カテゴリ:逆流性食道炎( 6 )

NO.43 逆流性食道炎 GERD Case Study

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昨日で逆流性食道炎のテーマは終了ですが、今日は実際、私のところに来た患者さんのケースを少し紹介しましょう。


この方は、以前から「慢性的な肩こり」で私のところへ通ってくださっている方でした。

ある日の治療で、大分胃の調子が悪いとのことだったので、お話を聞いてみると、ここ1週間ほど胃が痛むことが多く、食べると気分が悪くなるので食欲もないとのこと。また喉の奥で少し詰まる感じがあり、ゲップもよく出るとのことでした。そしていつもの肩こりも出現していました。

早速、食道や胃、横隔膜の状態をチェックしていくと、食道と胃の境(横隔裂孔部)にかなりの緊張感が見られ、上に押し上げるようにすると大分痛そうでした。

横隔裂孔ヘルニアの兆候がみられるので、ベットの上に仰向けに寝てもらい(その際は胃より食道が高くならないよう胸部を少しあげています)、首を右上の方に向け、食道を(口~胃部分まで)ストレッチするようにしました。
その後、横隔膜部から食道と胃の接合部を押し下げるように引っ張り、ゆっくり呼吸をしてもらい、さらにその状態で咳をしてもらったり、手の素早い押圧で横隔裂孔部を引き下げるようにしました。

この治療で大分胃の辺りの緊張感はなくなり、肩の張りもとれました。
横隔裂孔ヘルニアでは、肩の張りも出てくるのでこれは不思議なことではありません。
本人に聞いてみると、驚くほど肩こりが楽になったとおっしゃっていました。

最後に、横隔膜に影響を与える左右の大腰筋(下腹部の筋肉)のバランスのチェックと治療はしっかりと行い、
胃の痛みや食後の気持ち悪さは「逆流性食道炎」で起こっていること、食事中の姿勢はなるべく背筋を伸ばすこと、食後一時間は横にならないことなどをお伝えしました。
またこのまま症状が治まれば、特に問題はなく、それでももしお医者さんに行ったら胃酸を抑える薬をもらいますよとお話しました。

その後すぐに胃の痛みや気持ち悪さはなくなり、食欲も出てきたそうですが、念のため病院に行ったようで、案の定、胃酸を抑えるお薬をもらったそうです。


横隔裂孔ヘルニアや逆流性食道炎は、胃の痛みと似ているのですぐに胃薬を飲んでしまう人が多いですが、このテーマでお話してきたような兆候が当てはまる人は、「逆流性食道炎」かもしれません。

それ自体はそんなに重症な疾患ではないのですが、「横隔裂孔ヘルニア」の場合は、首や胸に広がる痛みや肩の張り、気持ち悪さ、お腹の張りなど非常に不快な症状を伴うことがあるので、心辺りのある人は早めに専門医に診てもらうといいですね^^。

今回で「逆流性食道炎」のテーマは終了です。
なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-10-03 14:56 | 逆流性食道炎

NO.42 逆流性食道炎 GERD その5 「括約筋を引き締めるサプリメント」

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前々回のblogで括約筋を緩める食材についてお話しました。もちろんそれらの食材を避けたり、タバコやコーヒーをやめることも大切ですが、今回は、括約筋を引き締めてくれるサプリメントをご紹介していきましょう。


その一つはコリンです。コリンは身体の中でさまざまな機能を受け持っていますが、その最も大切な機能は、神経伝達物質のアセチルコリンの原料になるということです。コリンを摂取することで、体内のアセチルコリン合成量を増やせることがわかっています。

筋肉の細胞膜にあるアセチルコリンのリセプターの数が減少していくことで、筋肉が弱ってしまうことがあり、食道括約筋の機能に関して、臨床研究を行っている Dr Castell Donald はアセチルコリンに似せてつくった合成薬で、食道括約筋の圧力が高められることを発見しています。その結果、胃酸の食道への逆流量は減り、胸やけの症状が軽減されたと報告しています。


