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カテゴリ:妊娠&出産( 45 )

NO.250 世界一栄養価が高い果物 「アボカド」

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今日は、栄養たっぷりの「アボカド」を紹介します。
前から私が紹介したかったこの「アボカド」。
マルチビタミンとも言っても良いくらい栄養満点なんです。
私も、毎日食べています^^。


さて、アボガドは5000年ほど前から栽培され、100年近く前に日本に来日しました。
しかし、気候がアボカドに向いていないため、日本ではほとんど栽培されていません。一部地域で作られているだけで、流通している大半はメキシコやチリなどからの輸入ものです。
「森のバター」といわれる、その濃厚な口どけは、マグロのトロに似ています。アメリカでは、すしネタの一つにも使われますよね^^。カルフォルニアロールでその人気に火がついたのは、つい最近のことだったでしょうか。


野菜として食べることが多いですが、じつはアボカドは果物です。脂質を約19%と多く含むほか、栄養価が高いので森のバターという異名を持つほか、世界で一番栄養価が高い果物としてギネスブックに認定されています。
香りやクセがないので、料理だけでなくお菓子にも使われ、最近では液状のアボカドオイルも出回っているくらい。

やっていみたことはありませんが、種を土に植えたり、水栽培すると、運がよければ芽が出て栽培することができるといいます。寒さに弱いので温度に気をつけながら育ててみるのも面白いかもしれません。



さて、栄養たっぷりの「アボカド」の栄養の紹介です。
アボカドの2割近くを占める脂肪には、コレステロールを減らす働きがあるリノール酸やリノレン酸、オレイン酸が含まれています。
またビタミンB1、B2、E、C、ミネラルが豊富で女性はもちろん男性にも食べてほしいと思います。
高血圧や脳梗塞の予防、そして食物繊維も多く含むので便秘予防にも良いと思います。
高カロリーなので、体力回復や成長期の栄養補給にはピッタリですが、脂質が多いので摂り過ぎには注意です。



さて、切り方も紹介しておきましょう。
真ん中に丸くて大きい種があるので、その周りにそってくるりと包丁を入れます。切った両方を手で持ち、片方を回すと半分にキレイに割ることができます。
半分に切った果肉は、さいの目に包丁を入れ、皮を裏返しにすると中の果肉がきれいに取れます。

そしてここが重要。カットしたものは空気に触れるとどんどん酸化して黒ずむので、レモン果汁などをかけてラップをピッタリとはり、酸化を防止しましょう。


ちなみにこのアボカド、未熟な状態で収穫するので、まだ果肉がかたい場合があります。その場合は常温に置いて追熟させ、熟したら食べる前に冷やします。果皮が緑色のものはまだ未熟な状態。熟度が進むにつれ、だんだん黒く変色してきます。しかし、逆に熟しすぎると果肉まで黒っぽくなり、くずれやすいので、その見極めが重要。
私は形がキレイで、まだやや緑で固いものを買ってきて、家で追熟します。
そして、弾力のあるやわらかさが感じられたら、食べごろなので、それに合わせてカットして食べています。




おいしいアボカドの選び方

皮がふかふかしていないもの
きれいな涙のような形をしたもの(生育の良いアボカド)
皮にツヤがあり、しなびていないもの



こんなに栄養たっぷりのアボカド。みなさんにも是非毎日の一品に加えてほしい果物です。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
栄養成分
タンパク質、ビタミンB1、B2、E、葉酸、食物繊維、不飽和脂肪酸

おいしい時期
通年

保存
熟したものはビニール袋に入れて、冷蔵庫で2~3日
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小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


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by chiropratica | 2011-08-10 10:35 | 妊娠&出産

NO.249 妊娠と出産(番外編~食生活~) その4 「子供の肥満」

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生後1年くらいまでの赤ちゃんは、ぽちゃぽちゃしてかわいいものです。
急激な成長に対応できるよう、皮下脂肪をたっぷりと蓄えているのです。
そして1歳ごろから、運動量が急激に増え、食事も固形物に変わると、子供の皮下脂肪は自然と減っていきます。体重よりも身長の伸びが大きいので、2〜3歳ごろにはほっそりとした体型になります。

しかし最近、幼児期に入っても体型の変化がなく、肥満児となる子供が増えてきました。

小学生以降の肥満が成人病(高血圧、動脈硬化、糖尿病など)につながることは以前から指摘されていますが、それが前倒し傾向にあるというのです。
食生活の乱れによる影響はここまできたかと思うばかりです。


肥満は、食べ過ぎ、運動不足、太りやすい体質の遺伝、の3つの要素が関係していると言われています。
まず食生活では、洋食、ジャンクフード、加工食品、スナック菓子、甘い飲料水などで、子供たちの食事はカロリー過多でビタミン・ミネラルが不足するような食事をしていませんか?
またおやつをダラダラ食べたり、夜遅く食事したり、朝食抜きといった食生活の乱れもさらに脂肪蓄積を招いているともいえます。
そして運動不足については、車の普及、狭い住環境、テレビゲームや塾通いで、歩いたり、屋外で遊ぶ機会はどんどん減っていくばかり。
最後の遺伝要素は、両親とも太っている場合は60〜70%の子供が、片親のみ太っている場合は30〜50%の子供が肥満児というデータがあります。


