カテゴリ:牛乳の話( 10 )

NO.85 牛乳 milk 「まとめ」

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さて、長く続いてきた「牛乳」シリーズですが、いかがでしたか?

ここまで話してきたように・・・
ミルクには、それが人間のもの(母乳)であれウシのもの(牛乳)であれ、親から新生児に伝えるべき数百種類もの科学物質が含まれているのです。
ミルクの構成成分は、動物の種類によって大きく異なること以外に、親ごとにも違いがあったり、親が食べているものによっても、哺乳の時間的経過によっても、乳房ごとにも違います。
多胎動物の分泌するミルクが乳房によって異なるのは、子供の発育に合わせて成分の調節を行っているからかもしれません。要するにミルクは、同種の動物の子供の成長・発育に適うように精密に造られた非常に複雑な生化学的液体なのです。

牛乳が悪い飲み物というわけではありません。
それはすばらしい飲み物です。

しかし、子ウシにとって・・・。

それが牛乳問題の本質なのです。


これまで話してきた「人間が子ウシの飲み物を飲むことによる数ある弊害」以外にも、牛乳によって起こる問題が様々指摘されています。

子供のネフローゼ(腎不全のために大量のたんぱく質が尿中に出て行く病気)
牛乳の多飲による虫垂炎
中耳炎と気管支炎
白血病
多発性硬化症
未成年のリューマチ性関節炎
虫歯の原因となる恐れ
・・・

これらはまだ明らかにはなっていないこともありますが、牛乳の平均的消費量と密接な関係があるそうです。


私も臨床で食物アレルギーをチェックする時に、ほとんどの人が「牛乳」にヒットするのには驚きます。
カイロプラクティックでは、口の中に食べ物を含み、筋力検査をするやり方で、アレルギーをチェックする方法があります。
私は、食物アレルギーの恐れがある人には、よくアレルギーがみられる「乳成分」「小麦」「大豆」などをチェックしますが、かなり多くのケースで「乳成分」にアレルギーを起こしている人が多いのです。

そしてそのアレルギーから、慢性疲労や不眠、感染にかかりやすい、不安感、抑うつなどのような不定愁訴系、また肩こりや頭痛、背部痛まで起きることがあります。

患者さんの中でも、慢性肩こりでいらっしゃった方で、筋肉骨格系を治療しても変化がみられず、実は食物アレルギーが原因になっていたケースもあります。

私が行う、カイロプラクティックのアプライド・キネシオロジーの中でも、牛乳はあまり良くないものと述べられています。これはやはり別種の動物の乳であるという観点からです。また加工や殺菌された牛乳を摂ることは、内臓機能の低下を促すとも言われ、ヨーグルトや加工チーズなどの摂取はなるべく控えるように言われています。



私は、「牛乳」自体を責めるつもりはないですが、ここまでさまざまな報告や話があるので、乳製品をとっている人にその現状だけでも理解してもらえればと思います。



では牛乳やチーズ、ヨーグルト好きでやめられないという方はどうすれば良いのでしょう?
もちろんアレルギーの方は一切とらない方ことをオススメしますが、それ以外の方は、できるだけホルモン剤や抗生剤を使っていないものを選ぶと良いでしょう。
私の知っている中では、日本ではここの「思いやり生乳」がまだ良いかもしれません。
ただものすごく高価ですが・・・。
ケーキやお菓子作りでどうしても使うといった場合は、こういうものを使うのも良いでしょう。

最近では、この「思いやり生乳」のように、農薬を使わない牧草・穀物で乳牛を飼育するという「有機酪農」で実績を挙げている酪農家もいます。また放牧酪農を売りにしているところもあります。
しかし、妊娠後半のウシから搾った牛乳は、どのように工夫しようとも、安心できる飲み物ではありません(ホルモンの影響 以前のblog参照)。
牛乳は子ウシの飲み物であるから、本来、日本人には無用ですが、それでも敢えて飲むなら「非妊娠牛からの牛乳」の生産を、期待するしかないのかもしれません。



また乳製品を全て大豆製品に置き換えるというのも、健康のためにはかなり良いことです。
牛乳を豆乳にすることで、さまざまな効果が期待できます。
乳がんの再発で苦しんだJane Plant教授も大豆製品をとることで、克服したようですね。
最近では豆乳アイスや、バター・牛乳を使わない豆乳ケーキを扱っているところもあります。

大豆には,女性ホルモン様作用を有する植物エストロゲン・大豆イソフラボン類が存在し,乳がんの予防やリスク低減における臨床的意義が注目されています。

大豆のイソフラボンについては、以前のblogでもお話しました。
疫学調査や基礎研究、予備的臨床試験で、大豆製品あるいは大豆イソフラボン類の摂取が乳がんや肺がん、前立腺がんの抑制効果をもつことが示されてきています。
また、糖尿病および糖尿病神経障害に対する予防作用や、その他、大豆イソフラボンによる更年期障害症状の改善作用、骨粗鬆症の予防作用、認知機能の改善作用等が示唆されているのです。

乳がんについての効果は、まだ様々な議論がかわされていますが・・・

最新の臨床栄養学の専門ジャーナルに大豆摂取による乳がんリスク低減効果を示した調査研究が、韓国のグループから報告されていました。(Eur J Clin Nutr. 2010 Sep;64(9):924-32.)

この研究では,大豆の摂取と,乳がんリスクとの関連について,韓国人の女性を対象に検証しています。
具体的には,乳がん患者358名と、年齢を一致させた悪性腫瘍の既往歴のない対照群360名の2群を対象に、食事由来の大豆製品の摂取が103項目の食事調査票によって調べられ、これによると大豆の摂取量が多い群が少ない群に比べて、乳がんのリスクが64%少ないことが認められたようです。

また、アメリカ医師会ジャーナルに乳がんサバイバー(生存者)の予後(死亡率・再発)と、大豆食品の摂取との関連を調べた研究が、米国のグループ(Vanderbilt Epidemiology Center)から報告されていました。
(JAMA. 2009 Dec 9;302(22):2437-43.)

この研究では,乳がんの予後としての全死亡率および乳がん再発率と,大豆食品摂取との関連が検証されました。具体的には、中国での乳がんサバイバー5042名を対象に、癌と診断後のライフスタイル、治療、疾病の進展といった情報が、診断後の6ヵ月の時点で調査され、さらにフォローアップ期間の3点(診断後18ヵ月,36ヵ月,60ヵ月)で再評価されています。
その結果は大豆タンパク質の摂取量が多いほど乳がんリスクが少なく、摂取量が一番少ない群と一番多い群では,4年間の全死亡率が10.3%と7.4%,再発率が11.2%と8.0%でした。

大豆のイソフラボンがなぜ、乳がんのリスクを減らしてくれるのでしょう?