もう一つのサプリメントにレシチンがあります。レシチンは、血液中のコリン濃度を長時間にわたって高めることができます(コリンはレシチンの構成成分の一つでもあります)。
このことでレシチンは、多くの患者さんに効果があると言われています。

慢性的に胸やけをする患者さんの中には、括約筋の働きを妨げる原因(括約筋を緩める食べ物、高脂肪食、喫煙、食事姿勢など)がなくても、食道括約筋自体の機能に障害がある人もいます。また長期の肝機能低下ではヘルニアが起こりやすいともいわれてます。
こういった場合は、サプリメントで括約筋の圧力を高めたり、カイロプラクティックで括約筋や横隔膜の機能をあげてあげることも有効な手段かもしれません。


さてサプリメントの話をしたので、傷ついた食道や胃の粘膜の修復によい食材も紹介しておきましょう。

キャベツは特に有効です。キャベツの注目すべき成分はなんといってもビタミンU。ビタミンUは正式にビタミンと認められてはいませんが、ビタミンと同じような働きをすることから「ビタミン様作用物質」と言われている栄養素。別名を「キャベジン」と言い、その名のとおり、胃腸薬などに含まれている成分としておなじみです。ビタミンUには胃腸の粘膜を正常に整える効果があります。
またキャベツにはL-グルタミンというアミノ酸が含まれており、これらのアミノ酸は食道から腸に至る消化器系臓器の粘膜を作る栄養素として非常に重要で、特にグルタミンには粘膜の新陳代謝には不可欠なアミノ酸なのです。グルタミンは胃腸の機能の改善を助け、免疫を強くし、抗炎症作用でダメージを防いでくれます。
ビタミンUやL-グルタミンは熱に弱いので、なるべく生でキャベツをとるようにしましょう。


また損傷した粘膜の再生を促進する亜鉛というミネラルや、粘膜の成長を促進するビタミンAは健全な粘膜形成と保護をサポートする大切な栄養素です。

その他、カモミールティーは胃腸の粘膜保護に良いと言われており、GERDによって引き起こされる食道粘膜の損傷緩和には有効なハーブティーです。



これで逆流性食道炎のテーマは終わりになりますが、最後に・・・

逆流性食道炎や胸やけの症状には、みなさんすぐに胃酸を抑える薬を飲んでしまう傾向があると思います。またお医者さんでも処方されるのが胃酸を抑えるものだったりします。
そういう薬を飲む前に、一度考えてみてください。
逆流してしまう本当の原因や胸やけの原因を・・・。

胃酸過多になっている方も中にはいますが、逆に胃酸が少なくなっている方も多くみられます。食道括約筋が胃液の中の胃酸によって刺激を受け、食道を閉じて逆流を防いでいることを考えるとむやみに胃酸を抑えてしまうことは、根本的な解決にはなっていない可能性があります。
胃酸を抑えてしまうことで、その後の消化機能に大きな問題を起こすことになりかねません。消化がスムーズに行われないと膨満感やガスがたまる原因にもなり、GERDにも逆効果です。また人間にとって一番大事な栄養吸収のシステムが崩れてしまうことにもなるのです。


人間にとって本当に大事な消化器系。
この機会にもう一度この大事な消化器のことを考えてみてはいかがでしょう?



