カテゴリ:食物アレルギー( 27 )

NO.325 食物アレルギー その7 「食物アレルギーでない過敏症」

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今日は、アレルギー反応を伴わない食品過敏症についてお話していきます。

食品過敏症の中でも最も一般的なのは、このblogでも紹介した「乳糖不耐症」ですね。
北欧に暮らす民族を除くと、世界中のほとんどすべての人が乳糖不耐症を抱えています。東洋系の95%、黒人の75%、アメリカ・インディアンの60%、コーカサス系の2〜24%に乳糖不耐症が見られると言われています。
こうなると日本人は、ほとんどが乳糖不耐症というわけです。

乳糖とは、あらゆる種類の乳(人乳、牛乳、山羊乳など)に含まれている天然の糖で、ブドウ糖とガラクトースの分子が1個ずつつながってできています。科学的には2糖類と呼ばれていますが、この乳糖を消化するには「ラクターゼ」とよばれる消化酵素が必要になります。もちろん母乳を与えられている子供は、ラクターゼを持っていますが、離乳して成長していく過程で多くの子供たちが乳糖を消化する能力を失っていきます。
乳糖不耐症があるからといって、牛乳を飲むたびに必ず症状が現れるわけではありません。飲む量が少なければ何も支障がない場合もありますが、症状には、ガスがたまる、腹部が膨張する、下痢、反復的に腹部が痛む、などがあります。重症の小児では、稀に腸の内壁の細胞がダメージを受けたり、激しい下痢に襲われることもあります。


このように本物の食物アレルギーがなくても、体調が悪くなり、生活に支障が出る場合があります。これこそが「食物過敏症」です。
これ、けっこう世の中に存在しているのですよ。


ではここで、そんな食物過敏症の例を二つ程あげてみましょう。


・・・・・牛乳への過敏症・・・・・
サンディは30歳の女性で、思春期以降に始まった周期性うつ病を患っていました。牛乳は特にうつを悪化させる原因となりましたが、牛乳を飲みたい強迫観念があり、一度に1ℓ飲んだりしていたようです。
28歳の時に気管支肺炎を発症し、約2週間後にゆっくり回復に向かい始めました。しかし、色白の皮膚はもっと青白くなり、エネルギーがひどく低下したままだったのです。深刻な疲労が続き、2年経ってもなお、著しい疲れとスタミナの欠如、集中力がないことに苦しんでいました。肺炎の後、体力が若干戻るにつれて少しばかり改善はみられたりもしましたが、うつ病は悪化していました。
サンディの病歴をもっとよく調べてみると、十代の大半は、軽度の副腎機能低下を抱えていた事が明らかになり、そして牛乳が、うつだけでなく、副腎疲労とエネルギー低下の一因であることがわかったのです。
サンディは、運良く、適切な治療を受け、牛乳を完全に食生活から除去することができたため、そのことが非常に彼女の人生に功を奏したのです。また副腎を大切にし、ストレスを身につけると、それまで経験がないほど活動的で充実した人生を送るようになったということです。

(ADRENAL FATIGUE James L.Wilson ND,DC,Ph.D.引用)


いかがですか?
これはまさに牛乳への過敏症が、体調を悪くさせ、うつ病や副腎疲労に陥る原因になっていた例でもあります。


牛乳以外の過敏症の例もあげておきましょう。

・・・・・酸化した油への過敏症・・・・・

医学生のサムは、CPR(心肺蘇生法)コースの期末試験を受けていました。この多項選択方式の試験は普通なら確実に合格するのですが、彼は不合格になりました。サムは学校の成績上位者だったので、教師は彼を呼び出して理由を尋ねました。
サムの説明はこうでした。彼は酸化した油の過敏症があり、お昼に学校の食道で魚のフライを食べたとき、知らずに酸化した油を摂取していたのです。そしてそれが試験のまさに直前だったそうです。
酸化した油を摂取すると、彼は何時間も物事をはっきり考えられなくなります。しかし、これまでの経験から、そういうときにはリンゴが役に立つそうで、サムは、食堂に行ってリンゴを食べてから、もう一度試験を受けてもよいかと教師に許可を求めました。
教師は信じられない顔をしたのですが、サムが成績上位者であり、今回の得点があまりに低すぎたので、この奇妙な申し出を認めました。そしてリンゴを食べたサムは、不合格だった同じ試験で今度は満点を取ったのです。
これまで、サムは酸化した油を摂取すると、昏睡状態のようになっていました。初めは眠くなる程度でしたが、反応が重なるにつれて意識はあっても体を動かせなくなっていました。酸化した油が脳に影響をし、一時的に身体が麻痺していたのです。友人たちは、サムの眠たそうな顔を見たらリンゴが欲しいか尋ねるようになり、もし返事がなければ一切れ口に入れてやりました。するとわずかな時間でサムは回復しました。1人きりのときは2、3時間眠ってしまい、目を覚ましてからも2日酔いのような状態が24時間続きました。

(ADRENAL FATIGUE James L.Wilson ND,DC,Ph.D.引用)


これは一般的な検査によっては検出されない食物過敏症の例の一つです。
また酸化した油が人によっては人生に影響を及ぼすことがあるという一例でもありますね。


この他、普通の検査では出てこない食品過敏症はたくさん存在しています。
誰もが何かしらの食べ物に過敏になる可能性を持っています。
次回はその中でも最近よく見られる「小麦グルテン過敏症」についてお話していきましょう!



