですが、その逆は体内では起こらないのです。
これこそが、脂っこいものよりも甘いものをたくさん摂る人の方が肥満になりやすいことの要因ですね。


これもこのテーマでお話しましたが、筋肉を働かせる時には筋肉が脂肪を燃焼することが出来ます。特に軽い運動を行うと、脂肪を良く燃焼するのです。
スポーツ選手においては、先ほど述べた糖新生と、脂肪の燃焼によるエネルギーの使い方を最大限に利用していることが言えます。

今日はここまでです^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-06-02 16:56 | 代謝の話

NO.387 代謝の話 その4 「グルコースの貯蓄」

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5月も中旬を過ぎ、いよいよ暖かくなってきました。
電車でも冷房がかかるようになり、日差しにもちょっと夏の兆しが見えてくる時もあります。
でも5月の晴れの日は、ちょうど良い陽気で本当に気持ちが良いですね^^。
こういう時はクリニックにある観葉植物も日光浴をさせます。
寒くて気温の変化が激しかった冬を乗り越えた植物達も、この暖かい日差しは何より嬉しそうです。


さて、前回は、グルコースがエネルギーを作り出すために、一番使いやすい燃料だということをお話しました。人間は自分が合成したグルコースを形を変えて貯蓄をし、必要な時にそこから使うことも行っているのです。
今日は、その仕組みについてお話していきましょう。



人間は、食事で炭水化物、いわゆるデンプン質の物を摂取すると、デンプンは消化の過程を経てグルコースに分解され、血液中を運ばれます。食後、血液内のグルコース濃度(いわゆる血糖値)が上昇すると、グルコースは肝臓と筋肉に吸収され、そこでデンプンと良く似たグリコーゲンに合成されて、貯蔵されます。

筋肉のグリコーゲンは、もちろん運動する時の燃料として使われますね。
筋肉のグリコーゲン貯蔵能力は、単位重量あたりでは肝臓の約1/4程度ですが、身体中に存在し、総重量が大きいため、一般に総量は肝臓の数倍になります。
しかし、消費は速いので、激しい運動をするときには数十分、軽い運動でも1〜2時間程度で枯渇してしまうと言われています。
一方、肝臓は約50〜60gのグリコーゲンを貯蔵することが出来ます。
この量はお茶碗一杯分のご飯ぐらいで、絶対必要量の半日分にも満たない量なのです。ただ、これが血液中のグルコース濃度を保つには大切なものになります。



以前のblogでも述べましたが、血液中のグルコース濃度は、一定に保たれています(1dlあたり約100mg)。基本的には、食事でこの血糖値が上昇すると、肝臓の細胞は血液中からグルコースを取り込み、グリコーゲンを合成して貯蔵します。そして逆に下がると、肝臓はグリコーゲンを分解してグルコースを血中に放出し、血糖値を保つ役割をしています。
しかし、肝臓の貯蓄には限界があるので、食後数時間経つと血糖値が低下し、空腹感を覚えるということになるのです。
良く出来た仕組みですよね^^。



ちなみに安静にしている時で、グルコースの必要量とグリコーゲンの貯蓄なども考慮すると、約10時間は保つ力がありますが、人は常に活動しているものです。
筋肉も適度に動かし、関節も使うからこそ、人は心身ともに健康でいられるのですから。
そう考えると、1日3食の食事を摂ることは必然の流れとも言えますよね。
健康な人は、昼間活動することによって肝臓のグリコーゲンを1日3回は入れ替えています。

こうやって人は、食事をしてエネルギーの燃料を身体に取り入れ、すぐに使わない燃料は肝臓に貯蓄をしています。そして、その貯蓄すらもなくなってしまうと、お腹が空くというわけです。
お腹が空いて、ご飯を食べて、活動するという流れは、まさに人が健康である証拠です^^。



ちなみにスポーツなどを行う時は、前述の時より消費が速いため、食後2〜3時間ではお腹が空いてくるようになります。そうなると3食の食事では足りませんよね。
また夕飯を食べてから就寝し、朝までの時間も大分長いので、その時の補給はどうなるのでしょうか。

これについても人間は実に巧みにエネルギーを作り出しているのです。
次回はこのことについてのお話をしていきましょう^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-05-24 16:13 | 代謝の話

NO.386 代謝の話 その3 「エアロビック運動とアネロビック運動」

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今日は、スポーツの分野では有名なカイロプラクター「フィリップ・マフェトン」よる「マフェトン理論」を紹介していきます。



なぜ鍛えているアスリートに故障が起こるの?