これは大豆のイソフラボンが女性ホルモンと似ている物質であるということに理由があるようですね。
まず1つ目は、イソフラボンが、女性ホルモンがつくる「チロシンキナーゼ(がん細胞を助長する)」を破壊してくれるということです。
そして2つ目としてはイソフラボンの方が、女性ホルモンより分子が小さいので先に女性ホルモン受容体にくっつき、女性ホルモンの影響を抑える効果があるからなのです。




さてその他では、ヨーグルトを乳酸菌のためにとっている人は、ヨーグルトでとらずに乳酸菌のサプリメントでとるようにすると良いでしょう。乳酸菌のサプリメントは様々出ています。
ただ、牛乳アレルギーの方は、牛乳で培養した乳酸菌サプリメントにも、微量の乳成分が含まれているため、アレルギー症状を呈する場合があります。ご注意を・・・。


さてこれで「牛乳」シリーズは終了です。

こういう栄養の話や食べ物の話は、たくさんあるので、また年明けくらいからblogでどんどんUPしていきたいと思っています^^。楽しみにしていてくださいね。
残りの年内は「高血圧」そして「変形性膝関節症」の話題にしようと思っています。



なにかご質問があれば、
こちらから
気軽に聞いてくださいね。




小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-30 08:39 | 牛乳の話

NO.84 牛乳 milk 「母乳と粉ミルク」

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さて、牛乳シリーズも残すところ後2回となりました。

今日は、母乳の大切さについてお話ししたいと思います。


乳幼児にとって理想的な食料となるのは「母乳」だけです。
ミルクや豆乳もほとんどの乳児の成長を促すことができますが、「母乳」にはかないません。


粉ミルクは、製造開始以来この数十年で徐々に調整されて、現在では糖質、たんぱく質、脂質の含有量が母乳に近づいています。しかし、乳児を感染症から守ることに関する限り、ミルクは母乳と同じ効果を期待することはできません。

母乳、とくに産後の数日間に分泌される初乳には、生命を脅かす感染症に最も冒されやすい時期に免疫に与える働きがあります。母乳には抗体が豊富に含まれていて、そのたんぱく質は、病原菌やウイルスによる感染症から赤ん坊を守るのに必要なのです。


母乳栄養児が人工栄養児よりも病気にかかりにくいことを裏付ける証拠はたくさんあります。

1930年代にシカゴで2万人以上の乳児を対象に行なわれた研究では、生後9ヶ月母乳だけで育てた群と、母乳にミルクを足した群、そして煮沸して還元した牛乳に砂糖を混ぜて飲ませた群で実験しました。
結果は、生後9ヶ月で完全母乳栄養児と混合栄養児を合わせた死亡率は、1000人につき1.5人の割合だったのに対して、完全人工栄養児の死亡率は、1000人につき84.7人と高い数値を示し、さらに完全人工栄養児では消化器系の感染症の死亡率が40倍、呼吸器系の感染症の死亡率は120倍にも達していました。
そしてそれ以前にアメリカの8つの都市の赤ん坊を対象に行なわれた研究でも、同様の結果が報告され、完全人工栄養児は生後6ヶ月までに死亡する可能性が20倍高かったといいます。

もちろんこの結果は、まだ病原菌による感染症を治療する抗生物質が出回るよりもずっと前の話なので、抗生物質や高度な医療体制がある現代では考えられない話ですが、母乳がいかに乳児の免疫に大事かが実感できますね。



チリの研究では、収入が増えるにつれて母親は母乳栄養から人工栄養に切り替える傾向があるため、こういう風潮が、高収入の家庭ほど乳児死亡率が高いという現象につながっているといいます。

またグアテマラやユーゴスラビアの研究では、母乳栄養児にはみられない胃腸炎が、人工栄養児には頻繁にみられたといいます。
また胃腸炎を起こした子供全員の便からは大腸菌が検出されましたが、この経験の後で全員に生の母乳を与えたところ、2ヶ月以内に大腸菌は消えてなくなったと報告しています。



畜産業者は母乳の感染防御機能をよく知っています。
ウシやブタの乳児は生後24時間以内にその種の生乳を与えられなければ、胃腸の感染症で死ぬことがあるからです。

哺乳動物の乳は、その種の乳児だけを感染から守るようにできているようです。
他の哺乳動物の乳を飲ませてもうまくいきません。また生乳の加熱、殺菌、成分調整は、感染防御機能を破壊してしまいます。

ここまで研究されてきた全ての哺乳動物は、赤ん坊が出生時体重の約3倍になるまで母乳だけで育てられます。ゾウの場合は約3年くらいかかりますが、モルモットの場合はわずか3週間程度です。
人間もこうした自然の摂理に従うなら、生後1年くらいまでは母乳だけで育てなければなりません。
(Flank A.Oski,M.D. DON'T DRINK YOUR MILK 引用)


たしかに衛生環境の整った先進諸国では、大多数の赤ん坊はミルクでもよく育ちます。
実際、人工栄養児の感染症の発生率は容認できないほど高いわけではありません。

しかし、免疫面での恩恵にあずかれるのは、完全母乳だけなのですね^^。


次回は牛乳シリーズのまとめになります。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-29 07:14 | 牛乳の話

NO.83 牛乳 milk 「動脈硬化と牛乳 ~脱脂乳・低脂肪乳が大量に生産されるようになったわけ」

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牛乳の摂取は動脈硬化と関係がある(ランク「医学の仮説」より)。


5大生活習慣病の中でも、脳血管疾患や心臓病をはじめとする血管に関わる病は、合算していくと1位に踊り出るくらい増えています。
そして血管疾患に共通してみられるのが動脈硬化です。


動脈硬化の原因としては、コレステロールの摂取と遺伝的要素がよくいわれていることですが、この食事中のコレステロール値をあげるものとして、「牛乳・乳製品」の関わりが近年の研究で明らかになっています。


このコレステロールは、乳脂肪や卵黄、肉などの動物性食品に由来するものです。
動物性食品を多く食べれば、それだけ多くのコレステロールを摂取することになります。



食生活とアテローム硬化(動脈硬化の一種)の因果関係は、1910年代にロシアの科学者ニコライ・アニツショフによってはじめて指摘されました。脂質とコレステロールを多く含んだ餌を与えられたウサギは、すぐにアテローム硬化を発症したのです。それ以来、コレステロールを多く含んだ餌がアテローム硬化を引き起こすことは、いくつもの動物実験で実証されています。


そしてこのコレステロール値とアテローム硬化は、「肉および牛乳・乳製品」と直接的な因果関係があり、このことは、現在では世界共通の認識となっています。


1リットルの普通牛乳(脂肪率3.0以上)には脂質が約35g含まれていて、その約6割が飽和脂肪酸(室温で個体の脂、摂取するとコレステロール値はあがる)です。
1日にそれくらい多量の牛乳を飲むと、脂質を含む他の食品を選ぶ余地が食生活の中でほとんどなくなります。
それに加えて、飽和脂肪酸を多く含む乳脂肪を摂取することで、脂質の許容量と推定されている量にほぼ達してしまうのです。