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-10-01 08:49 | 逆流性食道炎

NO.41 逆流性食道炎 GERD その4 「逆流性食道炎とカイロプラクティック」

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ここまで話してきた逆流性食道炎ですが、GERDの原因としてもう一つあるのが食道裂孔ヘルニアです。

食道と胃の境近くにある横隔膜の構造は、さまざまな影響を受けやすく、お腹の中の臓器が横隔部の一部から突出することがあります。そう聞くとちょっとびっくりしますが、食道のあたりでは比較的よくみられます。


横隔膜には食道が通る部分(食道裂孔)があり、胃と食道の結合部が横隔膜より上に少し滑り出てしまうことがあるのです。
これを食道裂孔ヘルニアといい、消化機能障害、心疾患、更に肩、頚部、顎関節の痛み、また嚥下障害、しゃっくりなどに関わってきます。
このテーマでお話している、逆流性食道炎にも関連していることが多く、胃の内容物の逆流の刺激により、胸やけの他にも頚部、背部、顎関節、耳、口、肩、腕などに放散する痛みが起こることもあり、場合によっては食道炎を起こします。


この食道裂孔ヘルニアに嚥下障害はよくあることで、食べ物が喉を通るときに胃の直前で詰まるような感覚や何かボールがつかえているような感覚があったり、一度にたくさんの食べ物を食べると症状が悪化します。この場合は、食べるものの種類ではなく、食べ物の量自体が原因となります。

大量の食べ物の摂取以外には、「姿勢との関わり」でもお話した食後に横になることで症状が悪化したり、重いものを持ち上げたり、力む、きつい衣服の着用、食後に身体を曲げるなどの動作ではつらくなる人が多く、逆に姿勢をよくすると症状が落ち着くことがあります。
思い当たる人は要チェックですね。
この裂孔ヘルニアのなりやすい年齢は40~70歳くらいですが、若い人にみられる場合もあります。


胃の痛みや胆のうの痛みと似ていることが多いので、すぐに胃薬を飲んでしまう人もいますが、簡単に胃酸を抑えてしまう薬を飲んでしまうと消化機能が低下して、逆に様々な問題が出てくる場合も多いので、注意してくださいね。


カイロプラクティックでは、重度の慢性状態でなければ治療を行うことで、効果を出すことができます。
治療は、横隔膜部分から呼吸を使いながら、ゆっくりと食道と胃の結合部を押し下げるような方法で行います。
また胃の内容物(胃酸、ペプシン)の逆流は、食道の胃に近い部分(食道裂孔近く)の括約筋がしっかり働いていない場合が多く、この機能を補助している横隔膜を治療することもあります。
急性の障害では、この治療直後に症状の緩解が得られる場合が多いです。ただ慢性的になると、長期間治療が必要なケースもあります。
その他、長期の肝機能障害で横隔膜の機能が低下し、食道裂孔ヘルニアを誘発する場合があるので、肝機能の状態もチェックする必要はあるでしょう。


普段の生活で患者さんに注意してもらいたいことは・・・

食事中、背筋をしっかり伸ばして食事をとること。
また一度に飲み込まず、よく噛んで食べること。
食後にすぐによこにならないこと。


また、肥満などがみられる場合には、それが悪化要素ともなるため、体重減少が必要になる場合もあります。
また横になったときに症状が悪化する場合は、睡眠時のベッドの頭部を20~30㎝上げるなどの工夫が必要になります。


慢性的で重度のヘルニアや外傷による横隔膜の損傷などは、しっかりとお医者さんで診てもらうべきでしょう。

次回は「括約筋を引き締めるサプリメント」です。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-09-30 00:19 | 逆流性食道炎

NO.40 逆流性食道炎 GERD その3 「逆流性食道炎を起こしやすい食材」

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逆流性食道炎 GERDが、食道括約筋が緩むことが原因で起こるという話をしてきましたが、食べ方や姿勢の他にも食べるものによっては、この括約筋をゆるませる作用をもつ食材があります。