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-03-28 16:57 | 食物アレルギー

NO.324 食物アレルギー その6 「Leaky Gut Syndrome」

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いきなり英語の題名でビックリしたかもしれませんが、これは食物アレルギーの原因になるリーキーガット症候群(以下LGS)というものです。

今日は、LGSについて触れておきましょう!

リーキーガット症候群は、日本語で腸管浸漏症候群といいますが、その名前のとおり腸管の壁から漏れるという意味の症候群です。リーキー(leaky)の意味は「漏れやすい」、ガット(gut)は「消化管、腸」。文字通り漏れやすい腸管というわけで、ザルに例えるなら、編み目がやぶれて穴が広がった状態をいいます。編み目が大きいと、毒素や未消化の食べ物の塊まで体内に吸収されてしまいますよね。

日本ではあまり知られてはいないかもしれませんが、LGSでは、腸管がアレルゲンとなり得る大きな分子に対して異常な透過性を示します。食べ物の大きな断片が透過しやすくなった腸壁を越えてしまい、その大きな分子に免疫細胞が反応して抗体を作ってしまうわけです。一度抗体を作ると2度目に同じ食べ物が入ってきた時に、炎症反応を引き起こす可能性があります。まさに食物アレルギーの原因となっていることがわかりますよね。
LGSは、食べ物を吸収する最前線の腸管において、食物アレルギー、炎症性大腸炎、自己免疫疾患など様々な症状をもたらす原因になっているわけです。



LGSについてお話をする前に、私たちの腸の働きついて少し理解する必要があります。
口から肛門までは、一本の管になっているのは以前のblogで話しました。そして腸粘膜は、人間が生きていくための栄養素の入り口になっています。
この腸の粘膜ですが、常に完璧な状態にあるわけではありません。皮膚や鼻の粘膜などと同じ角質層が重なって作られていて、新陳代謝を繰り返して、腸表面の古い粘膜を便と一緒に捨てて、下から新しい粘膜の角質層が作られてきています。新しい粘膜に入れ替わるのに3〜5日という早いスピードです。しかし、もし腸表面の古い角質層粘膜が剥がれるスピードが速く、下から新しい角質層が作られて上がってくるのが遅ければ、腸の粘膜で構成されている角質層は薄くなりリーキーガット症候群の原因の1つになります。
通常の腸粘膜では、分子の小さい物質(500ダルトンまで)は正常なかたちで吸収できますが、それよりも大きな分子は吸収されないことになっています。腸壁のところで、分子の大きさを選別しているわけですね。
だから、人間は食べ物を歯で咀嚼し、胃酸や消化酵素によって正常に腸管から吸収できるまで細かく分解していくわけです。

ところが、LGSによってこの粘膜が炎症を起こしたり、穴があいたりすると、大きな分子の食べ物や化学物質の塊が血液の中に流れ込んでしまうことになります。
これは大問題ですよね。

大きな分子が簡単に体内に入ってくることによって、この大きな食べ物の分子は、まさに食物アレルギーのアレルゲンとなるわけ。
先程言ったように、通常は腸管壁によって分子の大きさを選別し、自分の身体が必要とする小さな分子のみを吸収するようにしていますが、LGSによって大きな分子が入り込んでくると、これらの大きな分子の食べ物や細菌類は、異物とみなされ、身体の免疫システムが攻撃し始めるのです。
またさらに悪いことに、未消化の栄養素の固まり以外にも毒素や細菌が体内に吸収されると、肝臓にかなりの負担がかかります。毒素や細菌を解毒するために、肝臓はフル回転の稼働を強いられてしまうのです。
そして肝臓にあるクッパー細胞という免疫細胞が、全身に外敵(異物)侵入の警告サインを出すため、全身の免疫細胞が過剰に働いて、免疫システムに大混乱が生じます。それによりたとえば関節炎がおきたやすくなったり、記憶障害、顔の膨張などの症状があらわれやすくなります。
これが、LGSが便秘、下痢、食物アレルギー以外にもアトピー性皮膚炎やリウマチなどにも関わってくると言われる所以でもあります。



少しまとめてみましょう。

〈リーキーガット症候群から食物アレルギーへ〉
通常では、正常な消化過程を経て、細かくなった栄養素だけが腸の膜を通過できる。
          ↓
腸の膜が炎症、もしくは損傷すると、未消化の食べ物の塊、有害物質が体内に入り込む
          ↓
大きな分子の食べ物や有害物質が体内に入ると、体は防御のために抗体を作り出す。
         ↓ 
この状態がずっと続くと免疫機能は常に過剰に反応するようになる。
         ↓
毒ではないものにまで敏感に反応して攻撃。