乳業各社も実は、乳脂肪が人体に害を及ぼす可能性があることを懸念していました。
脱脂乳と低脂肪乳が、大量に生産されるようになった背景にはこういったこともあったのですね。


動脈硬化以外にも、脂質はがんにも関わりがあることが指摘されています。
1982年に全米調査委員会が「食生活、栄養、がん」と題する報告書を発表しました。
その中には、「すべての栄養素の中で、脂質の摂取とがんの発生に因果関係があることを明確に示す疫学的・実験的な根拠がある」と述べています。とくに大腸がん、乳がん、前立腺がんがそうです。
(Flank A.Oski,M.D. DON'T DRINK YOUR MILK 引用)


1日に普通牛乳1リットルを飲めば、約35gの脂質を摂取することになります。
体重約70キロの男性にとってこの量は一日の脂質許容量の約半分に相当してしまうのです。

みなさんはそれでも牛乳を飲んで脂質をとりますか?


もちろん問題は牛乳だけではないのですが、牛乳はコレステロールのもとになるたくさんの脂質を含むということなのですね。
しかし、みなさんがその気になれば、食生活の改善によって、動脈硬化やがんのリスクを抑えることができるのです^^。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-26 11:28 | 牛乳の話

NO.82 牛乳 milk 「乳がんと牛乳2 〜ホルモンカクテル〜」

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乳がんは、高齢になるほど多くなる通常のガンとは違い、20代~40代という、子供を産める年齢の女性を襲います。

更年期前の女性の乳がんの発端はおそらく思春期にあるのでしょう。思春期には初潮に先立って胸が膨らみます。これは乳腺細胞が急激に分裂・増殖するからで、この分裂の際にDNAの複製エラーが起こると乳がんの発端になります。思春期に発生し、免疫の監視を逃れて体内に潜んでいたガン細胞が、分裂刺激を受けて増殖し、10年~40年後に「しこり」として触れるほどの大きさに成長するのです。


乳房の大きさ、重さ、感じやすさ、さらにはその健康状態は、血液中を流れている微量の生理化学物質「ホルモン」の影響を受けています。
思春期には、成長ホルモンがインスリン様成長因子1(IGF-1)の分泌を促し、その刺激によって乳房が大きくなります。また妊娠すると胎盤からもホルモンが分泌され、出産後の乳児の保育に備えて乳腺が発達します。

科学的な情報メッセンジャーであるホルモンには、哺乳動物のあいだで共通点が多いといいます。ホルモンは、循環血液中に存在して身体のいろいろな部位に情報を伝達します。したがって、ホルモンのごくわずかな濃度変化によって、身体は非常に大きく影響を受けるのです。


みなさん御存じのように出産すると、母乳が分泌されます。母乳はビタミン・ミネラルなどの栄養素をたくさん含む健康的な飲み物という以外に、新生児の特定の部位に働いてその部分の成長と発達を促すために、たくさんのホルモンやホルモン様物質を高濃度に含んでいる液体「ホルモンカクテル」なのです。
実際、母乳を飲むことによって新生児の細胞分裂が促進されるのです。
このため、古来、母乳は「白い血液」とも呼ばれてきました。


母乳に含まれているものをあげると・・・
プロラクチン、オキシトシン、副腎と卵巣のステロイドホルモン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、成長ホルモン放出因子、インスリン、ソマトスタチン、リラキシン、カルシトニン、ニューロテンシン、プロスタグランジン、甲状腺刺激ホルモン、甲状腺ホルモン、エリスロポイエチン、ボンベシンなど・・・
本当に多数のホルモンが含まれています。
さらには、上皮増殖因子、インスリン様成長因子1(IGF-1)、神経発育因子などの成長因子も含んでおり、乳児の免疫機能に関与するような40種類以上もの酵素もあります。

すごい数ですよね。
つまり、母乳には、それが人間のもの(母乳)であれウシのもの(牛乳)であれ、親から新生児に伝えるべき数百種類の化学物質が含まれているのです。



そしてこの中でも特に「乳がん」に関わっているのが、インスリン様成長因子(IGF-1)です。


インスリン様成長因子(IGF-1)とはインスリンと同じような働きをもつ成長因子という意味で、インスリンとIGF-1は、ともに細胞を大きくする作用があります。
インスリンの主な作用は、血液中に余分にある栄養分を細胞内に蓄えるという単純なものですが、IGF-1は細胞の分裂と増殖を起こし、その作用は細胞の分裂増殖が盛んな時(乳児期や思春期。成人ではがんの増殖)に発揮されるという特徴があります。


ウシ成長ホルモン(BGH)とヒト成長ホルモン(HGH)は構造が違うのですが、インスリン様成長因子(IGF-1)は、ウシでもヒトでも同じです。

問題となるのは、ミルク中のIGF-1濃度が、母乳より牛乳の方が断然高いということです。
さらに牛乳の生産をあげるために用いられる組み換えウシ成長ホルモン(rBGH)を与えられた乳牛の出すミルク中のIGF-1は普通の牛乳より2~5倍も高く、その乳牛の肉のIGF-1は普通の乳牛の肉の2倍ほど高くなってしまうといいます。

IGF-1は、牛乳を63度で30分加熱するという滅菌方法では壊れません。
また牛乳にはたんぱく質としてカゼインが含まれているために、牛乳のIGF-1はヒトの消化管内で分解されないともいわれています。


思春期になって女の子の乳房が膨らむのは、IGF-1の細胞分裂促進作用が働いているからです。
ということ、IGF-1が高くなっている牛乳・乳製品・乳牛肉が、乳がん細胞の分裂を促し、乳がんの成長を促すのではないかという疑問が湧いてきませんか?




1998年にスーザン・ハンキンスン博士に率いられたアメリカとカナダの研究チームは、更年期前の女性を調べて、血中のIGF-1濃度がもっとも高い女性はもっとも低い女性にくらべて乳がんになるリスクが3倍高いという結果を発表しています。

またマギル大学とハーバード大学の研究者は、血液中のIGF-1濃度が前立腺がんの発生とも関係が深いという研究結果を発表しています。この報告によると、IGF-1濃度がもっとも高い男性は、もっとも低い男性にくらべて前立腺がんのリスクが4.6倍でした。それまでは、前立腺がんの要因としてテストステロンなどの男性ホルモンが注目されていましたが、今ではIGF-1がより重要なリスク要因として脚光をあびているのです。

そのほか1996年にはイリノイ大学のエプスタイン博士が、組み換えウシ成長ホルモン(rBGH)を注射した乳牛から搾った牛乳を飲むと、血液中のIGF-1が増えて乳がんと大腸がんの発生が増えるという研究発表を報告しています。

EUでは1995年にこの組み換えウシ成長ホルモン(rBGH)を圏内の牛乳生産に用いることを禁止しています。
(Jane Plant Your Life In Your Hands 引用)


IGF-1は、新生児や乳児の成長に欠かせない生理活性物質です。
しかし、本来必要としない大人がこの物質を体内にとりこむようになって、いろいろな問題が現れ始めたとも言えます.