チョコレート、トマト、生のタマネギ、ニンニク、黒こしょう、酢、ペパーミント、フライやてんぷら、炭酸飲料、アルコール、カフェインを含む飲み物・・・


などは、大量に摂取すると食道括約筋を緩めることがあります。


また栄養療法で有名な Dr Wright は、高脂肪食が括約筋の圧力を下げると言っています。

これには、十二指腸と空腸近辺で分泌される消化管ホルモン(コレストキニン)が関わってきます。コレストキニンは、脂質やタンパク質という消化に時間がかかる栄養素を、ゆっくりと時間をかけて胃の中で消化分解させるために働くホルモンですが、このコレストキニンの働きの一つに、胆のう周囲の筋肉を緩めて脂質の分解をする胆汁分泌を促進する作用があり、さらには食道括約筋を緩めてしまう作用もあるのです。
このコレストキニンは脂肪の多い食事をしたときにたくさん分泌されるホルモンなので、脂肪の多い食材を、短時間に大食いすることによってコレストキニンの分泌が増え、括約筋を緩めてしまうのです。


その他、甘いものの摂取で、この食道括約筋が緩むことがあるのはよく言われていますが、カイロプラクターの Dr Maffetone はガスや膨満感による逆流性食道炎の症状の悪化は、デンプン質や加工された炭水化物を食べることで起きる場合があると言っています。さらにそれらの食べ物と同時にタンパク質を大量に摂取することでガスを作る原因になるともいいます。これは消化のスピードが違うことにより、胃での消化がスムーズに行われないためです。
この場合、炭水化物やラクトース(乳糖)を含む食品を減らす、もしくはなくすことで消化をスムーズにし、逆流性食道炎の兆候を改善することができます。


このように食べるものによっても食道括約筋の働きが低下し、GERDを引き起こす場合があります。またニコチンやカフェインが括約筋の圧力を下げることがわかっているので、喫煙やコーヒーなどは控えた方が良いでしょう。

早食いや大食いをやめ、しっかりと噛んで食べることがGERDの予防、強いては消化吸収に大事な最低限のポイントであることを覚えておいてください。
また高脂肪食を避け、炭水化物やタンパク質を同時に大量にとることを控える、また野菜などの食物繊維を食事にしっかりと加えることがGERDの改善に大きな助けになってくれるでしょう。


次回は「逆流性食道炎とカイロプラクティック」です。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-09-29 09:05 | 逆流性食道炎

NO.39 逆流性食道炎 GERD その2 「逆流性食道炎と姿勢の関わり」

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さて今日は逆流性食道炎と姿勢の関わりです。

前回お話した逆流性食道炎の原因となっている食道括約筋ですが、括約筋の働きは、食事内容、食事の食べ方、食事をしている姿勢、衣服によっても変わることがあります。
油っぽいものや甘いものをよく食べる、大食い早食い、食事姿勢がわるい、背中が丸まっている、太っている人、その他、ベルトの締め過ぎ、ストレスが多い、お腹の膨満感があるなどが原因になっている場合があります。

今日はその中でも姿勢の部分についてのお話ですが、その前に・・・
姿勢と内臓の働きについて少しふれておきましょう。

身体を丸めることや猫背の人、または身体を捻っているなどの悪い姿勢習慣がある人はいませんか?
実はこれ、内臓機能がうまく発揮できない状況を作り出しています。このような悪姿勢は、内臓臓器を圧迫したり、念転の力が加わって内臓の機能低下を起こしてしまうのです。
特に食事中は、良い姿勢で食べることはとても重要なことです。悪い姿勢で食事をすると、それだけで消化不良を起こします。みなさん気づかないと思いますが、姿勢の悪さがしばしば不妊や内臓下垂、慢性胃炎・腸炎などの原因となっていることもあるので、注意してくださいね。

姿勢はこんなにも内臓機能に関わっているのです。


もちろん逆流性食道炎の場合も一緒です。
身体を丸めた姿勢で食事をしていると、内臓が圧迫され消化機能がうまく働きません。胃での消化がスムーズに行われないと、食べ物が胃の中に長い時間とどまることになったり、消化不良によりガスがたまる原因にもなります。またお腹を丸めることやガスがたまることで腹圧が高まり、胃を下から圧迫して逆流が起こりやすくなります。
腹圧に関して言うと、その他にも妊娠、肥満、便秘、膨満感、運動(力む)などが原因になる場合もあります。