体質はどうしようもない点もありますが、食生活や運動不足については改善可能なところでしょう。



肥満は生活習慣病につながる危険が高いのです。
とくに高度の小児肥満では、その70〜80%が成人肥満に移行するといいます。
高脂血症、高血圧、糖尿病、脂肪肝というオジさん、オバさんの病気が、すでに3歳から5歳の子供に見られるというのはショックですよね。
子供の糖尿病については、今までは1型(インスリン依存型糖尿病、膵臓の機能が破壊されてインスリンが分泌されない先天的なもの)が主だったのですが、最近では成人に多い2型(インスリン非依存型糖尿病、膵臓のインスリン分泌はあるが、膵臓疲労によってインスリン分泌がなくなってしまう後天的なもの)が増えています。
また驚くべきことは、40歳以降になって起こる動脈硬化が、じつは小児期から始まっているのだということ。動脈硬化の初期症状は、10代はじめに見られるといいます。ほとんどは回復可能なのですが、その中の10%は症状が進行しつつあるというのです。


こんなこと昔じゃ信じられないことだったのですが、今現実に起きていることなのですね。


さあ、対策を練らなくてはいけないですよね。
それにはまずお母さん、お父さんの生活習慣、食生活を変えていくことが第一です。
家族はみんなで変わらなければ、子供も変わりません。


では最後に成長段階ごとでの簡単な肥満対策を。


乳児期・・・
乳児期は、大切な成長の時期です。母乳や育児用ミルクを制限する必要はありません。

離乳期・・・
炭水化物だけの食事に偏ることなく、食品の数も増やしましょう。赤ちゃんは糖分が大好きなので、果汁の与え過ぎは禁物。ジュースはダメですよ〜。

幼児期・・・
摂取エネルギーの摂り過ぎに注意して、成長に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルは十分摂りましょう!

その後・・・
夜型の生活を改めて早寝早起きすることも大切です。
生活を朝型に変えて食事のリズムを整えるだけで、半年くらいで肥満度の低下が見られるそうですよ。また偏食になりやすい時期でもあり、お菓子の食べ過ぎに注意して。
その他、遊びや運動も組み合わせて、ある程度からだを動かしていくのも有効ですね。


さて、今日でこの番外編もようやく終了!
これで全ての「妊娠&出産」テーマがおしまいです。
なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。

次回からは、「栄養の基礎編」として「タンパク質」についてのお話を書いていきたいと思います。
そしてその次は「炭水化物」「脂質」・・・・と三大栄養素について続きます。
みなさんが食生活を考えていくとき、どのようにバランスを考えていけば良いのか?そしてこのblogを読んでくれている方はさらに突っ込んで栄養をどのように摂取していけば良いのか?そこに疑問を持っている方がたくさんいるでしょう。

そんな栄養についてのまずは基礎編を。
一緒に勉強していきましょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-08-08 09:47 | 妊娠&出産

NO.248 妊娠と出産(番外編~食生活~) その3 「朝ご飯を食べない子供たち」

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夏の陽気が戻ってきましたね。
久々に今日は、蒸し暑い日でした。
夏と言えば、お祭り。私も様々なところでお祭りが開催されているのを見て、楽しい気分になります。
来週は、職場近くの松戸神社でも「献灯まつり」が開かれます。すでに川沿いに子供達が絵を書いた献灯が照らされていて、見るたびに心が暖まります。

なんか夏のこういうお祭り事は良いものですよね!
日本人に生まれて良かったと思う瞬間。
和の心ですね^^。



さて、今日は朝ご飯を食べない人が増えているというお話です。

最近朝ご飯をあまり食べない人が増えています。また朝食抜きの習慣は子供達にも広がっていることをご存知でしょうか?
なんと朝食を食べない、または時々食べない子供達が、中学生では17%、小学生では13%にのぼっているそうです(平成11年、内閣府調査)。

そして驚くことに、それは幼児にも見られるそうなのです。日本小児保健協会の調査では、1歳から6歳までの子供のうち15%近くは、週に何回か欠食したり、週に1〜2回しか食べていないそう。
これにはびっくりしますね。


朝ご飯が食べられない理由のひとつは、前の晩の食事です。夕食を食べる時間が遅くなるから、寝る時間も遅くなる。しかもカロリーの高い食事が多いので、朝になってもお腹が空かない。起きるのも遅くなるので、朝食までの時間が短くなり、ぜんぜん食欲がわかない・・・。そんな悪循環に陥っている子供たちがたくさんいるのです。

夕食が遅くなっているのは、もちろん大人に原因があります。
お母さんが仕事から帰ってくるのが遅かったり、お父さんも夜中近くに食事をしていたりすると自然と家族のペースが遅くなってしまいます。
そして朝にもなると、出勤や通学の準備に忙しくて、家族みんなでご飯を食べるなんて余裕ありませんよね。
私もたしかに年齢が上がるにつれて、朝ご飯は家族バラバラになっていったような気がします。

大分、昔の良き時代の一般家庭とは、違う様相になってしまった今の世の中。
まあしょうがないといえば、しょうがないのかもしれませんが、少し悲しい気もしてきますね。



朝食を摂らないまでには至らなくても、なかには時間がないから、ジュースだけ、牛乳やヨーグルトだけ、またドーナッツなどの菓子パンだけという人もいるでしょう。
これでは、一日体調が優れなくても不思議ではありません。