乳がんと前立腺がんの発生にもっとも大きな影響を与えるのはIGF-1と言われていますが、
子牛の急速な成長を支える牛乳には、その他にも大量の成長因子とホルモンが含まれています。エストロゲンもその一つでしょう。

このような強力な液体を成人が飲むと、体内に潜んでいるガン細胞の分裂・増殖を刺激してガンの成長を促し、乳がんの治療を受けた人にもガンの再発をもたらすことになってしまうかもしれないのです。


怖い話です。


大分深い話になってきましたが、牛乳シリーズはまだまだ続きます^^。
次回は「低脂肪牛乳が生産されるようになったわけ」です。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-25 16:09 | 牛乳の話

NO.81 牛乳 milk 「乳がんと牛乳1 ~中国人は乳製品を食べない~」

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2008年4月、厚生労働省の研究班によって牛乳やヨーグルトなどの乳製品の摂取量が多い人ほど前立腺がんの発症率が高くなるという、なんとも衝撃的な調査結果が発表されました。

また海外では、前立腺がんのほかにも、乳がんや卵巣がんなど、性ホルモンが関連したガンと乳製品との関連性が多くの研究によって指摘されています。
海外の膨大なデータとハーバード大学の2つの大規模な研究では、牛乳を日頃飲んでいる男性は前立腺がんのリスクが有意に高いことを示しています。


ではなぜ、牛乳がガンの発症につながるのでしょう。


その原因には、牛乳中の「さまざまなホルモン」が関係しています。

哺乳類の子どもは、生まれてから離乳するまでの短期間、母親のミルクだけを飲んで育ちます。ウシの子は母ウシのミルク(牛乳)を飲み、人間の子は母親のミルク(母乳)を飲むのです。牛乳も母乳も、たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルという栄養素を含む単なる白い液体だけではなく、生まれたばかりの子どもの成長を促す成長因子やホルモンを含む強力な生化学的液体なのです。
牛乳はもともと、子牛が成長するためのものです。子牛は1日1kgも体重が増えるほどに成長が早く、人間の赤ちゃんとは比べものにならないほど猛烈なスピードで大きくなっていきます。
その急激な成長に必要な因子となる多種多様な生理活性物質が、牛乳には極めて高濃度で含まれているのです。
しかも、アメリカなどでは牛乳の生産効率アップを目的に、人工的な成長ホルモンを乳牛に投与しているため、結果として牛乳中のホルモン類の濃度はさらに高まっています。

ちなみに、日本はアメリカから大量の乳製品を輸入し、加工食品などに用いています。

さてでは、子牛の急成長に必要な、「ホルモン濃縮液」を人間が飲むとどうなるでしょう?


実はその「ホルモン濃縮液」を人間が飲むと、それによって、身体のさまざまな部位の「成長」が極度に促進されるのです。
その影響は特に、前立腺や乳房などの性ホルモンの関わりの強い組織にでやすく、そこで生じてしまったガン細胞の増殖をどんどん後押ししてしまっているといわれているのです。
(山田豊文 病気になりたくない人はこうしなさい 引用)



イギリスのジェイン・プラント教授は、著書の「乳がんと牛乳」で自己の体験や乳がんの原因、乳がん予防の食事など詳しく述べています。

プラント教授は、1987年に42歳で乳がんになり、乳房切除、その後4回の乳がん再発を経験し、放射線治療、抗がん剤治療を受けました。彼女は、乳がんで死なないために、科学者としての経験・知識を総動員して、なぜ自分が乳がんになったかを省察しました。
その結果、乳がんは乳製品によって起こるという結論に達したそうです。

プラント教授が、乳がんの再発を避けるために「乳・乳製品を完全に避ける」という食事を実践したのは1993年で、鎖骨上リンパ節に転移した乳がん治療のために、抗がん剤を投与さえているときでした。抗がん剤がまったく効いていないという状況の中、乳製品をまったく避けることで乳がんが次第に小さくなり、消失したのです。
その後現在にいたるまで10数年完全に乳がんフリーで活躍しています。

おどろきですよね。


プラント教授が、このことに気づくきっかけになったのは、「中華人民共和国におけるガン死亡率図譜」見ていて、中国全域を通じて乳がんが驚くほど少ないということを発見した時からでした。中国全体の乳がん死亡率は1万人にたった1人だったのです。この死亡率は多くの西欧諸国における10人に1人という数字にくらべてきわめて低いものでした。
それから、プラント教授は「中国人は乳製品を食べない!」ということに気がついたのです。中国人は「ミルクは子供が飲むものだ」と一切乳製品を口にしないようなのです。


乳がんと前立腺がんの発生率は西洋と東洋で大きく異なります。どうしてこんなに違うのでしょう。それは遺伝の違いによるものではありません。移民研究によれば、中国人や日本人が西洋に移住すると、1~2世代のうちに乳がんや前立腺がんの発生率と死亡率が西洋人と変わらなくなってしまうそうです。

中国での乳がんは、俗に「富貴婦病=金持ち女の病気」と呼ばれているそうです。これは、開放経済前の中国では、金持ちだけが「香港食」を手に入れることができたからです。そのころの中国人は、アイスクリームやチョコレート、スパゲッティ、フェタチーズ(山羊や羊のチーズ)まで西洋風の食品をすべて「香港食」と呼んでいました。というのも、これらの食品は当時イギリスの植民地であった香港でしか手に入らなかったからです。

この西洋風の食品を摂っている人が乳がんになっていたということなのですね。


疫学研究でも、乳がんと乳製品の関係は20年以上も前から報告されていたようです。
1970年には、脂肪の摂取量が多くても乳製品の摂取量が少ない地域では乳がんの死亡が少ないという研究が報告されており、乳・乳製品が多くなると、女性の乳がんリスクが高くなるという研究もあります。
日本でも脂肪摂取量が少ないのに、乳・乳製品の摂取量が多くなるにしたがって乳がんの発生率が高くなっているのです。


