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NO.318 副腎疲労のまとめ

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今週の初めの休みを利用して、群馬県の嬬恋村にスノーボードに行ってきました。
1泊で行ったのですが、今回は中学時代によく泊まっていた千代田区の自然村という施設を利用させてもらいました。
久しぶりの懐かしい感じでしたが、スキーに来ているオジさんや地元のおばあちゃんに囲まれながらの食事はなんとも楽しい時間でした。

雪はというと、思っていたよりというか、テレビなどでやっているような豪雪ではなく、行きの道路でもスタッドレスが必要ない程度の雪の量でした。
でもスキー場は気持ちよかったですよ^^。
今では一年に一度の雪山になってしまいましたが、やはり行くと楽しい。
そして今回は泊まりということで、軽井沢のアウトレットにもよってきました。
新しいお店も増えていて思いのほか、買い物熱が盛り上がっちゃいましたね。



さて、今日は副腎疲労のまとめです。

副腎機能低下症がかかわる病気をあげていくと、喘息、慢性的な感染症、枯草熱、皮疹、潰瘍性大腸炎、クローン病、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、リウマチ性関節炎、免疫障害、不眠症、頭痛、疲労、失神、女性生殖器障害、肥満、心悸亢進、浮腫、学習障害など多岐にわたります。

また軽度から重度の鬱にも関わっていて、その関わりは婦人科系疾患、無月経、産後のうつ病、月経前症候群、無排卵、更年期うつ病にまでも及びます。
その他、子供の障害であるADHD(注意欠陥多動性障害)や自己免疫疾患、喘息にも関わっています。

なんとも広範囲な影響だと思いませんか?



こう考えていくと、副腎ストレス障害を早くみつけてあげて、それに対処できたならば、かなりの病気、特に炎症性疾患やうつ病などの予防になるということでもあるのです。


副腎にストレスを与える事や物についてのお話はしてきましたが、私が臨床に出ていると、みなさんが考えるような精神的なストレスや仕事での肉体疲労などはもちろんのこと、特に栄養アンバランスや血糖値調整のストレスによって副腎機能低下が起こっているケースが非常に多いということを感じます。
それだけ、今の現代の食生活が乱れていると言っても良いかもしれません。

糖質過多の食事、小麦粉製品の増加、そして精製された炭水化物の摂り過ぎによる血糖値障害は、肝臓、副腎、膵臓などの相互作用による悪循環につながり、まさに簡単に副腎疲労になってしまう下地を作っているとも言えます。
副腎疲労と、食物アレルギー、低血糖症などは深く関わりがありますが、こういったアレルギーや血糖値の問題は、親から子へと引き継がれるといったこともあって、今の若い人に増えているアレルギーやよくわからない身体の不調などは、まさにこのことを象徴していますよね。



生まれたばかりの赤ちゃんの副腎は、成人の副腎が腎臓の1/13であるにもかかわらず、腎臓の1/3に相当すると言われています。しかも赤ちゃんと成人の副腎の大きさは僅かに違うくらい。
ということは、正常な身体機能にとって副腎が非常に重要な役割を果たしていることがわかります。

母体の副腎が枯渇状態にある時、胎児の副腎は胎盤を介して、母体のシステムを補うことがわかっています。そして母体の副腎が慢性的な枯渇期にある場合は、生まれてくる赤ちゃんの副腎も枯渇するケースが多く、アレルギーや副腎機能低下症に関わる問題を起こしやすくなると言われています。



「副腎と生活」では、ストレスのコントロールのことや細部にわたる食事の摂り方に言及してきました。
このテーマを読んで頂いたみなさんは、副腎という臓器の大切さに気付いてもらえたと思います。
是非是非、明日からこのクルミ様の小さいがんばり屋さんを少しでも労ってあげてくださいね^^。
それこそが、ストレス多き現代社会に生きる私たちの身体を守ることにもなるのです。

さて副腎疲労のテーマは今日でおしまいです。
次回のテーマは「食物アレルギー」です。
楽しみにしていてください。

なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-26 00:09 | 副腎疲労

NO.317 副腎と生活 その14 「飲み物について」

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今日は一段と寒い日です。
週明けの休みに群馬の方の雪山に滑りにいくので、天候が気になりますね^^。

さて今日は、副腎に「良い飲み物」と「あまり良くない飲み物」の紹介です。
副腎疲労に陥っている人はたいていカフェインを望むことが多く、カフェインを含んだ飲み物を何杯も飲んで副腎を過剰に刺激し、甘いものやチョコレートなどをつまむことで、一日をなんとか乗り切ったりしています。
これでは一時的に気分は良くなりますが、結局副腎がさらに疲弊し、ダメージが大きくなります。カフェインは副腎を過剰に刺激するので、避けた方が良い飲み物の一つですね。


ではまず、良い飲み物から行ってみましょう。

1.お茶

お茶はなるべくカフェインのないものを選びましょう。
麦茶や番茶、茎茶などがおすすめです。私は簡単なので麦茶をよく水筒に入れて飲んでいます。
またカフェインレスと言えばハーブティーもお勧めですね。ただたくさんの種類があり、それぞれのハーブについて評価するのは難しいのですが、アレルギー体質の方は何かのハーブに過敏である場合もあるので、自分の体調と照らし合わせながら飲んでみてください。また選ぶ時は他の素材が混ぜられていないことを確認してくださいね。
私がよく飲んでいるのはルイボスティーですね。けっこう好きなんです。また副腎に良いと言われているのは、甘草(リコリス)というハーブです。リコリスはお茶でも飲めますので、少しクセがあるかもしれませんが、興味のある方は試してみてはいかがでしょう。

あとよく聞かれるのは、緑茶。緑茶は紅茶やコーヒーよりはカフェインが少ないので、まだ合っていると思います。緑茶には抗酸化物質や他の有効成分も含まれますので、その点は良い点ですね。ただ、お茶に含まれる渋み成分であるタンニンの収斂作用は胃には良くないので、毎日お水代わりに飲むのはNG。一日1~2杯くらいを楽しむくらいがちょうど良いでしょう。



2.野菜ジュース

良い飲み物として言えるのは、その場でジューサーを使って絞った新鮮なものだけです。新鮮な野菜ジュースには多くの栄養素が含まれていて、たいていどんな野菜からも作ることができます。
注意点は野菜だけでも十分糖分は含まれるので、一度に飲みすぎると血糖が高くなり過ぎてしまい、合わない人もいるということ。またカリウムのことも考えると、ジュースに塩をひとつまみ加えて、食事と一緒に摂るのが無難でしょう。
ちなみに市販の野菜ジュースはその製造過程でビタミン・ミネラルがほとんど失われていることが多く、砂糖や果汁が含まれていることも多いので、あまり良い飲み物ではありません。



3.豆乳

タンパク質が多く含まれ、牛乳ほどアレルギーや消化不良を起こす恐れがないので、オススメできます。ただ、大豆にアレルギーや過敏症がある方はもちろん避けなければなりませんよね。それとたまに加工した大豆製品が合わない人もいるので、飲んだ後の体調に気を配って飲んでください。



4.ヤギ乳

ヤギ乳は牛乳より人間の母乳に近く、ラクトース(乳糖)含有量が低いので、アレルギーを起こす可能性がずっと低い飲み物です。
もし、乳製品を使いたい場合はヤギ乳を用いた製品を使うというのも手ですね。
ヤギ乳を選ぶ時は、なるべく新鮮で低温殺菌処理をしていないものを選びましょう。