朝は、一番エネルギーが低い低血糖の状態なので、朝ご飯を食べないと、午前中の活動に必要なエネルギーを全然補給できなくなります。
朝食抜きでは、頭がぼーっとしてしまい、自律神経系もうまく働きません。
その結果、だるい、気持ち悪い、やる気が起こらないなどの不調が起きることになるのです。
逆に、朝ご飯をきちんと食べる子供は、勉強にも前向きで健康状態もいいというデータもあります。

私も、小学生の時に一度だけ朝食抜きをしたことがありました。
まさにその日朝礼時に貧血で倒れてしまった覚えがあります。
それから、朝ご飯は欠かしたことはありません^^。



全国の親御さん!子供のためにも是非、生活を改めてみませんか?
時間に追われる生活だと、朝ご飯はおろそかになりがちですが、夜型、朝食抜きの食生活は大人のカラダにとっても良いはずはありません。
朝ご飯は、カラダを目覚めさせ、一日をスタートさせるために大切な栄養補給になります。
タンパク質、脂質、炭水化物。バランスの摂れた朝ご飯をしっかり食べて一日元気に過ごしましょう!


間違えてもファーストフードや菓子パンだけやお菓子などを朝ご飯にしないでくださいね。そういったものは、カラダに悪いだけでなく血糖値のバランスを崩し、エネルギー効率の悪い栄養補給になります。

注意点は、タンパク質をしっかり意識して摂り、炭水化物だけにしないこと。
タンパク質はエネルギーの持続が良いのです。
また炭水化物も出来れば精製されてないものにしたいですね。


卵料理を一品。野菜の入ったスープもしくはサラダ、そして全粒粉のパンなどなど・・・。
または、アジの干物に、卵かけご飯、そして具沢山味噌汁といった和の朝食^^。
みなさんも幸せの一歩になる朝食、工夫していきましょう。
一日が全然変わってきますよ!是非^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-08-06 22:28 | 妊娠&出産

NO.247 妊娠と出産(番外編~食生活~) その2 「ペットボトル症候群」

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子供たちは、ジュースが大好きです。
喉が渇いたときや、おやつの時にも、さらには食事の時にすら、ごくごくと飲む子供もいます。
子供が欲しがるので、ついつい与えてしまうジュース(炭酸飲料、清涼飲料)にどれだけ砂糖が入っているか、考えてみた事はあるでしょうか?


たとえば1.5ℓのペットボトルのジュースの中には、およそ150gの砂糖が入っています。ファーストフードで出されるコーラのラージサイズには、約100g。ティースプーン1杯が約2.5gなので、それぞれ飲み干すとスプーン60杯と40杯分の砂糖を飲んだ事になります。
冷たくすると甘さを感じにくくなりますが、実際は8〜13%くらいの糖分が含まれています。
そう考えると怖くないですか?


大量の砂糖がカラダの中に入ると、どうなるでしょう。
同じ糖分でも、ご飯から摂るデンプン質は分子構造が複雑なため、体内で分解・吸収されるのに時間がかかります。
ところが、ジュースの砂糖は精製されているものがほとんどなので、吸収率は早く、大量に飲むと急激に血糖値を上げることになるのですね。

急激に上がった血糖値を下げようとして、膵臓はインスリンという血糖値を下げるホルモンを大量に分泌します。すると今度は急激に血糖値が低下し、反動で低血糖症を引き起こしてしまうのです。

これは一種の発作で、いきなりキレる、イライラする、ひどい場合には意識を失うといった症状が現れます。


このような一連の反応は、ジュースの飲み過ぎが引き起こすので、「ペットボトル症候群」と言われているのです。



さて、大量の糖分を摂ると他にも悪いことがあります。
糖分を代謝するビタミンB1が追いつかなくなるのです。
ビタミンB1には、脳の働きを活発にして精神を安定させる効果もあるので、不足すると、これがイライラの原因にもなることが考えられます。

またビタミンB1が不足して、糖分が正常に代謝できなくなると、脳や体内に「乳酸」という疲労物質がたまりやすくなります。これがダルさにつながる可能性もあるのですね。

最近、疲れたという口癖とともにダラダラする子供が増えていますが、まさにこのビタミンB1不足かもしれません。ビタミンB1は、焼き海苔、ごま、大豆、ほうれん草、豚ロースなどに多く含まれますので、毎日の食事にプラスしてみてはいかがでしょう?
またビタミンB群は水溶性なので、多く摂っても必要な分量以外は体外に排出されてしまうので、毎日コンスタントに摂取することが大切です^^。




この夏、テレビでも「ペットボトル症候群」が話題に上がることがありました。
私の患者さんでも夏になって、冷たい飲み物の飲み過ぎやアイスクリームなどを食べ過ぎてカラダを壊している人もいます。
まずは清涼飲料水をやめることから始めてみてください。
とくに子供は、お砂糖が大好きです。何も指導しなければジュースばかり飲んでしまいます。早い段階から、できればジュースは飲まない、のどが渇いたときはできるだけ水かお茶を飲むように習慣づけましょう。もしジュースをやめられなければ、一日の量をしっかり決めるべきです。