日本とアメリカで乳がんの罹患率をくらべてみると、アメリカ人女性が日本人女性にくらべて圧倒的に乳がんになりやすいのがわかります。
これはプラント教授が述べているように、食生活の違いなのです。アメリカにあって、日本になかったものは牛乳・乳製品です。もちろん日本人も牛乳・乳製品を摂りますが、一般の日本人が牛乳を飲むようになったのは敗戦後にすぎません。
国連食糧農業機関(FAO)のデータでは、1961年~1997年の乳製品の平均1日あたりの消費量は日本が141g、アメリカが673gで、アメリカの消費量は日本の約4.8倍になっています。

しかし、昨今の日本では乳がんが急激に増えています。
1965年に1966人であった乳がん死亡は、2005年には1万721人になり、現在では毎年、1万人以上の女性が乳がんで死亡する時代になっています。


なぜなのでしょう。
もうみなさんもおわかりかと思いますが、食生活が変わったからなのです。
日本人が味噌、醤油、鰹節、昆布などの風味の和食から、バターやクリームの香りのする洋食に接する機会が多くなったからなのです。要は、牛乳・バター・クリーム・ヨーグルトなどの乳製品を口にするようなったからともいえます。


プラント教授は、40代のキャリア女性に乳がんが多い理由を、調理に費やす時間をけずって仕事に全力投入するためと述べています。というのは、低脂肪牛乳、カッテージ・チーズ、ヨーグルト、ハンバーグ(乳牛の肉)などを多用するというのです。
日本の場合でも、社会で活躍する女性は、朝食をパン(食パンは、小麦粉とイースト以外にバターと牛乳を含んでいる)とバターあるいはヨーグルト、コーヒー・紅茶ですませ、間食にアイスクリームやケーキなどの甘い、バターの香りのするものを食べるなど、乳製品を摂らない日はないのでないでしょうか。
(Jane Plant Your Life In Your Hands 引用)


みなさんの中にも思い当たる人はいるでしょう。


たしかにヘビースモーカーのすべてが肺がんになるわけではないのと同じ理由で、牛乳・乳製品を好んで口にする人がすべて乳がんになるわけではありません。しかし、集団レベルでみれば、明らかに牛乳・乳製品を多飲・多食する国々に乳がんが多いのです。

またプラント教授が牛乳・乳製品を完全に避けることによって再発を繰り返す乳がんを克服したからといって、その方法がすべての乳がん患者に効果があるかどうかはわかりません。
しかし、その理論には十分な科学的論拠があります。
その著書の「乳がんと牛乳」の本を読んでみると、納得せざるを得ないような内容なのです。


みなさんはどう考えますか?

次回は、問題になっている牛乳の中のホルモンについてみていきます。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-24 23:50 | 牛乳の話

NO.80 牛乳 milk 「腸管壁浸漏性症候群LGS ~牛乳のたんぱく質による害」

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さて、昨日までは2回連続で乳児や子供に関わる牛乳のアレルギーについて述べてきましたが、今日は成人にも関わりのある話です。
牛乳のたんぱく質が、腸の膜の破壊につながるというのです。


牛乳のたんぱく質は、子供のアレルギーの原因になったり、神経系統の働きに支障をきたす可能性はここ何回か述べてきました。

牛乳のたんぱく質の80%は「カゼイン」というたんぱく質です。母乳にもカゼインが含まれますが、これは赤ちゃんの胃腸でも消化しやすいものです。しかし、牛乳の「カゼイン」は、胃を4つ持っている子牛だからこそ消化が可能なのです。
とくに人間の子供にとっては消化・分解が困難なたんぱく質なのですね。

牛乳の中の80%のカゼインはそのうち40%が「αカゼイン」、残り40%が「βカゼイン」です。一方人間の母乳のカゼインはほとんどが「βカゼイン」です。生まれた赤ちゃんには牛乳に含まれるαカゼインを分解するレンニンという酵素がなく、赤ちゃんに牛乳を与えると下痢をしてしまいます。

「レンニン」はチーズを作る時に使う固形ラードのようなもので、人間にはレンニンという酵素は作ることが出来ません。その代わりを胃酸が補うことになるのですが、カゼインはとても固いたんぱく成分なので、胃酸でもなかなか分解しづらいのです。
胃の中でたんぱく質分解をするペクチンがちゃんと分泌できるようになる2、3才までは、
牛乳は、絶対に与えるべきではなく、その後もできれば避けたい食品です。それは成人でも牛乳のたんぱく質によって問題を起こす場合があるからなのです。


私のサプリメント指導士の先生でもあった佐藤章夫先生は、この牛乳のたんぱく質「カゼイン」が一番、「腸管壁浸漏性症候群 Leaky Gut Syndrome」を起こしやすいものとおっしゃっています。
この腸管壁浸漏性症候群、LGSとは、小腸の外敵から守る薄い膜「膜バリア」が、汚染された食べ物、抗生物質、有毒な金属やウィルス、真菌(カンジダ、イースト)などに攻撃されて、傷つき破れてしまう状態です。

LGSが起きると、身体に必要な栄養素の吸収がうまくいかなくなります。ひどくなると栄養吸収障害による栄養失調や欠乏症を招いてしまうのです。
また、破けた穴から消化しきれなかった大きな分子の食べ物や有害な物質が身体の中に漏れだしてしまうために病気の引き金にもなります。
そもそも人間は、食べたものを吸収するために、よく噛んで、消化酵素にからませながら、胃と腸でこまかく分解します。小腸の膜バリアの細かい網目を通れるだけの栄養素だけが、身体に吸収されてエネルギーになるのです。

この膜バリアに炎症を起こしたり、破けた状態を作ってしまうものに、実は「牛乳・乳製品」のたんぱく質である「カゼイン」があげられます。


通常膜バリアは2~5日で再生しますが、攻撃がやまないと破けたままの状態になり、栄養吸収障害がつづき、アトピー(食物アレルギー)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ゼンソク、自閉症、腹痛、夜尿症、便秘、下痢、慢性疲労、原因不明の発熱、消化不良、不眠症などが引き起こされます。

怖いですよね。


まださらなる問題があります。
カゼインは腸でタンパク分子「ペプチド」に分解されますが、このとき「モルフィン」と呼ばれる物質になります。これは本来、血液の中には存在していけない有害な物質なのですが、LGSになっている場合は、腸バリアが壊れており、その隙間からモルフィンが身体に吸収されてしまいます。
モルフィンは体内に入ると、モルヒネと似た作用を持つことがわかっています。脳の膜を通して脳の中に入り、特に子供の脳には悪い影響を与えます。

フロリダ大学の報告によると、自閉症患者や統合失調症(精神分裂病)患者の95%に「ペプチド尿症」(ペプチドが尿に排泄される)が見られると言われています。ふつうペプチドは尿に出ませんが、腸膜が破けて、モルフィンが血液に入り、これを腎臓がろ過できないと、尿に出てくるようです。実際牛乳を断つことで、患者さんの症状が改善されています。
(佐藤章夫 子どもを勝ち組にする食事学 引用)


牛乳のたんぱく質「カゼイン」による害。


それでもみなさんは牛乳を摂る気になれますか?