LGSが関わっていることが多い症状についても、並べてみましょうね。

ニキビ
老化
アルコール中毒
アレルギー症状
関節炎
喘息 
自閉症
小児多動症
クローン病・嚢包性繊維症
湿疹
食物性アレルギー
アトピー性皮膚炎
蕁麻疹
炎症性大腸炎
過敏性大腸炎
潰瘍性大腸炎 
栄養吸収障害
化学薬品過敏症
膵臓機能障害
乾癬
リュウマチ
精神分裂症
腹痛
恐怖感
夜尿症
慢性的な吐気
慢性的筋肉痛
錯乱
便秘
下痢
慢性的疲労
原因不明の熱発
消化不良
免疫力低下
膣感染症
皮膚の荒れ
重金属中毒症
不眠症
骨粗鬆症
ドライアイ

(栄養医学研究所HP 参照)


ざーっとこれだけあります。
いかがでしょう?
食物アレルギーが関わっている疾患の多さにもびっくりしたと思いますが、LGSが関わっている病気もこんなにまであるのです。いかに腸管における栄養素の吸収が大事かということがわかりますよね^^。


さて、ではこのLGSが起こる原因とはなんなのでしょうか?

1、抗生物質
(胃腸器官系の細菌、寄生虫、カンジダ、真菌類の異常繁殖を促すため)
2、アルコール類、カフェインなどの刺激物
3、食物と飲料
  (細菌によって腐敗、汚染された食物や地下水)
  (着色剤、防腐剤、酸化防止剤など、食品添加物)
4、酵素欠乏
5、牛乳・乳製品の摂取
6、非ステロイド系抗炎症薬(イブプロフェン、インドメタシン等)
7、プレドニゾンのような処方コルチコステロイド
8、精製炭水化物食品(クッキー、ケーキ、清涼飲料、漂白パン )
9、避妊用ホルモン(ピル)
10、精製炭水化物食品に混入しているカビ、菌
11、水銀、鉛など重金属の蓄積

(栄養医学研究所HP 参照)



みなさんによく当てはまるのは、乳製品の摂取や精製炭水化物の過剰摂取でしょうか。また大型魚に含まれる水銀などの体内蓄積もあなどれません。
こうしてみていくと、今日本でLGSの人や食物アレルギーの人が増えている背景も納得ですね。

また、以前のblogでテーマとして取り上げましたが、胃酸の分泌が少ないこともLGSの原因になります。
胃酸は、強い酸性の液体なので、食事に混入している細菌の多くは胃酸でやられてしまいます。また胃液と胃の運動によって食べ物は細かく分解され、小腸へ向かうわけですが、胃酸の分泌や胃酸の酸性度が落ちた場合はどうなるでしょう?
まさに、食材に含まれる細菌やウィルスがそのまま腸へ流されることになります。通常、腸管粘膜はウィルスや細菌を跳ね返し感染症を起こさない作用をもっていますが、繰り返し細菌やウィルスへ暴露されることによって、徐々に腸管粘膜は弱くなってしまいます。
このようなときに抗生物質を飲んだり、消化分解しにくい牛乳に含まれるカゼインや小麦のグルテンなどを大量に摂取すると、弱くなった粘膜部分の機能が破綻してしまいます。

もちろん栄養状態も良くないわけですから、通常だったら3〜5日で再生していく腸間膜も再生がスムーズに行かずLGSになってしまうというわけ。さらに胃酸が適切に分泌されなければ胃でのタンパク質の消化が不完全になり、大きな分子のまま腸に入ります。その大きな分子は腸を荒らしてしまうとともにLGSになった腸壁から入り込むことになって、腸でのアレルギー反応を高めてしまいますよね。
特に日本人は体質的に胃酸の分泌が少ないため、LGSや栄養素の吸収障害になりやすいと言われているので、たかが腸の問題とは言えなくなってくるわけです。



Think healthでは、ここ半年程、低血糖症、副腎疲労、食物アレルギーと話してきていますが、低血糖症や副腎疲労で良くないとされていた砂糖や精製された小麦もLGSによくありません。砂糖や精製された小麦は、腸内でのカンジダなどの生育に適した環境を作り、LGSに大きな影響を与えることになります。

食べ物の影響は大です。
特に私はこれらの3つのテーマが非常に深いつながりを持っていると感じているので、みなさんにも是非知っておいて頂きたいと思うのです。


さてさて長くなりましたが、今日はここくらいまでにして。



私は、今日の夜から6日程お休みを頂きまして、友人のいるオーストラリアに旅立ってきます!
久々のオーストラリアなので、とても楽しみでワクワクしていますが、あまり予定は詰め込まず・・・(といってもなんだかんだ忙しくしてしまうのですが)、リフレッシュしてきたいと思います!