5.水

最後に水です。
水が一番、安心できる飲み物だと思われると思いますが、副腎疲労の人にとってはいくつか注意しなければならない点があります。
都市の水道水はあまり水質が良くはなく、これも副腎疲労に苦しむ人にとっては害がある場合があるので、できれば蛇口や家庭に浄水装置をつけておくのがベストですね。

それともう一点、副腎疲労になると、脱水症の傾向にあるのですが、ナトリウムとカリウム、マグネシウムなどのバランスが悪く、飲みすぎるとそれらの濃度が下がって気分が悪くなることがあります(こちらを参照)。
なんだか水を飲むのにこんなに注意しなければいけないなんて・・・と思う方もいると思いますが、実際に気分が悪くなる場合があるので、注意するのにこしたことはないでしょう。飲料水コップ一杯に対し小さじ1/4から1/2の塩を加えると予防できます。
副腎疲労の人は、水分だけでなく、塩分も必要としていることが多いので、こうして飲んであげると確実に調子が良くなります。





さて、では次にあまり良くない飲み物について・・・。

1.果物のジュース

副腎機能低下や低血糖症がある場合は、果汁や果実飲料は分量によらず、良い飲み物ではありません。
たまに薄めたものや少量であれば問題ないのですが、果汁には大量のカリウムと果糖が含まれるため、身体のバランスを崩しやすいのです。
とくに早朝や午前中は注意が必要です。
また特に副腎疲労がある人にとって、オレンジジュースは合わないことが多いですね。
ジュースを飲んでから90分以内に副腎疲労の症状が強まってきたらおそらく果汁が原因なので、以後は避けた方が良いでしょう。



2.牛乳

副腎疲労を患う人にとって、牛乳は合わないケースが多いです。
牛乳には大量のラクトース(乳糖)が含まれていて、白人の約50%、黒人の90%、日本人のほとんどがこの乳糖を分解できない乳糖不耐症であることがわかっています(以前のblog参照)。
また乳糖ももちろん糖分なので、血糖値にも影響がありますよね。

さらには牛乳に含まれるたんぱく質のカゼインに、問題を起こす方が多いのです。これは一般的なアレルゲンなのですが、胃腸が弱くなっている人や副腎疲労の人はこのカゼインに対してアレルギー反応を起こすことがけっこうあるのですね。

もし牛乳を飲んで、消化不良や調子が悪いようなら、やめておいた方が良いでしょう。



3.カフェインを含む飲み物

コーヒーや紅茶、チョコレートにはカフェインが含まれます。カフェインは副腎を過剰に刺激してしまうので、副腎疲労の方はかならず避けた方が良い飲み物です。



4.アルコール

もちろんアウトです。アルコールは副腎にとってある意味、毒であり、副腎機能低下を患っている人にはお勧めできるものではありません。
アルコールは極度に精製された形の炭水化物とも言え、血糖値の激変が起こるので、副腎に負担な上、身体の栄養素を大量に使いきってしまいます。
アルコールを飲んだ後の夜や次の日に体調が悪い場合は、まさにアルコールが原因だと言えるでしょう。

もしそれでもストレス解消に飲みたい場合は、空きっ腹には飲まない、飲んでも少量にとどめましょう。



5.清涼飲料水(ソフトドリンク)

こういった飲み物は、大抵砂糖やブドウ糖、人工甘味料、カフェインも含まれています。血糖値の観点からも、人工甘味料やカフェインの健康へのリスクからも、確実に飲まない方が良い飲み物です。




いかがでしたか?
ちょっと厳しく感じるかもしれませんが、副腎疲労を回復して健康な状態を取り戻すには、大変でも身体にとって良いものだけを摂って、それを多く積み重ねていくことが重要です。
安っぽい満足感を得るために大切な健康を犠牲にすることがないようにしたいものです。

ここで書いたことは、副腎疲労じゃない方にとってもとても参考になることだと思うので、是非参考にしてみてください。

さて、副腎回復に関する食べ物や飲み物の注意点をここまで書いてきました・・・。
大分長いテーマになりましたが、いよいよ終盤です。
後少しでおしまいなので、もう少しお付き合いくださいね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-18 16:08 | 副腎疲労

NO.316 副腎と生活 その13 「食物6 避けるべき食べ物」

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副腎に機能低下がある場合は、特に避けた方が良い食べ物があります。
これけっこう重要なんです。
というのも、身体に適していない食べ物や食べ物の組み合わせを摂ると、何時間、もしくは何日間も体調がおかしくなってしまう場合があるからです。
そして食事のバランスが乱れたままだと、生体反応のバランスを回復させるのが非常に難しくなってきます。
私は、そういう食べ物を食べた時に身体で起こる反応がわかるので、早く回復するには、不適切な食べ物は一切食べない方が良いと思います(なかなか現代では難しいのですが・・・)。これは副腎疲労になったことがない人にはわからないことだと思いますが、食べ物によってかなり体調が左右されるのです。

ただ逆に言えば、それに気づいて食事を修正できると、回復が早くなるということでもあります。

これまでのblogで、ある程度副腎疲労に関わる食べ物の摂り方のようなことはお話してきました。
今日は、これは必ず避けた方が良いという食品についてまとめていきます。
さて行ってみましょう!



1.砂糖と小麦などの精白粉

副腎に問題がある人は、砂糖や小麦粉を使った食べ物を欲することが多いです。
チョコレート、ドーナツ、ケーキ、クッキーなどのお菓子類、そして清涼飲料水などなど。
副腎疲労を患っている人は、たいてい低血糖症も患っていて、血糖値を素早く上げてくれる小麦粉や砂糖を使った食べ物を無償に食べたくなることが多いのですね。
これは以前も話しましたが、これらの食べ物は血糖値があまりに早く上昇しすぎるため、それに応じてインスリンが過剰に分泌されます。そしてこの過剰なインスリンにより今度は血糖値が急激に下がり、低血糖症の症状が出てくるわけです。そうするとさらにこれらの食品への要求が強くなってくるという悪循環に陥ります。またこれらの食品への強い欲求はやがて衝動的な行動をもたらして、中毒のようになってくる可能性すらあります。
怖いですよね。

さらに悪いことには、砂糖と精製された小麦粉などは栄養のないカロリーと言われていて、その代謝の際には、すでに枯渇した状態にある身体回復、維持に必要なビタミンやミネラルがさらに失われることになるので、まさに副腎疲労の人にはダブルパンチです。

これが副腎疲労を患っている人が「砂糖と精製された小麦粉」を避けた方が良い理由ですね。

副腎は血糖値のコントロールをしていることでも知られていました。
たとえば、砂糖や小麦粉を使ったものを食べたとします。一時的に血糖値が上がったあと、インスリンの働きで血糖値が急降下すると、下がり過ぎの血糖値を上げようとして、循環コルチゾールにより、たんぱく質や脂肪が血糖へ変換されて、血糖値の低下が補われます。
しかし、副腎が疲労している場合は、循環コルチゾール濃度が低く、新しく血糖を作る需要に対応することができません。
その結果、血糖濃度はさらに低い濃度まで下がり続けます。

こういったことが副腎の機能低下をさらに悪化させてしまうのです。

副腎疲労の人が、朝に砂糖や小麦粉を使ったものを食べると、決まって11時くらいにはエネルギー不足になり、お昼御飯を食べることでなんとか持ちこたえますが、その後、食物を消化する能力も低下しているために食後にとても眠くなります。そして午後3時頃に典型的な倦怠感が起こったりするわけです。

現代人では、この循環に陥っている人はけっこういるのではないかなと私は思っていますが、どうでしょう・・・?