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-23 07:55 | 牛乳の話

NO.79 牛乳 milk 「牛乳たんぱく質不耐症・過敏性腸症候群 牛乳のたんぱく質によるアレルギー2」

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前回のblogでは、牛乳によって貧血を起こすことがあるということ、牛乳アレルギーはさまざまな症状に関わっていることをお話しました。


たしかに牛乳アレルギーはさまざまな形で発現します。

その中でも一番みられるのがみなさんもよくご存じの消化器症状です。
最も一般的と考えられているのは慢性の下痢で、便の形状は軟便から水様便までさまざまです。粘液が含まれていることがよくあり、真っ赤な血が混じっていることもあります。

乳糖不耐症(以前のblog参照)でも下痢は起こしますが、乳児にとっては牛乳アレルギーによる下痢も深刻なものです。

乳幼児が牛乳を飲み始めると特有の諸症状がすぐに現れますが、牛乳のたんぱく質を含むミルクで育てられている場合も同じ現象が確認されています。
軽度であれば子供は順調に育ちますが、激しい下痢を起こす場合は食物から十分な栄養を摂取することが困難になるため発育不全に陥ることが懸念されます。



ドイツにおける研究で、ハルムズの「小児科の臨床医学」に書かれている牛乳たんぱく質過敏性腸症候群ついての論文では、「牛乳たんぱく質過敏性腸症候群」の特徴は次の4つであると述べています。

①この病気に冒される乳児の大多数は人工栄養児であり、たとえ母乳で育てられている場合でも授乳期間はほんの数日だけの場合が多い。そしてそれにより起こるリスクとしては、発育不良、腸疾患の進行、ダウン症候群があげられる。

②全体の半数がミルクを与えると最初の2週間は病気になる。主な症状は、粘液を含んだ水様性下痢、嘔吐、腹部膨満、皮膚の蒼白、急激な体重減少である。

③小腸の粘膜がさまざまな程度の炎症と絨毛萎縮を示す。血便は大腸の異常を意味する。

④常に一過性でたいていの場合、持続期間は1年以下である。不適切な治療は、長期にわたる下痢や難治性下痢症候群につながる

そして安易に豆乳に切り替えると、大豆たんぱく質に対する二次性の不耐症が頻発するとも述べ、生後1か月間、母乳だけで育てるのが牛乳たんぱく質過敏性腸症候群の最善の予防法であると言っています。



また似たような論文で、同じくドイツのシュテルン「小児科学月報」には、「牛乳たんぱく質不耐症」について触れられています。
牛乳たんぱく質不耐症は、乳児期における一過性の食物アレルギーであり、牛乳たんぱく質の摂取がさまざまな程度の腸疾患を引き起こすことになるのです。

この不耐症は、主にみられる消化器症状のほか、皮膚症状や呼吸器症状も加わることがあり、3種類の症状が関わるそうです。
その症状とは、急性アナフィラキシー型反応、慢性の軽度の下痢、慢性の重度の下痢であると述べています。

また、牛乳たんぱく質不耐症は「一過性の食物たんぱく質不耐症」という概念になり、セリアック病などにみられる小麦のグルテンに対する永続的な不耐症とは違い、原因となる物質を除去すれば予後は順調であると述べています。

そしてここでも予防には、母乳栄養が効果的であると考えられるとしています。
(Flank A.Oski,M.D. DON'T DRINK YOUR MILK 引用)


母乳で育てることがどれほど重要で、牛乳で育てることがどれだけリスクを含んでいるかがわかりますね。

アメリカのレムケ、ブラウンの「小児科学」では、母乳栄養児は授乳を継続してもあまり激しい下痢をしないが、人工栄養児は、母乳栄養児やと乳糖を制限したミルクを与えられた乳児より重い病気にかかりやすいと言っています。



たしかに現在では、粉ミルクはかなり改善され、その原料である牛乳の成分がかなり調整されています。糖質、たんぱく質、脂質、ミネラルの組成において、母乳にかなり近づくようになり、どの粉ミルクも乳児に適切な栄養を与えられることが実証されています。
また粉ミルクのたんぱく質は、牛乳のたんぱく質に由来しますが、加工の過程で変性するため、牛乳の害とかんがえられているアレルギー反応や消化器症状を引き起こしにくくなります。

とはいえ、ミルクのたんぱく質にアレルギーを起こす乳児もいます。
やはり、リスクなく、乳児に理想的な栄養や免疫を与えるのには母乳が一番でしょう。

母乳育児をしたくない、あるいはできない女性でも、できれば免疫に大事な「初乳」はしっかり与え、その後乳児向けの粉ミルクに変えるのが良いのではないでしょうか。



次回は「腸管壁浸漏性症候群 LGS」です。
この症状は成人も大いに関わるので要チェックです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-22 07:32 | 牛乳の話

NO.78 牛乳 milk 「鉄欠乏性貧血 ~牛乳のたんぱく質によるアレルギー1~」

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牛乳アレルギーは一般に考えられているよりもはるかに多発しています。


エール大学医学部小児胃腸クリニック所長のジョイス・グリボスキー医師は、「慢性的に下痢をしている子供を週に少なくとも一人は紹介されて診察しているが、原因は牛乳アレルギーである」と語っています。



牛乳アレルギーによる症状の一つが「鉄欠乏性貧血」です。

生後1年以内の乳児が牛乳で育てられると、鉄が欠乏し、貧血が起こることがあります。アメリカ小児科学会の栄養委員会は、生後1年以内の乳児に与えるものから牛乳を除くように勧告しています。

これは、乳児には牛乳中の鉄の吸収がむずかしいだけでなく、牛乳が他の食物からの鉄の吸収を阻害してしまうことがひとつの理由です。牛乳には1リットルあたり鉄が1mgしか含まれていなく、牛乳の中の鉄は他の成分と結合しているために腸管から吸収されにくいのです。
さらに悪いことに、牛乳はアレルギーを起こしやすく、それにより胃腸の出血を引き起こすため、その分だけ鉄が失われてしまうのです。
アレルギー反応によって胃腸で生じる変化のために血液が腸内に浸潤します。その結果、血漿と赤血球が失われると、血中たんぱく濃度が低下して貧血を起こしやすくなるのですね。


実は、子供に大量の牛乳を飲ませると鉄欠乏性貧血を引き起こすことは、かなり以前から知られていました。そして小児科医はずっと昔から牛乳がときに幼児の激しい腹痛の原因になることを知っていたのです。また子供を母乳で育てている母親が牛乳を飲むと、授乳した子供に激しい腹痛が起こることもあります。これはウシの免疫抗体IgGが母親の血液から母乳に移行して乳児に達するからだと言われています。