子供の頃からのこうした指導が、将来子供のメタボリックシンドロームやその他病気の予防になります。
子供の元気な未来はあなたが作るのです。
もしあなたも同じように、清涼飲料水を飲んでいるようだったら、是非今日から変えてみましょう。

砂糖を摂らない生活がどれだけすばらしいかは、それを経験した人でしか語れません。
さあ、チャレンジです^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-08-04 07:20 | 妊娠&出産

NO.246 妊娠と出産(番外編~食生活~) その1 「おやつが食べたい年頃」

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今日は、少し暑さが戻って夏らしくなってきました。・・・と思ったら急に雨。
天気予報でも雨なんて言ってなかったように思いますが。
不思議な天気です。




さて、今日は子供のおやつのお話です。

みなさん子供のおやつはどうしていますか?
もちろん甘いお菓子はあげないにこしたことはありませんが、今の子供はこういった間食から得るカロリーが過剰気味になっているのが事実です。

子供たちがおやつに何を食べているのかというと、ビスケット類、スナック菓子、キャラメルやチョコレートが人気上位を占めています。
昭和63年と平成5年のデータを比べると、昭和63年にはダントツでトップだった果物や牛乳・乳製品が減り、逆にスナック菓子やビスケット類などが目立って増えてきています。
しかも手作りは少数で、90%以上が市販品です(厚生省平成5年国民栄養調査)。


たしかにこの時期は成長を支えるだけのエネルギーや栄養素を摂取するために一日4~5回と食事をしても良いのですが、これらのおやつは、細胞膜にダメージを与えると言われているトランス脂肪酸(マーガリンやショートニング)や血糖値を急激にあげる糖類(砂糖やブドウ糖果糖液糖)などが含まれていることが多く、子供の健康にとって良くないものばかりです。
そればかりか、血糖値の問題が出てきてペットボトル症候群や子供のメタボなどを作りかねません。


今のお母さんに聞くと子供が欲しがる時に間食を与えているという答えが50%を超えているそう。
ということは多くの子供が、食べたくなったときにおねだりをして、おやつを手に入れているということになりますね。
とくに問題なのが、スナック菓子を一袋全部、チョコレートを一箱といった与え方をした場合。おやつを一度にたくさん食べれば、肝心の食事には目もくれなくなるでしょう。
脂肪たっぷりのチョコやケーキでお腹をいっぱいにしてしまうと、成長に欠かせないビタミン・ミネラルを食事から摂れなくなるということなのです。これは大問題ですね。

また砂糖の多いお菓子を食べれば、虫歯のもとにもなります。
これも重要なことなのです。
虫歯は、口の中に棲む最近が食べ物の糖質を分解して酸を作り、口の中のpH(酸性度)が5〜4に下がると発生します。第一段階としては、歯表面の「脱灰」(歯の表面のカルシウムやリンが溶け出すこと)が起きるのですが、普通は唾液の働きによって洗浄され、酸も薄められて口の中のpHは戻ります。そして唾液に含まれるカルシウムやリンも歯の表面に付着して「再石灰化」も起こります。

しかし、お菓子をダラダラ食べたり、一日に何度も食べているとどうなるでしょう?
この脱灰–再石灰化の関係が崩れてしまうのですね。

せっかく元に戻りかけたpHが、おやつを食べるたびに低下してしまい、つねに脱灰している状態になってしまいます。とくに夜寝る前に甘いものを食べるのは最悪です。睡眠中は唾液の分泌が減るので、虫歯の危険が増大するのです。さらにおやつに食べる甘いものアメ、キャラメル、チョコレート、ビスケットなどは強い粘着性を持っているので、歯のエナメル質にくっつく時間が長く、脱灰力も増すと言われています。




おやつを安易に与えるという考えはどうなのでしょう?
私はあまりに無責任なのではないかと感じます。
それによってペットボトル症候群のように、子供のイライラや集中力が切れたりする症状が出て、それに親が腹を立てるという構図は、もう見ていられません。

その原因は何にあるかこのblogを読んでいる方はもうわかるのではないでしょうか。



おやつの習慣は、早く断ち切らないと小学生、中学生になっても続いてしまいます。またおこづかいで買えるようになったら、もう親の言うことも聞いてくれなくなるので、今から注意して管理していきましょうね。
今の若い人はテレビや漫画を読みながら、ダラダラとお菓子を食べ、困ったことに最近では、ご飯とおかずという食事の代わりにお菓子を食べる若い女性も増えているのです。

私も臨床で若い女性の患者さんの食事内容を聞くとおどろくことが多いんです。


まずは3食の食事をしっかりが基本です!
もしおやつを与えるのでも、なるべく、糖分の少ないものがベスト。
できれば季節の果物、無添加のおせんべい、穀物を使ったビスケットまたは焼き芋などを少量ずつ与えるのが良いでしょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-08-03 15:50 | 妊娠&出産

NO.245 妊娠と出産(ベビー編) その13 「背が高くなりたい子供たちへ」

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背を伸ばしたかったら、牛乳をたくさん飲みなさい。

誰もが一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。
ところが最近の研究では、牛乳が実際の背の高さに影響を与えるものでないことがわかりました。
身長を決めるのはやはり遺伝子なのだそう。
これには、ちょっとショックを受けるお子さんもいると思いますが、身長に必要な栄養素というのもあります。

