NO.597 食物アレルギー/過敏症 その9 「自宅で出来る食物過敏症のチェック」

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通常の血液検査などで陽性反応の出た食べ物をすべて排除しても、まだアレルギー反応が出ている場合は、本物のアレルギー反応は起さない食物過敏症がさらに存在しているかもしれません。
そして食物過敏症は微妙な形で、アレルギー反応とは気がつかないような症状を出すことで生活に影響を及ぼすことがあります。
それは、疲労が増加したり、判断が鈍ったり、怒りや他の感情反応が強くなったり、あるいは明白な理由なしに調子が悪くなったりするような症状です。
人によっては、気づいていない人もいるくらいです。

今日は、そういった場合に自分でできる検査法について学んでいきましょう。



まずは

1.観察法
この方法は、食べ物が問題になっている様々なケースでよく使われる方法ですね。
自分がいくつかの食品の中でもある一つに反応していることがわかっていても、どの食品なのか断定できない場合に有効です。
まず多様な食品に対する反応を観察し、疑いのある食品を2週間摂取しないようにします。そして2週間後にその食品の摂取を再開し、自分の反応がどう出るかを観察していきます。

この場合、反応を起こすのは再開した後、とくにその食品を2度目か3度目に摂取した後が多いです。
もしその食品が自分にとって過敏なものであれば、摂取していない2週間は症状が抑まり、再開し始めるとまた症状が出てくることになりますね^^。
他にも疑わしい食品があれば、同様にチェックできます。



つぎに

2.内省的日誌法
この方法では、食後すぐに反応が起こっても、発生頻度が稀(週に2回以下)な食物過敏症を突き止めることに有効です。
食後2、3時間以内に反応を起こした場合に、その症状や反応、その食事で飲食したものを日誌に記録しておき、その記録が10回分くらい集まったところで見直し、それらに共通の食品や食品に含まれる材料があるかどうかをじっくり吟味していくのです。
ちなみに、共通しているものが食べるものではなく、食べる場所であることもあります。例えば、あるレストランでは、反応を起す原因となる油や香辛料が使われているかもしれません。同じものを食べていてもあるレストランでは症状が出るのに、他のレストランでは症状が出ないなどはこのケースに当てはまりますよね^^。



そして

3.食物・反応日誌法
この方法はもっとも詳しく記録をつけていく方法ですね^^。
ある程度根気がないとできないかもしれません。
微妙な食物過敏症やアレルギー、あるいは複数の食物過敏症やアレルギーを発見するのに有効です。こういった過敏症やアレルギーには決まったパターンにはまらず、反応が起こる場合があるので、そういった場合によく用いられますね。

食物・反応日誌法を用いて、口に入るすべての食物と飲み物(水含む)の記録をつけていきます。また日中や夜に起こる兆候や症状も記録します。
この方法では、まず最初は食べ物と症状の相互関係を考えたりせず、単純に記録を取ることだけに専念してください。
反応の出方がパターンにはまっていないので、食べた直後に反応が起きているとは限らないということ、そして、数日たってから反応が起こっている場合があるからです。起床後に頭痛があれば、それを記録し、朝食にとった飲食物を記録します。途中に飲んだ水や間食も同様です。

1週間たった時点で、日誌を見直し、自分の症状の出方に何らかの関連やパターンがあったら兆候や症状、疑いのある飲食物にマルをつけていきましょう。

ちなみに朝、午前中の体調はもっとも重要なpointになります。
朝の寝起きが非常に悪く、軽い二日酔いのような状態を感じる場合、前日に飲食した何かが有害であった可能性が高いからです。
その場合すぐに小さじ半分の塩を加えたコップ一杯の水を飲んでみましょう。
20~30分後に調子が戻ってくるようなら、前日摂取したものの影響である可能性が非常に高くなります。この症状は肝臓のうっ血から生じることが多いとされています。

食物・反応日誌で何かのパターンが見つかったり、疑わしい食品が見つかったら、今度は1の方法のようにその食品を除外してみましょう。
それにより、どの食品に問題を起しているかが断定されてきます。



最後に

4.コカ脈拍検査
この方法はいままでの方法と少し違いますが、アーサー・コカにより紹介された方法です。
誰もが簡単に覚えることのできる単純な検査です^^。

この方法は、食物アレルギーが起こると副腎が反応し、結果として心拍数が上昇するという事実に基づいて行われます。
そのため、食前および食後15分と30分に脈を測れば、たった今食べたものにアレルゲンが存在するかどうか、ほぼ瞬時にフィードバックを得ることができます。

よく聞くことなのですが、自分が過敏もしくはアレルギーをもったものを食べると、「動悸がする」「(頭が)ふわーっとした感覚がある」などはまさしく心拍数が上昇した結果ですよね。

さて、まず食事をするごと、もしくは何か食べたり飲んだりするごとに、日付と時間、食前の脈拍数、摂取した飲食物、食後15分および30分の脈拍数を記録していきましょう。
これによってある特定の食べ物や飲み物に悪影響を受けていることが確定できたら、1の方法のように除去・誘発確認テストを用いてみましょう。2、3週間その飲食物を食事から完全に除去した後に、再導入して同じように脈拍を測っていくのです。
その場合、その食べ物を再度食べる1時間前と1時間後は、水とその食品以外は何も摂取しないで行いましょう。食べる前に静かに脈を測り、食べた後も1時間後まで、15分ごとに脈を計ります。感情の揺れや気分の変化、エネルギーの上がり下がりがないかチェックしていきましょう。

このコカ検査は非常に簡単で効果的ですが、一つ欠点があります。中度~重度の副腎疲労をわずらっている場合は、副腎が食物アレルギーに反応できないほど疲労しているため、過敏症やアレルギーのある食品を摂った後に脈拍が上昇しない場合があるのです。その場合は、なるべく症状がどのように出るかを注意深く観察しましょう。副腎機能が回復してくるにつれ、過敏のある食べ物で脈拍が上がります。





いかがだったでしょうか。

これだけの自分自身でできる検査法があります。
もちろんある程度まめに記録していかなければなりませんが、これで健康が得られて、以前よりエネルギーに満ちた生活が送れるなら、安いもんです。

これらの検査で疑いのあるものを除去してその後再導入するときですが、大抵の場合、変化が明確になるのは食品を再導入した初回ではなく、2回目か3回目に起こる場合があります。重要なのは、初回だけで判断せず、反応が起こらなければ次の日、3日後も疑いのある食べ物を試してみましょう!
また、こういった過敏症をもった食品を摂取した後は、30~40分間はとても調子がよく、その後にエネルギーの極端に低い状態に陥ることが多いということも最後に付け足して起きましょう。何か低血糖症にも少し似ていますね。



こうやって検査で得た食べ物については・・・
過敏症が軽度、再導入時に僅かな反応しか起こらなければ、4、5日に一度なら食べても大丈夫かもしれません。しかし、著しい反応が起こり、それが日常生活で体験したくないほどひどい症状であれば、その食べ物は完全に除去することをオススメします。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

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by chiropratica | 2015-06-10 12:11 | 食物アレルギー


カイロプラクティック理学士/サプリメント指導士のカラダと食を考える日記


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