アメリカの乳幼児にみられる鉄不足の半数は、牛乳によって引き起こされる胃腸の出血が原因と考えられています。アメリカの2歳未満の乳幼児の約15~20%が鉄欠乏性貧血であることをかんがえれば、これは驚くべき数になります。
そして、鉄欠乏性貧血は、子供のイライラ、無気力、注意力散漫の原因になるともいわれています。
子供の様子がおかしい、妙に落ち着きがなかったりする状態がもしかしたら牛乳から起きている場合もあるかもしれないのです。

子供に牛乳を飲ませるというのは、実は、本当に怖いことなのです。
(Flank A.Oski,M.D. DON'T DRINK YOUR MILK 引用)



あるイギリスの小児科医が、小児の牛乳アレルギーについて次のように語っています。

牛乳を飲んでいる幼児のなかに、いつも落ち着きがなく、不機嫌で、痛みがあるのか周期的に大声をあげて泣く子供が多く見られ、また食欲はきわめて旺盛であるが、食べたものをよくもどし、軟らかくて、ときに血液が混じる粘液性の便をする子がいるといいます。
そして体重増加が思わしくないこともあり、しばしば貧血がみられるようなのです。その他、両親や兄弟姉妹など家族にアトピー、花粉症、喘息にかかっている人がいる場合、牛乳によって、顔面だけでなく全身にアトピー湿疹ができたり、鼻がつまったり、ぜいぜいという息になったりすることがあります。


ほとんどの場合、こういう状態にある子供は、牛乳を食事から完全に除去すれば症状はたちどころに改善します。すべての症状はたいてい2日以内になくなることが多いようです。これらの子供の多くはやがて牛乳に耐えられるようになりますが、牛乳のアレルギーは腸の状態を悪化させ、さらなる食物アレルギーを誘発する恐れがあるため、その後もできれば避けたい食品です。


牛乳アレルギーが様々な症状に関わっているのはおわかり頂けたでしょうか?
食物アレルギーというと湿疹や、呼吸器症状、消化器症状のような典型的な症状を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はみなさんが思いもつかないような症状、たとえば、性格や感情の変化や身体の全体的な不定愁訴などに関わっている場合も多いのです。


次回は「牛乳たんぱく質不耐症」についてです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-20 10:34 | 牛乳の話

NO.77 牛乳 milk 「乳糖不耐症 ~牛乳の糖質による消化器症状~」

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世界の成人人口の70%は牛乳中の糖質「乳糖」を分解できません。

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして、すぐ下痢をしてしまったりしませんか?
また胃痙攣をおこしたり、腹部膨満感があらわれたり・・・

その原因こそが、実は「乳糖不耐症」と呼ばれるものなのです。


「乳糖」とは、牛乳に含まれている糖質(炭水化物)のことです。乳糖は二糖類で、ブドウ糖とガラクトースという二つの単糖類から構成されています。
乳糖は、乳腺の腺細胞だけでつくられます。したがって、乳糖を含んでいる物質は哺乳類の乳汁の他には存在しません。乳糖やその他の糖類をいっさい含まない乳汁を分泌する哺乳動物は、アシカ、アザラシ、オットセイ、セイウチだけです。1リットルあたりの乳糖の含有量は、人乳で約75g、牛乳で約45gです。

牛乳を飲んだ後で、乳糖が腸管から吸収されて血液に流入するには、二つの単糖類にまず分解されなければなりません。それには、乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」が必要になります。ラクターゼは腸管の上部の細胞に存在し、それが最も多く集まっているのが、小腸の中ほどにある空腸と呼ばれる部分です。

人間の母乳にも乳糖が含まれているため、赤ん坊のときは誰でもラクターゼを持っています。ラクターゼの活性がはじまるのは妊娠第三期(7ヵ月以降)の胎児の腸管の中で、活性が最も盛んになるのは出生直後と言われています。しかし、生後1年前後の離乳期からラクターゼの活性が弱くなりはじめ、成人になるとラクターゼがほとんど活性しなくなります。


摂取する乳糖の量が多くて腸内でのラクターゼの処理能力を超えると、乳糖は消化されないまま大腸に運ばれます。未消化の乳糖が大腸に到達すると、2つのことが起こります。

①大腸に普段から生息する細菌に乳糖が反応します。
細菌は乳糖を発酵させて、ガス、二酸化炭素、乳酸に変化させます。

②乳糖の分子は浸透圧作用によって腸管内に水分を引き寄せます。
その結果、腸管内にたまるガスと水分の量が増えます。

ガスと水分の組み合わせは、腹部膨満感、痙攣、げっぷ、放屁症状、そして水様性下痢の原因となります。

牛乳を飲んでお腹を壊してしまうメカニズムはこういうことだったのですね。



1965年、ジョンズホプキンス大学医学部の研究グループが、被検者となった白人の15%、黒人の70%が乳糖を消化できないことを発見し、これをキッカケに世界中の人々を対象とした調査が行われ、おどろくべきことがわかりました。

人類の大多数は乳糖不耐だったのです。

ほとんどの子供の小腸におけるラクターゼの活性は、生後1年半から4年の間に徐々に低下します。これは成長過程における正常な生理的変化です。
これと同じ現象は、離乳期に至ったほとんどの哺乳動物にもみられます。
この点では人も他の哺乳動物とまったく同じなのです。


生存のために牛乳に依存しなければならない部族は、自然淘汰の過程でラクターゼの分泌を維持する突然変異を起こす確率があります。また北欧のごく一部の人々はラクターゼを合成できる遺伝子を持っています。しかし、世界のほとんどの地域の人、特にアジア系やアフリカ系の人(有色人種のほとんど)が成人になるとラクターゼを作る働きが弱く、これらの人種の80~90%が乳糖不耐症であることが明らかになっています。


通常の離乳期を過ぎても、牛乳のような乳糖を含む食品を摂取するのは明らかに自然の摂理に反しているのかもしれません。
ラクターゼの欠損が成長過程における一般的なパターンだとすれば、乳児期を過ぎても乳糖を消化できる人はかなり例外的な存在といえるのではないでしょうか。


健康な成人における乳糖不耐の割合は、アメリカの白人で8%、黒人で70%、日本人では85%にのぼります。

日本人のほとんどがこの「乳糖不耐症」なわけですね。


こんな話もあります。
乳糖不耐という問題が認識されていない時代、途上国への粉ミルクの輸出が開始されたときのことです。
粉ミルクがはじめて南米諸国に到着した後で、現地住民が粉ミルクに水を加える作業を注意書のとおりに実行し、おいしく飲んだ後で、腹部の痙攣と下痢がどの村にも大量に発生したのです。
現地の反応は、「またしてもアメリカ帝国主義の陰謀だ」というものでした・・・。