それはタンパク質と亜鉛です。


亜鉛は、このblogでも何度か登場してきていますが、免疫系や生殖機能を強化するミネラルと言われていますね。
またもう一つ「酵素」の働きを活性化させる役割も持っています。DNAやタンパク質合成に働く酵素、細胞や組織の代謝に関わる酵素、ホルモン分泌に関わる酵素など、200種類以上の酵素のパートナーとして働いているのです。

そのなかでもとくにタンパク質の合成には欠かせない存在でもあるのですね。

亜鉛が不足すると、細胞分裂に影響が出て、皮膚炎や脱毛、爪の異常、味覚や嗅覚異常などの症状が現れます。細胞分裂が盛んな成長期の子どもの場合、亜鉛欠乏が長期間続くと発育が阻害されることもあります。
生後6ヵ月までは、母乳や粉ミルクに亜鉛が含まれているので欠乏症の心配はありません。その後、離乳食が始まってからは意識して亜鉛を摂るようにしましょう。

もっとも良い供給源は、レバーや赤身の肉、魚。乳製品、豆類、全粒粉パン。うまく工夫して摂っていきたいものです。
逆に果物、野菜、精製穀類を使った食品に含まれる量はゼロと言ってもよく、加工食品に含まれる添加物や穀類に含まれるフィチン酸などは、亜鉛の吸収を阻害し体外に排出させてしまいます。

こう考えると食事のバランスが非常に重要だということがわかるでしょう。

ちなみにサプリメントも有効ですが、亜鉛の摂り過ぎはヘモグロビンの生成に必要な銅の吸収を阻害するので、亜鉛と銅がセットになったサプリメントかマルチミネラルなどのものを利用しましょうね。



さて、もう一つカルシウムの話もしておきましょう。
背は伸びないといっても、カルシウムは強い骨と歯を作るのに欠かせない栄養素であることは間違いありません。
カラダの中にあるカルシウムは、その99%が骨や歯の成分なのです。

これを「貯蔵カルシウム」と呼びます。
残り1%は血液や筋肉などに存在しています。こちらは「機能カルシウム」といって、細胞の働きに関係しています。

血液中のカルシウム濃度は非常に厳重に守られているので、少なくなると、骨の中に貯蔵されていたカルシウムが使われ、骨密度が低くなります。これが続くと骨がもろくなり、ひどくなると骨粗鬆症が起きてしまうのですね(骨粗鬆症に関してはこちらをご覧ください)。
また、最近では10代なのに骨密度が極端に低い子供が増えているそうです。同じ場所を何度も骨折する子もいることにはビックリしますが・・・。


体重3kgの新生児の体内には約30gのカルシウムが貯蔵されています。カルシウムの貯蔵量は、身体が急激に発育する生後1年間にもっとも増え、その後も発育に合わせて増加しつづけます。
カルシウムの貯蔵率がピークを迎えるのは10代後半から20代後半まで。その時期が終わると、カルシウムは失われる一方で、毎日補給することで貯蔵量を維持できても、それ以上増やすことはできません。つまり、子供のころからティーンエイジャーの時期にかけてどれだけカルシウムを貯蔵したかによって、その後の骨密度が決まってしまうわけです。



カルシウムというとみなさんすぐに牛乳を思い浮かべると思いますが、牛乳嫌い、乳糖不耐症、牛乳アレルギーの子供にむりやり飲ませることはありません。ちりめんじゃこ、ごま、大豆、ひじきなどからも補給することができます。

またカルシウムの吸収率を高めてくれるビタミンDの存在も重要です。
ビタミンDはキノコ類や赤身魚に多く含まれます。さらに日光に当たっても皮膚で生成される(こちらを参照)ので、紫外線の害が叫ばれる近年ですが、屋外で子供を遊ばさせるのもそれなりの意味があるのです^^。

またそもそも骨を強くするには、運動をして骨に適度に圧力をかけないと、骨細胞は「血液からもっとカルシウムを取り込むように」というシグナルを出しません(こちらを参照)。
骨を強くするためにも、ビタミンDを作るためにも、太陽の下で元気よく遊ばせたいものです。



最後にカルシウムをサプリメント摂るときの注意ですが、マグネシウムもセットで摂ることを意識してくださいね。
カルシウムとマグネシウムの体内バランスは非常に重要(カルシウムとマグネシウムについてはこちら)。
近年ではこのマグネシウム不足で身体に様々な不調を起こしている方もよく見かけます。

マグネシウムは心臓などの循環器と深い関係があるミネラル。マグネシウムが不足すると体内のカルシウム濃度が高まり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中を引き起こす危険が高まります。
さらに筋肉の収縮がスムーズにいかなくなったり、精神的にイライラして怒りっぽくなります。

カルシウムとマグネシウムの黄金バランスは、カルシウム2に対してマグネシウム1。



さて、今日の話ではミネラルのバランスが本当に重要だということがわかったのではないでしょうか。

不足してもいけないし、多すぎてもいけない。
それが栄養なのです^^。



さて、今回で一旦妊娠と出産(ベビー編)は終了します。
(ベビー編参考文献:お母さんと赤ちゃんのためのベストサプリメント「日本サプリメント協会」)

後、数回番外編として「子供のころの甘いもの」についてをお話しますが、長丁場みなさん読み疲れたでしょう。

これからも新しいネタはたくさんあるので、blogでどんどん紹介していきたいと思っています。
ではでは~。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-08-02 11:37 | 妊娠&出産