このように血糖値をジェットコースターのように激変させるような種類の飲食物(砂糖や精白粉を含むもの)を摂取すると副腎は疲弊しきってしまいます。この状態はエネルギー効率も悪く、体内の老化も早めてしまうと言われます。
これらを控えること、そしてしっかりとした栄養を含む食べ物を摂ることが副腎回復には欠かせませんね^^。



2.チョコレート

1つ目のところでも登場しましたが、チョコレートは副腎疲労にとってもう一つの面であまり良くありません。
チョコレートにはカフェインやカフェインに似た物質であるテオブロミンも多く含まれており、副腎が過剰に刺激されてしまうのです。カフェインの過剰摂取は副腎には良くないというのは話ましたよね。チョコレートを摂ると、砂糖を含むという以外にもカフェインの摂取によって副腎機能低下はさらに悪化してしまいます。

チョコレートを無性に欲しくなるような人は、もしかしたら、身体がマグネシウムを要求しているかもしれません。チョコレートにはマグネシウムが多く含まれており、特にPMS(月経前症候群)の人は食べたくなる傾向にあります。
これはマグネシウムが、プロゲステロンという女性ホルモンの生成に関与しており、PMSの症状を和らげるのに役立つからなのですね。
マグネシウムが不足するとプロゲステロンが不十分になり、PMSの症状が引き起こされるというわけ。
もちろん、副腎疲労の時もマグネシウムは不足している傾向にあることが多いので、チョコレートはよくありません。
こういった方は、チョコレートより、マグネシウムのサプリメントを補給するか、昆布やアーモンドなどのナッツ類、ゴマ、豆、全粒小麦などを食事に加えてあげましょう。そうしていくと、そのうちチョコレートに対する欲求は消えてきます。



3.トランス脂肪酸

トランス脂肪酸とは、水素添加という人工的な化学処理を行い作られた油です。代表的なものには、植物性ショートニングやマーガリンなどがあげられますが、これが身体には本当に悪い影響があります(詳しくはこちら)。
あまりに危険な油のため、アメリカではこの油の使用を禁止するような法律ができた州もありますが、日本ではスーパーにある市販の商品や、ファミリーレストランの料理の多くで用いられています。
トランス脂肪酸を含む食品を食べると、身体の正常な脂肪酸の代謝が妨げられたり、良い油に使われる酵素を使ってしまったり、良質な細胞膜や神経鞘を作るのを妨げてしまいます。

ここでは詳しく書きませんが、トランス脂肪酸という危険な油の害が関わっている病気はたくさんあります。
副腎疲労の方でなくても、もちろん避けなくてはいけない食品の一つです。



4.ファーストフード・ジャンクフード

典型的なファーストフードやジャンクフードは、言うまでもなく身体に害があるものです。
みなさんも、常識的に健康に良くないことはわかりますよね。
これらの食品には、ここまで述べてきたような砂糖、精白粉、トランス脂肪酸のどれか、または全てが含まれていることが多いです。
原料はほとんど栄養価がなく、それを補うために着色料や香料、保存料が使われています。また例え栄養が含まれていても、長時間保温、保存している間に失われてしまっています。

こういったものを食べると身体の生化学反応に混乱を起こしてしまい、身体のバランスを崩してしまうのは目に見えています。



5.揚げ物

揚げ物を避けなければいけない理由としては、市販の揚げ物のほとんどに、先程のトランス脂肪酸が使われているということと、油を特定の温度以上に熱したり再利用したりすると、決まって有害なフリーラジカルが作られ、酸化が起きてしまうということです。
酸化した油を身体に入れた時の変化は、もうすでに勉強してきましたよね。



6.アレルギーや過敏症のある食品を避ける

たいていの人は、アナフィラキシーショック(呼吸困難など)や蕁麻疹などの症状がでない限り、自分の症状が過敏症のある食品に反応して起こっていることに気づいていません。
食物アレルギーについては次回のテーマにしたいと思っていますが、食物アレルギーには反応が遅く出てくるものもあり、またアレルギーではない過敏症というものもあります。
副腎疲労を患っている人には、アレルギーの方も多く、この食物過敏の人もたくさんいます。
気づかずに、自分が過敏な食品を毎日摂っていると免疫が過剰に反応しているので副腎が休まる暇がありません。
副腎疲労の方は、極力そういった食品を避けてあげることが賢明です。
どういったものが自分に合わない食品なのかという目安としては、IgG抗体をチェックする検査を受けてみると良いと思います。


ちなみに無性に食べたくなるような食品には、この食物過敏症や低血糖症などが関わっていることが多く、それらの中毒のような状態になっている場合があります。こういったものを摂り続けると副腎に多くのストレスがかかるので、なるべく避けてくださいね。



さて、次回は「飲み物」に焦点をあてていきますね!



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-17 18:34 | 副腎疲労

NO.315 副腎と生活 その12 「食物5 野菜と果物」

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さて、今日は野菜と果物についてのお話をしていきましょう。

現代人が野菜不足なことは、多くのところで言われていることです。
健康に気を使っている人にとって、毎日の食事に野菜を取り入れることはごく自然なことでしょう。
しかし、そうやって野菜を摂っている人でも足りていない場合もあります。


毎日5~8人分の野菜を摂っている人がどれくらいいるでしょうか?

野菜からはビタミン、ミネラル、抗酸化物質、多量の繊維質が摂取できます。
また野菜には、アントシアニジンやポリフェノールなど健康に不可欠なファイトケミカル(植物に含まれる天然の化学物質)があります。

昼食と夕食にそれぞれ、色の濃い野菜を少なくとも3つずつ含めるように努力してみましょう。こういった自然な色の濃い野菜(明るい緑、赤、オレンジ、黄色、紫)には、ビタミンやファイトケミカル、抗酸化物質が豊富に含まれています。
こういう野菜を摂ることで、副腎の機能もアップし、健康全体が向上していきます^^。



また野菜の調理法には、蒸す、痛める、油で揚げる、オーブンで焼く、茹でる、直火で焼く、湯通しするなどがあり、もちろん生でも食べられます。生で食べるのが一番栄養素を損失せず、その次に蒸すのが良いと言われますね。
ただ、異なる調理法を用いることで、栄養素の吸収も変わっていくので、多様な方法を使えるようにしておきましょう。たとえば、ビタミンCや葉酸などは熱に弱く、調理によっては栄養素が失われてしまいますが、カロテノイド(ビタミンAに関連する)などのビタミンは食べる前に野菜を調理することで、より摂取しやすくなる場合もあります。


それと、食用芽(スプラウト)は、野菜の中でも格段に栄養素が濃縮されていて是非とも取り入れてほしい野菜です。有名なところでは、ブロッコリーの芽でしょうか。アメリカの健康食品の中でも一時期ブームになりましたが、ブロッコリーの中のスルフォラファンという辛味成分が肝臓の解毒作用を高め、発ガン物質を壊してくれるので、ガン予防に効果が高いとされているのです。その中でもスプラウトは栄養価が数倍。
これは取り入れるにこしたことはないですね^^。
ちなみにスプラウトとは発芽3日くらいの若い芽のことなんですが、もやしも大豆の新芽なので実はスプラウト、サラダの食材のアルファルファもスプラウトの一つです。


その他、海藻はかなりオススメ。
多くの種類がありますが、ほぼすべてに微量ミネラルと良質の植物タンパク質がふくまれ、消化しやすいのです。

是非これらの野菜を、毎日のサラダやスープ、野菜料理に取り入れてみましょうね!