ではでは、また来週^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-03-16 11:30 | 食物アレルギー

NO.323 食物アレルギー その5 「食物アレルギーと副腎疲労の関係」

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今日は、食物アレルギーを知る上で重要な副腎との関係をお話します。
前回のテーマでもあった「副腎疲労」。
この副腎疲労に、食物アレルギーと過敏症は大きく関わっているのです。

ではいってみましょう!


アレルギーには、ヒスタミンや他の炎症性物質の放出が起こります。副腎から分泌されるコルチゾールというホルモンは、これらの炎症性物質を抑制してくれる強力な抗炎症性物質だというわけ。
ということは・・・循環しているコルチゾール濃度が、体内の炎症反応レベルの制御においてとても大事な鍵となってきます。

副腎は、アレルギーによって引き起こされるヒスタミンや炎症性物質の放出を抑制し、アレルギー反応や症状を抑えてくれるという大切な役割を持ちます。
このことから言うと、食物アレルギーや環境的アレルギーなどを持つアレルギー体質の方は、特に副腎機能が弱いと言えます。

とくにアレルギー症状を起こすヒスタミンの放出が多いほど、炎症反応の制御に必要とされるコルチゾールが多くなり、さらに多くのコルチゾールを生産するために、副腎はもっと忙しく働かなくてはならなくなります。そして副腎が忙しく働かなければならないほど、副腎は疲労を強め、生産するコルチゾール量が減り、ヒスタミンによる組織の炎症を許してしまうというわけなんです。
こうなっていくと、さらなる悪循環が繰り返され、アレルギー反応がより大きくなるだけでなく、副腎疲労も徐々に深刻さを増していきます。


私たちがこの悪循環を断ち切るためには、アレルギーや過敏症のある食べ物を食生活から排除していくことなのです。これこそが、忙しく働いて疲れきってしまった副腎の負担を減らすためにもっとも有効で簡単な方法とも言えるのですね。

私が臨床に出ていても、副腎疲労がある人には、食物アレルギー、そして食物アレルギーがある人は副腎疲労があるというのは、ほとんどのケースで当てはまります。
だからこそ、食物アレルギーや過敏症の症状と副腎疲労の症状で重なり合う部分もあるのです。
みなさんの慢性疲労の背景にはもしかしたら、気づいていない食物アレルギー、過敏症が潜んでいるかもしれませんよ~。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-03-12 13:58 | 食物アレルギー

NO.322 食物アレルギー その4 「アレルギー反応のタイプ」

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さて、今日は前々回に少し触れましたが、食物アレルギーの反応のタイプについて話していきます。

私たちの身体の免疫は、身体からウィルスや細菌、血液細胞、組織細胞などの異物いわゆる「抗原」を取り除く働きをしています。
通常は、抗原が免疫系の細胞と接触したときに身体から除去されますが、アレルギー反応では少し違っています。

アレルギーでは「感作」が起こります。感作というのは、抗原と抗体の特異的な結合に使われる言葉です。感作は免疫細胞がアレルゲンに初めて曝露する時に起こり、感作が起こると次に同じアレルゲンに曝露する時に、そのアレルゲンを認識するように免疫細胞が変化してきます。こうやって一度侵入してきたアレルゲンを記録し、二度目に侵入してきたときにすぐに攻撃できるようにしておくのですね。
少し難しい話になりますが、免疫細胞には、Bリンパ球、Tリンパ球、マクロファージがあり、骨髄中の幹細胞から派生するリンパ球や胸腺の幹細胞に由来しているT細胞というものが、免疫系に非常に重要な役割(体液性免疫と細胞性免疫)をしています。
抗体(免疫グロブリン)が関与している体液性免疫は食物アレルギーにおいて重要な役割を果たしています。抗体は、抗原の提示に反応してBリンパ球(B細胞)によって産生され、抗原にこの抗体が結合することで、肥満細胞による化学物質の産生や細胞傷害を引き起こし、アレルギー症状が起こります。


さて、この抗体にはいくつか種類があります。
それはIgA、IgD、IgE、IgG、IgMの5つクラスです。これらの抗体は、もちろん細菌やウィルスから身体を防御しています。
たとえば、母乳中の分泌型IgA抗体は、母乳哺育の乳児にウィルスや細菌に対する腸の防御をもたらしてくれます。またIgA抗体は唾液や腸分泌液中に存在し、抗原の吸収を阻止しているのですね。
そしてIgE抗体は身体からの寄生生物除去を助け、いわゆる食物アレルギーのIgE介在性反応に関与しています。
そのほかIgDは免疫グロブリンのクラス転換に関与していますが、他の機能は解明されていません。