NO.244 妊娠と出産(ベビー編) その12 「牛乳はまだあげないで!」

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牛乳を飲まないと大きくなれないよ!と子供時代に言われたことはありませんか?
多くの人が、牛乳を飲むことは良いことだと言われてきました。
しかし、実はこの常識はけっこうキケンな要素を含んでいるのです。


牛乳は子供にとってアレルギーの原因となるだけでなく、1歳未満に与えると赤ちゃんが鉄不足になるなどの弊害が出てきます。


離乳時期には、固形と並行して母乳や育児ミルクも与えます。
母乳や育児用ミルクも牛乳も同じに見えるので、あげようという気になってしまうと思いますが、それはちょっと待ってください。

赤ちゃんは生後5ヶ月ごろまで、胎児のころに体内に蓄積した鉄を使いながら成長します。鉄は母乳や人工ミルク(調整粉乳)からも補給していますが、6ヶ月ごろから必要量に追いつかなくなります。だから離乳食を始めるわけですが、じつは初期の離乳食で使われる食品には鉄分が少なく、吸収率も悪いものが多いのです。


さて鉄不足になりがちなこの時期に、牛乳を与えるとどうなるでしょう。牛乳にはカルシウム、リンが多く含まれます。これが鉄と不溶性の複合物を作り、鉄が腸から吸収されるのを阻害してしまいます。
また生後12ヶ月以前の乳児に牛乳を与え続けると、少量ながら消化管出血が起こると言われています。
この原因のひとつが牛乳タンパク。
アレルギー反応によって超粘膜が傷ついてしまうのです。それによって腸管で出血が起こると潜血によって鉄を失うリスクが高まるのです。事実、生後6ヶ月前後から牛乳を与えられた乳児は、生後12ヶ月の時点で、育児用ミルクを与えられた乳児と比べて鉄欠乏の頻度が2倍以上という報告もあります。
アメリカ小児科アカデミーは、12ヶ月以前に牛乳を与えるのは好ましくないと勧告している程です(くわしくはこちら)。


最近では、鉄欠乏と赤ちゃんの精神運動発達の遅れの関係が専門家のあいだでトピックになっています。
精神運動発達とは「バイバイ」や「おつむてんてん」などの簡単な遊び、一人立ち、一人歩き、言葉の理解、発語のことを指します。2歳以下の子供の場合、鉄欠乏が原因で鉄欠乏性貧血(ヘモグロビン10.5g/dl以下)が3ヵ月以上続くと、こうした精神的発達、運動発達ともに遅れると言われます。

さらにこうした状況になってから「鉄剤」を与えて貧血を改善しても、その遅れは数年間持続するとも言われています。精神運動発達の遅れにはヘモグロビンの酸素運搬能力に関わるというより、鉄自体が神経伝達物質の生成にかかわっているのではないかとも考えられているのですね。


牛乳によって鉄欠乏のリスクが高まるのは、1日400ml前後またはそれ以上飲んだときです。しかし、牛乳アレルギーや腸の状態にも牛乳のたんぱく質は悪影響を及ぼしやすいので、子供の時の牛乳には注意してくださいね^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-07-29 14:33 | 妊娠&出産

NO.243 妊娠と出産(ベビー編) その11 「卵、牛乳、大豆の3大アレルゲン」

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近年、アレルギーの子供が増えてきました。
お母さんもアトピーなどを気にする人も増えています。アレルギーは先進国、都市に暮らす人に多いことから文明病の一種ともいわれています。
1999年に東京都が行った調査によると、3歳児の42%がなんかしらのアレルギー疾患を持っているそう。
これはちょっとまずい数ですよね。


アレルギーは「免疫の誤作動」で起こります。もともとは細菌やウィルスなどの敵と戦うシステムだった免疫系が、ひょんなことからまったく無害な物質に反応してしまうものです。
アレルギーの原因となる物質は「アレルゲン」と呼ばれます。食物、花粉、ダニ、カビ、ペットのフケや排泄物などなど、アレルゲンは日常生活のなかにいくらでも転がっています。アレルゲンに接触すると、身体は「免疫グロブリンE」という抗体(IgE抗体)を大量に作り出します(食物アレルギーにはIgGという抗体によって起こる遅延型アレルギーも存在する)。
これが鼻や肺にある免疫細胞と結合して化学物質を放出すると、くしゃみや炎症などが起こるのです。


アレルギー体質は遺伝するので、親がアレルギーだと子供もアレルギー反応を起こす可能性は高くなります。これがアレルギーの子供がどんどん増えている一要因でもあります。また子供は親よりもさらに過敏になることも多いのです。
身近なアレルゲンに対して抗体を作りやすく、遺伝的にも過敏性疾患になりやすい体質のことを「アトピー性疾患」と呼びます。



このアトピー性疾患と食物アレルギーは違うものですが、アトピー性皮膚炎のある乳児の70%は食物アレルギーと関連があると言われているので、無関係ではないのですね。
とくに乳幼児では食物アレルゲン(とくに卵、牛乳)がアトピー性皮膚炎の発症に関係しているといわれています。