前回の塩の話題に沿っていくと、副腎の回復を後押ししてくるナトリウムが多い野菜も紹介しておいた方が良いでしょう。

昆布
グリーン・オリーブ
海藻
ブラック・オリーブ
赤唐辛子
ツルナ
スイス・チャード
ビートの葉
セロリ
ズッキーニ

「ADRENAL FATIGUE」James L.Wilson 引用

・・・あまり食べない野菜かもしれませんが、挑戦してみてくださいね。




次に果物について。

前回も言いましたが、副腎疲労を患っている人は、午前中の果物摂取はお勧めできません。血糖値の問題がある人はなおさらですね。

しかし、日中早いうちに運動する場合は、朝食に果物を少しとっても身体が対処可能な場合もあります。運動によりコルチゾールとアルドステロンの濃度が上昇し、血中のナトリウム濃度が上がるため、果物の影響に対する許容範囲が増えるわけです。
またどうしても果物を摂りたい場合は、果物に適度な塩をかけるといいかもしれませんね。

どちらにしろ、果物摂取後には、自分の身体の変化を注意深く観察してみてください。
いつもより疲れたり、頭が鈍くなったり、その他低血糖や副腎機能低下の症状を感じ始めてはいないかどうか、常にチェックしておきましょう。
もし症状があらわれるようなら、果物は摂らないようにした方が良いでしょう。



副腎疲労の方にとって望ましい果物と避けた方がよい果物は・・・

推奨される果物:
パパイヤ、マンゴー、プラム、梨、キウイ、りんご、ぶどう(数粒のみ)、さくらんぼ

避けたい果物:
バナナ、レーズン、デーツ(ナツメヤシの実)、イチジク、オレンジ、グレープフルーツ

「ADRENAL FATIGUE」James L.Wilson 引用




果物と野菜は、たしかにビタミン・ミネラルの重要な供給源ですが、副腎疲労の方は少し工夫が必要かもしれません。
野菜は色の濃い野菜をたくさん食べるということ。そして果物は、午前中は避けて一日に取っても一つくらいにしておくのが無難です。

副腎疲労の方の多くが食物中の化学物質に敏感なので、商業用に栽培されている果物に散布されている基準内の薬剤でも悪影響が出る場合もあります。
選ぶ時は、できれば有機栽培農家から薬剤散布されていない果物や野菜を買うことをお勧めします。今では、そういったスーパーもたくさんありますよね。
ちょっとお金はかかりますが・・・。健康には代えられません。


次回は、「避けるべき食べ物」です。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-12 22:21 | 副腎疲労

NO.314 副腎と生活 その11 「食物5 塩」

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また大分blog更新が滞っていました。もっと更新したいのですが、忙しい日々が続いているので、なかなか・・・。がんばっていきましょう^^。

さて、冬の寒さが一段と厳しくなっていますね。テレビでも豪雪のニュースがたくさん。
しかし、私は最近なぜか、あまり寒くないのです。しかも仕事中なんか、暑くて暑くて汗をかいてしまうほど。
なぜだろう?と考えてみたら、ここ2週間、毎日のセルフケアに体幹トレーニングを取り入れていました。やはり体幹を鍛えると代謝が上がるのでしょう。あまりの違いに自分でもビックリしてしまいます。
冬なのに、寒くないんです。笑。



さて、今日は副腎と塩についてのお話です。

副腎疲労の人は、決まって塩分を強く求める傾向があります。
これはなぜなのでしょう?
今回はそんなことをテーマにして話してみたいと思います。



副腎で生成されるアルドステロンというホルモンがあります。
アルドステロンの分泌は、コルチゾールと同様に日周パターンに従い、午前8時頃に最も高くなり、真夜中から午前4時にかけて最も低くなります。

このアルドステロンというホルモンは何をしているかというと、血液中や間質液(細胞間の空間)、そして細胞内において水分の維持と、特定のミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、塩化物)の調節をしています。
ちょっと難しいですが、アルドステロンは、脳下垂体からの抗利尿ホルモンや腎臓からのレニン、アンジオテンシンⅠとⅡなどのホルモンと連携し、水分のバランスと塩分濃度を海水とほぼ同じ濃度に保ってくれています。
その割合は、血液と間質液ではナトリウム(塩)が最も優勢で、細胞内では、カリウムの濃度が最も高くなっています。またこれらの4つのミネラルは微量の電荷を持つ電解質と呼ばれ、適切な細胞機能に維持するには、その比率や体液とのバランスを一定に保っていなければならないと言われています。
もしそのバランスが崩れれば、体液や細胞膜、細胞内の生化学反応が変わってきてしまうというわけなのです。


ストレスにさらされた場合、アルドステロンはナトリウムと水分濃度へ影響を及ぼすことで、これらのバランスを調節するのですが、副腎疲労の状態ではアルドステロンが不足するため、問題が起きてしまいます。
アルドステロンは、体内のナトリウム、カリウム、水分の量を調節しており、アルドステロンが高い場合は、体内を循環する体液中のナトリウムも高く維持されるのですが、循環アルドステロンの濃度が落ちてしまうと、ナトリウムが腎臓を通り尿へ排出されてしまうというわけ。またナトリウムが排出されるときには、尿として水分も一緒になくなってしまいます。
ナトリウム不足に加えて、脱水状態になるということですね。

ちなみにこのようなことが起こっても最初は体液量がいくらか失われるくらいで済みますが、循環ナトリウムの濃度が体液中の本来の濃度より約50%まで低下してしまうと、食生活におけるナトリウムの減少や塩分控え目の食事でさえ、深刻な問題を起こしてしまうこともあるのです。



ちょっと驚きの事実ではないでしょうか?