抗体にはこれだけの種類があるわけです。



アレルギー反応は免疫系の異常な反応ですが、抗原(アレルゲン)に対する反応性の変化を意味しています。
その反応には、4つの種類があります。


①1型 即時型過敏症、アナフィラキシー性IgE介在性、レアギン性反応

枯草熱、アナフィラキシー、大半の食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息が該当します。症状は数秒以内から最高で2時間以内に起こります。
食物反応は、咽頭浮腫、吐き気、嘔吐、重度の腹痛、鼓腸、下痢、血管浮腫、湿疹、紅斑、そう痒、喘鳴、咳、胸部締め付け、低血圧、気管支痙攣、ショックなど。


②Ⅱ型 細胞障害性

血液型が不整合な輸血によって起こります。
食物反応の例はありません。


③Ⅲ型 抗原–抗体複合体 アルサス反応

一部の食物反応において生じます。
乳汁中の沈降素が慢性呼吸器感染症の小児の肺、また胃腸疾患の患者さんの腸管中に発見されているそうです。
反応が現れるには通常6時間またはそれ以上かかり、臨床的に明白になるには数日かかる可能性もあります。


④Ⅳ型 遅延型または細胞介在性過敏症

移植片拒絶反応によくみられる機序。タンパク質漏出性腸炎などの一部の食物アレルギーに関与しています。




即時型過敏症(1型)はIgEが関与しており、アレルギー反応の中では最も頻度が高く、その機序は明確にされています。
肥満細胞に結合したアレルゲンの特異IgEや循環血中の好塩基球が組み合わさると、ヒスタミンやサイトカイン、脂質由来のプロスタグランジン、インターロイキンなどを含む化学伝達物質の放出を引き起こします。これらの炎症を起こす物質が放出される時に、痒みや筋肉収縮、血管拡張、粘液分泌が引き起こされることがあります。
症状はほとんどの場合、全身で起こり、皮膚や胃腸管、呼吸器系に影響を及ぼすことが多くあります。

さて、もう一つの非IgE介在性免疫反応(IgEが関わっていない)の食物過敏症については、機序が明らかではないですが、食物の特異抗体(IgA、IgG、IgM)が関わっています。
そして、遅延型とも言われるⅣ型は、セリアック病(重度の小麦のアレルギー)やタンパク質漏出性腸症(リッキーガット症候群)、好酸球性胃腸炎、および潰瘍性大腸炎などにも関わっていると言われています。



今日は難しい話だったと思いますが、食物アレルギーを話していく上で重要な部分なので、少し触れておきました。
食物アレルギーでよく知られているIgE抗体によるもの以外にも、いくつかの抗体があり、それによってアレルギー反応も遅く出てくる場合があるということを覚えておいてください。

欧米では、IgE以外でもIgGやIgAのアレルギーチェックも行われることが多いのですが、現在日本ではIgEのみの検査しか行われていません。
IgEは、自分でも認識できるほどに症状が顕著で、食べてすぐ出てくるものが大半なので、判断しやすいですが、このIgE以外のアレルギー反応の人もたくさん増えてきていると私は思います。

日本のお医者さんでは、IgGのチェックまではする必要がないという人もいますが、毎日アレルギーを起こす物質を身体に入れていることは、前回のテーマでもあった副腎にとって大変な負担になるということは間違いのないことでしょう。
またIgGの検査では、みなさんが思う以上にたくさんの食べ物に対する過敏反応がわかることがあります。
その点で、日本人の食に対する執着心は強いものがあることや、全ての食品を除去することがなかなか難しいことから、IgGの検査が日本から姿を消したのかもしれませんね。

ちなみに現在、栄養クリニックでIgGの検査キットを扱っているところや、インタネット上で検査キットを販売しているので、自分で検査キットを使い、アメリカの検査機関に送ることで100種類くらいの食べ物に対するIgG抗体の反応を見ることができます。

興味のある方は是非。

次回は簡単に「食物アレルギーと副腎疲労の関係」についてみていきましょうか^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-03-10 13:58 | 食物アレルギー

NO.321 食物アレルギー その3 「食物アレルギーと胆嚢炎」

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今日は、食物アレルギーが起こす疾患について一つ例をあげていきましょう。

栄養療法の有名なジョナサン・ライト博士は、「Healing with Nutrition」の中で、胆嚢炎の患者さんは、アレルゲンとなっている食品を食べなければ、胆嚢の発作は防げると述べています。
ジェームス・ブラナマン医学博士(米国アレルギー医師会)の文献通りに、臨床で応用したところ、胆嚢炎の患者さんで発作を起こした人はなく、胆嚢を手術で切除した人はいないそうです。

これはすごいことだと思いませんか?
胆嚢炎が食物アレルギーと?
・・・そう思いますよね。
その本で紹介されていることを少しお話していきましょう。



まず前述したブラナマン医学博士の研究レポートについて。
69人の被検者に対しての研究ですが、そのうち胆石が確認されていたのは51人、すでに胆嚢を摘除されていた人も18人いましたが、彼らも胆嚢の発作に苦しんでいたそうです。
被検者全員に、アレルギーを起こしにくい食品だけで構成した食事が与えられましたが、その結果についてブラナマン博士は、「基本的なアレルゲン除去食を1週間与えただけで、すべての患者の症状が消失した」と報告しています。