赤ちゃんの消化能力や腸管免疫能力はとても未熟です。そんな状態のところに消化・吸収に負担のかかるタンパク質や脂肪の多い食べ物を与えるからトラブルが起こりやすくなるのです。
まずは、食物アレルギーを防ぐために、赤ちゃんの消化・吸収能力の発達に合わせた離乳食を進めましょう。

とくに食物アレルギーの3大アレルゲンである「卵、牛乳、大豆」を離乳食に取り入れるときは、8ヵ月以降、できれば1歳まで待つほうが無難でしょう。このほか、よく知られているアレルゲンには、そば、こんにゃくがありますよね。
食物アレルギーの中でも、特に遅延型(IgG)の方には、かなり多くの食べ物の種類があり、これにより体調を崩している人も多々います。日本人は意識が低いですが、アレルギーは身体に様々な症状を出すので、甘くみてはいけません。




さて以前にも紹介しましたが、油の摂り方によってもアレルギーを促進するものと、抑制するものがあります。
食物油に含まれるリノール酸、肉食に多く含まれるアラキドン酸などオメガ6系の脂肪酸は、アレルギーを促進する原因ともなるので過剰摂取には注意が必要です。

逆にγリノレン酸やαリノレン酸、EPA、DHAなどのオメガ3系脂肪酸は、アレルギー(アトピー性皮膚炎を含む)予防に効果があるので、積極的に摂ると良いでしょう。
アトピー性皮膚炎の方に、オメガ3系の「亜麻仁油」や「タラの肝油」、「FISH OIL」などのサプリメントは効果があります。



アレルギー体質は遺伝しやすいので、親にアレルギーがある場合は妊娠中から意識的にオメガ6系の油を控え、オメガ3系の油を摂ることが大切です。

母乳が終わるころからは、サプリメントも利用して、赤ちゃんにも毎日少量ずつ与えましょう。カプセルに穴を開け、ほんの一滴を飲み物に混ぜて与えます。魚油は匂いがあるので、大量に混ぜず少量でいきましょう。
2歳を過ぎれば、子供用の小さなカプセルを飲ませても大丈夫です。


どちらにしても食物アレルギーは、素人判断せず、小児科の医師に相談しましょう。アレルゲンが特定された場合は、専門医の指導に従って除去食を摂るなど対処していくようになります^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-07-27 19:50 | 妊娠&出産

NO.242 妊娠と出産(ベビー編) その10 「母乳」

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今日は母乳のお話。

生後5〜6ヶ月まで、赤ちゃんは母乳や粉ミルクを栄養源に成長していきます。正確に言うと、授乳方法には、母乳栄養、混合栄養、人工栄養の3種類があり、それぞれの事情に合わせて使い分けられています。

もっとも自然なのは、もちろん母乳育児です。
牛の赤ちゃんが牛乳で育つように、人間の赤ちゃんもお母さんのオッパイで育つのが一番良いに決まっています^^。
母乳には、生後5ヶ月ごろまでに必要な栄養素がバランスよく含まれているので「完全栄養食」といわれているほどです。
母乳中の成分を調べれば調べるほど神秘的で、この神秘の物質を人工でつくること自体、不可能な話でしょう。

母乳は、赤ちゃんが必要とする栄養素や消化吸収能力の変化に合わせて、少しずつ乳質が変化します。産後、数日間に出る乳汁を初乳、その後1週間くらいは移行乳、10日から1ヶ月経つと乳質が安定した成熟乳が出てきます。



では、母乳に含まれる栄養を見てみましょう!
まずはタンパク質。母乳のアミノ酸は、その構造が赤ちゃんの発育に最適です。なかでも神経や網膜の発達を後押しする「タウリン」は特に初乳に豊富。脂肪は、必須脂肪酸の長鎖多価不飽和脂肪酸を含んでいます。そして糖質はというと、その95%が「乳糖」で占められています。
消化機能が未熟な赤ちゃんですが、不思議なことに、この乳糖を分解する「乳糖分解酵素」だけは、生まれたときにすでに成人より多く持っているのです。これは哺乳類として備わった能力ですよね。
その後、成人になるとこの乳糖分解酵素は少なくなり、人によっては乳糖を分解できない乳糖不耐症の方もいます。(乳糖不耐症についてはこちら


さらに母乳のすごいのは、こうした栄養素が赤ちゃんの未熟な消化器官に負担をかけないよう、消化・吸収されやすいかたちで母乳に含まれていることです。たとえば、母乳のタンパク質は、胃酸や酵素で凝固しやすく消化が難しい「カゼイン」が少ないので、牛乳や粉ミルクと比べて消化不良を起こす確率がとても低くなります。また牛乳アレルギーの原因となる「β–ラクトグロブリン」も存在しません。


そして母乳の免疫への貢献も見逃せません。母乳は感染予防因子をたっぷり含み、特に初乳には、大腸菌や肺炎菌に対する抗体性を持つ「免疫グロブリンA」、ブドウ糖球菌などに対して抗菌作用を持つ「ラクトフェリン」、サルモネラ菌などを溶解する酵素の「リゾチーム」などが多く含まれていて、赤ちゃんを様々な感染症から守っているのです。

