NO.435 副腎疲労症候群 その7 「もしコルチゾールの分泌異常があったら・・・」

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今日は、副腎で分泌される一番大切なホルモン「コルチゾール」の話の最後になります。
もし副腎疲労によって、コルチゾールの分泌異常が起こったら、身体にどういった症状が出てくるのか話していきましょう。



【虫さされの腫れがなかなかひかない】

コルチゾールの抗炎症作用が働かないために、虫に刺された時の腫れ跡がずっと残ってしまったり、運動後に筋肉の炎症がなかなかおさまらないということもあります。

【すぐに風邪をひく、治らない】
【アレルギ−が重症化、以前なかったものにアレルギ−反応が出始める】

コルチゾールの抗炎症作用が働かないために、以前問題なかったものにアレルギー症状が出たり、アレルギーが重症化してしまいます。また風邪をひきやすかったり、治りにくいというのもコルチゾールの分泌低下によるものです。

【感情の起伏が激しくなる】
【忍耐力、思考力、記憶力に障害が出る】

コルチゾールの量が適度に調節されず、異常に高くなったり、低くなったりすることで、脳の中枢神経系が影響を受け、感情の起伏が大きくなったり、忍耐力、思考力、記憶力に障害が出てしまいます。
またコルチゾールの慢性的な増加は、性ホルモンのバランスの崩れを引き起こし、大脳辺縁系の細胞ダメージを作ると言われています。またこれは記憶障害、認知症、自律神経失調症につながります。

【睡眠のリズムが崩れる】

コルチゾールの日内変動が乱れると睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌にも影響が出てしまいます。
コルチゾールとメラトニンは相対する日内変動を示しますが、コルチゾールの分泌量が夕方以降になっても高いままだと、メラトニンが分泌されずに睡眠障害が起こってしまうのです。

【低血糖症、甘いものが欲しくなる】

コルチゾールの糖を作り出す作用が働かないため、肝臓がグリコーゲン(貯蔵している糖分)をグルコースに変えることが難しくなり、低血糖症を引き起こすことが多くなります。またそのために甘いものが無性に欲しくなります。

【体温が低下する】

副腎は、甲状腺と非常に密接な関係を持っています。
副腎の働きが悪くなって、コルチゾールの分泌低下が起こると甲状腺の機能も低下して体温コントロールがうまくいかなくなります。




働き者のコルチゾールの分泌が正常に行われなくなると、身体は様々な症状に見舞われます。
特に副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)の症状の多くは、体内のコルチゾール濃度が低下したり、日々のストレスで副腎が疲れてしまい、ストレス時に必要なコルチゾールが十分に生産・分泌されないために生じてしまうのです。
ストレスを受け続けると、副腎は、それに対処するためにたくさんのコルチゾールを分泌します。

そうやってコルチゾールが過剰に分泌される状態が続くと、副腎が疲れ果ててしまい、コルチゾールを作れなくなってしまい、ストレスから身体を守れなくなってしまいます。


また今回は難しくなるので、詳しくはやりませんが、ストレスがかかり始めの副腎の機能亢進(コルチゾール分泌増加)の時と、ストレスが継続してかかって副腎の機能低下(コルチゾールの分泌低下)の時では、出てくる症状も少し違いますね。
簡単にまとめておきますので、確認してみてください。



高い場合・・・
1.免疫に関わる胸腺が収縮してしまう ▷ 免疫力低下
2.甲状腺ホルモンの分泌が低下します ▷ 低体温、冷え性
3.胃酸の生産と分泌を促進するガストリンを刺激 ▷ 胃酸増加
4.筋肉を構成しているタンパク質の分解が進む ▷ カタボリック
5.セロトニンなどの合成を低下させる ▷ 喜怒哀楽⇧うつ病
6.インスリンの働きを抑制して血糖値をあげる ▷ 糖尿病
7.交感神経が高ぶります ▷ 自律神経失調、消化不良
8.成長ホルモンを抑制します ▷ 組織の成長・回復力低下
9.テストステロンを抑制します ▷ 性欲減退、無気力

低い場合・・・
1.慢性疲労
2.アレルギ−
3.ストレスに対する抵抗性が低下
4.低血糖
5.倦怠感
6.体温の低下
7.ウィルス・細菌への容易な感染



いかがでしたか?
普段の生活の中で、気になっている症状、例えば怪我やアザの跡、そして虫さされの跡がなかなかひかない、また最近風邪をひきやすくなった、風邪が1ヶ月以上も続いているなど、経験したことがある人もいるのではないでしょうか。
こういった症状は、副腎疲労によるコルチゾールの分泌異常によるものが関わっていることも多いと思います。

また最近アレルギ−がひどくなった、寝付きが悪くなったなどにも関連していますし、低血糖症には必ず副腎疲労が関連しています。
低血糖症を治すのにも、まずは副腎疲労に対するアプローチをしていくのがベストでしょう。



さて、次回は副腎から分泌されるホルモン「アルドステロン」についてお話していきます^^。
まだまだ興味深い話は続きますよ〜。




小菅一憲

CHIROPRATICA|低血糖症と副腎疲労のためのカイロプラクティックと栄養療法


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by chiropratica | 2014-04-10 10:26 | 副腎疲労 (New)


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