実際に、患者さんたちの症状が消え去るまでに、3~5日しかかからなかったそうです。
食べた直後に胆嚢に痛みが出る食品はすぐに除去され、白黒はっきりしない食品については、短い間隔で再テストが繰り返されました。
このことで特定の薬品に過敏に反応する患者さんがいることもわかったそうです。
最終的には、1人平均4、5種類の食品を除去することによって、胆嚢の痛みを全く起こさなくなりました。中にはアレルゲンとなる食品がたったの1種類しかなかった患者さんもいますが、9種類もの食品や薬品にひっかかった患者さんもいました。69人中、64人は卵に過敏に反応したそう。
卵はアレルギー多いんですね。


通常、胆嚢炎の食療療法では、油脂が制限されますが、ブラナマン博士は「油っこい料理」も自由に食べさせていました。しかし、アレルゲンと考えられる食品を除去している限り、胆嚢の発作が起こることはなかったのです。




これはどういうことなのでしょう?

アレルゲン除去したところで、すでにできてしまった胆石を溶かすことはできません。ブラナマン博士は、アレルギー反応によって胆管(胆嚢から小腸へ胆汁を流すチューブ)が膨張することで、胆汁の流れがせき止められたり、遅れたりして胆嚢に痛みが出るのではないかと説明しています。
胆汁の流れがせき止められるのが痛みの原因だとすれば、アレルゲンを除去することで胆嚢摘除後の症状が緩和されることにも説明がつきます。
そして、本の中で、Dr.ライトはトラブルの現場が胆嚢ではなくて、胆管だとすれば、胆石の見つからない患者さんに胆嚢の発作が起きても不思議ではないといいます。

胆石ができる人とできない人では胆汁の成分構成が異なることがわかっています。しかし、胆石の有無にかかわらず、胆管の膨張を防ぐことで胆嚢の痛みを予防できるなら、痛みの原因は胆石であるという従来の常識に疑問が出てきます。

みなさんどう思いますか?



アレルギー説からいくと、胆石が胆嚢の発作や痛みを誘発するのは、石が胆管部に滑りこんで管をふさぎ、胆汁の流れをせき止めたケースに限定されるのかもしれません。
いずれにしてもこの説からいくと、胆石が胆嚢の発作の原因となっているケースは、全体から見れば多くないはずです。
Dr.ライトは、胆嚢炎の患者さんはもちろん、胆嚢を摘除した後の健康が優れない人にも、必ずアレルギー検査を受けるように勧めているそうです。

たしかに私の臨床でも、食物アレルギーを持っている人が胆嚢の辺りが痛かったり、背部痛を持っているのは、軽い胆嚢炎が起こっているのかもしれません。また、胆嚢に関わる筋肉、関節が悪くなっていることも多いものです。



それにしても、胆嚢炎に対するこのアレルギー除去の治療法は、成功率が100%だそうです!
みなさんの常識をくつがえすような結果ですよね。
なぜこんな治療法がいままで知られていないかというと、医学界では、「食物アレルギーや食物過敏性はいかなる種類の病気に対しても主要な原因にならない」という考えが主流だったからだそうですが・・・。その裏には胆嚢手術の経済利益もあるそうな。

「Guide to Healing with Nutrition」Dr.Wright’s引用


今日は、食物アレルギーの起こす病気についてみなさんに知ってほしくて、その中の一つを紹介しましたが、前回お話ししたように、その他たくさんの身体の不調に関わっているんです。
たかが食物アレルギーとは言えなくなってきたでしょ?


さて、今日はここまでにしておきますね~^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-03-05 07:16 | 食物アレルギー

NO.320 食物アレルギー その2 「食物アレルギーと過敏症」

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アレルギーとは何なのでしょう?
今日はそこらへんを解明していきたいと思います。

そもそもアレルギーという言葉は、ウィーンの小児科医クレメンズ・ピーター・フレヘール・フォン・ピルケ氏とアメリカの小児科医ベラ・シック氏が、種痘が患者に及ぼす影響を研究している時に作った言葉だそうです。
ギリシャ語の「アロス」(変化・様変わりした状態)、と「エルゴン」(反作用・反応性)を合わせて作った言葉で、フォン・ピルケ氏は、アレルギーを超過敏反応であると定義しました。

こうやって1906年にはじめてアレルギーが提唱されたとき、アレルギーとは「変化した反応」のような意味合いでした。それから長い年月を経るうちに、当初の意味合いは医療現場から失われていきました。
現在では、「抗原」と呼ばれる分子によって誘発される反応がアレルギーであると考えられています。