みなさんの常識的には塩分控えめ=健康といった認識があると思います。またテレビや雑誌などでも塩分は控えめにしましょう!というフレーズをよく聞きますよね。
しかし実は、副腎疲労を患っている方にとって塩分控えめは逆効果になってしまうことさえあるということです。


身体でのナトリウム不足が深刻になっていると、血液ナトリウム濃度のわずかな変動が血液量に影響してきます。
ナトリウムが塩を含む食べ物や飲み物によって補充されなければ、血液ナトリウム濃度と水分量が低下しすぎるのを防ぐため、ナトリウムと水が間質液から血液へと引き込まれます。そして塩分や水分が間質液から過剰に引き出されてしまうと、今度は細胞内のわずかなナトリウムが細胞から間質液へと移動し始めます。
細胞はカリウムとナトリウムの比率を15:1に保っているため、ナトリウムが細胞から引き出されると、水もナトリウムの後に続いて外に出るわけです。

こうやって細胞はナトリウム不足だけでなく、脱水状態になってしまいます。さらに細胞内のナトリウムとカリウムの比率を一定に保つため、少量のカリウムが次に細胞から流出し始めるのです。

細胞の中には、細胞が適切に機能するのに必要とされるナトリウム、カリウム、水分の必要最低限の量があります。細胞内からこれらのものが出てしまうと、細胞の機能はうまく果たせなくなってしまいます。





さて、ここから副腎疲労を患っている人が注意しなければならないことについて話していきましょう。

まず、水分の摂り方には注意が必要です。
十分なナトリウムの補充をせずに水や液体を多く飲み過ぎれば、血液のナトリウム量がさらに薄くなるので、気分が悪くなります。また細胞にナトリウムがないと水分をしっかり取り込むことができないのです。
清涼飲料水やスポーツドリンクなどの電解質が豊富な飲み物には、カリウムが多く、ナトリウムが少ない場合が多いので副腎疲労の方には合わない飲み物ですね。
このような市販の飲み物は、コルチゾールが過剰に生産されている人のために作られているので、コルチゾールやアルドステロンが少なくなっている方には、適していないと言えます。
むしろコップ一杯のお水に塩を小さじ4分の1〜1杯入れたものを飲むか、水と一緒に塩気の強いものを食べて、ナトリウムと水分の両方を補充するほうが、体調が良くなってきます。

また前述したようにナトリウム、水分の不足状態が続くとカリウムも足りなくなってくるので、カリウムに対する欲求が出てくる人がいますが、カリウムを含むような飲食物(果物、果汁、炭酸飲料、スポーツドリンクなど)を摂取すると、カリウムとナトリウムのバランスがさらに崩れ、気分が悪くなることがあります。

こう考えていくと、一番良いのは、水、塩、カリウムの3つを正しいバランスで組み合わせたものになりますね。
難しいかもしれませんが、水を少量飲みながら、ナトリウムとカリウムが含まれている昆布の粉末などを食べ物にかけて食べたり、塩の代わりにさまざまなミネラルが含まれている海塩や岩塩を使うことも工夫の一つです。
これらの塩は、普通の食卓塩と比べて微量のミネラルを含んでいるので有効です。
昆布とごま塩などのふりかけなども良いかもしれませんね^^。


その他の注意としては、副腎疲労の方は、コルチゾール、アルドステロンの濃度が低くなる朝には、カリウムを含む食品を避けた方が良いです。
とくに果物でしょうか・・・。
朝にバナナを一本食べると言う方も多いかもしれませんが、バナナはカリウムが多い食べ物なので、副腎疲労をさらに悪化させてしまいます。また果物とヨーグルトを合わせたような、いわゆるみなさんが健康に良いと思っているような朝食を摂ると、副腎機能低下を患う人は体調が悪くなります。
実際に、果物を午前中に食べた後に疲労感が増えたり、震えたりすることがあると言われています。


このように、果物は果糖も多く含むということもありますが、カリウムが多いので、副腎疲労の方は特にオススメできません。
また野菜もカリウムを多く含みます。もしこれらを食べる場合は塩をかけて食べましょうね^^。


その他、アルコールやコーヒーなど、電解質を枯渇させたり、利尿作用のある飲み物は避けるべきでしょう。



副腎と塩の話いかがだったでしょうか?

みなさんの認識は、「高血圧になるから塩を避ける」だと思います。
しかし、副腎疲労の方は大抵、高血圧ではなく低血圧であることが多いです。ずっと昔からアジソン病(慢性副腎皮質機能低下)患者さんには食生活に塩を取り入れることが有効であるとも知られています。
「塩が欲しい」と思ったら、身体が必要なものを強く求めているということなので、あまり気にしたりせずに塩を摂りましょう。

もし血圧が気になるのであれば、血圧測定器を購入して、血圧の経過を観察しても良いでしょう。
ある敏感な人にとっては、塩分摂取により血圧が高くなるのは事実ですが、血圧の正常な大多数の人が適量の塩を摂取しても高血圧にはなりません。
副腎疲労であって、高血圧でもあるという稀なケース以外は、食べ物に適切な塩分を加えてあげましょう。


もちろん過剰に塩分を摂取しても良いというわけではありません。
大抵、副腎が回復してくるにつれ、塩への欲求が少なくなってくるので、それに連れて量を減らしていけば良いでしょう。




まとめ・・・
副腎疲労の方が、いつも気に留めていなければならないのは、軽度の脱水状態とナトリウム不足があるということ。
塩分控え目や朝に果物といったような健康的な食事が通説だと思いますが、実は副腎疲労の方にとってそれは具合が悪くなる原因となっている場合が多く、症状回復のスピードを遅らせてしまうかもしれません。


さて、次回は「野菜と果物」について話していきましょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-11 22:00 | 副腎疲労

NO.313 副腎と生活 その10 「食物4 脂質」

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寒い日が続きますね。
昨日なんか、あまり風の冷たさにビックリしました。
インフルエンザも流行っているようなので、気をつけていきましょうね^^。

そして今日は節分。
恵方巻きがいろんなところで売られていました。私は子供の頃からあまり食べたことがなかったのですが、みなさんは食べますか?
私が子供の頃はもっぱら豆まきをやって、たくさん豆を食べていた記憶があります。
この豆、癖になるくらい美味しいんですよね。
今は豆まきもあまりやらなくなってしまいましたが、こういう行事は大事にしたいと思います。




さて、今日はみなさんのあまり好きではないかもしれない脂肪のお話。


副腎疲労を患っている人は、脂肪分を強く求めることが多い傾向があります。
それは、脂肪の少ない食品や甘いものよりも、長い時間気分が良くなるからなのです。

脂肪の中には、身体全体の活動に不可欠なステロイドホルモンを作るためのコレステロールもあります。
一般的には脂肪が一日の総カロリー量25~30%を超えるべきではありませんが(人によります)、正しい種類の脂肪を摂取することは非常に重要なことなのです。



現代人の脂肪の摂取量は増えていると言われていますが、残念ながら、身体に害を及ぼすような酸化した油やトランス脂肪酸をとることも多く、必須脂肪酸という身体に必要な油が不足していることがよく言われます。

必須脂肪酸は、皮膚の質を良くしたり、炎症を減らしたり、体内組織の老化を遅らせる働きをしてくれます。
また食事で摂取する脂肪酸によって、身体の細胞壁、神経、細胞膜の主要な部分が作られるため、摂取する脂肪の種類や品質はポイントになるわけです。
そう考えると、単純に脂肪摂取量を減らすのではなく、摂取する脂肪の種類に注意して、身体に必要な必須脂肪酸の含有量が多いものを選ぶようにした方がいいですよね^^。



ここから少し難しい話・・・。

脂肪は、グリセロール分子に付着している3つの脂肪酸からできています。
そして脂肪酸は炭素の鎖の端に酸が結合したもので、炭素の鎖の長さは4個から24個まで様々あります。
それぞれの炭素は単結合か二重結合で隣の炭素とつながっているのですが、その結合の仕方によって脂肪の種類が分かれているのですね(詳しくはこちら)。
以前のblogで詳しくやりましたが、すべてが単結合の場合は「飽和脂肪酸」(ココナッツ油、ヤシ油、ラード、バターなど)、1つだけ2重結合がある場合は、「一価不飽和脂肪酸」(オリーブ油、キャノーラ油など)、そして2重結合が2つ以上ある場合は、「多価不飽和脂肪酸」(サフラワー油、ひまわり油、ゴマ油、ピーナッツ油など)と呼んでいましたよね。その他、魚や亜麻仁などの必須脂肪酸もありました。