「ビフィズス菌」を増やす物質も豊富です。ビフィズス菌はヒトの腸内に棲んでいる善玉菌ですが、身体に有害な腐敗物質を生産する悪玉菌(大腸菌など)の増殖を抑える働きをしますよね(以前のblog参照))。
母乳の乳糖の中にはビフィズス菌のエサとなる「オリゴ糖」も30種類以上含まれています。母乳中に含まれるオリゴ糖は、ビフィズス菌を増殖させる作用があります。また病原体が付着する可能性がある腸管上皮に疑似結合し、病原菌から乳児の腸を守る役割も果たしているのですね。
おかげで、母乳で育つ赤ちゃんの腸内環境は、人工栄養で育つ赤ちゃんよりずっと良好。
お母さんは母乳中の乳酸菌を増やすために、サプリメント等で摂取していきましょうね^^。


こうみていくとたとえ短い期間でも母乳で育てられた赤ちゃんは、人工栄養で育てられた赤ちゃんに比べて脳やカラダの発達がよく、感染症や病気にも強いと言われているのです。乳児突然死症候群(SIDS)の発症率も低いそうです。(母乳と粉ミルクの違いはこちら

母乳ってすごいのです^^。



しかし、これだけの母乳を作り出すのは、お母さんなわけで・・・。母乳はまさにお母さんの栄養にかかっています。。完全栄養食の母乳を作り出すための栄養は、本当に大事なものです。
もちろん母乳成分は、お母さんの栄養が一日で多少変化しても大きくは変わりませんが(赤ちゃんは最優先なので、母乳に移行した分、お母さんの栄養が不足する)、あまりに栄養が不足すると赤ちゃんに行く栄養も減るのは当然と言えます。例えば母体100から母乳に50行くと母体に50残ります。次に母体に20足して70にしても母乳には50行きます。でも次は母体に20足すだけでは40となり母乳には50行くことができません。
お母さんの栄養がどれだけ大事かわかりますね。

母乳は、何よりもまず赤ちゃんを守るようにできていますが、母乳が作れないくらいに母体栄養が不足することは避けなければなりません。母乳にきちんとした栄養や免疫成分が行き届くためにも、母親は日頃から栄養が不足しないよう管理していきましょう。

近頃、母乳が出なかったり、お母さんの栄養状態の悪化によって、生まれてくる子どもがどんどん弱くなっているような気がします。お母さんの食べたもの、飲んだもの、すべてが母乳に反映されるので、毎日の食事や生活を大切にしましょうね^^。また授乳中にお母さんが食事制限をすることはおすすめしません。母乳中には母体が摂取した食物タンパク質が極微量に含まれ、これを赤ちゃんが母乳から摂取することで 経口免疫寛容が作られていきます。授乳期に母体を通じて多彩な食物抗原に触れておくことで、食物アレルギーの予防になるわけです。


もちろんお母さんだけでなく、父親の栄養もDNAから子供に伝わるので、両親の栄養管理は必須です。今、自分の毎日の食事を考えることが、自分の未来の子供につながっているわけです。

重要なことです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-07-26 08:38 | 妊娠&出産

NO.241 妊娠と出産(ベビー編) その9 「赤ちゃんに話しかけよう!」

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さていままで、赤ちゃんの栄養の話をしてきましたが、今日は栄養以外にひとつ重要なことをお話しますね。

実は栄養が足りていても、何の刺激も受けずに放っておかれれば、脳はけっして育たないといいます。
脳ばかりでなく、あらゆる機能においていえることですが、栄養はそれが必要とされているところに、必要なだけ届くものです。いくらたっぷり栄養があっても、それを使う必要が生じなければ、無駄になって捨てられてしまいます。栄養とともにたっぷりの愛情と赤ちゃんとのコミュニケーションを忘れてはいけません。


実際赤ちゃんの脳の中でそれがどのように行われているかは、まだ未知数ですが、赤ちゃんに話しかけることで、赤ちゃんの脳の視聴覚にたずさわるニューロンが成長する、またガラガラを使って音を聞かせたり、それを手に握らせたりしても脳のニューロンは発達するでしょう。
赤ちゃんの脳は、外界からのたくさんの刺激を受けて育っていきます。

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、まだ雑然としたニューロンの塊にすぎません。親から受け継いだ遺伝情報によって、呼吸や心拍を制御したり、体温を調節したりする回路はできているものもありますが、何兆という神経回路の多くは、まだなんのプログラムも組み込まれていません。ひとつひとつのニューロンは使われることによって他のニューロンと接続し、しだいに脳の集積回路を形作っていくわけです。
そして使われなかったニューロンは、そのまま死んでしまうものもあります。



こう考えていくと、乳幼児期に、いかにたくさんのニューロンを使ったかということ、いかにたくさんの経験をしたということが、その子の脳の機能に少なからず影響を与えるということは想像できますよね。

お母さんができることは、できるだけたくさん、我が子に話しかける事、そして子供の嬉しいとか、悲しいとかいう気持ちに寄り添って反応する事、そういったことは本当に大事なことでもあるのです。


そしてもしかしたら、音楽をたくさん聞かせてあげることも効果があるかもしれません。とくにクラシック音楽が、数学的思考を司る脳の回路を鍛えるとも言われています。
そして身体をたくさん動かしてあげることも重要です。脳の回路の多くは、実際にからだを動かした経験がインプットされて形作られていくと言われているので、子供のときにできるだけたくさん身体を使って遊ばせてあげましょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2011-07-22 09:59 | 妊娠&出産


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


by chiropratica

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