健康と競技成績の向上とを両立させることは無理なのか。
このことは、何度となく議論されてきたことです。スポーツを本格的に続けている人なら、誰もが疑問に思うことでもあるでしょう。それはトレーニングによるケガや病気が原因で引退を余議なくされるアスリートも、決して少なくないからです。



フィリップ・マフェトンは、ある時、病気のために衰えた体力に自信を取り戻すべく、初めてマラソンに参加しました。しかし、このチャレンジは散々の結果でした。何とか完走したものの、トレーニング不足に加え、脱水症状まで引き起こし、マフェトンは救護テントに運ばれる羽目になってしまったのです。そしてこのとき驚くべき光景を目の当たりにすることになります。
それはテントの中には、倒れて運ばれた多くの選手達が介護されていたということです。トレーニングを積み、相当鍛えているはずの選手達が苦しそうに横たわるその姿を見て、マフェトンは疑問に思いました。



「競技成績が良く、鍛えられているはずの選手が、なぜ健康を損なってしまうのか」と。



この疑問に端を発し、マフェトンは多くのアスリートの協力を得て臨床実験を行い、たくさんのデータを元に、健康と競技の向上を両立させる方法を研究しました。それの集大成が「マフェトン理論」です。



マフェトン博士が、数々の臨床実験を行った結果、まず一つのキーワードが導き出されました。それは、エアロビックトレーニング(有酸素系トレーニング、心拍数が比較的低い運動)です。
多くの臨床実験のデータから、エアロビックトレーニングを続けていくと、循環器系、関節を含めた骨格全体、筋肉の状況、内分泌系など身体全体がしっかりとし、非常に健康な状態になることがわかったのです。エアロビックトレーニングを行うことで、身体のエアロビックシステム(脂肪燃焼のときに使われるカラダの機能)が発達することもわかり、それと同時に身体の全機能を正常に保つ働きをしていることも明らかになったのです。

エアロビックトレーニングが健康を増進するということなのですね^^。



さらに、エアロビックトレーニングを続けているとエアロビックシステムが発達し、通常なら体に強い負荷を与えるアネロビック(無酸素)な運動も、ストレスをさほど感じることなくできるようになるのです。
これはすごいことです。
つまりエアロビックシステムをしっかりと築きあげてしまえば、アネロビック運動が身体に与えるダメージをある程度、抑えることができるのです。またさらに発達してくると、同じ心拍数でトレーニングをした場合、走るスピードがどんどん上がるなど、競技成績もアップしてきます。
アスリートの中には、エアロビックトレーニングを疎かにして、アネロビックトレーニングを重点的に行う人も少なくありません。
しかし、マフェトン博士によると過剰なアネロビックトレーニングは、エアロビックシステムの発達を妨げてしまうと言います。またエアロビックトレーニングが十分にできていない段階でアネロビックトレーニングを行うと、身体はアネロビックの強い負荷に耐えられず、故障を引き起こす要因になるというのです。

多くのアスリートがこの状態に陥って、故障をしやすくなっているのも確かかもしれません。




マフェトン理論を実施すると「体脂肪を燃やせるカラダ」をつくることができます。

運動時のエネルギー源になるのは主に糖質と脂肪ですが、エアロビック運動にせよ、アネロビック運動にせよ、まず使われるのは糖質です。一般的に、体内の脂肪は糖質が枯渇した後で使われます。

このとき、脂肪が燃焼しにくいカラダだとどうでしょう。

最初のエネルギー源となる糖質はすでに使い切り、次に頼りになるはずの脂肪は燃やされないということは、車にするならガス欠です。マラソン選手がゴールするやいなや、その場に倒れ込むシーンはまさにそのガス欠状態なのです。
しかし、体脂肪を燃やせるカラダであれば、そうはなりません。糖質に比べ、体内の蓄積量がはるかに多い脂肪をうまく燃やせれば、運動のためのエネルギーは際限なく供給されます。結果、持久力は高まり、競技成績は向上し、体脂肪をどんどん燃やすことで、当然低い体脂肪率を保つことが可能。そしてさらには、生活習慣病の予防にすらなるのです!



では、今あなたは体脂肪を燃やせるカラダでしょうか?
長年運動しているから体脂肪を燃やせている・・・果たしてそうでしょうか?
運動しても疲れやすく、すぐに休んでしまうことはないでしょうか?