一般的には、飽和脂肪酸は悪くて、多価不飽和脂肪酸は良いイメージがあります。また一価不飽和脂肪酸のオリーブ油などは、健康にも良いとされていますよね。
しかし、実はそれぞれに使い道があります。

飽和脂肪酸は、熱に最も強く、加熱したときに他の油脂よりも簡単に酸化したり、毒性が出たりしません。ということは加熱調理(直火で焼く、オーブンで焼く、ソテーする、炒める、揚げる)には飽和脂肪が一番適しているということですね。ただ使う場合は、必要最低量を用いて、再利用はしないようにすることがポイントです。


逆に一価不飽和脂肪酸は、低温での料理には使ってもよいのですが、高温だったり、長時間の調理には向きません。
オリーブ油には、多量の一価不飽和脂肪酸が含まれます。短時間の炒め物、ソテーなどには適していますが、なるべく酸化しないようにニンニクや玉ねぎ、ネギなどを加えて酸化を減らすようにしたり、油を少量で使うようにするのが良いでしょう。
ちなみに揚げ物ですが、ガンや他の慢性疾患を患っている場合は、揚げ物は一切取るべきではありません。また副腎疲労を患っている場合は、揚げ物は月に一回程度にした方が良いでしょう。
それだけ酸化した油を身体に入れるということは健康への代償が大きく、栄養素を消費してしまうということなのです。



さて、最後に多価不飽和脂肪酸。
この油は、室温でさえ壊れやすく不安定なため、他の脂肪と比べてずっと早く酸化を起こしてしまいます。
みなさんは普通のサラダ油をけっこう長い間使っていると思いますが、平均の賞味期限は開封後2、3週間と言われているのですよ。また熱や光にさらされるほど、より早く酸化を起こすので、加熱調理に使わず、調理後の食品やサラダドレッシングに使う方が良いと言えるでしょう。

多価不飽和脂肪酸には、必須脂肪酸というものがあります。必須脂肪酸は健康を保つため、十分な量を摂取することがとても大切です。
必須脂肪酸には、リノール酸とα-リノレン酸の2種類がありますが、摂取不良やバランスの悪さは、たくさんの健康問題を起こします(以前のblog参照)。

このblogの読者はご存じだと思いますが、リノール酸はオメガ6と呼ばれていて、α-リノレン酸はオメガ3と呼ばれていました。
そしてこれらの摂取バランスが非常に重要で、適正なバランスは健康全体だけでなく、副腎の回復にも深く関わっています。
最適なバランスとは、オメガ6:オメガ3が、4:1であること。

現代人はオメガ6であるリノール酸の摂取が非常に多くなっているので、なるべくリノール酸であるサフラワー油、ひまわり油、ゴマ油、ピーナッツ油などを控えて、オメガ3の油である魚油や亜麻仁油(フラックスオイル)を摂るようにするのがオススメです。
私もサラダにはいつもこのオメガ3の油を使ったドレッシングをかけています。
またお魚を食べることも必要ですが、なるべくマグロ、サバ、メカジキなどの水銀含有量の多い魚以外を新鮮なまま食べることがベストですね^^。




低血糖症のところでも間食に勧めましたが、副腎疲労の方にとっても「種やナッツ」も必須脂肪酸の重要な供給源になります。
食事に十分なコレステロールが取り入れられなければ問題になります。副腎ステロイドホルモンの生産に必要なコレステロールは、摂取する油に含まれる脂肪酸からつくられるからですね。
また身体の細胞壁や神経、細胞膜も脂肪酸から作られてるので、当然摂取する油脂の品質が良いほど、身体は良質の細胞構造やホルモンをより簡単に生産できるようになるわけです。



種やナッツは、必須脂肪酸のよい供給源。
例えば・・・

種(生のみ)
ゴマの種
かぼちゃの種
ひまわりの種
フラックスシード

ナッツ(生のみ)
ハシバミの実
カシュー・ナッツ
アーモンド
ブラジル・ナッツ
マカデミア・ナッツ
ココナッツ
ペカン
クルミ
ピーナッツ


などなど。



注意しなければならないのは、種やナッツはすべて生のままで購入し、酸化を防ぐために冷凍庫で保存するということ。
生のままで食べるのが理想的と言われますが、ローストしたナッツが良ければ、鉄製のフライパンに入れて弱い中火で頻繁にかき混ぜながら10分ほど熱すると良いでしょう。
ナッツをローストする場合は、油を使わないでくださいね。油はすぐに酸化してしまいます。
生のナッツやドライローストしたナッツは軽食として食べたり、食事に取り入れたり、サラダに振りかけたり、いろんなことに使えます。

そして・・・みなさんが注意しなければいけないのは、市販のローストナッツや油で揚げたナッツは避ける!ということです。
それはナッツの加工段階で使用される高温で品質の悪い油によって、すぐに酸化した状態になってしまうからです。
少し高くても生の質が良いナッツを買って自分で調理するのが一番の方法ですね^^。



最後に・・・
酸化した油を避けることをこれだけ言うのには、わけがあります。
酸化した油は、毒性があり、体内の正常な油の代謝を妨害し、細胞壁のフリーラジカルによるダメージの一因となります。酸化というのは老化の原因になるというのは、みなさんもよく耳にするのではないでしょうか?
また知らない人も多いですが、こういった酸化した油に過敏な人は多いものです。とくに副腎疲労や食物過敏症がある人は要注意です。
健康に良いからと、市販の油で揚げたナッツやローストナッツを食べることで、身体の体調を崩す場合もあるのです。
またそれと同時に外食で揚げ物はなるべく避けた方が良いですね。大抵のレストランでは何度も同じ油を使用しているはずですから。


こういった低品質の油をずっと摂っていると、せっかく適正な必須脂肪酸を摂取していても、がんや心臓病、関節炎、肥満、その他の慢性的不調を引き起こす要因となります。
もちろん副腎にも相当の負担となります・・・。
怖いですね^^。


以上で脂肪の話はおしまいです。
今回は難しくて読み疲れたと思いますが、次回は気分を変えて副腎には大事な「塩」についてお話していきましょうね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-03 19:06 | 副腎疲労

NO.312 副腎と生活 その9 「食物3 炭水化物」

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炭水化物は、穀類、野菜、果物などの食べ物に含まれています。
しかし、これらの炭水化物は全て同じではなく、3つのカテゴリーにわけられます。

1.糖分を含むもの(果物など)
2.でんぷん質のもの(穀類など)
3.でんぷん質でないもの(野菜など)