カラダの仕組みでは、この抗原を退治するために、身体の中の白血球が「抗体」をつくり出します。そしてこの抗体がなんらかの原因で必要以上に過敏反応することがあるのですが、アレルギーでは、あるこのような過敏反応してしまう同じ抗原が身体に侵入してきたときに、同じ抗体が放出されて、過剰に働くことで、アレルギー反応が起こるとされています。
こうした「抗体」、免疫グロブリンは、Y型をしていて私たちの免疫システム細胞によって作られます。また接触する個々の抗原ごとによって固有の形になっているのですね。
アレルゲンである「抗原」は、人によって多岐に渡りますが、特定の食物や花粉、動物の鱗屑、カビ、イースト菌などがあります。
人間の身体の免疫システムは、身体の防衛反応として、激しい炎症を介してこのアレルゲンを中和しようとするのですが、その一連の反応がアレルギーと言われるものです。

なかにはこの一連の反応に抗原や抗体が関与していないものもあり、それらはアレルギーとは呼ばないと一般的には考えられていますが、ブラナマンというアレルギー専門の医師は、アレルギーと呼ばれようが呼ぶまいが、健康を害するものであることには変わりはないとしています。


さて、このアレルギー反応が起こらないものに、食物過敏症と言われるものがあります。
その話も少し・・・。

食物過敏症(不耐症とも呼ばれる)とは、アレルギーよりも意味合いが広く、食品や食品の構成成分、添加物などに起因するあらゆる身体への悪影響が含まれています。
食物過敏症は、個体差がはっきりしていて、ある人に大問題を起こす成分が、他の人にはまるで影響を及ぼさなかったりします。
医療従事者が混乱するのは、この過敏症というものの症状の多くが、アレルギー反応を介せずに発生することです。
そのため、このアレルギーではない、食物過敏症の方の多くは、トラブルを抱えたまま放置されているわけです。

困ったものですね^^;。



ブラナマン医師は、症状にいたる基本的なメカニズムがどうであれ、患者さんが特定の食品にうまく対処できずに苦しんでいることに変わりはなく、アレルギーと過敏症の区別がどうだという問題より先に、患者さんを救うことが優先されるべきではないかと述べているのですが、まさに同意できる言葉ですね。
さらにブラナマン医師は、「食品過敏症を解決することで60%の病気は改善される」とも語っています。
たしかに前回の食物アレルギーが関わっている病気のリストを見てみれば、そのことが決して大袈裟ではないことがわかります。



現在の大抵の医師は、栄養療法や食品過敏症について知らない方が多く、その重要性が見過ごされるケースが多くあります。
私が臨床をやっていて、常に思うのは、診断が適切でなければ、適切な治療ができないということ。

何よりも根本的な原因に対しての治療を行うべきなのです。



最後に食物アレルギーと過敏症のカテゴリーを紹介して今日はおしまいにしましょう。

1967年に米国のコロラド大学とスウェーデンのカロリンスカ研究所の共同研究チームによって、現在言われているIgEアレルギーが解明されました。
しかし、最近では、IgE以外の反応もあるということが解明されてきており、食物を食べて体が何らかの反応を起こす状態を「食物過敏症状(Food Hypersensitivity)」と呼ぶようになり、4つのカテゴリーに分けるようになったのですね。


1.食物アレルギー
  IgE誘因食物アレルギー(3)
  非IgE誘因食物アレルギー(4)

2.非アレルギー性食物過敏
  ラクトース(乳糖)不耐症
  食品添加物(色素、硫黄成分など)
  反応の原因が不明

3.IgE誘因食物アレルギー
  牛乳、卵、大豆、米、ピーナッツ、小麦などの食材
  花粉
  ダニ・ほこり
  ゴム

4.非IgE誘因食物アレルギー
  セリアック病(グルテン、カゼインなどの不耐症)
  体系的アレルギー性皮膚炎


以上でした。

次回は・・・
アレルギーや過敏症で起こる疾患の例を紹介しますね。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

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by chiropratica | 2012-03-03 06:41 | 食物アレルギー

NO.319 食物アレルギー その1 「食べ物で病気になっていませんか?」

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昨日は、急にすごい雪でしたね。
私の患者さんでも雪で来れなくなってしまった方や、滑って股関節を痛めた方などいました。
そして今日は打って変わって、あたたかい日。
ここまで温度の差が激しいと体調を崩す人も多いのではないでしょうか。


さて、今日からのテーマは「食物アレルギー」です。

近年になってアレルギーの発症率は非常に増加しています。みなさんの周りでもアレルギーの人や子供が増えたと思いませんか?
その原因には、偏った食事、ストレス、トラウマ、感染、科学物質、環境有害物質、遺伝性要因などが関わっていますが、なかでも50年前に比べ、明らかに食べ物に対する過敏症(一般的には食物アレルギーと呼ばれている)は、増加の傾向をたどっています。