有色人種のほとんどが乳糖不耐症なので、これは当然でしょう。
(Flank A.Oski,M.D. DON'T DRINK YOUR MILK 引用)


「乳糖不耐症」のために牛乳が苦手な人でも、大丈夫な乳製品があります。
それはヨーグルトやチーズ。
なぜかというと・・・
細菌の力を借りることによって牛乳を発酵させてヨーグルトやチーズにすると、乳糖の多くを細菌がブドウ糖とガラクトースに分解してくれるので、乳糖による問題は発生しなくなるからなのですね。




牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしてしまう方。
牛乳を飲んで腹痛、おなら、下痢が起こる方。
このような人は乳糖不耐症です。
そしてその症状は「あなたは間違ったものを食べている」という自然界の警告なのかもしれません。

成長過程において、乳糖を分解するラクターゼの低下が自然な生理的変化であるのならば、その反応は正常とも言えます。
成人で乳糖を分解できないのは異常ではなく、当然なのです。

乳糖不耐症の人が牛乳を飲むと、栄養素の一部は吸収されず失われる可能性のあることが複数の研究で示唆されています。そうなると未消化の糖質からエネルギーを摂取できないだけでなく、下痢のためにタンパク質まで失われるおそれがあります。またせっかくカルシウムを摂るために牛乳を飲んだとしても、それが吸収されず排泄されてしまうので意味がありません。


乳糖不耐症の人はとくに「牛乳」は飲まない方が賢明かもしれません。

そしてお腹をよく壊してしまうお子さん。
もしかしたら、乳糖不耐症が関わっているかもしれません。
子供の腹痛はかなりよくある現象です。
全体の一割の子供が「小児再発性腹痛」と呼ばれる症状を経験していると推測され、その子供たちを対象にした研究では、その約三分の一の子供の腹痛が乳糖不耐に起因しているといいます。
牛乳を飲むことが良いという認識だけで、給食に毎日出たり、積極的にすすめられたりしますが、これは子供の健康を害するだけでなく、アレルギーの元になる可能性すらあります。


人類の大多数が「乳糖不耐症」であるということ。
これはまぎれもない事実なのです。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-19 07:27 | 牛乳の話

NO.76 牛乳 milk 「牛乳は身体に良いのか!?」

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戦後日本では、「牛乳は完全栄養食品である」といわれてきました。
その理由は「身体が必要とする栄養素をすべて含んでいる、すぐれた食品」だからということです。


「牛乳は自然の恵み」
「牛乳は完全栄養食品」
「牛乳はみんなに必要」


こんなキャッチフレーズを聞いたことありませんか?
誰もが、疑いもなく牛乳は身体に良いと思っているのではないでしょうか。
そしてそのように育ってきたでしょう。

子供のころは大きくなるように牛乳をいっぱい飲むことを勧められ、学校の給食では毎日のように牛乳が出ます。牛乳は苦手なのに、子供の頃、学校で飲みなさいと言われて、鼻をつまんだりして無理に飲んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。

また大人になっても最適のカルシウム源として、家庭の冷蔵庫には必ずといっていいほど牛乳があります。そしてお腹のために、毎日欠かさずヨーグルトを食べる人もたくさんいるのではないでしょうか。


牛乳や乳製品を歴史的に摂る習慣のなかった国で、こうした食品がこれほど根付いているのは日本だけといわれています。

戦後の日本では、国策として牛乳を奨励してきました。
実はこれは、戦後の深刻な食料不足の折、余剰生産で使い道の困っていたアメリカの牛乳の行き場になったということや、日本の栄養学者が「食品成分表」に摂取すべき食品群として、牛乳や乳製品を一番トップにおいたことにあります。

またこの約半世紀、医師や栄養士などの専門家がテレビや新聞に登場して、「日本人はカルシウムが足りていない」と警告し、「研究によると牛乳のカルシウムは吸収がいい」と宣伝してきました。
(山田豊文 病気になりたくない人はこうしなさい 引用)


しかし、全米で注目を集めている「責任のある医療のための医師の会」では、「動物性たんぱく質は血液を酸性に傾けるので、身体はそれを中和するためにカルシウムを骨から引き出す」と説明し、「(動物性たんぱく質を多く含む)牛乳を飲んでカルシウムを摂取しても骨粗鬆症の予防には役立つという科学的根拠はない」と明言しています(以前のblog参照)。

また、最近になって、多くの医師と国民が、長年にわたり人々の意識に刷り込まれた牛乳の価値を疑問視するようになり、近年、アメリカでは多くの医師が牛乳・乳製品の健康被害に警鐘を鳴らしています。連邦取引委員会までがこの点を再検討するようになっているのです。



哺乳動物によって乳汁の組成がかなり異なるという事実は、一般の人々の間ではあまり知られていません。
たとえばウシ、ヤギ、ゾウ、ラクダ、オオカミ、アザラシの乳汁は、糖質、たんぱく質、脂質、ミネラルの含有量に大きな差があります。


一般に、ほとんどの哺乳動物は、出生時体重の三倍になるまで母乳だけで成長します。ヒトの乳児の場合、それには約1年を要します。

そして・・・
離乳期を過ぎても乳(牛乳)を飲み続ける哺乳動物は、ヒト以外には存在しません。

牛乳は本当は、あくまでも子牛のための飲みものなのです。
(Flank A.Oski,M.D. DON'T DRINK YOUR MILK 引用)


世界の多くの地域、とくに東アジアやアフリカ、南米では、牛乳は成人が飲むのには適さないと考えられています。
哺乳動物の一般的基準に照らして考えるなら、これらの地域に暮らす人々が変わっているとはいえません。むしろ変わっているのは、牛乳を飲むことが多い欧米人なのかもしれません。
また日本人も食生活が欧米化し、いつしか積極的に乳製品を摂取するようになりました。


牛乳には他のすべての哺乳動物の乳汁と同様、三大栄養素を含んでいます。すなわち、糖質、たんぱく質、脂質です。この三大栄養素は、各種ビタミン、ミネラルと一緒に液体中に浮遊しています。
しかし現在、牛乳に含まれる三大栄養素は、そのどれをとってもヒトが栄養を摂取する上で、問題の一因になっているとして綿密な調査が行われているところです。
具体的には、ウシの乳を飲んでいるうちに人体にとって有害な各種成分が生理機能を乱し、子どもでは主に消化器疾患、アレルギー、小児糖尿病、大人では三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)を含むさまざまな生活習慣病を引き起こすおそれがあるといわれているのです。


本来、子牛の飲み物である「牛乳」を、自然の摂理に反して人間の食料に転用すると、はたして人体にどのような問題を引き起こすのか。

次回からはそこらへんを詳しくみていきましょう。



小菅一憲

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by chiropratica | 2010-11-18 07:45 | 牛乳の話


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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