糖分を含む炭水化物には、ハチミツや砂糖、シロップ、ドライフルーツ、果物、清涼飲料水、その他お菓子やケーキなどのデザート類がありますね。
これらの食品は、食べると素早くエネルギー源となり、最初は血糖値が急激に上昇しますが、約一時間後には低下してしまうのです。
そしてこれらの食べ物は、一日の早い時間に摂ると、最も弊害が生じます。たとえば朝食にコーヒーを飲んで菓子パンを食べたとすると、しばらくは調子が良いからもしれませんが、その後必ず不調が起こり、それから回復するために残りの一日の大半を使ってしまう場合もあります。
そして一日食事を十分に取らず、砂糖を含む軽食だけを食べていると、ぐったり疲れてしまい、翌朝まで疲労をひきずることもあります。
現代ではこういったことも、決して珍しくないのです。

この種類の食べ物によって起こるジェットコースターのように変動するエネルギー(血糖)は、副腎が弱っている人にとっては特に問題になってきます。

副腎疲労の場合は、お菓子、クッキー、ケーキ、ドーナツなどにみられるような精白粉と砂糖の組み合わせはまず避けるべきでしょう。
もしもどうしようもなく、これらの食品を食べなくてはならない場合は、単品ではなく、たんぱく質や脂質と合わせて食べようにした方が無難です。




次にでんぷん質の炭水化物について説明していきましょう。

でんぷん質は主に穀類や根菜類に含まれています。
穀類は精製されたものと未精製のものに分けられますが、栄養はそれぞれでかなり変わってきます。
まず未精製の穀類(全粒穀物)についてですが、これらの穀類は加工が最小限なので、でんぷん質部分だけでなく栄養素の部分もまだ含まれています。また未精製の物の消化やエネルギー代謝は、時間をかけて行われるので、より持続的なエネルギーを得ることができます。これらの食べ物には、エネルギー代謝に必要なビタミンやミネラルも豊富に含まれているのですね。


未精製の穀類をあげてみましょう。
玄米、全粒粉小麦、そば粉、未精白大麦、全粒オート麦などなど・・・。


さて、これに対して精製穀類はというと、穀物内部の白いでんぷん部分を残し、後はすべて精製過程で除去されてしまいます。しかもエネルギー部分(でんぷん質)を代謝するのに必要な栄養、ビタミンとミネラルは、大抵穀物の外皮に含まれているので、精製される際にそれが取り除かれてしまうと、精製された穀物からのエネルギーを代謝するためには、自らの栄養素をけずって使うか、別の食べ物から取り入れなければなりません。
結果として、精製穀物だけを食べていると、徐々に身体の栄養破綻につながり、体調不良、病気、慢性病、そして不健康な状態を経験することになってしまうわけです。


でも残念なことに、今の世の中ではほとんどの人がこういう状態に陥っていると言っても良いかもしれません。
白米、パン、パスタ、うどん、お菓子、精白粉を材料とする全ての物などの多くは、この精製された穀物から作られています。
このような栄養素のないエネルギーのみのカロリーを継続して消費すると栄養不足を起こしてしまい、栄養不足はそのうち生理機能障害を起こします。そして最終的に生理機能障害は慢性病として知られる病理的変化、構造変化を生じさせてしまうのです。
要は、精製された穀物をずっと摂り続けると、栄養不足に陥り、最終的には病気になってしまうということなのですね。



食べ物を食べる目的は、身体に必要なエネルギーや栄養を供給することです。
こういったエネルギーのみの食事(甘い物、精白粉を原料とする食品、精製された穀類)はできれば避けましょう。
こういったものを習慣的に摂るのではなく、たまに摂るくらいにできると良いと思います。

ただ、もちろん砂糖の入った食べ物よりパスタの方が良いです。
砂糖より、パスタの方が血糖値を維持する時間が3倍も長いのです。



さて、覚えておいてもらいたいのは、副腎疲労を患っている人は、朝食にパン、もしくはコンフレークなどの炭水化物(たとえ全粒穀物であったとしても)を食べると、調子が悪くなることがあるということです。
一日の最初の食事は炭水化物などの穀類に注意ですね。

そしてもう一つ。
以前グリセミック・インデックス値(こちらを参照)という血糖値をどれだけ上昇させるか示す値について話しましたが、こういうGI値を参考にする時に注意することがあります。
GI値では、チョコレートケーキとじゃがいもの血糖値を上昇させるスピードはほとんど同じですが、同じ指数だからと言ってじゃがいもの代わりにケーキをたくさん食べても良いかというと、そうではありません。
ケーキは精白粉と砂糖からできていますが、じゃがいもには皮に多くの栄養素が含まれています。


GI値で、安定した血糖値を維持するのは大切なことですが、食品に含まれる栄養素にも気を配ってあげることも必要ですね。

簡単に言うと自然な食べ物を丸ごと食べた方が良いということです。



次回は、「脂質」についてです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-02-02 23:22 | 副腎疲労

NO.311 副腎と生活 その8 「食物2 たんぱく質」

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今日はまずタンパク質について。


牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵、そのほか乳製品や植物性のものから得られるような良質のタンパク質は、副腎の回復には必須と言ってもよいものです。
どんなものを選ぶのが良いかというと、軽く調理したものかもしくは生が一番でしょう。栄養価が高く消化しやすいので、調理しすぎていないものが良いのですね。逆にハムやソーセージ、プロセスチーズなどの加工タンパク質はなるべく避けましょう。

タンパク質を合成しているアミノ酸は、高熱や長時間の調理によって変性してしまいますが、そういった状態よりは未調理あるいは軽く調理した食品の方が完全な状態で運ばれます。またその方が身体の中でもより使いやすいというわけなのです。


ただ、細菌などの問題があるので、豚肉と鶏肉は完全に加熱調理して、生の魚や貝、そして牛肉は汚染されていないことが重要になります。
今の世の中、放射能や有害金属などは避けて通れない問題ですが、有機的に飼育された牛や供給源の安全性に確信が持てるような魚介類のお刺身などはタンパク質の優れた供給源になります。
その他、有機卵(生もしくは軽く調理)、ヤギのミルクやチーズも身体に吸収されやすい良いタンパク質となります。



とくに現代人はタンパク質が不足しています(以前のblog参照)。
タンパク質は身体の材料とも言えるもので、身体の筋肉、骨、歯、内臓器官、爪、髪、皮膚に至るまで全てがタンパク質で出来ていますよね。
身体が必要とするタンパク質は、1日体重1kgあたり最低1g。これ、けっこうな量なのです。
前にも話しましたが、魚、卵、肉、豆製品をそれぞれ手のひら1つ分くらい全て食べてようやく足りるくらいなのです。
みなさんちゃんと摂れていますか?