もし、そう言う場合は、あなたは「体脂肪を燃やせないカラダ」かもしれません。
運動中のエネルギー源を糖質に頼ることになり、結果的に血糖値が下がって運動を続けられなくなってしまうのです。
体脂肪を燃やせないカラダの特徴は他にもあります。エネルギーが使われるのは、何も運動中に限ったことではありません。日常的な活動も然りなのですが、このときも脂肪が燃えずに糖質が使われるため、血糖値が安定せず、カラダに血糖値が低い状態が続くので空腹感を覚えやすくなります。
そして甘いものを欲するようになります。血糖値をあげるのに手っ取り早いのは、砂糖などの単糖が一番ということをカラダは知っているからですね。
こうして食べ物を口にすることで下がった血糖値が急激にあがると、今度は血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは、血糖値を下げると同時に、余った糖を体脂肪として蓄える働きもあるので、大量のインスリンが分泌されればされるほど、太りやすいと言えます。これでは体脂肪を燃やすカラダには程遠くなってしまいますよね。


またそれ以上に、運動や日常的な活動で体脂肪が使われず、しかも空腹を感じやすいために、食べ物から余分なエネルギーを摂ってしまいがちになります。


こういったことでマフェトンは、食事も大事な要素としてとして掲げています。
マフェトン理論では、炭水化物を控え目にし、脂肪とタンパク質を十分摂取していきます。
日常のエネルギーの90パーセントまでは脂肪から得ることができると言われています。それもそうでしょう。炭水化物やタンパク質の倍以上のエネルギーを脂肪から得ることができるのですから。



もしこうやって「体脂肪を燃やせるカラダ」になると、さまざまなメリットを得ることができます。



まず、持久力。

貯蔵量の多い脂肪が主なエネルギー源となるため、運動のためのエネルギーはほぼ際限なく供給されることになり、疲れずに長時間運動を続けることができるようになります。ちなみにこの場合の持久力とは、長時間に渡って、ほとんどエアロビックな状態でありながら、比較的早いスピードを安定して維持できる能力のことを言っています。
持久力がつけば、普段の生活にも余裕ができ、些細なトラブルにも惑わされることもありません。これは血糖値の安定と関わりがあります。血糖値が安定するとストレスを感じにくくなるので、その分いろんなことが計画どおりにこなすことができるようになります。


もちろん、運動や日常の活動エネルギー源が糖質ではなく、脂肪に依存することになれば、体脂肪が減るという効果も期待できます。さらに体内の糖質を節約できるため、血糖値の急激な上下動が少なくなりますよね。その結果、疲れにくくなり、精神的にも安定。細かいことも気にならなくなりストレスが減るばかりか、集中力が増して、積極的に行動できるようになるというわけです^^。




糖質はもちろん重要なエネルギー源ですが、うまく脂肪を使えるようになると、効率の良いエネルギー消費が出来そうですね!
マフェトンは1つの考え方ですが、現代人ではけっこうこの理論を当てはめると調子が良くなる人が多いと思いますよ。
人それぞれで、エネルギーの使い方や代謝のタイプは違うわけですが、自分に合ったエネルギー代謝の方法が身に付けば、何よりも健康で元気な毎日を送れることは間違いありません。

ちょっと難しかったかもしれませんが、エアロビック運動とアネロビック運動というものがあるということ、覚えておいてくださいね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-05-19 12:36 | 代謝の話

NO.385 代謝の話 その2 「グルコースという燃料」

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前回のblogでは、人間が生きていくためには水と酸素が必須だというお話をしました。そして、人は絶えず、動いてない時も燃料を燃焼しながら生きている動物でしたね。

燃焼に必要な燃料自体は、人間が食品として口から摂取するわけですが、「食べ物を食べる」これこそが、まさに生命活動そのものなのです。口から食物を摂取し、胃酸の洗礼を受け、小腸で細かく分解された食べ物の分子が身体の中に吸収されると、血液によって各細胞に運搬されていきます。



これらの燃料は、細胞や肝臓に蓄えられるので、酸素程の緊急性はありませんが、常に補給を必要としています。そして食物から分解された化学成分で特に重要なものは、グルコース(ブドウ糖)と脂肪です。脂肪は燃えると大量の熱(エネルギー)を発生しますが、その運搬や燃焼には特別な代謝を行う必要があるので、燃えにくいと言えます。
逆に、グルコースは水に良く溶けるという性質から、血液による運搬が簡単で、細胞内でも容易に燃焼するので、人間にとって一番使われる栄養と言えます。


人間の身体を構成する細胞の多くは、グルコースと脂肪の両方を燃料とすることが出来ます。しかし、脳は特別で、グルコースが唯一の燃料と言われています。実際は、脂肪から作り出すようなケトン体を使うことが出来ると言われますが、脳や赤血球、そして中枢神経においては、エネルギー源としてグルコース(ブドウ糖)が一番使われる栄養です。

成人の脳は、性別、身長、体重に関係なく、ほぼ同じ量のグルコースを燃焼します。その量は1日あたり約90g(0.5mol)です。そして脳における燃焼は、活動、休止に関係なく、昼から夜までほぼ一定の速さで行われ、1時間あたりの燃焼量は約4gとなります。
脳以外でも赤血球などでも、グルコースを唯一の栄養としており、その消費量は一日あたり約45gで1時間あたり約2g、脳の半量を消費していることになります。特に脳と赤血球でのグルコース消費量は人間が生きていくために絶対に必要となるものだと言えますね^^。