このように、食事の姿勢はGERDを起こしやすいだけでなく、スムーズな消化が行われず、さらには消化不良により栄養の不均等をも引き起こします。


逆流性食道炎 GERD の兆候が少しでもある人、もちろんない人もですが・・・、

食事中は、背筋をしっかり伸ばして食事をとること。
一度に飲み込まず、よく噛んで食べること。
食後にすぐによこにならないこと(最低でも1時間は良い姿勢で)。

を注意してみましょうね。

次回は「逆流性食道炎を起こしやすい食材」です。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-09-28 08:11 | 逆流性食道炎

NO.38 逆流性食道炎 GERD その1 「最近増えてきた逆流性食道炎」

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さて、今日から逆流性食道炎 GERD についてお話したいと思います。

ここ最近コマーシャルや健康テレビ番組でも紹介され、何かと注目されている逆流性食道炎。
胃腸科のお医者さんの待合室にもポスターが貼られていることが多いですね。
近年、逆流性食道炎は子供と大人の両方で一般的に診断される問題になってきました。
私の治療院でもスタッフが似たような症状があったりと、若い世代でも増えているようなので、少し話してみようと思います。


逆流性食道炎 GERD とは、まさに胃酸が食道に逆流してしまうことによって、食道粘膜が傷ついて炎症起こす病気です。

食道と胃の境界には横隔膜があり、この部分を「噴門」と呼びます。噴門は普段は閉ざされていますが、食道から食べ物が下りてくると開き、食べ物が通過すると再び閉じるようになっています。
そのため、普通なら胃液が食道に逆流することはありませんが、この噴門を閉じてくれる筋肉の機能が低下したり、胃が横隔膜より上に飛び出したりすると、噴門部分が広がり、胃液が食道に流れやすくなります。食道の粘膜は胃の粘膜と違い、胃酸から守られていないので、胃液によってただれやすくなります。そこで胸やけが起きるのです。

GERDには胸やけ以外にも、ゲップが出る、喉が詰まったような感覚、口の中が苦いまたはすっぱい、お腹が張るなどの症状が現れます。
また多くの人に、食後に横になっている時や、お腹を丸めて首を下におろした時などに胃の内容物が食道にあがってきて、イガイガ、ヒリヒリするような胸やけがあります。重篤になるケースは少ないですが、症状がひどいと食道に潰瘍が起こる場合もあるので注意しましょう。


お医者さんに行くと、大抵は胃酸を抑える薬をもらいますが、実は、GERDの原因は胃酸過多ではなく、食道下部(食道と胃の堺)にある食道括約筋がうまく働かなくなることが大きな原因になっています。
食道括約筋はリングの形をした筋肉で弁のような働きをします。胃から内容物が逆流しないように噴門部を閉じてくれるこの括約筋という筋肉がうまく機能しないことで、胃の中にある消化途中の食べ物や胃酸が食道に逆流してしまうのです。
食道括約筋は、通常食べ物を胃に送りこむ時や、ゲップが出る時などに緩んで開きますが、何らかの原因で緩んだ状態が慢性的に頻繁に起こるとGERDが発症すると考えられています。年齢が高くなるにつれて括約筋の働きが低下するため、GERDは加齢とともに多くみられますが、最近は若い人たちにも増えているようですね。

その他としては、食道裂孔(横隔膜で食道が通る部分)ヘルニアと言って、胃の一部が横隔膜よりも上に飛び出してしまっていることが原因になっている人もいます。


胸やけがする
食べた後、胃がムカムカする
喉が詰まる感じがする
胸や首が痛いまたは不快感がある
胸やけや痛みで眠れない
身体を丸めると気分が悪い
ゲップがよく出る
胃が痛い、もたれる

こんな方はもしかしたら、逆流性食道炎かもしれません。

次回は「逆流性食道炎と姿勢の関わり」です。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-09-27 09:23 | 逆流性食道炎


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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