NO.406 マグネシウムの話 その5 「マグネシウムと不安神経症、うつ病」

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大分寒くなってきましたね。
今日もですが、昨日も急な寒さでビックリしました。明日は雪も降るらしいですね。
みなさんも体調崩さないように、暖かい格好をしてくださいね。


さて、今日からマグネシウム不足によって起こる様々な身体の病気や不調について、一つ一つみていきたいと思います。
最初の話題は、「不安神経症とうつ病」です。

最近ますます増えてきて、社会問題ともなっている「うつ病」やその他不安神経症、そしてパニック発作など、これらの一連の症状がマグネシウム不足によって起こるというお話です。
何かしらの不定愁訴で病院に行くと、血液検査を受け、その結果に問題がなければ、心療内科にまわされるという流れが多いですが、毎年毎年、何百万人もの方が抗精神薬や診療内科をたらい回しになっている現実があります。
実はこういった症状の多くが食事や栄養の問題からきていることは、臨床栄養学の分野では明らかになっていることです。特に砂糖による影響はみなさんの知るところでしょう。
またこれらの症状のほとんどで、栄養失調や化学物質過敏症、そして食物アレルギーや不耐症などが大きな原因になっています。


しかし、今日話題にするマグネシウムはあまりみなさんの話題に上がってくることはないかもしれません。実は身体が必要とする重要なミネラルであるマグネシウムが欠乏すると、無数の心理的症状が発症するのです。



通常、ストレスがかかるとアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンによって心拍数が上がって、血圧上昇、血管収縮、筋肉収縮が起こります。
こうやって外部からのストレスに身体が対処しようとするわけです。しかし、こういった作用には必ずマグネシウムが必要で、ストレスがかかる状況が続けば、マグネシウム欠乏に陥ります。
ストレスの研究で有名な、ハンス・セリエによれば、身体の短期的な闘争反応、逃避反応から、慢性的ストレスに移行する際にもマグネシウムが消耗されると言います。また副腎(ストレス調整臓器)は、コルチゾールやストレスホルモンであるノルエピネフリンを作り出しますが、ノルエピネフリンはアドレナリンに似た作用を示し、同じくマグネシウム不足を生じさせます。


こういったマグネシウムの消耗が身体にストレスを与え、ここからパニック発作が引き起こされます。
またストレスによる副腎の酷使は、マグネシウム不足を生みますが、体内のマグネシウムレベルが低い時にストレスにさらされると、より多くのアドレナリンが放出されてしまうのです。
アドレナリンは、イライラや怒りっぽさ、短気、感情の爆発などを作り出すので、まさに悪循環の流れが出来上がるわけです。こういった神経症をストップさせるのには、マグネシウムレベルを回復させることが重要になってきます。

またストレス反応が続く間は、アドレナリンの放出を促進するのにカルシウムが必要とされますが、元々カルシウムが過剰になっているとアドレナリンが溢れかえってしまいます。しかし十分にマグネシウムがあれば、余剰カルシウムを抑えてくれ、通常レベル以下にしてくれるので、ストレス反応が抑制されます。



マグネシウムは、神経系の興奮を自然と鎮めてくれるのですね^^。



1995年に行われた研究でも、マグネシウム不足が脳に強度の興奮をもたらし、逆にマグネシウムが興奮を落ち着かせることがわかっています。13人の女性が初めの3ヶ月、1日に115ミリグラムのマグネシウム(一日の推奨量の30%にしかならない量)を摂取しました。その結果、脳波検査では強度の興奮性があることがわかり、その後の3ヶ月は、1日に315ミリグラムを摂りました(推奨量の360ミリグラムに近い数値)。そうしたところ、これだけの量の変化でもたった6週間後には脳波検査において、脳機能に大きな改善がみられ、興奮性が低下を見せたのです。

その他、マグネシウム欠乏が「不安神経症」や「うつ病」の根本原因であることが、いくつかの研究でも発表されてきています。
ちなみに、慢性マグネシウム欠乏の症状には、


不安行動
強度の情動性
無気力
不安感
記憶減退
錯乱
怒り
緊張
筋力減退
疲労
頭痛
不眠
立ちくらみ
目眩
心因性発作
喉のしこり感
呼吸不全
筋肉痙攣(こむら返りを含む)
皮膚のヒリヒリ感
チクチク感
ムズムズ感
頻脈
胸痛
心悸亢進
心拍リズム異常


などがあります。
こうみていくと、まさに不安神経症などはマグネシウム不足が背景にあることが見えてきたのではないでしょうか。



次にうつ病についてですが、これにはセロトニンという脳内をリラックスし、快くさせるホルモンの低下が関わっていることはみなさんもご存知かもしれません。
というのもうつ病で処方されるお薬が、セロトニン再取り込み阻害薬のようなセロトニンの化学作用を利用したものが多いからです。セロトニン再取り込み阻害薬は、セロトニンの分解・排泄を阻止して、人工的に体内のセロトニンレベルを高めるものです。
しかし、ほとんどの人がセロトニンが働くには、実はマグネシウムが重要な栄養素であるということを話題にしません。マグネシウムは、脳細胞によるセロトニンの放出と取り込みに必要な栄養素で、適正なマグネシウムがあれば、自然と十分なセロトニンが作り出され、感情にも落ち着きが出てきます。

ところが前述のようにストレスにより、マグネシウムが不足してしまうと、悪循環が始まって脳内の適正なセロトニンレベルを維持出来ず、うつ症状を生じてしまうことがあります。

このように脳内を落ち着かせてくれるセロトニンについてもマグネシウムが重要な役割を果たしていたのです。ちなみにうつ病のお薬(セロトニン再取り込み阻害薬)を使った場合、セロトニンは脳内に長時間滞留することになるので、理論的には気分が高揚することになりますが、実際には個々で全く違う反応を示します。
長いうつ病から解放される方もいれば、薬を飲み続けることで、逆に不安神経症や興奮状態に陥ってしまう人もいます。また気分に起伏がなくなり、笑うことも泣くことも出来ない変化の乏しい生活に追いやられてしまうこともあります。こういったことは診療内科や薬を使ったことがある方だったら、わかると思いますが、こういった薬は抜けるのが難しいものです。



是非、薬を使用する前に、この大切な栄養素がかかわっていることを思い出して頂き、まずマグネシウムを補給することから始めてもらうと嬉しく思います。
マグネシウム欠乏があらゆるタイプのうつ症状の原因となり得るのですから。

もちろんその他の食事による問題についても大きな要因となりますので、「低血糖症」や「食物アレルギー」については以前書いたblogを是非参照してみてくださいね^^。
不安神経症とうつ病の方で、特に避けるべき食べ物は、食品添加物、人工甘味料、砂糖、小麦などです。また加工食品やジャンクフードも避けましょう。またうつ病と腸の関わりはよく言われますが、酵母(イースト、真菌類)なども問題を起こしやすく、過敏性大腸炎などもこういった神経症やうつ病との関わりも深いと言われています。



小菅一憲

CHIROPRATICA|健康の素晴らしさを伝える治療院


C-Magazine|カイロプラクター小菅一憲が提供する健康情報発信基地

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by chiropratica | 2013-12-17 19:34 | マグネシウムの話


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