もちろん脳や赤血球以外でも、グルコースは使われます。
他の内臓器でも使われますし、筋肉でも大量にグルコースを消費します。
内臓器は基本的にほぼ同じ速さで燃料を燃焼しますが(心臓は例外)、筋肉は安静時にはほとんど燃焼せず、運動している時に燃焼が極端に増大します。
運動によって呼吸量があがるのは、燃焼による酸素の必要性が増すからですね^^。
また熱を発するのも燃焼をたくさんするからです。

ちなみに筋肉の運動時の燃料の種類と消費量は、運動の強度によって、また、訓練した人とそうでない人によっても異なります。
実はこれが重要なことなのです。
一般に心拍数をあげないような軽い運動をする時は脂肪がよく燃焼していきます。逆に運動強度が大きくなると、脂肪よりもグルコースが燃焼すり割合が増加するのです。



これについては、カイロプラクターでオリンピックトレーナーとしても活躍したフィリップ・マフェトンが、よく話していました。また運動の強度によってエアロビック運動とアネロビック運動とに分け、理論を展開していましたね。
グルコースばかりに頼った運動だけでなく、脂肪を燃焼していく運動の方が持久力も高く、怪我もしにくいということなんです。
この話は面白いので、次回に少しお話しましょう。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


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by chiropratica | 2013-05-12 12:45 | 代謝の話

NO.384 代謝の話 その1 「水と酸素」

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blog更新が少し空いてしまいました。みなさんGWはいかがお過ごしでしょうか?
天気も良い日が続いているので、充実したGWを過ごされている方も多いことと思います。
私は、大抵普通の人が休みの時は仕事のことが多いので、GWもバッチリ仕事です。笑。



さて、今日から新しいテーマ「代謝の話」に突入していきたいと思います。
代謝というと、みなさんどんなことを思い浮かべますか?
「代謝が悪い」ということで、汗をかかなかったり、むくみが出たりとかそういうことを思い浮かべるでしょうか。「新陳代謝」という言葉は聞いたことがあると思います。人間の身体は、常に外から新しい物を取り入れ、古いものと取り替えたり、そこからエネルギーを作り出し、いらなくなったものを排出するような働きをしています。


栄養ということを勉強する上で、この「代謝」というのは非常に重要なテーマでもあるので、今日からまた少しずつお話していきたいと思います。


人間は、生きていくためには、絶えず外界から種々の物質を取り入れて、体内で変化させ、最終的に出来た変化物を排出するということを行っています。
この変化やその過程を勉強するのが、栄養学と言っても過言ではないかもしれません。

さて、人が外界から取り入れる物質のうち、最も多いものは何だと思いますか?
これはみなさんもご存知かと思いますが、「水」です!
そして2番目に大事なものは「酸素」ですよね^^。


水と酸素は、特別何の苦労もなく外界から摂取していますが、この2つは量的に多いだけでなく、人間の生命を維持する上で最も重要な働きをしています。
水は身体を構成する成分のほとんどを占めているので、もちろんですが、たとえば、酸素は、食品として摂取した多くの物質を酸化分解します。こうして酸素を使って燃焼を行い、エネルギーを作りだし、身体を動かしているのです。
こう考えると水と酸素は、人間と切っても切れない物質ということになりますね。


人間は、生命活動を行うために身体で酸素を使った燃焼をしていますが、これに必要なのが燃焼のための燃料となるものです。
人の身体は、一種の熱機関であって、自動車がガソリンを燃焼して走るように絶えず燃料を燃焼しながら生きています。ただし、自動車のような人工の機械とは違って、動いていない時も絶えず燃焼をしているのです。
燃焼の停止はそのまま死につながります。先程も話したように、燃焼のためには燃料と酸素が必要不可欠であり、人は呼吸によって酸素を肺から取り入れ、燃料の補給のために1日3度の食事をします。

呼吸の停止は燃焼の停止につながり、死に直結します。また燃料の補給がしっかりされないと、身体がうまく機能しなくなり、病気になったり、最悪死につながることもあります。



以前のblogでもお話していますが、人間の身体は60兆個の細胞から出来ています。いままで話してきた燃焼は、これら全ての細胞の1つ1つにおいて行われており、呼吸に取り入れた酸素は血液によって体内を循環し、1つ1つの細胞に届けられています。また、もちろん栄養分も同じように運搬されていくのですね。
これこそが、人が生きるための絶対条件であり、60兆個の細胞1つ1つで燃焼がしっかり維持出来ることが何よりも大切なことなのです。


次回は、「グルコースという栄養」についてお話していきます^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2013-05-05 10:50 | 代謝の話


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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