大抵の方がなかなかここまで摂れていないのが現実です。
とくに副腎疲労の方は、栄養素が不足しています。良質のタンパク質を必要量摂ることがいかに大事かわかるでしょうか。




さて、副腎疲労を患っている人でお話しておかなければならないことがあります。
それは、副腎疲労の方の多くは、胃の中でタンパク質食品を適切に分解するのに必要な塩酸濃度が低いということです。
胃酸が少なかったり、濃度が低いことがどれだけカラダに影響を及ぼすかは、このblogの読者にはわかるはずです(以前のblog参照)。

もしこの問題があると、タンパク質食品を食べた後に、胃部にガスや膨張感、圧迫感を感じることがあるかもしれません。そして胃もたれをする人もいるでしょう。
これは胃酸が少ないもしくは濃度が薄いことで、消化不良を起こしてしまうからなのです。
副腎疲労の人は、これら食後の不快な症状のため、お肉や魚を控え、タンパク質が少なく炭水化物の多い食品を選択してしまうことが多々あります。しかし、炭水化物の過剰摂取は、副腎疲労をさらに悪化させ、問題を大きくしてしまうと言えます。
タンパク質を摂ることは重要なので、食べるのに慣れない初期の頃は少し小さめに切るか、よく噛みましょう。そして塩酸ベタインやブロメラインやパパインのような消化酵素などを補給してあげることも良いと思います。
これらの消化酵素も実はタンパク質から作られるので、栄養が足りてくると消化もスムーズになってきます。


もちろんお肉以外でも植物由来のタンパク質も必要ですね。必要なアミノ酸をうまく供給できるように組み合わせれば有効です。日本人に馴染みの深い大豆製品にナッツや種類なども取り入れてみましょう。中度から重度の副腎疲労を患っている人にとって、動物性と植物性のタンパク質をうまく組み合わせた食事を摂ることは大切なことです。


最後に、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)についてですが、これが良いタンパク源になる人もいますが、多くの人が知らずに牛乳のタンパク質(カゼイン)にアレルギーがあったり、乳糖(ラクトース)の分解に必要な酵素がなかったり(日本人では85%が乳糖不耐症)するので、乳製品がうまく消化できないことがあります。
もし自分が乳製品に敏感なことがわかっていれば、タンパク質の供給源としては適していません。
もしちゃんと知りたければ、IgGと呼ばれるアレルギー検査を受けると詳しくわかりますよ〜。



次回は「炭水化物」について話していきますね。



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by chiropratica | 2012-01-27 23:20 | 副腎疲労

NO.310 副腎と生活 その7 「食物1 栄養バランス」

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今日から副腎についての食べ物の話スタートです。
やっとこのblogらしくなってきましたねぇ。
前回までは何かちょっと違う感じでしたから。笑。


みなさん御存じのとおり、人間が生きていくのに食べ物はとても重要で、その栄養から60兆個と言われる細胞が作られているわけです。
そして、副腎疲労を患っている人にとっても、健康に対する食べ物の選択、そして栄養バランスというものはさらに重要になってきます。

副腎がストレスに反応している時は、細胞の新陳代謝が促進され、使われる栄養素は通常必要とされる数の何倍にもなります。
そして副腎疲労の状態に陥る頃には、細胞は身体に貯蔵された栄養素の多くを使い果たしていることが多く、新しい栄養素の補給を早急に必要としています。
その中でどのような食べ物を食べるかということ、そして良質な食べ物を供給できるかどうかはとても大事な問題なのですね。
もちろんサプリメントも大いに助けになるのですが、栄養のある食べ物を摂取するという基本がまず一番大事。



副腎疲労から回復するには必ずと言って良いほど、食事を変えなければなりません。
というのも副腎疲労を患う人は誰でも、食べ物の摂取に何かが欠けている、もしくはバランスが悪い人がほとんどだからです。
また副腎疲労に陥る多くのパターンで、栄養の偏った食事が原因になっているケースがたくさんあります。



今日から数回にわけて副腎疲労から回復するために栄養のある食事についてお話していきます。
まず今日はその概論からですが、副腎疲労を患っているのなら、毎回の食事や軽食の際に脂肪、タンパク質、でんぷん質の炭水化物(全粒粉など)を組み合わせるのが最も良いと言われています。
身体は脂肪、タンパク質、でんぷんまたは炭水化物を、グルコースと呼ばれる血糖に変換してそれをエネルギーとしています。

低血糖症のテーマで勉強しましたが、グルコースが必要と言っても砂糖や糖分の多い食品や果汁を摂取すると、血糖値が急激に上昇し、その後大きく下降するため、かえって負担がかかります。血糖値のコントロールをしている副腎にとってはこれが一番つらい。
しかし、脂肪、タンパク質、炭水化物をみんな一緒に摂取すれば、グルコースに変換されるスピードがそれぞれ異なるため、長時間にわたって安定したエネルギー源が供給されます。でんぷん質の炭水化物はかなり早くエネルギーに変換され、タンパク質はそれより遅く、脂肪は最も長くかかります。

これら3つをバランスよくエネルギー源として組み合わせれば、副腎を含め、身体のすべての部分にかかる負担が少なくなるのです。


次回は一つずつそのエネルギー源についてみていきましょう。



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by chiropratica | 2012-01-26 23:18 | 副腎疲労

NO.309 副腎と生活 その6 「運動」

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副腎の機能低下がある場合、運動はおそらく一番やる気にならないものかもしれません。
しかし、運動も副腎を回復するのに重要なものなのです。

運動することで、呼吸や血流量が増えます。
速い呼吸によって、蓄積すると有害な揮発性ガスが体外へ排出されます。血流量の増加が動脈にプラークが蓄積するのを防ぐのに役立ち、さらに肝臓を刺激して、肝機能が上昇します。
また細胞機能が向上し、それに伴い二酸化炭素、酸素、栄養素の交感が促進されます。その他、コルチゾール、インスリン、血糖、成長ホルモン、甲状腺、その他いくつかのホルモンの濃度が正常化され、脳へより多くの酸素が送り込まれることになります。

健康にとってかなりの効果があるわけです^^。


そして運動後は、気分が良くなるということも忘れてはいけない点ですよね。
それもそう、運動は薬と同じくらい鬱の治療に効果があるという研究もあるくらいです。




さて、ではどんなタイプの運動が良いのでしょう。

まず重要なのが、やっていて楽しいものであるかどうかです。
激しかったり、苦しかったり、衰弱するものであってはいけません。あくまでも楽しみながら、肺活量や筋肉の状態を高めるものが最適です^^。
ヨガ、太極拳、水泳、ウォーキング、ダンス、球技などなど・・・。
なんでも良いのですが、忘れてはいけないのは、この運動の目的は人と競争したり、記録を樹立するものではなく、身体の元気を取り戻し楽しめるものであることです。

みなさんも自分が無理なく取り組めるものから始めてみましょう。
少し家の周りを散歩してくるから始めても良いのです。

運動を始めた当初は、身体を動かすことは何もしたくないと思う日もあると思います。
そういった日は無理に運動せずに、徐々にやるようにしましょうね。
運動が新たなストレス源になったら困るので・・・笑。

運動は、副腎疲労を患っている人にとってかなり億劫なものだと思いますが、習慣づいてくると運動によって得られるものが多いことを感じるようになります。


もし適切な運動量を行っていれば、2週間くらい経ってくると調子が良くなり始めます。トレーニングの後は気分が良くなり、翌日の筋肉痛はごく少しか軽いものが丁度良いでしょう。もし、運動を始めて2・3週間後にそう感じなければ、少し減らすか、違う種類の運動にしてみても良いかもしれません。またトレーニング後や翌日に調子が悪くなるようだと、おそらく運動がきつすぎるので、一段階下げる必要もあると思います。



要は、運動を楽しく行うということなのです。
身体を動かすことは健康にとって本当に意味のあることなんですよ。
カイロプラクターの仕事も患者さんの動いていない身体を動かすことです。
そう考えると、身体を動かすことが健康維持にはとても大切なことがわかると思いませんか?

是非自分で楽しめる運動を始めて行きましょう。



さて、次回からは副腎を回復する「食べ物」についての話を何回かにわたってお話していきますね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2012-01-22 10:24 | 副腎疲労


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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