みなさんが、食物アレルギーというと思い浮かべるのは、食べた後、突然起きるような呼吸困難や蕁麻疹、胃腸障害のようなものだと思いますが、実はその症状は多岐に渡ります。
それには、肉体的な症状、精神的な症状を含め、様々な症状がありますが、反応が早い即時型というタイプや、反応が遅い遅延型と呼ばれるもの、そして症状が慢性化するもの、一過性で終わるものなどと様々なものがあります。
そのため、中には自分の症状が食物アレルギーできているということに全く気付いていない人がいるのですね。
簡単に言うと、一般に言われるような、涙目や目のかゆみ、鼻水や鼻のかゆみ、くしゃみ、蕁麻疹、湿疹、腫れ、胃腸障害(下痢、嘔吐)など、すぐに自覚症状として現れるものだけでなく、自覚症状として現れなくとも体内の細胞臓器に影響を与え、慢性化していくものまであります。

すぐに反応が現れるものを、一般的にIgE免疫介在型アレルギーと言います。この反応は通常激しく突然に起きるため、原因となる食べ物とその症状の関係はすぐにわかることが多いです。
しかし、このIgE以外のタイプのアレルギー、特にIgG免疫機能によるものは、反応が遅く、発症するのに数時間から数日間もかかり、長時間続いて遅発性の症状が出るので、なかなか原因がわからないケースがあります。アレルギーの性質上、本人がその存在にまったく気づかないこともあり、知らないうちに自分の健康が蝕まれていることがあるので、長期にわたると実は怖いものです。
このIgGタイプの症状は、軽度で慢性的なものが多く、全身疲労、イライラ、頭痛、異常な食欲、食物中毒症状、注意散漫・・・などなどと、これが食物アレルギーから来る症状とは思えないのも、原因に気付けない理由の一つでしょう。



食物アレルギーが広い範囲で健康状態に悪影響を及ぼすことは、アメリカのアレルギー委員会元委員長のブラナマン医師をはじめ多くの研究者が指摘しており、私も自分の経験でそのことには確信があります。

ブラナマン医師はこう言います。

「食物アレルギーは、からだのあらゆる部分で、あらゆることを起こしうる」



ここで、食物アレルギーが起こしうる疾患、症状をリストアップしてみましょう。


喘息
鼻炎
膀胱炎
滑液包炎
セリアック病
うつ病
十二指腸潰瘍
浮腫
疲労
胃炎
発疹
低血糖
めまい
学習障害
軽い脳の機能障害
気分が安定しない
頻繁に感染症にかかる
ふきでもの
夜尿症
気管支炎
口や唇の潰瘍
慢性の腰痛
下痢
湿疹
腹部にガスがたまる
頭痛(片頭痛など)
自閉症
総合失調症
慢性疲労症候群
てんかん
ハイパーアクティビティ
過敏性大腸炎
メニエール
中耳炎
口内炎
線維性筋痛症
関節リウマチ
関節の痛み、腫れ
栄養素の吸収不全
腎炎
尿にタンパク質が出る
発作
潰瘍性大腸炎
肌のかゆみ
アトピー性皮膚炎
蕁麻疹



ざーっとこのくらいあります。
膨大な量だと思いますが、これらの病気にアレルギーが関わっているケースは非常に多いといえます。もちろん全ての原因が必ずしもアレルギーだけとは言いませんが・・・。

こうなってくると食品アレルギーや過敏性の存在を知らないだけで、一般的な医療現場では無数の誤診が生まれているかもしれませんよね。深刻な症状を抱えている人でも、病院の検査で異常がなく、原因がわからない人の場合、食品アレルギーがかかわっているケースはものすごい数になるのではないでしょうか。

私の臨床でも、カイロプラクティックの検査で、食物アレルギーや過敏症の疑いがある患者さんが多々います。症状のひどい人にはアレルギーの検査を受けてもらったりもしますが、食物アレルギーを解決できると持っていた症状に大きく改善がみられたり、すっかり消失することもあります。
そして解決できた患者さんからは、決まって「こんなに身体が元気なことはいままで初めてです!」とおっしゃって頂けるのです^^。




こういった多くの疾患とアレルギーの関連性が見過ごされている原因としては、アレルギーの定義があいまいなことと、食物過敏症に対する私たちの圧倒的な認識不足があります。
私たちの周りには、目のかゆみ、鼻水、過敏性大腸炎、片頭痛、蕁麻疹、湿疹、慢性疲労といった何らかのアレルギー症状に悩まされている人が必ずと言ってよいほど存在しています。
控え目に見ても人口の25%以上の人は何らかの食物、科学物質に対してアレルギーを持っています。なおかつその数は近年どんどん増えているくらいです。
さきほど言ったような非IgEタイプを入れていくと実際のアレルギー発症率は極めて高いと思います。


こういったアレルギーからくる症状を、知識として少しでも頭にいれておくことで、自分の健康はもとより、家族、親しい人の症状がそういったものからきていないか、そして病院でアレルギーを見過ごされたり、誤った診断をされることがないかどうか、きちんと見極めていけるように私達自身がなっていくこと、それが重要ですね。

次回からは、もっと詳しく食物アレルギー、過敏症に触れていきますので、しっかり勉強していきましょうね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-03-01 22:31 | 食物アレルギー


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